赤備えの鬼武者 井伊直政

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今回は、やっと歴史の表舞台が出てきます。
長篠の戦いです!!

前回、材木の手配の仕事を願い出た万千代でしたが・・・丸太の調達は近藤殿がすることとなり、万千代は浜松城で留守居役となりました。
そう・・・歴史の表舞台、長篠の戦いには行けないのですよ・・・??
だから、ドラマの方でもほとんど書かれず・・・??

井伊の材木を携えて、長篠へ向かった徳川軍!!
留守居の者たちは、武具・兵糧の更なる用意をすることに・・・!!

皆が無事に戻ることを願うおとわ。

その頃・・・万千代は草履棚を作り直していました。

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「丸太で失ったものを、留守居で取り戻す!!」by万千代

その頃家康は・・・長篠城の近くの設楽原に布陣!!

信康は信長に会見・・・信長の目論見は・・・??
そこへやってきたのは家康!!

織田の策とは・・・??
鉄砲を用いたいとの事!!
徳川がいまだ武田に勝てないのは、武田と同じやり方で戦おうとするから・・・
と、信長の勧めでした。
助っ人の織田に勝手に決められて、徳川の面目丸つぶれ・・・と、怒る家臣たちも。
しかし、今大事なのは、長篠を武田から救うこと!!
と、本多忠勝がみんなをまとめます。

そんなピリピリな中、万千代は草履棚を製作中!!
他の小姓に頼まれて・・・いじめのような・・・槍の手入れをすることに。
怒りながらも、武具の手入れを始めた万千代と万福。

「押し付けたことを後悔させてやるわっ!!」by万千代

槍の手入れを完璧にする万千代。
日の本一の留守居を目指しています。

そんな中、戦しつらえが始まった長篠・・・

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彼らもいますよ??
なんか、材木が足りないみたい・・・
この材木は自分達が伐り出した・・・と、足らない材木を伐りに行きたいと申し出ます。
柵を立てるために、伐り出しに向かいます。

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信康と家康は、久しぶりの碁。
とっても聡明な信康です。

信長の命による大規模な普請が完成!!
それを受け、酒井忠次率いる別動隊が武田勝頼を背後から攻撃!!
織田、徳川の大軍が待ち受ける設楽原に突撃をかける武田勝頼!!

信長の立てた策は、絶大な戦果を挙げ、長篠は織田・徳川軍の大勝利に終わりました。

織田信長に呼び出された直之と六左!!
暗がりの中にいるのは恐れ多き殿・信長!!
「面をあげよ」そう言った信長は、血のような赤いワインを飲んでいました。
キンチョーの二人・・・


その頃、武具をたくさん・・・1か月も作っていた万千代&万福!!
長篠は大勝利で、遠江の武田の城まで攻めるから武具がたくさんいるという!!
兵糧と武具を届けよ!!との事で、喜ぶ万千代ですが・・・。

「お持ちしました!!
 かようなこともあろうかと、昼夜を徹し!!」と、あの万千代たちをいじめていた小姓が自分が作ったの如く振る舞う始末!!
手柄を取られてしまいました。

「おやめなされ、行っても無駄にございます。
 あれは酒井の一門!!
 立場が悪うなるだけにございます!!」byノブ

「向こうが徳川での権勢を誇る家の子を強みとしてくるなら、こちらは今川の国衆の、しかも潰れた家の子であることを強みとしてはいかがですか?」byノブ

「潰れた家の子の強み??」by万千代

「はい・・・あれは、潰れた家の子にしかできぬ。
 さすがは潰れた家の子!!
 いや、あっぱれ!!そういわせるのです。」byノブ
 
ノブは・・・流石は裏切り者と言わせる働きをするつもりだ・・・恥知らずだ・・・と言われるような働きをいつかすると言う。

「あ・・・しかし、井伊の殿様がまさにしておられることではないですか?
 潰れた家を利用するというのは。」by万福

今は無理かもしれないけれど、必ず意味がある・・・殿を信じてその時を待て!!
というノブ!!
殿は信じて良いお方だと・・・!!


戦いで亡くなった近藤の者たちはいないと安堵するおとわ。
なんと、直之と六左が信長から褒美をいただいたとか!!
それは、城一つにも値する茶碗!!

その茶碗を寺に寄進をするという。。。

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戦で亡くなった者たちを偲んで読経を始めるおとわ。

しばらくして・・・家康たちが浜松に戻ってきました。
どんちゃん騒ぎのお城!!
そんな中でも、万千代、万福、ノブは働いていました。

榊原様に殿の寝所に呼ばれてしまった万千代。
どうして寝所・・・??
もしかして・・・そういうこと・・・??

あたらしい褌を締めて戦闘準備完了!!

とっても可愛い勝負服の万千代です。

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??呑気にお菓子を食べるとのですが・・・??
「かような契りは結んだことはございませぬ故・・・」by万千代

「何の契りじゃ??」by家康

と、キンチョーしていたのに、笑い飛ばされてしまいました

「あの・・・槍弓を整えたのは、そなたと万福か。
 いつもよりずいぶんと細かく手入れされておった故・・・
 弓や槍は磨き込まれ、矢は寸分の狂いもなく真っすぐに・・・。
 新しくあつらえたのかと言うものもおった。
 
 小五郎がやったと言うておったが、以前はさようではなかった故、新しく入った者がやったのではないかと思うてな。

 草履棚も様変わりしておったし。。。
 そなたの事じゃ。 日の本一の留守居と言われたら、日の本一の留守居を本気でやろうと思うたのではないのか?」by家康

「誰も・・・気付いてなど下さらぬと・・・
 取り乱し、失礼いたしました。」by万千代

そう・・・家康はすべてをわかっていたのでした。

「いっそ、まこと、色小姓としてしまうという手もあるか。
 万千代!!
 ここはひとつ、まことそういうことにしてしまわぬか??」

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そんな万千代を可愛いと思ってしまったのかしら・・・??

そうね、色小姓・・・そういう説もあるぐらい、家康は直政を可愛がったといわれています。
だって、三河武士でもないのに徳川四天王だもんね

この時、直政は15歳です。
草履番をしていたのか??それは多分していないでしょうけど・・・
15歳の直政がどうやって活躍し、家康の目に留まるのか??
それは、15歳では、武功ではなかなか難しいんじゃなかったかと思います。

とにかく、直政の子供の頃の境遇は、家康の子供の頃に似ています。
家康は子供の頃、ず~っと人質生活でした。
今川にやられ、織田にとられ、嫁は今川の息がかかった女性で・・・
そして、直政も・・・子供の頃は、親元を離れ、寺での生活を余儀なくされていました。
強い大名に惑わされながら生きて来た弱小な家・・・自分の非力さを痛感する時期が長かったと思います。
そんな二人の似た境遇が、家康が直政を可愛がり、直政はご恩に報いるために命を懸ける!!そんな関係になっていったんじゃないかな??って思います。

いい感じ。
やっぱり大河ドラマは男性じゃないとね!!って思っちゃいます

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