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ナビゲーターは、当時の乗組員と同じような年頃の、瀬戸康史さんです。
「キバ」ですね
ドキュメントドラマを交えた解りやすい作品になっていました。
昭和20年4月6日夕刻、戦艦大和は、山口県徳山湾沖から出撃します。
乗組員に命じられていたのは、再び生きて帰ることが望めない「特攻」でした。
しかし大和は、目的地に達する前に米航空機の集中攻撃を受け、持てる能力を充分に発揮できないまま沈められ、3000人を越えるおびただしい死者を出しました。
彼らは息子であり、夫であり、父親でした。なぜ大和は、「死」を前提とした「特攻」を命じられねばならなかったのでしょうか。
戦艦大和の誕生から最期までを、ごく少数となった元乗組員の貴重な証言を軸に記録するとともに、「特攻」へと突き進んでいった海軍上層部の議論。。。を解説してくれました。
大和は造船技術の粋を集めたと言われています。
それは戦艦に魚雷などの弾丸が当たっても船体に多数の仕切を作った水槽に水をいれてバランスを保つ技術があるからです。
もう一つは巨大な46センチ砲を3門装備していましたが・・・しかし、戦闘技術が航空化し、戦艦対戦艦の小回りの利かない戦いが必要とされなくなった今、戦艦を作ってもその巨大な46センチ砲は一発も発射されることはありませんでした。
そして、その攻撃の売りだった巨大な46センチ砲が命取りになります。
特攻をとなったのは・・・
「そんな莫大な金を使った戦艦を無傷で残しておいて良いのか?」
という海軍内部の圧力によるものです。
しかし、そこには反対意見もありました。
大和を動かすための燃料があれば、もっと他に何か違ったことが出来るかもしれないという判断です。
議論の末に。。。
実績を示すために特攻をすることになりました。
犠牲になったのは3000人もいた乗組員。
「総員退去」命令が余りにも遅かったので犠牲者が増えてしまいます。
しかし、海上にさまよう乗組員や戦闘員の救助に向かった護衛艦も途中で引き返してしまいました。
なぜなら、一発も発射されなかった46センチ砲の弾薬が海中で大爆発をし、救助に行った船に損害を与えかねなかったからです。
「そんな馬鹿な!!」状態ですが。。。
もう、戦争も末期・・・
上層部には、これで戦争を終わらせることが出来る・・・
というきっかけになる希望だったのかもしれません。
生き残った人たちは皆、海中で大きな火の玉を見たと証言しています。
巨大なものは一発当たれば効果も期待できる!!
しかし大和は、単なる鉄くずとなって海に沈み、巨大な棺桶となってしまいました。
「沈まぬ戦艦」。。。「不沈戦艦」と呼ばれた大和の、あっけない最期でした。
この戦艦大和を見ていて、「坂の上の雲」を思い出していました。
そう、きっと日本は、バルチック艦隊と戦うようなことを想定していたんじゃないかなあ・・・
って。
太平洋戦争に関しては、本当に、浦島太郎のような戦いを強いられていたことを改めて思いました。
”海軍は(陸軍と違って)カッコいい”という想いは、太平洋戦争に関しては当たらないのかもしれませんね。
若い命がたくさん亡くなったことを、本当に辛く思います。
最近、尖閣諸島や竹島問題がクローズアップされています。
「日本の若い子はどう思っているんだろう」とか思います。
もちろん、太平洋戦争で日本のしたことは許されないことかもしれません。
でも、当時は帝国主義の時代でした。
やっぱり負ければ賊軍なのかなあ。。。
なんて、思ってしまいますが。
総理が靖国神社参拝してもいろいろ言われるわけですが。。。
日本の為にこんなにまでして戦ってくれた人の鎮魂を願ってもいいんじゃないかなあ・・・
と、個人的には思います。
日本は”和を以て尊しとなす”良い国だと思います。
戦争はいけないことですが、違った意味での「愛国心」があってもいいと思います。
それも、右寄りな考えになるのでしょうか???
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