日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

カテゴリ: 花燃ゆ

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「花燃ゆ」を見ていて思うこと・・・。
とりあえず・・・人物を愛情をもって丁寧に書いてくれていないんじゃないかな??と思います。
今の朝ドラ「あさが来た」では、伏線も上手に張っていますし、そこにキャラクターへの愛情を感じられます。
今のところ、根っからの悪人も出てきていませんしね。
それって、愛情たっぷりに描いているからだと思うんです。

で・・・それが「花燃ゆ」にはないかなあ・・・と思えるのです。
伏線がきっちりできていないとぽっと出てきたようでそのキャラに愛情を感じられませんし、書きっぱなしだとかわいそう・・・そんな感じがします。

そして・・・昔の女性が悪いかのように、今風に仕上がっていると思います。

例えば・・・朝ドラの「あさが来た」では、男勝りに飛び回っているあさに対して舅・姑は子作りは諦めたようですが、新次郎に妾を囲おうとしましたよね。
それって、当時としては当たり前だと思うのです。

でも「花燃ゆ」では、玄瑞が京に女を作った!!あり得ない~~!!みたいな展開でした。
まあ、とりあえず、命を懸けて戦っている男たちは、宵越しの銭は持たなかったのかもしれませんしね・・・
それは、新選組でも放蕩してますから、まったく当たり前だったんじゃないかとおもいます。
久坂玄瑞のような男前ならなおさらです。

そこで思い出したいくつかのドラマや映画をご紹介。

まずは「一枚のハガキ」
新藤兼人監督の遺作です。

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戦争映画というよりは反戦映画です。

時代は戦争末期・・・100名の中年兵士が召集されました。
松山啓太ら兵士100名たちは上官のくじ引きで赴任先が決まります。
くじ引きが行われた夜、フィリピンに赴任が決まり、生きて帰って来れないと悟った森川定造はハガキを読んだことを妻に伝えて欲しいと、妻・友子から送られた1枚のハガキを啓太に託すのでした。

終戦後100人中6人の兵士が生き残り、その一人の啓太は1枚のハガキを元に友子の家を尋ねます。。。

というお話です。

ここで私が紹介したのには・・・
妻の友子・・・定造を愛していますが
①戦死したこと
②義理の両親が歳いっているということ
③本人も行く先がないこと
から、次男の嫁となるのです。

年下の義理の弟・・・「姉さん・・・すみません。」と、出征する前の晩(だと思う)に抱かれるわけですが・・・
とにかく、友子は定造を愛していますし、親のことも気がかりです。
おまけに、当時は同じ村同士で結婚するとか、いとこ同士で結婚するとか・・・世間も狭かったんですよね。
もちろん、兄が死んだら弟の嫁となることもままありました。
昭和でもそんな時代です。


次に・・・「わが家の歴史」

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三谷幸喜脚本のドラマでした。

時代は・・・昭和20年、日本は終戦を迎えました。
博多で暮らす7人家族の八女(やめ)家。
長女・政子17才が、甲斐性なしの父・時次郎に代わって働き、弟・・・妹・・・一家の生活を支えていたのです。
父・時次郎と戦友・古賀巳代治との一攫千金をねらった事業が大失敗。
家はなくなり六畳一間に居候することに。。。

中洲のクラブ「長い夜」で働き始めた政子は、店の経営者である、新進実業家・鬼塚大造と知り合います。大造は、家族を思い前向きに生きる政子に惹かれ・・・政子も、大造への尊敬の念がいつしか愛に変わっていのでした。

ということで、主人公は柴咲コウ、その家族を見てくれる大造には佐藤浩市、その妻・千晶には天海祐希さんです。
何を言いたいのか・・・??
できる妻・千晶は、夫に愛人がいることも了承ずみ・・・
おまけに面倒を見る大造は、妾の面倒を見る=その家族・・・一族郎党の面倒を見る甲斐性がある!!のです。
それでOKというか、大造は大した男なのです。
これも終戦時のお話です。


そしてこちら・・・「柘榴坂の仇討」

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こちらは、桜田門外の変で、殿を守れなかった彦根藩士が明治となっても仇討のために尽力し、それを支える妻の話です。
そこには、討つ者も、討たれる者も・・・時代に取り残されたまま明治を生きていた・・・彼らの未来は・・・??

と、志村金吾を支える妻・セツは、旦那様に従って・・・でも、芯の強い女性を演じていました。

どの作品も、生き生きとその時代の中で一生懸命生きている人々を書いています。
私は何を言いたかったのか・・・??
いろいろな夫婦の形があると思います。
それこそ、「あさが来た」のあさ&新次郎なんかは、バリバリ働くあさなので、当時は世間の風がきつかったでしょう。でも、そんな世間の噂もちゃんと書いてくれています。

昭和20年になっても、兄が死んだら弟の嫁になったり、すごい男のお妾さんでいる女性もいたのです。
そして・・・「柘榴坂の仇討」のセツなんかは・・・奇をてらうようなことは何にもしていません。
仇討をすると決まった時に、金吾に離縁されそうになって・・・「嫌です」と断ってからは、仇討のために働かない夫を支えて飲み屋で働きます。
何も言わないけれど・・・もしや・・・今日は仇討する??となった日に、本懐を遂げさせるために夫を見送ります。
そう・・・仇討が遂げられても遂げられなくても夫に待っているのは、本懐を遂げた後の死だけだったのに・・・。
画面にはあまり出てこないのに、口出しせずに夫を陰で支えているなあ・・・っていうのがわかるんですよね。

「花燃ゆ」には、そういう明治女の芯の強さみたいなものをあんまり感じないんです。
美和は玄瑞が死んでから、粂次郎を息子にしては返し、奥に入ってはやめ、隠し子も返し、寿の世話をすると言って群馬についていったのに看病せず・・・
志という大層な事でもないのに、何一つことを成していないのです。

本当の美和は、久坂の妻として生きて・・・久坂の妻として死にたかった・・・。
母・滝に、乞われて・・・孫たちの面倒を見るために素彦と結婚したといいます。
ま、もう、あんなに大きくなってますけど・・・と、思わなくもないですが。。。
本当は、素彦とは一緒に暮らしておらず、姉の看病も献身的にしたようです。
素彦に嫁ぐ時も・・・久坂の手紙をもって嫁に行くことを許可してほしいと、素彦に願っています。

はじめ美和が主役となるとわかった時・・・もちろん「誰・・・??」レベルでした。
幕末維新に詳しい私が知らないのに、みんな知らないだろう・・・どうするの・・・??
と、思っていました。
いろいろ調べて、松陰の妹→久坂玄瑞の妻→楫取素彦の妻と、なる中で、一番難しいのは、玄瑞の妻→素彦の妻だろうなあ・・・これを今の人々に・・・どう、みんなに納得させるんだろう・・・??
と思っていましたが、まさに撃沈だったようです。

本当の美和がかわいそうでなりません。

zeroそういえば・・・永遠の0のときの井上真央ちゃん、岡田准一く演じる主人公・久蔵の奥さん・松乃でした。

久蔵が特攻で戦死した後は・・・
乳飲み子を抱えて苦労する中、その最期を報告に来た部下・大石がいろいろ世話を焼いてくれて・・・
その大石と再婚します。
大石としては、久蔵の代わりに守ってあげようと思ったのですが・・・
命を懸けて戦った戦友にはいろいろと想うことがるのでしょう。

現在は理解できないかもしれないけれど、当時としては、ありがちなことだと思うのです。


どうしてこんなにきれいに再婚できないんだろう・・・花燃ゆ。。。

「一枚のハガキ」観ました。はこちら
「柘榴坂の仇討」観ました。はこちら


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ああ・・・副題が~打つ手なし!二人に挽回の道は??~ですよ。
何を挽回するんでしょう・・・。
不倫の誤解を解くことなんでしょうか・・・??
そんな大河、嫌なんですけど・・・。


前回、大雨によるがけ崩れで帰れなくなった美和と素彦・・・
ようやく泊まれた宿屋は一部屋だけ・・・枕を並べて寝ることになりました。
って・・・少女漫画のドキドキじゃないんだから、奇をてらうな・・・とか言われたからのコテコテの少女漫画なんでしょうか・・・??

「おかしい・・・あの県令殿が来てからだ・・・だが・・・それもそろそろたいな・・・
 なにかが起こる・・・その責任は取ってもらう!!」by阿久沢様

って、お泊りのところに入れたら不倫の責任になるじゃん!!

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こんなことをやっているうちに、揚返し場が何者かに放火されちゃいましたよ。

県職員が必死に鎮火しようとしている中・・・探しても、探しても県令殿はいません。
だって、↑なんだもん。

で、お泊りの場に探しにやってきてびっくり!!
美和がいるではないか・・・??

すでに、生糸の仲買人が火をつけたと犯人も判明!!
処理も終えたんだって。
素彦よりも、みんな優秀だわ!!
県令殿のなさりように、不満を持っていると言っているという。。。
どの部分に・・・??

どこにいたのか・・・??全責任を取ると約束してたよね!!誰と一緒にいたのか??
と、阿久沢様が詰め寄りますが・・・
どの責任にします??

美和と一緒に一晩過ごしたってあっさり、きっぱり認める素彦に・・・。
「これは県令殿とあろうお方が・・・」そんなことはあろうはずがない・・・と、嫌みなんだよね??
いえいえ、当然のことを言ったまでですよね。

だいたいから一緒に住んでるだけですでに怪しい・・・。
うわさは尾ひれをついて広まるのでした。
サイテーじゃないの・・・??
だいたいから、最初から妾は許さないな感覚で話を進めるからこんなことになるんだよ・・・。
いい男(経済的にもね)にはたくさんの女とその家族がついていた時代・・・
=経済的に裕福な、地位も名誉もある男はたくさん女を囲うけれど、その一族の面倒も見る時代だったんですよ。
今風の・・・妾なんて絶対に許せない!!的に進めていったからこんな結果になったんだと思うんです。
ちなみに、本当の美和は、素彦の妻となりますが、この時点では一緒には住んでいないし、”久坂の妻であることを誇りに”思っています。

長州から中原がやってきました。
ひとのうわさを聞いてちょっと心配になります。
水を確保したいとやってきた中原・・・
二条窪のことでしょう??なんでここまで来るのかとちょっと変な気もしますが・・・
人と人を結ぶ美和は船津を紹介するのでした。

最近、素彦を見つめる美和がよく出てくるんですが・・・
見つめること=おしとやかとか、三歩下がって的な印象を付けようとしてるんでしょうかね・・・??
策を練っているとしか見えませんね・・・。

う~ん、中原は、うわさは気にならないといい・・・県職員たちが素彦にこの土地を出て行ってもらいたいと言ってた事が気にかかるらしいの・・・??
でもね、その元凶って、うわさ=美和だと思うんですよ。
あげまんどころか、さげまんなヒロインって・・・
「せわあない!!」だそうだよ・・・。

おまけに、美和にだけ挨拶して・・・うわさの話をして・・・素彦に挨拶もしないで帰る中原。。。
せんでいいのか・・・おい!!??

寿のもとにも美和の手紙が届きます。
それを読んで・・・
美和と旦那様は通じるものがる・・・私は・・・もう、要らんのかもしれませんね。。。
そんなこと言わすか・・・寿に!!??

信じられない!!
きっと、こんな言葉・・・脚本を書くひとの気持ちには共感できないわ・・・と、おもう。。。
だから、人気ないんだよ・・・花燃ゆ!!

西南戦争の後処理に頭を抱えていたのは・・・
ひとりの伊藤ではなくって、山縣と井上が加わってますね。。。
っていうか、本当に、出さないんだね・・・大久保・・・維新三傑で、亡くなった時に借金しか残っていなかったという政治のエキスパートを!!
誰かが言っていた・・・伊藤博文が大河にならないのは、お隣の国のこともあるけれど、「金と女がついて回るから」だって・・・!!
おっと、別に伊藤が嫌だっていうんじゃないのよ・・・
でも、出なかった大久保利通の株は下がらなかったからよかったのか・・・??

西南戦争後の罪人たちの行先・・・
群馬に罪人たちがやってくるというお話がぽんと出てきました。
なぜだか銀姫が手紙を送っています。
くれぐれも首を突っ込まないようにと・・・
これって、ダチョウさんの「押すなよ!押すなよ!」に聞こえてしまったのは私だけ・・・??
やるに決まってんでしょう・・・??

熊本・鹿児島の国事犯87人がやってきました。
県令殿の鶴の一声で・・・
「ただ働かせるのではなく、働きながら適正に応じた技能を身に着けてもらう」となりました。
ま、これはいいわな・・・。
でも、胸を張っていうほどのことでなく・・・
阿久沢様も言っている通り、ほかの県でもやっている・・・

あ・・・出ましたよ、””群馬から日本を変える!!”by素彦

で・・・歩き回って何とかするようですよ、素彦・・・。
もっと頑張ってもらわないと、阿久沢様の悪っぽさも光らないのよね・・・。

国事犯受け入れの協力を一軒一軒頭を下げてお願いしています。
トップダウンでもっとガツンとしないのが素彦なんですね・・・。

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で・・・すでに振る舞いが妻の美和は、おにぎりを差し入れするのでした。

で・・・美和は、またもや仕事をほったらかして国事犯受け入れのためにお願いに回ってるようです。
養蚕はやっぱり片手間だったんだね・・・。
それに、国事犯受け入れの件は、県の仕事ではないの??

「あの人たちにも家族がおるんです。」by美和

自分たちが食べることで精いっぱいの人たちに、どう受け入れろというのだ・・・
自分の家にも受け入れないというのに・・・
そういうのは本当にトップダウンで住むところを県が作って収容してそこで作業させたらいいんじゃないのか・・・??
それが、お殿様=県令の力じゃないの??
でも主役ですからねえ・・・一生懸命頭を下げる美和のことを受け入れてくれる優しい群馬の人たちなのです。

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せいにいろいろ御高説をと唱えて・・・お手伝いしてくれるそうですよ。
すでにあほ臭く、御高説、私の頭に入んなかったわ・・・
でも、美和ではなく、せいのおかげでまたもや一軒一軒回る美和・・・。
せいがどうにかして・・・とお願いしている横で、「決して悪い人たちではないんです。」by美和
国事犯ですよ・・・??おかしいだろう・・・??

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時間がもったいないよなあ・・・1週間も歩いてまわって成果の出ていない素彦に。。。
養蚕業の女性たちがやってきます。
美和の(せいに世話になっている)おかげで働いてもらえることになるのでした。
「まってるお身内がいると思えば・・・」とか、「おせいさんまでこられちゃあ・・・」とか、
とどめは素彦の「またやったな・・・美和の仕業よ・・・」と、なるのでした。
普通なら県令として、「罪人を一般家庭に・・・??人々を危険にさらして。。。なんて非常識な!!」ぐらい言ってほしいものです。

ああ・・・どこまでお気楽なんだ・・・ここまでくるともう・・・言葉もありません。
女性は得体のしれない男と働くなんて・・・危ないだろう・・・。
人々の安全を守るのも県令殿の仕事ではないの・・・??

国事犯たちがやってきて・・・
いろいろ演説する素彦ですが・・・更生するのは県ではなく、市井の人々なんですよ、きっと。

素彦が言うには、それぞれの未来に向かって歩むんだそうですよ。
感激の雨嵐ですが・・・私の耳には入ってこずの演説でした。

このひとなら・・・本当に群馬を変えるかもしれない・・・って、どんな魑魅魍魎が住んでんねん!!
素彦が何をやったというのだ・・・!!??

結局、いい人な阿久沢夫妻がいないと何にもできないんだよ・・・。

そこへ・・・手紙が来ました。。。
それは、東京の粂次郎からだったのです。

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「母の気持ちがわかるなら・・・
あなたには今すぐその家を出て行ってほしい・・・」

あら・・・そのまま終わるのかと思いきや・・・
副題の打つ手なし!二人に挽回の道は??とか、この終わり方とか・・・
”不倫”が題材なのね。。。

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とりあえず・・・ショックでした。
この副題も・・・ほとんど書き終えたところで全部消してしまったことも・・・。
なので、書く気が失せてしまいました。
ごめんなさい。。。

私は女性が好きと思われている昼ドラや渡る世間はダメなんです。
ちなみに少女漫画やレディースコミックも・・・。
あ・・・でも、今回の朝ドラ、とても面白いですよ。

なので、さすがにこの展開はどうもなあ・・・突っ込む気も失せました。

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普通・・・県令なら宿の他の者を同部屋にしてでも一人部屋を用意するでしょう・・・。

阿久沢様の言う通り・・・責任とってください。

ちなみに船津伝次平に会いに美和が行っていますが、どうして行ったのか??まったく伏線がなくっておかしいですよね。

hunatu本当は、あんな野蛮人ではなく(良純さんごめん。。。)こんな感じ。


ちゃんとした賢い人ですよ。。。


船津伝次平と素彦を美和が引き合わせたかのようになっていますが、そうなのかもしれませんが・・・ドラマなのでそうしてくれてもかまいませんが・・・


あまりにも唐突すぎるし、これってこれ1回で終わりそう。。。

なんかこの作品って書いては書きっぱなし!!
みたいな感じで、紀行で回収してるように思います。

ほんと、誰にでもその人生にはドラマがあって、名前が挙げられるだけその功績は大きいと思うのに、このぽっとだされての放置プレイ・・・

花燃ゆはそんな感じが多いですよね。

なので、感情移入できないんでしょうね。。。

木戸も西郷もほとんどナレ状態で死んじゃって・・・
松子様なんか、旦那様がなくなったのに辰路に「せわあない」って言われる始末・・・。
人の旦那が亡くなったのに、なにが「せわあない」だ!!



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ああ・・・もう、どんな風に書いても、不満しか出てこないんじゃないかと思ってしまいますが・・・。
ほんと、歴史に忠実に・・・なんてドラマに思わないですが、どうか、面白いドラマにしてください。

前回1回で萩の乱、終了・・・。
杉家にも、吉田家にも、楫取家にも影が・・・
そりゃあ・・・OPから先週の終わりのこれじゃあなあ・・・。

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どんな運命の糸をつなげるんでしょうか??

楫取家ではすでに美和が妻のようです。。。
ああ・・・見つめ合うとかいらないんですよ。。。気持ち悪いんだから・・・。

阿久沢様のおかげ様で群馬は成り立っているようで、ま、この頃は当然と言っては当然でしょう。

「侍の世は昔話。これからは商人の世。。。」という阿久沢に、「勉強が大事だ」と返す素彦・・・。
目の上のたんこぶのように東京に出張に行けと言われることに、眉を顰める素彦でした。

楫取邸にやってきたせい・・・。寿のお見舞いに、みんなで作ったという焼きまんじゅうを持ってきました。
この大河は、本当にスイーツが好き??
と、食べるんかい??の美和です。
お・・・思い出しました。
そういえば、あの最低と謳われる「江」も、食べては子供を産んで、子供を産んでは食べていましたね。。。
女性とくると、こういうことしかしていないと思っている・・・??
思い浮かばないんだろうか・・・??
それこそ思い込みの男尊女卑・・・。


いまだに美和を”お手伝いさん”呼ばわりするせいですが・・・
これは伏線なんでしょうが・・・しょうもなさが目立ちます。
焼きまんじゅうを持ってきてのお見舞いは口実で・・・字を教えるなどと言いに来るなとくぎを刺されるのでした。

「道楽でそんなことされても困る・・・」と。
そうですね・・・この時点では、道楽以外の何物にもないようです。

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そして、野村靖が楫取邸にやってきました。
幕府の要職にず~っとついていたこの人も、けっこう暇なようです。

野村がやってきたのは・・・

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留魂録・・・
松陰が小伝馬町の牢で、沼崎吉五郎に預けたものでした。

ちなみに・・・この留魂録。。。結構謎なものです。
野村が楫取に持ってくる前から、楫取はこの留魂録の存在を知っていたようです。
ま、そこはいろいろあってでも、ドラマなので、とやかく言うのも無粋かなあ・・・とも思うんですけどね。

相変わらずラブラブの二人です。

やっと明治10年だということがわかりましたよ。
ちょうど、緋村剣心が神谷薫と知り合った頃です。

楫取邸に年賀の挨拶に来る職員たち・・・
お世話をしているのは美和一人・・・
一人だと、まるで奥様のようですが・・・きっと、こんなところだと使用人の一人や二人はいたことでしょう。

教育で群馬を日本一にするという素彦にな美和がそこにはいました。

職員たちは、学校設立に反対!!
でも、どちらにも熱意は感じられません。

素彦は、一生懸命自分の足で村を回って状況把握に・・・
そして美和もまた、女工たちに勉強をさせようと努力しますが・・・
ろくでなしの亭主を抱えて寝る間も惜しんで一生懸命働いているんだと、せいに言われてしまいました。

ま、群馬の男性全員がろくでなしのように聞こえますよ。。。

家の手伝いをしながら学校に行けるように、近場に通える学校を作ろうと言い出す素彦ですが・・・。
実は群馬、たくさんの寺子屋があったんですよ。
だから、そこを利用すればいいのにねえ。。。
それに、本当に貧しいところを回って説いていますが、貧乏暇なしなんだから拒否られるのは明らかです。
明治時代の一番の教育は・・・まずは教育者を作ることだったんじゃないかな??

例えば、「坂の上の雲」の兄・秋山好古は、松山藩士でした。
頭は良かったのですが、薩長土肥が政府要人を占める中、上には上がれない・・・と思ったので、まずは学校の先生となって・・・陸軍軍人となります。
そう、司馬遼太郎先生も書いてるんですよ・・・
薩長土肥以外の人間が、うえに上がっていくためには教育者か軍人しかない!!と。
学ぶ余裕のある人からまず勧誘しないとね。。。
だから・・・真実味がなく見えてしまいます。


寿は母に対して手紙を書いていました。
自分では旦那様の力になることはできないと、いきなり始まりました。
そして唐突に・・・「今の旦那様の力になれるのは美和です。。。」と。

滝と亀が話しています。
「美和がようやってくれているから感謝しとる。。。」
「そうでございますか・・・よかった。。。」
って、違うやろ・・・!!

寿が死にそうやから、美和と再婚させてって言ってんだよ。。。!!
寿が死にそうとか言ってんのに、寿の心配しなさいよ・・・!!

学校を作ろうと、いろいろ頑張る素彦と美和ですが・・・みんな今一つです。

そのころ・・・明治政府は西南戦争に対峙していました。
おお・・・いきなりですが、木戸さん、調子悪そうですよ・・・。
「たいがいにせい・・・西郷!!」と言って倒れてしまいました。
で・・・終わっちゃった??

話は賭場に・・・。
本当に、群馬の男性たちは、まったく働いていないかのような書かれようで・・・
女たちは、苦労して生糸を紡いでいます。
本を読んでもらおうと必死な美和ですが・・・。

別に、ここだけで勧誘しなくってもいいのになあ・・・と、思うんですよ。

ぶつくさぶつくさ寿に文句を言ってたしなめられる美和・・・。
美和より4歳年上だってことですが・・・杉家一番の常識人かもしれません。
あ・・・梅兄も常識人・・・・?

東京に名医がいるということで、寿は東京に行くことになりそうです。
粂次郎のいる東京で、女中を雇って・・・
そう、姉が!!寿が!!美和は素彦のところにいてほしいそうな!!
ああ・・・もう、天下御免の不倫となってしまいましたね。

ちなみに・・・史実の美和は、同居してないし、東京へも看病に通っています。

ああ・・・寿が行ってしまった・・・。

東京では粂次郎が・・・
「あねぇにやつれて・・・」と、父に不満タラタラです。

・・・このまま、フェイドアウトしてしまいそうな勢いです。

ほんと、この大河ではずーっと寝ているだけの寿ですが、いろいろやってるんですよ、ほんとは!!


毛利元徳は、第十五国立銀行頭取に就任し、パーティーが・・・。
そこに孝允や素彦がやってきました。
が、素彦のほうが偉そうですよ。。。
ああ・・・第十五国立銀行の設立は明治10年5月21日で・・・木戸孝允の命日は5月26日・・・
あともう少しで意識朦朧の昏睡状態です。
天皇陛下と京都へ行っているときに、昏睡状態に陥って・・・京都の別宅で亡くなるんですけどね・・・。
だから今も死にそうなのか・・・??
だいたい木戸と伊藤しかいないからこんな感じになっちゃうんだよ・・・。

ここでも銀姫と松子のガールズトークでは、美和が秀次郎の養育費を払っていることを話し始めました。
ああ・・・みんな持ち上げていますが、その美和が支払っているお金はどこから出ているのでしょう・・・??
働いていないのに・・・。

「今度は美和が何をしでかすか楽しみじゃ・・・」by銀姫
しでかすかって・・・養育費を支払っていることがしでかしてるんですか・・・??
と、上げ足も取ってしまう。。。

女工たちのもとには、やくざまがいの男たちが取り立てにやってきていました。
娘を奉公にだせという・・・

女工は聞いてもいないのに、「私たちには証文は何かいているかわかんないから・・・」と、暗に勉強しないといけないよねみたいなムードを作り出してきました。
そこへやってきたせいは、証文と引き換えにお金を立て替えます。

「それでええんですか??
 同じことの繰り返しで慣れっこになってしもうて・・・このままで本当にええんですか??」by美和
ま、そうなんですか。。。

「おぼこいお手伝いさんが、私に意見しようっつうんですか??」

「はい!!言わせていただきます!!」って、「マザーゲームか・・・!!」

と、演説し始めました。
自分の言いたいこと、できないことはない・・・やればできる・・・文章も読めるようになる・・・
これからは、自分で人生を好きに生きていける・・・そんな時代になったんです。
だれでも夢見てええんです!!
でも、そのためには学ばんと!!
それが生きる力になります!!
生きる力を身につけんと!!



「気に入った!!」byせい

何が気に入ったのか・・・で・・・こっぱずかしいが・・・ここで・・・
「お手伝いさん・・・いいや美和さん・・・。」
と、認めてもらいました。

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ということで、お勉強の時間ですよ~~~!!

あ・・・だからってねえ・・・この勉強の時間の間、生糸の生産はどうなるのか・・・??

そして、楫取の活躍で、学校がたくさんできそうです。
ほんと・・・こういうところをちゃんと大河してほしいわ・・・。


最近私の中では、紀行に違和感を感じています。
??本編に違和感か・・・??
だって、紀行でやってること、本編で全くしてくれないんだもん。

ボロカス言われているけど、きっと、楫取素彦の功績は、大河に選ばれるだけあってたくさんあると思うんですよね・・・。
だけど、やってくれないからこんなにブーブー言われちゃうんだよ。。。

坂本龍馬だって、司馬遼太郎が「竜馬がゆく」でかっこよく書くまでは、「そんなん誰??」って感じだったんです。
本当の龍馬は、「竜馬がゆく」とまったく違うともいうし・・・。
やっぱり、フィクションであっても面白く、かっこよく・・・というか、フィクションなんだから、かっこよく書いてあげてほしいんですよね。。。

紀行によると、本当の素彦は・・・
教育政策に情熱を注ぎ、学校の設立を奨励。
群馬県は就学率が飛躍的にあがり、全国でもトップレベルに!!
道徳の教科書「終身説約」を編纂させ、子供たちの教育に力を注ぎます。
この教科書は、全国で採用!!

明治11年には衛生所を兼ねた医学校を新設。
後には当時少なかった女学校の校舎となります。
先進的な教育環境を整え、人材の育成に努めたということです。

これでは、大河に選ばれた損みたいです。


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花燃ゆいよいよ萩の乱をやってくれそうですが・・・

まずは群馬の生糸作り。
生糸は明治の代にあって重要な輸出品でした。
ここまで生産性の高い働き場がすでにできているので、なかなか賢い人たちがいる素地はあるようです。

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美和は、その工場で母と一緒に働いている小さな少女が働いていることに気を留める。。。
少女の名はおキク。。。
でもね、このころ子供が働いているのは当たり前だと思うのよ・・・。
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今やっている「5→9私に恋したお坊さん」の三休・・・寺田心君のほうが、学校行かなくっていいの??って思っちゃいますが・・・。今の時代、小坊主さんはいないでしょ??

そしてトメの夫は博打で借金をこさえて、こさえて・・・の人でした。
国定忠治な人がたくさんいたのかもしれませんが・・・。
上州は、舘林藩もあるし、戊辰戦争時は、遅参して・・・金2万両を献上したことによりこれを許され、政府軍の一員として奥羽征伐で軍功を挙げたと言われています。
なので、県としてもお金の面では不安定だったようです。

この頃の男たち・・・士族階級は、・・・薩長土肥が政府を牛耳っているので、出世の道も閉ざされていたり・・・
農民たちも戦いで疲れ果てていて・・・政府に絶望し・・・これが現状だったのかもしれません。
群馬だけではないということです。

映画でもありますが、娘が郭に売られたり、女工として売られたり・・・そんな世の中でした。
女の子が産まれると喜んだといいますから・・・。
食べていくためには仕方がなかったのかもしれません。
しかし、そこは学問に明るい美和は、勉強することで人々の底上げをしようと考えます。

ちなみに上州は・・・

文化・文政期頃からは藩校や寺子屋の普及によって学問・文化活動が盛んになり、儒学・国学・蘭学などの分野で多くの学者や文人を輩出しています。

さらに赤城・榛名・妙義山などへの社寺参詣や湯治などを目的とした庶民の旅も一般化し、草津・伊香保などの温泉地を訪れた江戸の文人・画人らとの交流し、和歌・俳諧などの庶民文芸も各地に広まっていっました。

なので、美和が勧めなくても文化的にも発達していたようにも思えるんですけどね。
働かなければならない低所得者がいるのです。

美和が、世間知らずなお嬢様に見えてしまいますよ。


萩ではきな臭いことが起こりそうな雰囲気です。
が・・・どうしてそうなっているのか??とか、まったくわかりません。

おまけに、突然でまったくわかりませんが・・・前原一誠から美和宛に、乱を予想させる手紙が届くのでした。

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いきなり、萩の乱です。

木戸と伊藤しかいない政府は、たもとを分かった元同士と戦わなければなりません。
その苦悩もまったくなし!!

政府が鎮圧を・・・!!

それもやっぱりナレーションで終了・・・。

梅兄の長男の吉田小太郎がこの乱に参加しているのに、ナレか??ナレなのか・・・??
「無事で生きて・・・!!」と、亀が井戸で水をかぶり願掛けしています。

萩に向かおうとする素彦、それを止める寿が倒れてしまいました。
粂次郎も萩に向かおうと・・・結局粂次郎についていくのは美和でした。

品川弥次郎が、萩の乱が鎮圧したと、素彦に報告に来ます。
報告に来る必要があるほどの人物かどうかは疑問だよ・・・。
当時の政府は忙しくっててんてこ舞いなはずだから。。。


萩に帰ってきた粂次郎と美和。。。

小太郎が亡くなった事を知ります。
ああ・・・なんで、どういう志で死んだのか、全くわからないわ・・・。
叔父上が、小太郎の東京行きを止めなかったら、巻き込まれずに済んだと、亀が言っていますが、ま、いろいろ会議にも参加し、賛同していたでしょうから、こうなることはわかってたと思われるのに、普段の生活が”せわあない”と、のんきなもんだから、ひとこと言ってしまうのです。

「小太郎が命をかけようとしているのに、みんなしらんかったんかい!!」と。。。
そう、叔父が東京へ行かせてくれなかったからではないですよきっと・・・。

第一、塾生がたくさん参加してるんだから、率先しても知らないわけないだろう!!

兄上・松陰の言う”志”が、みんなにはあったはずだよ!!

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そして・・・叔父の切腹も、回想で終わっちゃったよ。。。
ちなみに、みなさん書いていますが、叔父・玉木文之進がこの萩の乱に塾生がたくさん参加していたことで、責任を取って切腹した時に、介錯したのは美和の長姉・千代です。
このドラマでは亡霊のようですが・・・

ああ・・・責任とった叔父上・・・書きようによったら、萩の乱の西郷に書き上げることができたのに・・・。

ちなみに・・・忘れられていますが、杉家長女・豊子の夫・玉木正誼(なんと乃木希典の弟)もこの戦いで戦死していますが、そんなこともスルー・・・。

当時の女性は家を守ることがしごとでした。
政治もろくに書いてくれないのに、杉家をメインに描くのではなかったのか・・・??
ホームドラマにしたかったんじゃないの・・・??

粂次郎は傷心のまま東京に帰りますが・・・やっぱり美和は帰らず。。。
ここら辺も、受け入れられませんわ。。。
親族に三人も犠牲者が出たというのに、美和が自分の作ったご飯を食べろというのも無神経なもので・・・。

前原一誠が斬首されたというナレで、萩の乱終了!!


ぽかんと穴の開いた杉家・・・。

家族が泣き明かせるように、家事を一切する美和。。。
ま、昔はそうでした。
葬儀の時は、家族は泣いているだけでいいんです。
そう、故人のために泣いてあげなければならないから・・・。




群馬では、せいが楫取家を訪問。
美和が病人をほったらかして長い間家を空けていることを暗に批判してます。
ごもっとも!!

そうなんです。
この”せい”、悪者というよりは、当時の気風の言い女性の普通のような気がします。
なので、こちらも今一つインパクトが少ないんですよね。

「とうとう最後まで、あの子に泣き言の一つも言わせんでおくりだしてしもうた・・・」と滝が言っていますが、美和にそんなに泣くことがあったのか・・・??
自分の息子も、婿もを亡くしてないじゃないか・・・??

と思ってしまう私は、血も涙もないんだろうか・・・??

そして・・・その悲しみは・・・義兄が受け止めてくれたのでした。

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めでたし、めでたし・・・??

そんなバカな!!な光景です。

当時、”男女七歳にして席を同じうせず”ではないのか・・・??

寿がかわいそうです。

そうか・・・不倫ドラマだったんだ・・・。
そんな大河はいらん!!

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