長宗我部元親 [ 山本大 ]

価格:720円
(2014/7/1 14:09時点)
感想(1件)



 土佐24万石の大名、長宗我部元親と織田信長は、もともと親交がありました。
しかし、土佐を平定した元親が伊予、阿波、讃岐・・・四国全土に勢力を拡大しようとしたので、仲がこじれてきました。

元親にとっては悲願の四国統一だったのですが、信長は・・・元親には土佐と阿波南、三好康長に阿波北と讃岐を与えようとしていたのです。
元親はこれを拒否っちゃいました。

mototika














そこで信長は、1582年5月上旬に康長を先鋒として阿波勝瑞城に送り込みました。
さらに・・・元親討伐は本格化。
三男信孝を大将として丹羽長秀・織田信澄・蜂屋頼隆らの大軍を送り込む計画を立てます。
そして・・・いざ!!という時に、本能寺の変が起こったのです。
そう、その6月2日に四国に渡海する手筈になっていたのでした。

康長に知らせが届いたのは、6月3日。
知らせを聞くと、すぐに対処した康長。
攻めてこない信孝の大軍。。。

元親は、本能寺の変のことを境の上之坊という者から聞いたとか・・・。

信長の死を聞いた元親の長男・信親は、康長に奪い取られた城を取り戻すために出陣しようとしました。
が・・・元親はそれを止めています。
信長の後ろ盾のない三好は、恐るるに足らずというところなのでしょう。

その後元親は、綿密に計画を練り、8月27日大軍を阿波に派遣し、三好勢の総帥・十河存保と戦い、翌日破っています。
9月には勝瑞城を落として阿波を平定し、讃岐へと侵攻するのでした。

中央では・・・信長を討った明智光秀を羽柴秀吉が破り天下を取りました。
そして織田信孝と柴田勝家、織田信雄と徳川家康が対立。
勝家と家康は、秀吉を背後から攻めさせるために元親を味方に引き入れます。
一方、秀吉は、仙石秀久を淡路に帰し、元親に備えます。
1583年元親は秀久を破り、淡路の洲本城も手に入れたのです。

しかし同時期、勝家が賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れていたので、秀吉包囲網はもろくも崩れ・・・元親も洲本城を手放すことになるのです。

小牧・長久手の戦いで、秀吉に打撃を与えました。
徳川陣営に引き入れられた元親は、1584年6月に十河城を陥落させ、讃岐を制圧します。翌年には河野氏も下し、伊予も制圧・・・。
元親は中国統一を果たします。

しかし、その年のうちに羽柴秀長を将とする征討軍を受けて降伏。。。再び土佐一国に押し込められてしまったのでした。

↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると嬉しいです。

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史の豆知識へ
にほんブログ村

戦国時代 ブログランキングへ

【漫画】オキザリスの旗 長宗我部元親伝 全巻セット (1-4巻 全巻) / 漫画全巻ドットコム

価格:2,220円
(2014/7/1 14:10時点)
感想(1件)

【1000円以上送料無料】長宗我部元親と四国/津野倫明

価格:2,160円
(2014/7/1 14:10時点)
感想(0件)