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政権与党である自民党は、憲法改正を目指しています。
その目的は???
自民党は、2012年4月27日に「日本国憲法改正草案」を発表しています。
自民党としては、日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指しています。
様々な部分を改正しようとしています。
憲法9条・・・平和憲法では・・・
戦争と武力の行使は永久に放棄する。
陸・海・空軍その他の戦力は、これを保持しない。
としています。
が・・・
自衛隊は???
日本は自衛隊に関しては「国を守るための最小限度の実力である」としています。
自衛隊は・・・防衛する=自衛隊です。
自衛隊は憲法違反なのではないのか???
という裁判になったこともあります。
この議論は、戦後ずっとされてきました。
もし変えるとなると・・・
戦争の放棄がなくなり、第二章が安全保障の章へと変わっていて。。。
「戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。」
としています。
そして、「国防軍を保持」と明言しています。
そうなれは・・・PKOではなく・・・血を流す可能性があるのでは???
多国籍軍に入るとなると・・・ということです。
日本がアメリカに協力して巻き込まれる可能性があります。
日本国内でのデモに国防軍が活動できる???
では集団的自衛権とは???
自衛権には個別的自衛権と集団的自衛権があって・・・
個別的自衛権は、他国からの武力攻撃に対して自分の国を守るために武力を行使する権利。
集団的自衛権は、自分の国と密接な関係にある他国が武力攻撃を受けた場合に、共同して防衛に当たる権利。のことです。
この集団的自衛権を簡単に認めてもいいのでしょうか?
今までは憲法9条で禁止されているので行使できないことになっていました。
北朝鮮からアメリカにミサイルが飛んだ場合・・・
今のままでは日本は手出しできません。
アメリカとの信頼関係の中で、これを使えるようにしたいと思っているのです。
では、自民党は何故国防軍を作ろうとしているのでしょうか?
自衛隊の立ち位置を確認するためです。
自衛隊は、海外では軍隊とされていますが、日本では軍隊ではないということになっています。
非常にあいまいな立場です。
いざという時に戦争をすることができる・・・戦争の抑止力になる???
とも考えています。
変えるべきか?変えないでいるべきか???
日本国憲法の第96条で、憲法改正が書かれています。
拳法を改正するためには、衆議院・参議院各院で総議員の3分の2以上の賛成が必要で、その後、国民投票で過半数の賛成が必要です。
自民党の日本国憲法改正草案では・・・3分の2のところを過半数にしようとしています。
この憲法改正は、自民党の悲願です。
それは、日本国憲法誕生の経緯に関係します。
マッカーサーが1945年10月当時の幣原喜重郎内閣に明治憲法の改正を要求します。
そこで、憲法問題調査委員会を発足。
日本側は憲法改正に消極的だったのです。
やる気のなさに激怒したマッカーサーは、日本側に内緒でGHQのメンバー・・・政治学者・弁護士・ジャーナリスト・・・で法案を作りだします。
世界各国の憲法草案や、当時の日本で作られていた様々な草案を参考にします。
25人のスタッフが1週間で作り・・・日本側に示したのです。
日本側は、ビックリ仰天・・・しかし、占領下で、日本の意見も取り入れられながら・・・受け入れることになります。
”日本国憲法の誕生”=押し付け憲法ではないのか???
そして1955年に自由民主党が結成されます。
その時、自主憲法制定を党是のひとつに掲げているのです。
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