女城主・井伊直虎と徳川四天王

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今川を捨てて、故郷の岡崎に戻った松平元康!!
その裏切りに激怒した今川は、元康の妻・瀬名に自害を命じます。
瀬名を救うべく次郎は駿府に向かったが・・・時すでに遅し!!

そこへやってきたのは早馬!!

「松平元康が家臣・石川数正と申す!!
 鵜殿長照殿の忘れ形見を人質として預かっておりまする!!
 瀬名殿、竹千代君、亀姫様とお引替え願います!!」by数正


これが、後に語り草となる元康による瀬名の人質交換劇でござった。

ということで、なんとか瀬名と子供達の命は助かりそうです。

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そして助かった瀬名は・・・元康の松岡崎へ!!

そう。。。これで瀬名と次郎は敵味方。
そして瀬名にとっては母・佐名とも・・・。

「覚えていますか?
 あなた・・・いつか、今川を手に入れると言っていたんですよ?」by佐名

「夢見がちな子でございました。」by瀬名

「私は・・・たいそううれしかったですよ。
 あなたは幼いながらに私の心の内を感じ取り、私の敵を討とうとしてくれていたのでしょう。
 瀬名・・・岡崎へ行けば、あなたと私は敵となります。
 なれど、迷うことはありません。
 今度こそ、今川を手に入れなさい・・・!!
 それがあなたなら、母は本望です。」by佐名

「はい・・・」by瀬名

この後、佐名は、娘婿・松平元康の謀反のかどで、自害に追い込まる。
これを最後に、瀬名は二度と佐名に会う事はなかった・・・。

と・・・瀬名は、ただの勝気な子ではありませんでした。
子供ながらに、母のために・・・悔しい思いをしていた母のために、なんとか自分が頑張ろうと努力していたのですね。
そして・・・これが今生の別れとなることもわかっている二人なのでした。。。

その頃、井伊に帰った次郎は・・・今回のことを直親に話します。
元康のことが気にかかる直親・・・。
そして今川の変化にも・・・。

そんな井伊にやってきたのは元康の使いの者・・・先日の瀬名の一件の礼だという。。。

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そこには手紙が添えられていました。

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返事を書く直親。。。

その手紙には、松平からの鷹狩りの誘いでした。

「おそらく今川はもう立ち直れまい。
 その道連れになるのはまっぴらじゃ。
 となれば、どこかで松平と接触せねばならぬ。
 松平は今、このあたりまで来ておる。
 1年の後には、その波は遠江まで達しよう。」by直親

「じかに会うのはまだ早かろう。」by政次

「じゃが、前もって手を組めばこそやれることというものもあろう。」by直親

「その前に、今川に謀反の疑いをかけられるやもしれんがな!!」by政次

「だから!!政次に決めてもらわねばならぬのだ。」by直親

「選ぶ余地などないではないか・・・俺とて今川と共倒れなど御免だ!!
 その代わり、二つお約束いただきたい。
 一つは今川の間者がどこにおるかわかりますまい。この件は、決して口外なさらぬ事。
 私に一切をお知らせくださること。でなければ、いざという時守り切れません。
 御承知いただけますな??」by政次 

「選ぶ余地などないではないか・・・!!」by直親

ということで、鷹狩りに行ってしまった直親・・・。

そして・・・直親が会った元康は・・・手の甲に傷が・・・!!
私たちのみている元康とは似ても似つかぬ男だったのです

元康の影武者??それとも今川の手先・・・??
直親ピンチ!!

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元康のことを政次に報告する直親・・・それはまさに、昔のように信頼しあっている二人でした。

次郎と政次を一緒にしようという直親・・・
しかし、政次は知っているのです。
次郎は直親を慕っていると・・・。

そこへやってきたのは次郎。。。

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井戸を囲んで懐かしい空気がよみがえってきました。

今川屋敷に政次がやってきました。
それと同時に寺に次郎法師を訪ねて来た山伏・・・。
それは、南渓和尚の知っている常慶でした。
この知っているって点が信頼できるのだっ!!

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元康からお礼の品を持ってきたという。
「??お礼はもう頂きましたが・・・??」by次郎

今川にはかられたことを知った次郎と直親。
その今川に呼びつけられていたのは政次。
寿桂尼にに問いただされます。
井伊が松平と内通しているのでは・・・??

「まことにございますか?
 それがしは存じあげませぬが、何故にそのような・・・??」by政次

寿桂尼が懐から出してきたのは、直親が元康に宛てた手紙でした。
松平との鷹狩りの件もばれてしまっています。

「殿の筆とは少し・・・違いますような・・・」by政次

しらを切る政次・・・。

「そうか・・・この者が持ち込んできたのじゃがのう・・・」by寿桂尼

その男の手の甲には刀傷が・・・
直親が家康と思っていた手の甲に刀傷のある男だったのです!!

その刀傷を見て・・・すべてを悟ってしまった政次・・・
そう、今川の仕掛けた罠だったのです。

「もう一度聞く・・・そなたは全く預かり知らぬ事なのじゃな・・・??
 まさか、目付でありながら、加担しておったのではあるまいな!!
 答えられよ、答えを選ばれよ!!」by寿桂尼

「選ぶ余地などございませぬ。
 父の代より恩顧を受けました。
 私は、今川様の目付にございます・・・!!」by政次

顔をゆがませながら返答する政次・・・
そこには満足そうな、寿桂尼がいました。

・・・この「選ぶ余地など・・・」って、政次&直親が言った時にはとってもかっこよかったんですが・・・
同じ言葉を屈辱と共に口にすることになるとは・・・!!

直親は、この緊急事態に、松平に助けてもらおうとします。
南渓和尚と次郎法師が、書状をもって常慶と共に岡崎に向かうことになりました。

今川より使いの者が・・・
直親に申し開きのために駿府まで来いと・・・!!

これは・・・父・直満の時と同じ・・・!!

そして頼りにしていた岡崎の・・・松平の答えは・・・

「今、剛力することは出来ぬ!!
 今、ここから井伊にまで兵を出す余力は万津平にはござらぬとの事にございます。」by常慶

焦る次郎法師!!
瀬名を頼ろうとするものの・・・情景によると瀬名は寺にいるという。。。
捨て置かれるはずだった瀬名・・・今川の手の妻子など捨て置けばよいと松平の者は言ったという。
しかし、元康や石川数正が助けたのだ。

それでも瀬名を頼ろうと会いに来る次郎・・・
そりゃあ、無茶だわ・・・。


「私と一緒に井伊に来てくだされ。
 ことがなれば、すぐにでもこちらへお返しする。」by次郎法師

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「なれど・・・私どもでは人質にはなりませぬ。」by瀬名

食い下がる次郎法師・・・
どうにかこうにか瀬名が聞いてくれる・・・??と思ったものの、寺を出るところで、瀬名を残して扉が閉まってしまいました。

「私は参れませぬ!!
 井伊に置き去りにされては、私は今川を手に入れることはできませぬ!
 母と・・・亡き母と約束したのでございます!」by瀬名

瀬名がこだわり続けている今川・・・
その今川はもうすぐ滅びるというのに・・・
でも、そんな瀬名も、元康が庇わないことによって自害させられるのだから、本当に悲しい運命・・・
切ないというか・・・この時、井伊に帰っていたら死なずに済んだのかしらね・・・??

に対して、”助けたではないか”と恩を売っている次郎だけれども、時間稼ぎが今回の恩を売れるほどの助けになったかどうかは、わかんないわよね・・・。
その頃・・・もう一人の針の筵・・・政次は、父の言葉を思い出していました。

「お前は必ずわしと同じ道をたどるぞ。。。」by政直

井伊が呼び出しに応じぬのじゃ!!と言ってきた氏直に・・・

「すこし・・・脅されるがよいかもしれません。」by政次

この時すでに政次の顔は、面をかぶったかのようになっていました。。。
そう・・・直親を売ることで、井伊を守る道を・・・
どんなに井伊のために今川に尽くしても、井伊に嫌われる・・・父と同じ運命を受け入れた瞬間でした。

もたもたしているうちに今川の兵が・・・!!
もう、待てない・・・!!

迎え討つという大爺様・・・井伊の者はみな、そう考えていましたが・・・

「はい、是非さように願います。
 もしも、虎松がかような目に追い込まれたときには・・・!!

 此度のことは、それがしの失態・・・それがしが申し開きに参れば、それで済むことにございます。」by直親

「わしはもう、これ以上見送るのは御免じゃ!!
 見送るのは御免じゃ!!」by直平

ほんと、子供の逆を見るだけでも悲しいのに・・・子、孫までもが・・・

政次は何の音沙汰もなく・・・。

「私は・・・政次は井伊を守ったのではないかと・・・そう、思いとうございます。」by直親


「しの・・・虎松が生れてから寺の井戸には水が湧き始めてな。
 虎松はきっとご初代様の生まれ変わりだと思うのだ。
 この子は井伊をよみがえらせる。
 お前が産んだのは、そういうただならぬ子だと思うのだが、お前はどう思う??

 虎松を頼むぞ・・・!!

 虎松!!
 覚えてほしいことが一つだけある。
 生きておれば、必ず好機はある!!
 わかるか??よし。。。良い子じゃ・・・!!良い子じゃ!!」by直親

と、家族の最後の別れを惜しむ直親・・・。

だったのに・・・!!

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このシーンだわ・・・

「我が男子に生まれておればよかったのじゃ!!
 さすれば明日、駿府に参るのは我であったはずじゃ・・・!!」by次郎法師

「それは困る。
 おとわが女子でないのは・・・。
 もし、おとわが女子でなければ・・・ 
 俺のたった一つの美しい思い出がなくなってしまう・・・」by直親


ここいる・・・??
それまでの、次郎法師がちょかちょかしなければ、目をつけられることはなかったのは本当かもしれない。
次郎法師が男子に生まれていたら、こんな悲劇はなかったかもしれない・・・。
って言っても、今川から目をつけられている井伊の男子はことごとく殺されてるけどね・・・。

でも、たった一つの美しい思い出がなくなってしまうって・・・
しのはともかく虎松との日々は・・・??
美しい思い出ではないのか・・・??
あのまま、家族三人の直親がよかったよ~~~!!

川名での経を読んでほしいと頼む直親・・・
しかし、死者を悼む経なので、読まない・・・と、断る次郎法師。。。

「戻ったら一緒になってくれ・・・!!」by直親
「心得た・・・!!」by次郎法師

抱き合う二人だよ・・・。
無理だろ・・・どうしてしのじゃいけないんだ・・・。

「待っておるからな!!」by次郎法師
卑怯な手を使ってでも帰って来いという次郎法師。

う~ん・・・腐ってももう一つの饅頭になるって決めたんじゃないの??
それとも死に行く運命の直親を優しく包んであげたのか・・・??

誰もが直親が生きて帰れるとは思っていなかったのだから・・・

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今川に向かう途中・・・
そこには、敵が・・・!!

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ということで、ラブシーンが蛇足な今回でした。

実際、次郎法師が私が男であったなら!!と、思っていたでしょう。
もちろん、生まれる前から男子であってほしいと両親も、大爺様も思っていたと痛感していたはずです。
そんな次郎法師の心の叫びが発せられた一コマの後に、ラブシーンはなあ・・・

次郎法師に女性の部分って必要でしょうか??
例えば・・・浅井長政の娘・茶々が、自分の血筋(織田信長の姪)と父・長政の敵討ちを心に秀吉に取り入って、最終的に天下を取るという”どす黒い”部分を書いてくれるのなら女性もアリですが・・・。
あ・・・”江”の時も、いろいろ活躍した江なのに、お饅頭食べて子供産んでばっかりで、彼女の最大の功績である娘・和子を御水尾天皇の中宮として嫁がせたことは触れもしなかった大河もありましたね・・・。

出家してるんだから、女性はダメだろ・・・!!



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