井伊直政 逆境から這い上がった勇将 (PHP文庫) [ 高野澄 ]

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永禄12年4月・・・小野政次は井伊谷で処刑さました。

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政次が亡くなって・・・
井伊は近藤が手に入れることとなる。。。

そして大事な人を失くしてしまった直虎は・・・井伊の人々は・・・??

まさに・・・政次ロスを一番感じている直虎・・・??
和尚様が隠し里へ行ったらどうだ??と言っても・・・

「今宵当たり但馬が来るやもしれません。

 近藤殿がどうも井伊へのたくらみを抱いておるようなのです。
 但馬が来たら、どうやって書するかを話さねばなりませぬゆえ。。。」by直虎

日がな一日碁を打ちながら・・・あまりのショックに、記憶喪失のようです。


一方、井伊を通り抜けた徳川軍は、浜松へ入城!!
目指すは氏真のいる掛川城!!

そしてそこへ武器を持ってやってきたのは方久でした。
??自分のことを、商人にして気賀の城主と説明していますが・・・
それは直虎の許可あってのことで、もう、気賀の城主じゃないんじゃないの??って思うんですけどね??
ま、戦国、下剋上の世だから何でもいいのか・・・??

そして直虎は、まだ政次が生きていると思っていて、みんな困った・・・みたいな話が延々と続くのです。
ああ・・・そんなこと、どうでもいいとは思わないけど、なんだかなあ・・・怒涛の戦国は井伊にはやってこないのかなあ・・・??

と思っていたけど・・・
なんだか気賀がきな臭くなってきました。

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和尚様は、直虎と共に迷うことで、手を引いてやろうとしているのではないか??と、見守る二人。。。

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どうなる??直虎??

といいたいところだけど・・・引っ張る、引っ張る・・・本当に、いつまで療養生活を描くのかってほど・・・

その間に・・・徳川は、引間城を拠点とし、掛川城と堀江城攻略に・・・!!
徳川の猛攻にもかかわらず、掛川城は持ちこたえ、戦況は膠着状態・・・
浜名の湖岸においても、大沢が領地を次々と奪還し、徳川は船を奪われ苦戦!!
そして、大沢は気賀にも攻め入ってきました。

襲われた方久・・・「薄汚い銭の犬め・・・!!」
方久は、逃げてしまいました。
徳川方につく気持だった気賀は、大沢の城となり徳川と戦うことに・・・!!

中村屋は、船に乗せられるだけ人を乗せて、気賀を出ることにしたという・・・。
外海に出て・・・行先は、徳川の陣!!
龍雲党はどうする・・・??

「俺らは俺らでやります!!」by龍雲丸

その頃・・・まだ直虎は政次を探し中・・・。

テレビでは少しの時間ですが、この時代、電車や車があるわけでもないので、大軍を動かすには時間がかかります。何か月・・・とかね??
この時代は、時間の速さがとっても遅くなっています。
なので、亡くなったのは昨日今日ではなく・・・何日も、何か月もたっての事・・・。
それだけ、直虎の心の傷が深いということ・・・??

政次の辞世の句を見て・・・すべてを思い出した直虎。。。

「ああ・・・もう・・・おらぬのでしたね・・・但馬は。。。
 但馬は・・・もう・・・私が・・・」by直虎

その頃、気賀・堀川城には、続々と気賀の民が集められていました。

「お主らの城主は、お主らを置いて逃げた・・・
 近く、徳川が攻め込んでくるのを恐れてな・・・!!
 お主らは、見捨てられたのじゃ!!」

でもって、徳川の悪口をさんざん言って、徳川と戦えと、巻き込まれてしまいます。
船で逃げることにした龍雲党・・・

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しかし・・・逃げられない・・・!!

中村屋が船を率いて家康のもとへやってきました。

「只今、気賀の城は大沢の者たちにのっとられ、町の者は無理矢理兵として城内に連れていかれっております。
 要らぬ刃を交えるよりは、こうして急ぎ民を乗せ、徳川様の下へはせ参じた訳にございます。
 どうか我らをお助け下さりませ。
 気賀に戻りました暁には、船、武具、兵糧など力を尽くし、ご用意いたします。」by中村屋

って・・・もともと大沢のもんじゃん・・・

ということで、家康じゃなかった酒井忠次出陣!!

その前に、龍雲丸が動く!!

援軍が来た・・・??
その徳川軍に・・・

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う~ん・・・間が悪いというか・・・
この演出にする必要があったんだろうか・・・??
だって、この時点で、徳川軍としては城には大沢の兵が居ると思っているわけだし・・・
方久のいう「民は助けてくれると・・・。」といっても、真っ暗な状態では敵味方判別は出来なかったこともでしょう。
なので、”間が悪い”の一言で終わってしまう内容です。

龍雲党も気賀を守りたかったし、中村屋も気賀を守りたかったんです。
ただそれだけのこと・・・。

そんな龍雲丸と一味の運命は・・・??

ということで、相変らずなきれいというか・・・
直虎も、家康も、あんまり腹黒いところがないというかなんというか・・・。
実際に戦国時代を生き抜いたというか、生き残っているんだからきっと、腹黒いところはあると思うんですよね。

その証拠に紀行では・・・

「永禄12年、遠江制圧を狙う徳川家康はこの城を攻めます。
 抵抗する今川方の土豪たちは、村人たちと共に城に立て籠ります。
 しかし、僅か1日で落城・・・多くの命が失われました。」

と、いっています。

この戦いは、家康にとってはまさに黒歴史で、城に籠ったのは気賀の人たち。
そんな戦う意志を持った町の人・・・男女構わず非戦闘員もメッタ切り!!って感じでした。

個人的には、野望のないいい人はのし上がれないと思っています。
信長然り、秀吉然り、政宗然り・・・何らかの残虐行為をしているのは事実です。
平和ボケしている私たちとは違い、それが普通だった時代といった方がいいのかもしれません。

個人的にはいい人な家康には魅力に欠けると思うんですけどね。
いい人な家康に仕える直政を演出したいのかなあ・・・??

それにしても、政次ロスな直虎長すぎ・・・??
時間が全く進まない・・・



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