大河ドラマ 西郷どん 完全版 第壱集 ブルーレイBOX 全3枚+特典ディスク1枚 BD

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この回から、奄美大島編です。
ツッコミどころは満載ですが、ドラマとしては今までよりも面白かったと思うんですけどね。。。
どうでしょう??

前回、月照さんと入水して・・・一人助かってしまった西郷どんは、菊池源吾と名を変えて、奄美大島に流され・・・ではなく、幕府の目をごまかすために匿われることとなります。
つまり・・・薩摩藩は西郷どんを死んだと幕府に報告。
12月、西郷を奄美に流す決定が藩で成され、1月、奄美で蟄居させられたのです。
つまり、罪人として島流しではなかったようです。
こんな匿うという判断のおかげで、日本の夜明けがやってくるのね~~~!!
って、この奄美大島編でそんなこんなはやってくれるんだろうか??

とりあえず、今までとは全く別物テイストでどうぞ。

「もうすぐお前の夫がやってくる・・・」という声が聞こえてきた”とぅま”。。。

そんなとぅまの住む奄美大島は黒糖地獄・・・食べるものもなく、人々は薩摩に徴収されるための黒砂糖を作る島でした。

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西郷どんのお世話をするのは、龍家の人たちです。
薩摩の流人の世話をさせられる・・・と言ってますが。。。
島妻・・・”あんご”を用意しなければ・・・!!という話になって、「誰か行ってくれない??」みたいな簡単なノリで・・・妻を選んでいいのかい??
妻だぞ・・・人身御供だぞ・・・!!
誰も行かないので、とぅまが飯炊きに行くと言って了解するのでした。

ご飯を作りに行くも・・・とぅまの刺青を嫌って食べない西郷どん。。。
なんか、西郷どん、今までの好青年から変わってしまったみたい・・・
でも、本当の西郷どんは、最初、本当にこの刺青を嫌っていたみたいで、それを手紙に書いています。
それにしても、貧乏なんだから、気が立っているのか知らないけど食べもんを粗末にすんなよ、西郷どん、不愉快だわ!!

「どうか、あの男に災い与えてくれしょり~~~!!」byとぅま

精製した砂糖は薩摩に召し上げられていました。
ほとんど詐取状態!!
「お慈悲を賜わりたい」という龍佐民に対して暴力を振るおうとする役人・・・
役人の目の前で、子供が砂糖を拾い食いしてしまった・・・ってベタな・・・何も役人の前で食べんでも・・・

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カッコよく助けに入ったようですが・・・
思っちゃいました。
この大男が砂浜にやってきて、誰も気づかんかったんかい・・・!!

こんなベタな展開がかなり興ざめ・・・。
って、役人は島の事を知っているはずだから、菊池源吾が重要人物ってことぐらいは知ってるんじゃないの??って思っちゃうわ・・・

なんだかなあ・・・水戸黄門的展開です。
ま、悪代官はどこにでもいたってことですがね。

砂糖をなめただけで罰を受ける・・・という話を場面が切り替わっても続けるってのもすごいなあ・・・。
殿や役人たちがお金を湯水のように使うから・・・
全部蘭癖の殿さまのせいだ!!
死んだときは喜んだ・・・でも、なんも変わらん!!
と、とぅまに言われ、殿は、民のために頑張っていたと激高する西郷どん。
入水して人が代わってしまったかのようです。
それぐらい辛かったってことなのかもしれないけれど・・・

「私らは・・・民のうちに入っとらんかったんじゃ・・・」と、とぅまに言われてしまっては、西郷どんの甘ちゃんさが際立ってしまいますね・・・。

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正助からの手紙には、安政の大獄によって多くの人が罰せられたと近況報告されていました。
そう・・・橋本左内も・・・。
処刑されるわけですが、何をしたのか??そんな殺されるようなことをしたのか??このドラマで!!
ただ単に、近衛忠煕たちとお話しして、慶喜のいいところ集を出版しようとしただけじゃないの??
それになあ・・・くどくどシャーマンな奄美大島に時間を割くなら、人の死・・・橋本左内の最期を風間君に演じさせてあげてください

そんなこんななショックで、雨に打たれ熱をだし、倒れていた西郷どんを見つけたとぅま。

嫌っていたんじゃないのかい??
と、改心したとぅまは、一生懸命介抱するのでした。
って・・・唐突過ぎんねん!!
極端すぎんねん!!
どうでもいい感情表現より、ちゃんと心の動きを書いてほしいわ・・・。
おまけに、熱のせいか取りつかれたようになる西郷どん。
魂が抜かれるとかいうシャーマンに、戻って来いというとぅま。
「戻ってこい??」それって、直虎が死にかけたときに、母・祐椿尼様が言った言葉ですが・・・
あの時はジーンと涙だったのに、今回はどうしてそうも思わないのか??
そこには、キャラ(とぅま)のキャラ(西郷どん)に対する思い入れがないからだろうなあ・・・。
歴史をしてくれないなら、もっと人物を掘り下げてほしいわ・・・。

死の淵から生き返った西郷どん。
なんと、死の淵で聞いたのは、斉彬の言葉でもなく、月照の言葉でもなく、正助の言葉でもなく、全然関わりのないとぅまの言葉だったそうです。

とぅまの父は、薩摩の役人に殺されたと聞く西郷どん。
そんなとぅまが、西郷どんのために一生懸命祈ってくれたことを聞きます。
その気持ちが嬉しかったのか・・・おかゆを口にする西郷どん・・・。
??貧乏なのに、白米食べてんの??って感じも無理があるな・・・

とぅまに礼を言う西郷どん。

「おはんに言われた通り、おいはこの島の事を何もしらん。
 こん島の砂糖のおかげで薩摩は大藩ち言われるようになった。
 じゃっどん、おいはこん島の人たちの暮らしも、砂糖のこつもまるで知らん。
 おはんらの苦労を何一つ知らんまま、おいは藩の金を湯水のように使うてきた。

 とまどん・・・頼む。
 おいにこん島の事を教えてくいやんせ。
 頼みもす!!」by西郷どん

う~ん・・・
糸の時と、フキの時と、同じ感じだな・・・
あんなに毛嫌いしていた二人なのに・・・

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手を繋いで走り出すという・・・。
これがLove??
島妻にならないというのに・・・手を繋ぐのか・・・!?
あんなに刺青を嫌っていたのに??
あんなに災いをもたらしてほしかったのに・・・?

と、ツッコミどころたっぷりの作品でした。
ドラマとしては、今までとは違って面白かったのかもしれません。
ま、個人的には幕末のあれやこれやをやって欲しかったんですけどね。

ただ・・・歴史的に見て・・・
個人的に、愛加那のポジションに違和感を感じました。
当時の奄美大島のポジションとして、ドラマでも簡単に触れていましたが、誰かが島に送られてきたら死なせてはいけないし、生活の世話も・・・島妻・・・あんごを用意しなければなりませんでした。
例えば、正助の父・大久保利世も島妻がいて、正助には腹違いの兄弟がいます。

と、島妻(あんご)は、珍しいものではなかったんですが・・・
もちろん、人身御供のような悲しい側面もあるんですが、例えば・・・
毒のあるソテツの毒を抜いて空腹をしのいでいたという地獄のような生活の中で、島妻になると一族で優遇されるのはもちろん、子供は薩摩に行って勉強を受けさせ郷士にすることができるという・・・貧乏から脱出できそうなありがたい好待遇がありました。

理解するのも難しいですが、娘を人身御供に出すことで、一家安泰のような構図が成り立つわけです。
そこにLoveがあるのか??あってもいいとも思うんですが、この1話分でいきなりLoveは厳しいかな??って思いました。
そしてそこには平成のLoveはあっても、家族のために島妻になるという悲しい女性の側面なんかは書かれないわけです。
後から語り継ぐときに、西郷さんを愛していたってなるんだろうけど、本当は嫌々だったかもしれないでしょ??
あんごなんだから!!
大体、フキの遊郭にしても、あんごにしても、悲しい側面が全くないのがおかしいねん!!
例えばフィクションとわかっている水戸黄門でも、必殺仕事人でも、売られた遊女の末路ぐらい教えてくれるわ!!っと思うのでした。

それが平成的なのか・・・??
いきなりLove・・・糸の時と同様、ビミョーな平成な感じがしました。
って・・・だいたい、当時は好いたモン同士結婚なんか、出来へんねん!!

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