新島八重と幕末会津を生きた女たち (新人物文庫)

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あ~、遂に、最終回に向かって走り出しましたね。。。

明治22年10月・・・大隈重信が暴漢に襲われました。
閣議の帰りに馬車に爆裂弾が投げ込まれたのです。
犯人は愛国者・・・大隈重信の条約改正が弱腰だと・・・!!
国会開設はどうなる???

襄の体調の悪いことが、覚馬の耳には入っていました。
しかし八重には・・・知らされていませんでした。

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覚馬の元を訪ねてきたのは秋月悌二郎。。。
襄の演説を聞いたことがあって訪ねてきたそうです。
当代予備門で漢学を教えていた秋月・・・今後は熊本で教鞭をとるそうです。
ラフカディオ・ハーンと共に。。。

「今こそ、学問の力がいる!!」by悌二郎

東京で募金活動をしていた襄・・・
やはり体調が良くないようです。
悪化して大磯の百足屋でこっそり療養生活に入っていました。
同行していた小崎・執筆を手伝っている徳富蘆峰には、京都へ知らせない様に口止めしていましたが。。。
2人とも隠しておくことに限界を感じていました。

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山川家には・・・梶原平馬の訃報が届いていました。
届けたのは一緒に暮らしていたテイ。
近所の子供たちに絵や字を教えてひっそりと暮らしていたそうです。

「最後まで、会津が敗れた責めは自分にあると悔いておいででした。。。」

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八重の元には襄からの手紙が・・・
しかし内容は、「当方無事」だけ。。。
八重もなんだか不審に思いだしました。。。

「新島さんは大磯にいる・・・」by覚馬。

遂に八重に耳にも入るのでした。

「責めてはなんねえ・・・!!」という佐久。。。
う~ん、いつもいつも・・・いまいち佐久の一言一言が意味わかんないのは私だけでしょうか???

腹膜炎を起こししてしまった襄。。。
遂に、露峰が伝法で知らせようと百足屋を出た時。。。
八重が百足屋に到着!!

「来てくれたんですね。。。」

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露峰は国中の人に知らせるために電報を打ちます。
同志社、女学校・・・生徒たち・・・宣教師たち・・・みなが襄の為に祈りました。

そして・・・安らかに眠る祈りも。。。

八重のことを気にかけながら。。。

「八重さん・・・泣かないで・・・
 私はあなたの笑顔が大好きだ。。。
 八重さん・・・狼狽してはいけません。。。
 グッバイ・・・また会いましょう。。。」

1月23日・・・襄、永眠・・・。

日本にかけがえのないものを与えてくれた新島襄・・・

1月27日・・・
同志社で行われた葬儀には4000人が参列し、襄の棺は東山の若王子山に葬られました。

襄の死から立ち直れない八重・・・
そんな八重に覚馬は東京に行けと言い出しました。

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日本赤十字社が篤志看護婦人会をつくることになったので、その手伝いに行けと言うのです。
捨松が中心となっている活動・・・赤十字の精神と最新の看護法を学んでくることが目的でした。

襄が作ろうとした世界・・・
苦しむ者、悲しむ者に寄り添い、慈しみの光で世を照らす。。。
それはまさに、襄が作ろうとした世界でした。

東京に行き、篤志看護婦人会の活動が襄の精神と同じことを知り、活動に参加することになる八重。。。
”頑張れる目標”ができました。

襄が残したものを守っていかなくては!!と、決心する八重なのでした。

国は・・・日中日露に突き進んでいきそうな匂いがプンプンしてきていました。

秋月悌二郎、梶原平馬・・・会津の人は、本当に勉強熱心なようで。。。
もちろん政府に賊軍の入る余地はないんですけど、職につくつかないにかかわらず、本当に勉強熱心だったのでしよう。

ま・・・かの有名な山本五十六も、越後長岡藩士・・・という賊軍で・・・自分の活路は軍隊・医者・学問しかなかったのですから、賊軍の代表・会津藩士は本当にひもじいというか屈辱的な日々を送っていたと思います。

そう思うと、八重なんかはそんな組織ではなく”キリスト教”っていう新しいものに取り組んだのだから、あんまり軋轢とか屈辱とか少なかったかもしれませんね。。。

で。。。今回はついに最愛の夫・新島襄との別れなのですが・・・。
ラブストーリーNGなおばさんな私は、ちょっと感情移入できませんでした。。。
だって、大河だよ!!
そんなんじゃあ、吉田松陰の妹も思いやられるなぁ・・・なんて思いながら見ていました。
松陰の妹については、”ほとんどわかっていないので、フィクションが多くなるだろう”ってことですが・・・
それって、大河???
朝ドラでやってくれよ!!って、思っちゃうのは私だけでしょうか???

襄の死後、篤志看護婦人会の活動に携わるのですが。。。
ドラマでは、覚馬からの提案です。
で・・・私としては、イメージ的に八重にとっては覚馬こそ絶対な存在だったんじゃないか???
ということ。
ま、それは”尊敬”って意味ですが。。。
当時は家長の言うことを聞かなければいけない時代ですから、家長=覚馬だったので、わからなくもないんですが・・・
そうなると、尚之助と襄の立場がなぁ・・・
と、思っちゃいました。

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明治の兄妹 新島八重と山本覚馬

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