西郷どん! 【前後編 合本版】【電子書籍】[ 林 真理子 ]

価格:3,305円
(2018/3/15 07:27時点)
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不吉な嫁って・・・なんて副題なんだ・・・
もちろん、祖父、父、母を相次いで亡くしているのは事実だけどよ~~~

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そんな西郷家も新しい年が始まりました。

「私がおっで、よか年にはならんち。
 みんな、みんな思っちょでございもんそ。
 眠所の人たちが、私をなんち呼んじょっかしっちょりもすか?
 不吉な嫁じゃち・・・。
 私が嫁いだ途端、立て続けに御父上も御母上も亡くなってしもうて・・・。」by須賀

ズケズケ言う嫁ですが・・・
きっとそんな空気が満載・・・漂ってたんでしょうね・・・

きっといい年になると信じよう!!という吉之助です。
この須賀どん、ほんとに、ズケズケ言う不器用な人だったらしいけどね。

その年の5月・・・

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布団を干している須賀ですが・・・あの、嫁入り道具の綺麗な布団は、とっくに質に入っているそうです。
それを家族が知らないなんてね・・・やっぱり四面楚歌な須賀なんじゃないの??

相変わらず・・・おばあさまが晩御飯の鰻を取ってきてくれと願います。
貧乏を前面に出す吉之助一家ですが・・・
そこへ、正助登場!!
なんと、謹慎がとけて、元の仕事に・・・!!

が~ん!!
貧乏極まりない表現をされている吉之助の家でご飯をよばれていたほのど貧乏だった正助ですが、吉之助よりもいい着物を着ているのはなぜかしら・・・??
小奇麗だよね・・・正助!!

そんなこんなのうちに浦賀に黒船来航!!

西洋では白旗は降伏の印・・・これを掲げなければ砲撃する!!と、白旗を渡してきました。
”白旗伝説”ですね。
でもなあ・・・とりあえず、日本に最初に正式に来たのはアメリカですが、それはとってもよかった事で・・・。
アメリカは移民の国なので・・・支配しようという気持ちがあんまりないといわれています。
つまり、イギリスやフランスに真っ先に交渉されていたら、植民地化されていたのでは??ということです。
アメリカは結構親善だったと思うんですけどね・・・。
日本側は怖がっていたんでしょうけど・・・。
って、林大学がいたからなあ・・・ちゃんと対応してくれたでしょ??

そんな頃、島津斉彬は参勤交代の帰路で、尾道にいるところでした。

思ったよりも早かったなあ・・・と、お茶をしております。
って・・・杉下右京か・・・??
薩摩に戻った斉彬は、矢継ぎ早に指令を出します。
メリケン船の来航を、自分たちの好機とするために、大砲や諸々の研究を!!

「メリケンと今、戦いをしてはならぬ!!
 そのために沿岸の備えを固めさせ、対等の立場で談判に挑まねばならん!!
 もし、開国ともなれば、一早く兵を出した我が藩こそ、新しき政の一翼を担うことになる!!」

と、いきなり篤姫を輿入れさせる計画になるのでした。
う~ん・・・集成館事業も何のためにやってんのか、あんまり解んないし、篤姫がどうして輿入れするのか?も、ほとんどわからないまま歴史が流れていきます。
ポット出てきた篤姫の素性って何よ・・・??
とにかく、集成館事業は、薩摩にとって大事で、斉彬のしたかった富国強兵、挙国一致のためには、絶対に外せないんですけどね・・・

腹が減ったから、飯にするんですって。

吉之助は、桂久武に呼び出されていました。
って、この桂さんも、赤山先生の弟なんですが。。。いきなり出てきて全く持ってサッパリです
内々の話だけれど、殿が江戸に向かうとの事・・・。
お供で江戸に行ってもらいたいと・・・殿直々の命令でした。

みんなが江戸に向かう中、行きたかったけど、家族のために行けなかった吉之助。
家族で心の底から喜びますが・・・。
一人冷静なのが須賀どんでした。

めでたくないと言い出す須賀どん・・・。
なんと、30両も要るんですって・・・!!

「あいた~~~!!」

ということで、またもや金策に走る家族、友達、郷のみんな!!

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正助に「行くよう」に説得され、喧嘩する・・・須賀どんとも大喧嘩!!も悩む吉之助でした。

またもや桂久武に呼び出されます。
篤姫様のお召しで、指宿へ行くことに・・・。
なんでかわからないけど、みんなに必要とされる吉之助です

家族はみんな江戸行きを願っています。
正助にもう一度説得をしてくれるように願う家族・・・。
内職をしたり、父上の作った焼酎を売ったり・・・正助の家族も内職を手伝います。
須賀どんだけが蚊帳の外・・・。
里へ帰ると言い出した須賀どんでした。

そんな須賀どんの気持ちも知っているのかいないのか??

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篤姫に特別に呼び出されるのでした。
西郷吉之助に礼が言いたかったんだと。

「御前相撲で賭けに勝たなかったら、私はここにおらんかった。
 わからんでもよか・・・私はそなたのおかげでお殿さまの娘になり、薩摩ともお別れをすることになりもした。

 お城にあがり・・・またすぐに江戸へ行きもす。
 江戸でお役に立てるかどうか、わかりもはん。
 まっこて今和泉家に生まれた私が江戸に行き、お殿さまのために働くことができるなど信じられもはん。
 西郷・・・次は、江戸で会おう!!
 お殿さまを思いっきり投げ飛ばしたそなたを放っておくはずがなか!!
 そげな男は、そん薩摩に西郷ひとりだけじゃ!!
 西郷・・・共に、お殿さまのために尽くそうぞ。。。」by篤姫

う~ん、篤姫本人も言ってましたが、あんまり解らないお話でした。
なんで賭けに勝ったから殿の養女になれるのか??とかね。
それにしても、篤姫の警備もざるだし、馴れ馴れし過ぎるんじゃないかと思うんですが・・・。
ウキウキで江戸見物な感じに思えてしまう篤姫なのでした。

みんなは吉之助のために金策に走っていました。
そう・・・正助も、吉之助が借金した豪農に頭を下げていました。
用立てた100両も返してくれていないのに、返すのが先では??
といわれるものの・・・どれだけ吉之助が魅力的な男かを一生懸命言うのですが・・・
結局、正助の友達を思う気持ちに、餞別として5両くれたのでした。

このやり取りを見ていて、あ~、この人すごい人にお金を貸してるよ・・・。
後々すごい自慢だったろうなあ・・・なんて思いながら見ていました。
みんなの吉之助を思う気持ちで20両集まりました。
もう一度、吉之助を説得する正助。

正助に説得されて、江戸行きを決める吉之助です。
それを隠れて聞いていた家族も大喜び!!

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??須賀どんは??

と、そこへ・・・須賀どんが父・伊集院兼善と一緒に来ました。

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離縁してほしいとやってきたのでした。
頭を下げて願う父・・・理由は・・・
小さな子供たちの世話は嫌、貧乏は嫌、江戸に行かれるのが嫌・・・
我儘な娘にあきれるので、離縁してほしいとのことでした。

「心置きなく江戸へいってくれやんせ・・・」by伊集院兼善
「申せば・・・手切れ金でございもす。
 受け取ってたもんせ・・・」by須賀
手切れ金などど、下品な言葉を使って、嫌われようとする須賀・・・。

残ったのは・・・手切れ金の10両でした。

「ありがとな・・・」by吉之助

そう・・・吉之助のために・・・
「やさしくて、温かくて・・・優し過ぎっとじゃ・・・。
 一緒にいたら、はなれられなくなりもす。
 江戸へ行くなっち引き留めてしまいもす。
 あん人のやさしさは、自分の身を捨てて相手の気持ちになってしまう。
 こげんひねくれた私の気持ちもわかってくれて、もう・・・十分でございもす。

 日本一の婿殿を、こっちから離縁してやりもした。」

帰り道、涙を流す須賀どんがいました。

カンドーですが・・・そういえば吉之助って、鈍感なんじゃなかったっけ??

そして・・・年が明け、安政元年1月21日、遂に吉之助が江戸に立つ日がやってきました。

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「みながいてくれて、ほんこて良かった。
 おいは幸せもんじゃ!!」by吉之助

すぐに後を追う!!と、宣言する正助!!
みんなに見送られながら、吉之助は江戸へと出発するのでした!!

ということで、みんなの愛に包まれながら、吉之助は江戸へ!!って感じなんですが、当時は風雲急告げる幕末です。
こんなホンワカした気持ちで江戸に向かっていいのだろうか??
もっと大きな志を・・・大志を抱いて、緊張感を抱いて出発するんじゃないかな??というツッコミは置いておきましょう。
だって・・・やっと江戸へ行くんだから!!
これからいろんな緊急事態が待ってるからね~~~!!

「大久保利通~明治を創った男・維新の設計者~」はこちら
「今いてほしい!?日本を変えたリーダーたち~西郷隆盛~ ①」はこちら

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