関西国際空港で・・・
長蛇の列の先には、フィリピン・マニラ。
セブ・パシフィック航空という聞きなれない会社です。
2008年に日本に初就航。
その特徴は・・・
①格安であること。
関空~マニラ間、片道1万3000円です。
②フレンドリーな客室乗務員。
機内では、ゲームなんかを楽しみます。
③観光客ではない乗客。
出稼ぎ労働者・・・彼らがメイン顧客です。
安い運賃が、人の流れに変革をもたらしていました。
2年に一度しかフィリピンに帰ってこられない人が、1年に1回帰れるようになりました。
そして、ついには1050万人の乗客数となり、
国営のフィリピン航空の822万人を大幅に上回り、No,1となりました。
実は、フィリピンは、世界一の出稼ぎ大国です。
出稼ぎが国家戦略なのです。
次なる市場は、日本!!
日本の外国人労働者比率は、0.9%。
世界と比べると・・・
アメリカ・・・16.2%
ドイツ・・・・9.4%
イギリス・・・7.3%
全然違います。
フィリピンの知られざる人材戦略は???
共働きの救世主として・・・
カリスマ家政婦は、掃除、食事、子供の世話、フィリピンの公用語に英語もあるので、子供は英語も教えてもらっています。
共働きの家庭が増えてくる中で、家政婦は必要となってくるのでは?
駐在外国人の為に、フィリピン人家政婦が必要とされている中で、日本人にも浸透してきた理由の一つは、フィリピンの人は、非常に一生懸命で、掃除が上手だということ。
日本の家政婦だと、年配の人で、最近はなかなか依頼されないのだとか・・・。
しかし、このようにフィリピン人家政婦が日本で働くためには、大きな壁があります。
働いている人は、全員日本人の配偶者だということ。。。
そうでない場合・・・つまり、日本での出稼ぎ家政婦は就労不可・違法なのです。
1980年代、社会現象となったジャパゆきさん・・・。
歌手やダンサーなどの芸能活動をする興行ビザでやってきて、ホステス・・・
日本のあちこちで、フィリピンパブがありました。
しかし、アメリカから人権問題として指摘され、日本は興行ビザの規制を強化、その結果、8万人が、1500人にまで激減。これによるフィリピンの経済損失は、700億円と言われています。
その後・・・。
フィリピン・・・人口9400万人、そのうち10人にひとりが今も海外に出稼ぎに出ています。
その送金額は、214億ドル。実にGDPの10%です。
出稼ぎは、フィリピンの経済を支えています。
そんなフィリピンでは、出稼ぎが国策となっています。
海外雇用庁なるものがあります。
国策として、出稼ぎ労働者を支援してくれるのです。
海外で合法な仕事につくように指導し、労働者が虐げられたり搾取されたりしないように監視しています。
人材育成も国策で行われています。
”アメリカ式のテーブルセット””ロシア式のテーブルセット”、虎の穴では一流のもてなしが教えられています。
洋裁、パティシエ、溶接工など・・・230種類の職業訓練所が全土に4000校もあります。
日本語を教え込まれた家政婦たちがいました。
家政婦専用の訓練所では、猛特訓が続いています。
家族を助けるために、香港へ・・・香港では、14万人の家政婦が働いています。
人口700万人の香港では、家政婦は当たり前。
夫婦が共働きは当たり前なので、その代わりに家政婦を雇うのです。
何故、フィリピン人が人気があるのか???
①英語人口が世界第3位。英語が堪能であるということ。
②国民の83%が敬虔なカトリック信者。とっても真面目。
③友達を作りやすい、世界第2位。フレンドリーであること。
フィリピーノホスピタリティという言葉があります。フィリピン人のおもてなしの心を表しています。
フィリピンの歴史は・・・
1946年に独立。
1950年、アジアのGDPを比べてみると、
1.日本 1873ドル
2.フィリピン 1255ドル
3.台湾 922ドル
と、経済的に豊かな国でした。
しかし、プランテーション農業が主な産業だったため、大地主支配が続き、農業以外の産業が育ちませんでした。
経済は停滞します。
そこで、マルコス政権時代に打ち出されたのが、出稼ぎ政策でした。
豪華クルーズ船での日本一周ツアー・・・。
裏で支えているのは。。。
客たちをもてなしているのは、フィリピン人人たちでした。
スタッフは、208人中128人がフィリピン人です。
丁寧なサービスと温かいもてなしがありました。
世界中の船の中にも。。。
日本郵船の船員は、
日本人593人に対し、フィリピン人1万5016人にもなります。
マニラでは・・・日本式船長育成基地・日本郵船の商船大学があります。
後悔し60人。機関士60人。倍率は、33倍です。
シュミレーションで、東京湾に入る練習もしています。
東京湾は、混んでいて難しい海域。。。
頑張って、勉強しています。
世界が認めるフィリピン人船員。日本のグローバル化が進んでいます。
フィリピン人の活躍の場は・・・
出稼ぎ家政婦・出稼ぎ看護婦・船の乗務員・コールセンターなどです。
コールセンターはインドのイメージが強かったですが、インドを抜いて、フィリピンとなったのです。
田舎にいても、海外からお金がもらえる・・・新時代の出稼ぎです。
フィリピン人は、日本人との相性がよさそうです。
最も必要とされているのは、老人ホームの介護士さん。
仕事でも、高い評価を得ています。
しかし、最大のハードルは・・・
日本語のむずかしさと、漢字。。。
来日してから4年で、介護福祉士国家試験に、日本人と同じ条件で合格しないと・・・
不合格の場合、帰国しないといけません。
しかも、3年間の実務経験が必要なため、実質的に1回しか受験のチャンスはありません。
本番に向けて、頑張っています。
離職率の高い、日本人の介護士現場・・・。
がんばって、働きたいとのことでした。
日本にいる介護職員は。。。約150万人。
少なく見積もっても、2025年にはあと60万人必要です。
現在日本では、外国人労働者は・・・
「学術研究」「専門技術」「経営管理」を高度人材として受け入れて、単純労働は不可とされています。
今後は・・・
人材開国で、家庭所得倍増。ということです。。。
フィリピン人がメイドでやってくると、お母さんが働くようになる。
お母さんが働くと、家庭所得が倍増します。
子供が増えて・・・少子化が止まる。
といういいサイクルになるという。
日本の女性の社会進出度は・・・中国でも61位なのに、98位です。
135か国中98位なのです。
有能な女性の人材が、社会に出ずに埋もれている。。。
その力を今後の人材不足に使おうということです。
そう、私もその98位を作っている一人ですね・・・。
反省しようかなあと思いながら、年寄り(親)の話を聞くのも自分の仕事と思っているので、反省しません。。。
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長蛇の列の先には、フィリピン・マニラ。
セブ・パシフィック航空という聞きなれない会社です。
2008年に日本に初就航。
その特徴は・・・
①格安であること。
関空~マニラ間、片道1万3000円です。
②フレンドリーな客室乗務員。
機内では、ゲームなんかを楽しみます。
③観光客ではない乗客。
出稼ぎ労働者・・・彼らがメイン顧客です。
安い運賃が、人の流れに変革をもたらしていました。
2年に一度しかフィリピンに帰ってこられない人が、1年に1回帰れるようになりました。
そして、ついには1050万人の乗客数となり、
国営のフィリピン航空の822万人を大幅に上回り、No,1となりました。
実は、フィリピンは、世界一の出稼ぎ大国です。
出稼ぎが国家戦略なのです。
次なる市場は、日本!!
日本の外国人労働者比率は、0.9%。
世界と比べると・・・
アメリカ・・・16.2%
ドイツ・・・・9.4%
イギリス・・・7.3%
全然違います。
フィリピンの知られざる人材戦略は???
共働きの救世主として・・・
カリスマ家政婦は、掃除、食事、子供の世話、フィリピンの公用語に英語もあるので、子供は英語も教えてもらっています。
共働きの家庭が増えてくる中で、家政婦は必要となってくるのでは?
駐在外国人の為に、フィリピン人家政婦が必要とされている中で、日本人にも浸透してきた理由の一つは、フィリピンの人は、非常に一生懸命で、掃除が上手だということ。
日本の家政婦だと、年配の人で、最近はなかなか依頼されないのだとか・・・。
しかし、このようにフィリピン人家政婦が日本で働くためには、大きな壁があります。
働いている人は、全員日本人の配偶者だということ。。。
そうでない場合・・・つまり、日本での出稼ぎ家政婦は就労不可・違法なのです。
1980年代、社会現象となったジャパゆきさん・・・。
歌手やダンサーなどの芸能活動をする興行ビザでやってきて、ホステス・・・
日本のあちこちで、フィリピンパブがありました。
しかし、アメリカから人権問題として指摘され、日本は興行ビザの規制を強化、その結果、8万人が、1500人にまで激減。これによるフィリピンの経済損失は、700億円と言われています。
その後・・・。
フィリピン・・・人口9400万人、そのうち10人にひとりが今も海外に出稼ぎに出ています。
その送金額は、214億ドル。実にGDPの10%です。
出稼ぎは、フィリピンの経済を支えています。
そんなフィリピンでは、出稼ぎが国策となっています。
海外雇用庁なるものがあります。
国策として、出稼ぎ労働者を支援してくれるのです。
海外で合法な仕事につくように指導し、労働者が虐げられたり搾取されたりしないように監視しています。
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日本語を教え込まれた家政婦たちがいました。
家政婦専用の訓練所では、猛特訓が続いています。
家族を助けるために、香港へ・・・香港では、14万人の家政婦が働いています。
人口700万人の香港では、家政婦は当たり前。
夫婦が共働きは当たり前なので、その代わりに家政婦を雇うのです。
何故、フィリピン人が人気があるのか???
①英語人口が世界第3位。英語が堪能であるということ。
②国民の83%が敬虔なカトリック信者。とっても真面目。
③友達を作りやすい、世界第2位。フレンドリーであること。
フィリピーノホスピタリティという言葉があります。フィリピン人のおもてなしの心を表しています。
フィリピンの歴史は・・・
1946年に独立。
1950年、アジアのGDPを比べてみると、
1.日本 1873ドル
2.フィリピン 1255ドル
3.台湾 922ドル
と、経済的に豊かな国でした。
しかし、プランテーション農業が主な産業だったため、大地主支配が続き、農業以外の産業が育ちませんでした。
経済は停滞します。
そこで、マルコス政権時代に打ち出されたのが、出稼ぎ政策でした。
豪華クルーズ船での日本一周ツアー・・・。
裏で支えているのは。。。
客たちをもてなしているのは、フィリピン人人たちでした。
スタッフは、208人中128人がフィリピン人です。
丁寧なサービスと温かいもてなしがありました。
世界中の船の中にも。。。
日本郵船の船員は、
日本人593人に対し、フィリピン人1万5016人にもなります。
マニラでは・・・日本式船長育成基地・日本郵船の商船大学があります。
後悔し60人。機関士60人。倍率は、33倍です。
シュミレーションで、東京湾に入る練習もしています。
東京湾は、混んでいて難しい海域。。。
頑張って、勉強しています。
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フィリピン人の活躍の場は・・・
出稼ぎ家政婦・出稼ぎ看護婦・船の乗務員・コールセンターなどです。
コールセンターはインドのイメージが強かったですが、インドを抜いて、フィリピンとなったのです。
田舎にいても、海外からお金がもらえる・・・新時代の出稼ぎです。
フィリピン人は、日本人との相性がよさそうです。
最も必要とされているのは、老人ホームの介護士さん。
仕事でも、高い評価を得ています。
しかし、最大のハードルは・・・
日本語のむずかしさと、漢字。。。
来日してから4年で、介護福祉士国家試験に、日本人と同じ条件で合格しないと・・・
不合格の場合、帰国しないといけません。
しかも、3年間の実務経験が必要なため、実質的に1回しか受験のチャンスはありません。
本番に向けて、頑張っています。
離職率の高い、日本人の介護士現場・・・。
がんばって、働きたいとのことでした。
日本にいる介護職員は。。。約150万人。
少なく見積もっても、2025年にはあと60万人必要です。
現在日本では、外国人労働者は・・・
「学術研究」「専門技術」「経営管理」を高度人材として受け入れて、単純労働は不可とされています。
今後は・・・
人材開国で、家庭所得倍増。ということです。。。
フィリピン人がメイドでやってくると、お母さんが働くようになる。
お母さんが働くと、家庭所得が倍増します。
子供が増えて・・・少子化が止まる。
といういいサイクルになるという。
日本の女性の社会進出度は・・・中国でも61位なのに、98位です。
135か国中98位なのです。
有能な女性の人材が、社会に出ずに埋もれている。。。
その力を今後の人材不足に使おうということです。
そう、私もその98位を作っている一人ですね・・・。
反省しようかなあと思いながら、年寄り(親)の話を聞くのも自分の仕事と思っているので、反省しません。。。
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