手島仁の「群馬学」講座-人物100話

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ああ・・・もう、どんな風に書いても、不満しか出てこないんじゃないかと思ってしまいますが・・・。
ほんと、歴史に忠実に・・・なんてドラマに思わないですが、どうか、面白いドラマにしてください。

前回1回で萩の乱、終了・・・。
杉家にも、吉田家にも、楫取家にも影が・・・
そりゃあ・・・OPから先週の終わりのこれじゃあなあ・・・。

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どんな運命の糸をつなげるんでしょうか??

楫取家ではすでに美和が妻のようです。。。
ああ・・・見つめ合うとかいらないんですよ。。。気持ち悪いんだから・・・。

阿久沢様のおかげ様で群馬は成り立っているようで、ま、この頃は当然と言っては当然でしょう。

「侍の世は昔話。これからは商人の世。。。」という阿久沢に、「勉強が大事だ」と返す素彦・・・。
目の上のたんこぶのように東京に出張に行けと言われることに、眉を顰める素彦でした。

楫取邸にやってきたせい・・・。寿のお見舞いに、みんなで作ったという焼きまんじゅうを持ってきました。
この大河は、本当にスイーツが好き??
と、食べるんかい??の美和です。
お・・・思い出しました。
そういえば、あの最低と謳われる「江」も、食べては子供を産んで、子供を産んでは食べていましたね。。。
女性とくると、こういうことしかしていないと思っている・・・??
思い浮かばないんだろうか・・・??
それこそ思い込みの男尊女卑・・・。


いまだに美和を”お手伝いさん”呼ばわりするせいですが・・・
これは伏線なんでしょうが・・・しょうもなさが目立ちます。
焼きまんじゅうを持ってきてのお見舞いは口実で・・・字を教えるなどと言いに来るなとくぎを刺されるのでした。

「道楽でそんなことされても困る・・・」と。
そうですね・・・この時点では、道楽以外の何物にもないようです。

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そして、野村靖が楫取邸にやってきました。
幕府の要職にず~っとついていたこの人も、けっこう暇なようです。

野村がやってきたのは・・・

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留魂録・・・
松陰が小伝馬町の牢で、沼崎吉五郎に預けたものでした。

ちなみに・・・この留魂録。。。結構謎なものです。
野村が楫取に持ってくる前から、楫取はこの留魂録の存在を知っていたようです。
ま、そこはいろいろあってでも、ドラマなので、とやかく言うのも無粋かなあ・・・とも思うんですけどね。

相変わらずラブラブの二人です。

やっと明治10年だということがわかりましたよ。
ちょうど、緋村剣心が神谷薫と知り合った頃です。

楫取邸に年賀の挨拶に来る職員たち・・・
お世話をしているのは美和一人・・・
一人だと、まるで奥様のようですが・・・きっと、こんなところだと使用人の一人や二人はいたことでしょう。

教育で群馬を日本一にするという素彦にな美和がそこにはいました。

職員たちは、学校設立に反対!!
でも、どちらにも熱意は感じられません。

素彦は、一生懸命自分の足で村を回って状況把握に・・・
そして美和もまた、女工たちに勉強をさせようと努力しますが・・・
ろくでなしの亭主を抱えて寝る間も惜しんで一生懸命働いているんだと、せいに言われてしまいました。

ま、群馬の男性全員がろくでなしのように聞こえますよ。。。

家の手伝いをしながら学校に行けるように、近場に通える学校を作ろうと言い出す素彦ですが・・・。
実は群馬、たくさんの寺子屋があったんですよ。
だから、そこを利用すればいいのにねえ。。。
それに、本当に貧しいところを回って説いていますが、貧乏暇なしなんだから拒否られるのは明らかです。
明治時代の一番の教育は・・・まずは教育者を作ることだったんじゃないかな??

例えば、「坂の上の雲」の兄・秋山好古は、松山藩士でした。
頭は良かったのですが、薩長土肥が政府要人を占める中、上には上がれない・・・と思ったので、まずは学校の先生となって・・・陸軍軍人となります。
そう、司馬遼太郎先生も書いてるんですよ・・・
薩長土肥以外の人間が、うえに上がっていくためには教育者か軍人しかない!!と。
学ぶ余裕のある人からまず勧誘しないとね。。。
だから・・・真実味がなく見えてしまいます。


寿は母に対して手紙を書いていました。
自分では旦那様の力になることはできないと、いきなり始まりました。
そして唐突に・・・「今の旦那様の力になれるのは美和です。。。」と。

滝と亀が話しています。
「美和がようやってくれているから感謝しとる。。。」
「そうでございますか・・・よかった。。。」
って、違うやろ・・・!!

寿が死にそうやから、美和と再婚させてって言ってんだよ。。。!!
寿が死にそうとか言ってんのに、寿の心配しなさいよ・・・!!

学校を作ろうと、いろいろ頑張る素彦と美和ですが・・・みんな今一つです。

そのころ・・・明治政府は西南戦争に対峙していました。
おお・・・いきなりですが、木戸さん、調子悪そうですよ・・・。
「たいがいにせい・・・西郷!!」と言って倒れてしまいました。
で・・・終わっちゃった??

話は賭場に・・・。
本当に、群馬の男性たちは、まったく働いていないかのような書かれようで・・・
女たちは、苦労して生糸を紡いでいます。
本を読んでもらおうと必死な美和ですが・・・。

別に、ここだけで勧誘しなくってもいいのになあ・・・と、思うんですよ。

ぶつくさぶつくさ寿に文句を言ってたしなめられる美和・・・。
美和より4歳年上だってことですが・・・杉家一番の常識人かもしれません。
あ・・・梅兄も常識人・・・・?

東京に名医がいるということで、寿は東京に行くことになりそうです。
粂次郎のいる東京で、女中を雇って・・・
そう、姉が!!寿が!!美和は素彦のところにいてほしいそうな!!
ああ・・・もう、天下御免の不倫となってしまいましたね。

ちなみに・・・史実の美和は、同居してないし、東京へも看病に通っています。

ああ・・・寿が行ってしまった・・・。

東京では粂次郎が・・・
「あねぇにやつれて・・・」と、父に不満タラタラです。

・・・このまま、フェイドアウトしてしまいそうな勢いです。

ほんと、この大河ではずーっと寝ているだけの寿ですが、いろいろやってるんですよ、ほんとは!!


毛利元徳は、第十五国立銀行頭取に就任し、パーティーが・・・。
そこに孝允や素彦がやってきました。
が、素彦のほうが偉そうですよ。。。
ああ・・・第十五国立銀行の設立は明治10年5月21日で・・・木戸孝允の命日は5月26日・・・
あともう少しで意識朦朧の昏睡状態です。
天皇陛下と京都へ行っているときに、昏睡状態に陥って・・・京都の別宅で亡くなるんですけどね・・・。
だから今も死にそうなのか・・・??
だいたい木戸と伊藤しかいないからこんな感じになっちゃうんだよ・・・。

ここでも銀姫と松子のガールズトークでは、美和が秀次郎の養育費を払っていることを話し始めました。
ああ・・・みんな持ち上げていますが、その美和が支払っているお金はどこから出ているのでしょう・・・??
働いていないのに・・・。

「今度は美和が何をしでかすか楽しみじゃ・・・」by銀姫
しでかすかって・・・養育費を支払っていることがしでかしてるんですか・・・??
と、上げ足も取ってしまう。。。

女工たちのもとには、やくざまがいの男たちが取り立てにやってきていました。
娘を奉公にだせという・・・

女工は聞いてもいないのに、「私たちには証文は何かいているかわかんないから・・・」と、暗に勉強しないといけないよねみたいなムードを作り出してきました。
そこへやってきたせいは、証文と引き換えにお金を立て替えます。

「それでええんですか??
 同じことの繰り返しで慣れっこになってしもうて・・・このままで本当にええんですか??」by美和
ま、そうなんですか。。。

「おぼこいお手伝いさんが、私に意見しようっつうんですか??」

「はい!!言わせていただきます!!」って、「マザーゲームか・・・!!」

と、演説し始めました。
自分の言いたいこと、できないことはない・・・やればできる・・・文章も読めるようになる・・・
これからは、自分で人生を好きに生きていける・・・そんな時代になったんです。
だれでも夢見てええんです!!
でも、そのためには学ばんと!!
それが生きる力になります!!
生きる力を身につけんと!!



「気に入った!!」byせい

何が気に入ったのか・・・で・・・こっぱずかしいが・・・ここで・・・
「お手伝いさん・・・いいや美和さん・・・。」
と、認めてもらいました。

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ということで、お勉強の時間ですよ~~~!!

あ・・・だからってねえ・・・この勉強の時間の間、生糸の生産はどうなるのか・・・??

そして、楫取の活躍で、学校がたくさんできそうです。
ほんと・・・こういうところをちゃんと大河してほしいわ・・・。


最近私の中では、紀行に違和感を感じています。
??本編に違和感か・・・??
だって、紀行でやってること、本編で全くしてくれないんだもん。

ボロカス言われているけど、きっと、楫取素彦の功績は、大河に選ばれるだけあってたくさんあると思うんですよね・・・。
だけど、やってくれないからこんなにブーブー言われちゃうんだよ。。。

坂本龍馬だって、司馬遼太郎が「竜馬がゆく」でかっこよく書くまでは、「そんなん誰??」って感じだったんです。
本当の龍馬は、「竜馬がゆく」とまったく違うともいうし・・・。
やっぱり、フィクションであっても面白く、かっこよく・・・というか、フィクションなんだから、かっこよく書いてあげてほしいんですよね。。。

紀行によると、本当の素彦は・・・
教育政策に情熱を注ぎ、学校の設立を奨励。
群馬県は就学率が飛躍的にあがり、全国でもトップレベルに!!
道徳の教科書「終身説約」を編纂させ、子供たちの教育に力を注ぎます。
この教科書は、全国で採用!!

明治11年には衛生所を兼ねた医学校を新設。
後には当時少なかった女学校の校舎となります。
先進的な教育環境を整え、人材の育成に努めたということです。

これでは、大河に選ばれた損みたいです。


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