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西郷どん・・・なんだか見ていて全く理解できず、虚しくなってしまいました。
そんな第28回「勝と龍馬」でした。
小栗旬さん大好きなのに・・・その大好きな小栗旬さんをもってしても、私の興味は薄れてしまったの・・・??
銀さんの方が、一本筋が通ってたりして・・・??
で・・・お話は・・・??
禁門の変の時に右足を負傷した吉之助、幕府軍の圧勝に終わったんですが、しかし戦火は京全体に・・・!!
薩摩軍は、長州の残した兵糧米を炊き出し、負傷した長州兵も治療しました。
ということで、とってもいい人な吉之助です。
焼け野原になった京の都を見て呆然とする吉之助・・・。
死んでいった人を思いやる吉之助。
瓦礫の中から犬を助け出す吉之助。
「お!!この犬があの犬か??」byわが家のパパ。
あの犬・・・??そうそう上野の西郷さんが連れている犬です。
緊張感も全くないし、笑っちゃったわ・・・。
そこにたたずむフキどん・・・
慶喜の側室なんだったら、もうフキどんって言っちゃだめでしょ?
それに、そんな綺麗なベベ着て・・・不釣り合いなんだよ~~~!!
と、地底の果てまでゲンナリ・・・。
とと思っていたら、どうしてこんなことになってしまったのか?誰が悪かったのか??と、フキに追及されます。
う~ん・・・そういう問題じゃないんだよ・・・。
と思っていたら、「みんなじゃ・・・」と言い出す吉之助。
おもんないんだよ・・・。
みんなそれぞれの正義のために戦ってんじゃないの??
だから、誰のせいでもなくって、生みの苦しみって思いたいのよね・・・
長州征伐にイケイケどんどんな慶喜・・・
「長州許すまじ!!天子様の勅命じゃ!!」と言い出しています。
吉之助と小松帯刀の話を襖越しに盗み聞きするお虎・・・
これが密偵なら緊張感があるし、花燃ゆの文なら女主人公だからな・・・盗み聞きしないと話が進まないのか??って思うけど、こちらは男性主人公の西郷吉之助であり、明治維新になってもその中心にいる人物なんですけど・・・??「なんで盗み聞きやねん・・・はしたない・・・」って思っていら、ケガやのに動いたらあかんとか言い出して・・・なのに、拒否されると「わかりました。すぐに駕籠を呼びますさかい・・・」なんて言い出しコントする・・・。止めるなら、命をかけて止めてみたら・・・??
こんな間延びした雰囲気もNo thank youです。
慶喜にべらんめえ調ではなす勝さんもNo thank youです。
ここに出てくる人は、節度ってもんがないんでしょうか??
ほんと、折り目正しい日本人が・・・困ったもんです。
そこへ吉之助が来て勝さんと初めての出会いでした。
呼び出されていた吉之助は慶喜とお話し中・・・
そんなところへフキが乗り込んできて、
また戦をするのか?とか言い出しました。
目の前で町が焼け、民が苦しんでいるのが見えぬのですか?と、ウザい限りです。
戦などやめてください、西郷さまからも言ってください!!
と言われた吉之助は・・・
「口を慎みなされ、ここは、女子の来るとこじゃなか・・・!!」と、言いました。
う~ん・・・吉之助が変わったと表現したいのでしょうか?
それにしても、みんなの味方の優しい西郷さんで突き通すんじゃなかったのか・・・??
ブレブレな西郷さんな気がします。
女性を無碍にしただけで、人格が変わったことを表現したいのでしょうか??
違う気がする・・・。
”勝海舟を説得しろ”と吉之助に命令する慶喜。
う~ん・・・慶喜・・・勝海舟は幕臣なんだから、どうして吉之助に頼むの・・・??
勝を訪ねて行った大坂には坂本龍馬がいました。
あ~~~この呑気な音楽、なんなんだ・・・恥ずかしい・・・。
やめてくれよ~~~!!
これ見よがしにピストル見せんのもおかしいんじゃないの・・・??
刀然り、ピストル然り・・・抜くときは殺すときだよ・・・??
そんなこと、したのかなあ・・・龍馬。
そこへ、めっちゃフレンドリーな勝海舟登場!!
なんか・・・この場面の音楽・・・ほんと・・・なんじゃ・・・。
色々話してますが、内容が薄すぎて頭に入ってきません。
現在勝海舟がどんな立場の人間なのか??
今現在、政治がどうなっているのかわからないからです。
でも、ここだけはわかりましたよ・・・
「なるほどな・・・あの島津斉彬さまが見込んだだけのことはある!!」by勝海舟
どの斉彬だよ・・・??
「俺が斉彬さまならこう言うね・・・もう、幕府なんざ、見限るこった!!」
と、慶喜の書状を火鉢にくべてしまいました。
「俺の書状を燃やしやがっただと・・・??!!」
と、相変らず品のない慶喜です。
勝には軍艦がある、万が一江戸城に向けられたら・・・??と、いきなりな話をし出す吉之助。
どうして軍艦でやられると思うんだよ・・・。
勝が嫌がるから、長州征伐を言い渡された吉之助。
戦をするのが嫌だというかと思ったという慶喜に、
「たった今、勝ち目が見え申したで・・・
おいにお任せくださいませ」と言い出す吉之助。
だ・か・ら!!どんな勝ち目なの??
何が何だか理解できないのは、私が阿呆だからか・・・??
ってことで??
総大将は、前尾張藩主徳川義勝です。
この人も、いろいろ考えがあって行動しているはずなのに、なんとも阿呆に表現されています。
なんでこんなにバカな感じにするかなあ・・・??と思っていたけど、旦那が言いました。
「まあ・・・300年近く、戦ってないんだからこんな感じかもなあ・・・」と。
う~ん・・・そうかもしれないけど、それをドラマ化はして欲しくないよなあ・・・。
密偵を放つも、もう帰ってきています。
見せ場になるあんなこんなを全部カットするから緊張感が全くなくなるんだよ・・・。
おバカな義勝のもとへやってきて、長州に行きたいと言い出す吉之助。
みんな戦を望んでいないとか言い出し、一人長州に出向いて、戦わずして終わらせてみせると言い出しました。
岩国に、単身で乗り込む吉之助。
返すものがあると、先の戦で傷つけた兵を養生させておいたと連れてきました。
ここはある程度事実です。
やっぱり、結局いいひと設定なんだ・・・吉之助。
ということで、西郷さん一人で申し状に従うと、決めてきました。
吉之助一人で長州を倒したそうだ・・・。
それでも、手助けをしただけだという吉之助。
戦争をすると思っていたのにしてこなかったことに「失望した」という慶喜・・・。
そうなんだよね・・・
この長州征伐は御所に向けて発砲した長州に対して、孝明天皇が怒り遊ばしたことが発端で・・・
慶喜はそんなに戦いたくはなかったと思っています。
でもね・・・この時に長州をたたいておけば・・・!!と、幕府側が後に思うのも事実です。
慶喜に楯突いた吉之助は「腹を切れ!!」と言われ・・・
決別します。
ああ・・・この演出も興ざめです。
高倉健がしてそうですよ・・・
あ・・・誤解のないように、高倉健さんは私の一番の俳優さんです。
命のやり取りをするヤクザが多かった健さんです。
背筋がピンと伸びて、着流しがとっても似合うギラギラとしたいい男・・・
それを思うと、ギラギラしていない吉之助は命のやり取りをしてないからだろうなあ・・・
で・・・腰を抜かし、「くっそお~~!!」と悔しがる慶喜。
みんな、ホントに品がないんだよなあ・・・
吉之助は徳川だけが残るのではなく民のために・・・と言っとりますが、この時点では、そんなに幕府を見限っているわけでもなく、長州と仲良しなわけではありません。
禁門の変後・・・長州の人たちは、こんな思いでした。
「薩賊会奸」と、下駄に書き、それを踏みつけて・・・憎んで再起を図るわけです。
当時の藩は=国で、みんな自分の国のために戦っているわけで、「民のため」に戦っているわけではありません。
吉之助も、薩摩藩の利になるように働いているわけです。
この幕末明治にかけて、薩摩藩が一番うまく立ち回ったと思います。
日和見というか・・・。
元々倒幕だった長州、佐幕だった会津・・・そして、佐幕だったのに倒幕に寝返った薩摩!!なんです。
私は小さい頃からやっぱり佐幕が好きで、でも、一貫している長州も好きで・・・寝返った薩摩は嫌いでした。
でも、国を守るために清濁を併せ飲んだ結果、国を守るために佐幕から討幕に寝返ったわけで、そこには西郷隆盛という男の才があったと思います。
ドラマとして・・・この時点で長州を思いやっている時点でアウト!!
なんでもいがみ合っている両者が手を組むからこそドラマがあると思います。
もちろん、薩摩も幕府も確固たる信念をもって動いていました。
そこらへんも書いてほしいのは山々ですが、そこら辺を目をつぶったとしても、薩摩と長州がいがみ合っていないと話は全く面白くないのが現状で・・・龍馬が頑張る必要は1000%要らないわけです。
ドラマとしても面白くない、間延びした・・・
「西郷どんは凄い!!」と言いながら、その凄さを何に求めているのか・・・??
全くすごくない西郷どんが仕上がってしまいました。
西郷隆盛は策士であって、軍人です。
これから戊辰戦争、明治維新、下野、西南戦争・・・どうやって表現するのか??
「民のため」とか、「戦いはしたくない」と連呼すればするほど、担ぎ上げられてなんの能力もない・・・つまり、凄くない西郷どんが仕上がっていっていますよね。
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