人はなぜ勉強するのか―千秋の人 吉田松陰

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通称・杉百合之助さん・・・杉常道さんです。

”花燃ゆ”では長塚京三さんが演じてくれています。

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杉百合之助は1804年2月23日生まれ。
父は、長州藩の給通組士・杉常徳(杉 七兵衛)でした。

1824年に、杉家の家督を相続し、1825年に児玉太兵衛の養女・滝を迎えました。

家格は無給通組・・・つまり下級武士上等・・・で石高は僅か26石と極貧の武士でした。
なので普段は農業もしてて生計を立てて・・・7人の子供を育てました。

1828年、長男・杉梅太郎(杉民治)が誕生。。。
1830年、記録御次番役に就任。
そして・・・1830年8月4日には、ついに・・・次男・杉寅之助(のちの吉田松陰)が誕生するのです。
この時、杉百合之助は26歳でした。

1835年、呉服方に就任。
この年・・・弟・吉田大助が死去したため、吉田家(家禄57石)の家督を、次男の杉寅之助(吉田松陰)に相続させたのでした。

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でもって・・・1839年、大河”花燃ゆ”の主人公・・・次女・杉 寿が誕生するのでした。

松陰が許された時に、塾をすることを薦めたのは父・百合之助でした。
そして・・・松下村塾の主催者となった松陰の・・・最初の生徒となったのも、この父・百合之助と長男・梅太郎でした。


吉田松陰が入獄する際に・・・

 「家君(かくん)欣然(きんぜん)として曰く(いわく)
  一時の屈(くつ)は万世(ばんせい)の伸(しん)なり、いずくんぞ傷まん(いたまん)」

吉田松陰が処刑される直前に歌った句。
 「親 思う心にまさる親心今日のおとづれ何と聞くらん」

と贈っています。 

 
1859年5月、吉田松陰が江戸護送になると、杉百合之助も責任を問われ、藩職を罷免。。。
この時、杉百合之助は55歳。
1860年に家督を長男・杉梅太郎に譲ります。
1863年・・・藩政改革で長州藩士として復職し、百人中間頭(ちゅうげんがしら)兼盗賊改方となっています。
1865年3月、辞職してほどなく死去。62歳

こう見ると・・・本当に松陰に振り回された一生ですよね。。。
ま、親なので、子に振り回されるのは当たり前でしょうか・・・??

写真でも本を懐に入れていますが、読書の好きな・・・
長塚さんが演じると・・・ほっこりなお父さんな感じがしますが、寡黙で、めったに笑顔を見せない厳格な父親でした。
子供たちの教育にはとても熱心で、松陰の勤勉さや、一途な性格は父から受け継いだと思われます。

これからも苦悩する日々が続きますね・・・百合之助さん。。。
頑張って

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