日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

カテゴリ: 青天を衝け

「青天を衝け」、毎週楽しみにしています。

そして、毎週、毎週、感想を投稿する予定だったんですが・・・
なかなか更新できていません。
ていうか・・・去年の「麒麟がくる」のように、書けなくなってしまいました。

子供の大学が全てオンライン授業となり=家にいるので、なかなかゆったりとした自分の時間を持てません。
おまけに、実家×2の親3人の用事も増えてきました。
なので、感想を書けないまま、ず~っと来てしまっていました。

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」完全読本 (NIKKO MOOK おとなのデジタルTVナビ特別編集)
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でも、毎週、毎週、とっても楽しみにしています。
というのも、渋沢栄一、知っているようでほとんど知りません。
パリ万博に行った人、たくさん会社を作った人、作っては譲って、作っては譲っての人、福祉に力を入れた人・・・
知っていても、ほとんど知らないようなものです。
なので、毎週教えてもらって楽しく見ています。

おまけに、吉沢亮くんも、相変わらず活舌もよく、イケメンを百面相してくれて、新境地開拓ですよね??

ほんと、毎週楽しく観て応援しています。
これからもっと面白くなりそうですが・・・私は毎週の感想を断念しますが、コロナに負けずに、頑張ってください~~!!

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大河ドラマ 青天を衝け 渋沢栄一のすべて (TJMOOK)
大河ドラマ 青天を衝け 渋沢栄一のすべて (TJMOOK)

前回、高島秋帆に声をかけてもらい、仕事で父・市郎衛門に認められ血洗島を救った栄一は、仕事がとっても面白くなってきたようです。

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ひとりで藍の買い付けにも行ってますよ~~!!

そんな折、兄のように慕う惇忠から、浜田弥兵衛の本が手に入ったと聞かされます。

「暇ができたら読みに来い!!」

ここにも幕末の風が吹いてきていました。
読みふけって・・・どうして今は鎖国なのか・・・承服できない栄一がいました。

「今から300年ぐらい前に、異国の者が多数入ってきた。その者たちは、異国の神を広め日の本の魂を奪って乗っ取ろうとした。
 それを東照大権現さまがこの国の神を守り、救ってくださった。」by惇忠

時間を忘れて議論し合うようになります。

なんと・・・

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朝になっていました・・・!!


渋沢栄一 君は、何のために「働く」のか 絶対に後悔しない働き方、幸せになる働き方 (単行本) [ 渋沢 栄一 ]
渋沢栄一 君は、何のために「働く」のか 絶対に後悔しない働き方、幸せになる働き方 (単行本) [ 渋沢 栄一 ]

一番藍が不作だったにもかかわらず、いい藍が出ました。
良い値になったので、暮れに得意先の百姓を集めて御馳走することになりました。
そして・・・その寄り合いを栄一が仕切ることになったのです。

その頃、江戸城では徳川家定が第13代将軍となっていましたが、実務を担っていたのは、老中首座の阿部正弘、新しく海防参与となった徳川斉昭でした。
ペリー対策は・・・??
ま、斉昭がいれば・・・「異人など皆殺しだ・・・!!」ですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

その頃、平岡円四郎は、一橋家・・・慶喜のもとへ・・・!!
斉昭は、この慶喜より一回りも年上の円四郎を小姓にしようと思っていました。

「平岡円四郎、私はお前に私の諍臣になってほしいと思うておるby慶喜

「”諍臣”ていやあ・・・諍臣は必ずその漸を諌むの諍臣でございましょうか」by円四郎

「さよう、その言葉の通り、私に少しでもおごりや過ちがあれば、必ず諌めてほしい
 よしなに頼む」by慶喜

慶喜の賢さに、呆気にとられる円四郎です。

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そして、小姓として働き始めました。

血洗島では、藍農家をねぎらう宴会の日・・・その仕切りを任された栄一です。

どうも、座る位置が決まっているようです。
年長者から上座と下座が決まるのではなく・・・若い権兵衛が上座・・・藍の出来栄えの番付表となっていました。
大関・関脇・小結・前頭・・・と座ってもらっていました。
反発も起きる中・・・

「権兵衛どんの藍葉が良かったのはホントの話だ」by市郎衛門

「このとっさまは、前々からこの土地の武州藍を日本一にしようと企んでいる
 だから、ここのみんなでまた来年も高めあっていい藍を作り、武州藍を大いに盛り上げてえと思ってんだ!!
 どうか、来年もよろしく頼みます!!」by栄一

そして・・・みんなで武州藍を盛り上げていくようにやる気になった面々です。
商いが面白くて仕方がない栄一が底に這いました。

1854年・・・黒船7隻が・・・ペリーが再びやってきました。
そんな日本は、砲台を作って待ち受けていました。
どうする??阿部正弘??堀田正睦??井伊直弼・・・??
開国しようとする3人に待ったをかける徳川斉昭!!断固反対!!

「打ち払え、打ち払ってしまえ~~!!」by斉昭

阿部は、迷った末にとうとう日米和親条約を締結しました。

栄一は、父の名代でお代官様のところに行くことになりました。

物入りなので、御用金が申し付けられました。
渋沢一郎衛門は・・・500両・・・!!
周りのみんなは、「承知いたしました」と・・・。

栄一は・・・父の名代で来たので、家に戻って父に聞いてくると言い出します。

「名代には名代の務めがございます
 即答できず、誠に恐縮でございますが、父に申し伝えたうえ、お持ちいたします!!」by栄一

300両や500両など何でもないと言われ、納得できない栄一!!

「はい・・・なれども、自分はただ御用を伺いに来た・・・のみゆえ、やはりお受けすることはできません!!」

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「承知といえ!!言わねばただではおかぬぞ!!」byお代官様

言わない、頭も下げない、栄一!!
伯父さんに連れ出されてしまいました。

どうしてすぐに払うと言わなかったのか・・・??市郎右衛門に言われた栄一は・・・

「俺たちは、藍葉を百姓衆から駕籠ひとつ大体30文で買ってる
 藍の百姓は、その金で食っていき、俺たちはその葉を使って多くの者を雇って藍玉にし、それを一つ1両ちょっとで紺屋に売る・・・
 母様や姉さまが育てたお蚕さんは、一月寝ずに繭を取って一掴みでせいぜい1文だ・・・
 それを・・・安易に500両とは・・・500両という金は、決して名代の俺がへいへいと軽々しく返事をしていいような額じゃねえ!!
 俺はそう思う!!
 とっさまはどう思う??
 百姓は、自分たちを守ってくれるお武家様に尽くすのが道理だ
 それはわかっている!!
 しかし、岡部の御領主は、百姓から年貢を取り立てておきながら、その上人を見下し、まるで貸したものを取り返したの如くひっきりなしに御用金を出せと命じてくる・・・!!
 その道理は、いったいどこから生じたものなんだい・・・
 それにあのお役人は、言葉といい、ふるまいといい、決してとっさまや惇忠兄いみてえな知恵のある・・・」by栄一

お上のことを悪口を言うな!!と、とっさまに叱られてしまいました。

「いかに道理を尽くそうが、仕方のないこと・・・ それが即ち”泣く子と地頭だ”」by市郎右衛門

明日にでも、払ってくるように言われてしまいました。

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「500両・・・持ってまいりました

 おそれながら、それが我々百姓の銭にございます
 朝から晩まで働き、その小さな銭が・・・」

顔をあげると、そこにはもう誰もいなかったのです。

真っ直ぐな栄一ですね~~!!
水も滴るいい男です。

どうでしょう??
頭の切れる商売が大好きな栄一ですね。
ペリーの事も、攘夷の事も、気になるようですが、全てが商いに繋がっていますね。

慶喜もやっぱり聡明な感じがします。
で・・・斉昭をどう描くのかしらね??
と、そこが私の一番の興味津々です。

GHQ焚書図書開封11 維新の源流としての水戸学 [ 西尾幹二 ]
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そして、水戸の立場がねえ・・・
よくわからないというか・・・ま、私の中には元々は水戸学からの”尊王攘夷”のイメージしかありません。
いつも思うんですよ・・・なんで徳川なのに、尊王攘夷・・・天皇なの??って。
ま、水戸学なんですが・・・( ̄▽ ̄;)
わかりづらいんですよね。
幕末といえば、薩長か旧幕府軍か・・・2択のような感じがします。
だけど、その”尊王攘夷”から幕末→明治維新になる・・・
だから、幕末は水戸から始まってたんだったりして・・・。

庶民の渋沢栄一の感覚・・・あ、幕臣になるわ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
でも、今までとは違った幕末を見ることができそうです。


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まだまだ朝ドラのような「青天を衝け」ですが、それはこの人、明治の人ですからね。
血みどろの幕末には(歴史的に)あんまり関係ないので、出番が来るまでは朝ドラっぽくってもいいんじゃないかと思います。

では・・・第3回です~~!!

先週から大人になった栄一です。
血洗村では、藍の”すくも”作りが始まって忙しそうです。
栄一も、父親の市郎右衛門を手伝って大忙しの毎日です。
栄一の手も、藍色に真っ青~~!!

働き者の市郎右衛門は、武州の藍を、阿波の藍に負けない品にしようと頑張っていました。
従兄の喜作は、自分の父親は、市郎右衛門は、イソップ物語のアリのようによく働くと言っているとか。

「いい得て妙だな~~!!」by栄一

栄一は、父親に商いを教えてもらっていますが、とうとう江戸に連れて行ってもらえるようですよ~~!!
それを羨ましそうに思う喜作~~!!
江戸は、あこがれの地でした。

その頃、香港は・・・諸外国が中国との貿易のうまみを狙っていました。
ヨーロッパ諸国とは違い、太平洋航路から来ることのできるアメリカは、その有利さから日本を狙おうとしていました。
そして出回ったのはアヘン戦争で清国が諸外国に攻められている本・・・日本人に強い危機感を与えました。

その頃・・・父・市郎右衛門と一緒に江戸にやってきた栄一。
夢にまで見た江戸の町は、まるで祭りのような賑わいでした。
tuke















世界で最大級のその華やかな都市は、100万人ともいわれていました。
「俺は嬉しい!!
 この街は、商いで出来ている!!
 物を作るモンも、運ぶモンも、売るモンも、それを買ってるモンも、皆が皆繋がって、生き生きとしとる!!
 お武家様がまるで脇役だ!!
 こんな誉はねえ!!この江戸の町は、とっさまみてえな商い人が作ってるんだいな!!」by栄一

新撰組とか、騎兵隊とか・・・農民が武士にい憧れる時代に、なんて真っ直ぐなんだ!!栄一!!
商売が面白いとは!!
流石、後にたくさんの株式会社を作る男!!
武士よりも商人の方に興味があるようです。

その話を聞いていたのはこの男!!

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平岡円四郎・・・運命の出会いですね!!
いちゃもんつけられて逃げる栄一!!
旦那である円四郎を止めるやす。

「ホントのことじゃないか!!
 商人ばかりが景気が良くて、お前さんみたいなお武家様がすっからかん!!
 おかげさまで、一緒になったあたしまで、こんななりになっちまってさ!!
 あ~あ!!いつになったらまた綺麗な”おベベ”が着られるようになるのやら!!」byやす

「ちげえねえ!!ちげえねえな!!」by円四郎

あはは!!と笑う二人・・・江戸っ子って感じがしますね、やす!!

噛んだの紺屋町にやってきた栄一。
藍の商いの中心・・・ここに来ると、藍の流行り廃りがわかるという。
藍葉が豊作だったと売り込む市郎衛門。
しかし、そのお店では武州藍は売れなかった。。。
商売とは厳しい・・・!!

そして、江戸城を見つめる栄一がいました。

遂に、異国の船・・・ペリーが浦賀にやってきました。
1853年のことです。
血洗村でも大騒ぎになっていました。
日本も清国のようになるのか・・・??

「この国難・・・水戸の斉昭に力を借りるのじゃ・・・!!
 慶喜・・・徳川を頼む!!」

その10日後、第12代将軍・家慶が亡くなりました。
幕府では、将軍の跡継ぎである家祥のもと、次にペリーが来た時にどういう対応をすべきか??
大名や幕府有志にまで登城を命じ、広く意見を求めました。
そして、徳川斉昭の隠居処分をとき、海防参与という役目を与えました。
ああ・・・やってしまいました。
この阿部正弘が中心となって幕府が諸大名に広く意見を求めたのは悪かったですね。
ま、これまでに幕府の権威は失墜していたかもしれませんが、さらに求心力が無くなりましたね。
そして、これが「え??自分たちも意見していいの??」と、諸大名がムクムクと起き上がってくる要因の一つとなってしまうのでした。

こうした攘夷への動きは栄一が住む武蔵国にも及びました。
砲術家・高島秋帆も獄から出され、江戸に呼び出されたようです。
その姿は、罪人などではなく、馬に乗った立派な出で立ちでした。

「この国は、どうなるのだろうなあ・・・
 このままではこの国は終わる・・・!!」

「確か、前に、このままではこの国は終わると・・・
 誰かが国を守らねばって・・・!!」

「そうか・・・お前か!!
 私はあの夜、お前の言葉に力をもらった
 そして、どうにかここまで生き延びた
 私はこの先、残された時をすべてこの日本国につくし、励みたいと思っている
 お前も・・・お前も励め!!必ず励め!!頼んだぞ!!」by秋帆

こうして、冤罪を被り投獄されていた長崎の砲術家・高島秋帆が釈放されました。

誰かが国を守らねば・・・どうやって・・・??
考えていたところ、緊急事態です。
藍がみんな虫にやられてしまいました。

「今年はいい出来だったに・・・今年のこの村の藍は、もうおしめえだ・・・!!」

無事な藍葉を刈り取る栄一たち。。。信州や上州へ行って買ってくると市郎右衛門。
今から行って、どれだけ買えるのか??
父は栄一を子ども扱いしあてにせず、一人で買い付けに行ってしまいました。

その頃、あてにされていたのは慶喜・・・。
将軍になるつもりはないと斉昭に淡々と言いました。

「父上は、私を傀儡とし、ご自身が将軍になられたいのでありましょう
 それから、ペルリの国書への意見書ですが、一橋の家のものが、かように立派な建議を起草してくれましたものの・・・私のような若輩者に、どうしてかくのごとき文言が書けましょう
 私は嘘、偽りを好みませぬ
 これにて失礼仕りまする」by慶喜

と、反発するのでした。

かっ様に信州に行かせてほしいと頼む栄一。
藍葉を買い付けてくるという・・・他に買われてしまう前に・・・!!
父の役に立ちたい、この村のために・・・!!

「行っといで・・・!!決して無駄にしたらいけんよ・・・!!」

と、母が行かせてくれるのでした。

藍を買いに来た栄一・・・最初は、小僧と相手にしてくれません。
しかし、父を見ていた栄一の目利きは本物でした。
tuke2















買い付けしながら農民の相談にも乗っていきます。

さて・・・栄一の買ってきた藍は・・・??

tuke4















父の見立ては・・・ドキドキです~~!!

「良くやった・・・!!
 悪くねえ・・・!!」

明日からは、他の村にも一緒に連れて行ってっくれるようで・・・
大はしゃぎの栄一でした。

その頃・・・一橋慶喜の小姓のお声がかかった円四郎!!

商いの楽しさを知っていく栄一・・・!!

ということで、第3回でした。
主人公は栄一ですが、慶喜ももう一人の主人公ですね。
そして、市郎右衛門と栄一、斉昭と慶喜という2組の父子の物語になりそうですね。

栄一は、尊王攘夷派であったにもかかわらず、後に幕臣となります。
そして、徳川昭武に随行し、パリ万博を視察~~なので、幕末の渦に巻き込まれません。
今までの幕末の主人公とは違って、かなり変わった人生を送ります。
ただ、今思うのは、榎本武揚もそうですが、賊軍の徒であったとしても、才能のある人は明治の時代でも頭角を現すんだなあ・・・ってことですね。

どんな活躍をしてくれるのか?楽しみです~~!!

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第2回です。
今回から吉沢亮くん登場ですよ~~!!

9歳になった栄一は、お父さんの仕事のお手伝いを始めていました。

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目利きな父親と一緒に、各地の藍農家をまわり、藍葉を買い付けるのも仕事でした。
躾に、仕事に厳しい父も、栄一に仕事を教えるのは楽しいようです。

tuke2















村では、五穀豊穣と悪疫退散のために、祭りが催されます。
お千代もまつりに合わせて、新しい着物を作ってもらえると喜んでいました。

血洗島の渋沢家には、この地域一帯を納めている岡部藩の代官が時々やってきました。
そんな時は、精一杯のおもてなしで迎えることが常でした。
代官からお話がありました。

「この度、若殿の御乗出しが決まった
 ついでは、道を整えねばならぬ
 六月吉日の前後十日、この村より人足を百人と御用金二千両を用意するようにとのお申し付けだ」

「恐れながら、お代官様・・・
 その頃と申しますと、この村は一年のうちで一番人手が足りぬ時期で・・・
 毎年、他の村より人手を借りるほど・・・
 御用金の方は、なんとか用立てます。
 何卒今少し、人足の数を減らしてはいただけませんかと・・・」by市郎右衛門

「そうか・・・その方、不服と申すのか・・・!!」

「不服など、もってのほか・・・
 ただ・・・六月は、お蚕様も繭になり、藍の買取も一番忙しい時にて・・・
 どうか、この地の百姓のためにも、百を八十に、九十にも減らしてはいただけませんか・・・」by市郎右衛門

「たわけおって!!
 その方、百姓の分際で口が過ぎるぞ・・・!!」byお代官様

「ははっ!!」by市郎右衛門

「いいか、お上が百人出せといったら、百人出すんだ!!」byお代官様


何か言いだしそうな栄一に口止めする母・・・
井戸に向かって叫びます。

「承服できん!!
 承服できっこないに!!
 なんでとっさまが・・・村のみんなに慕われているとっさまが・・・
 あんなに頭を低くしなきゃなんねえに!!」by栄一

村人に慕われている父が、頭を下げて・・・悔しかったのです。

人も足りない・・・お金も足りない・・・みんなが楽しみにしていた祭りは諦めないといけないのか・・・??

「俺は嫌だに!! 
 俺は獅子が舞いてえ!!
 祭りをしてくれ!!
 そんじゃあ、今年の五穀豊穣はどうするんだに!!」
 悪疫退散は・・・祭りをして村の悪いものを追い出さねえと、なんねえ・・・!!
 だって、おいちゃんも、村の祭りは大事だといったじゃねえか・・・!!
 大事とわかっててやんねえのは、”義を見てせざるは勇無きなり”だ!!」by栄一

父に頭をはたかれてしまいました。

「なんもわかんねえモンが、えらそうなこと言うな!!
 みんなも悪いな・・・
 お代官様からの申しつけだが、ちと来てくれ・・・」by市郎右衛門

村のみんなも、栄一の気持ちを痛いほどわかってくれていました。
でも・・・祭りは無くなってしまったのです。
不条理を感じる栄一でした。

その頃、江戸城の一橋邸・・・
七郎麻呂は、将軍・家慶の慶の字を賜わり、徳川慶喜となりました。
そして・・・暇を持て余していたのです。

その頃、水戸・・・
慶喜の父・斉昭は、幕府の命により、隠居生活を送っていました。
そして、慶喜に望みをかけていたのです。

6月・・・血洗島で一番忙しい季節がやってきました。
しかし、お代官様の命令通り、男たちは人足にとられ、女たちで桑や藍葉の刈り取りです。

「よし!!」と、働く栄一!!

時期を逃すと、葉に含まれる色素が変化するので、急いで刈り取らなければならないのです。
お蚕様も、繭になる時期でした。

忙しいので、人足仕事から帰ってきた男たちも、まだまだ働きます。
松明をともしてまでも働く・・・そんな日が、何日も続きました。

tuke3















刈り取りが終わり、人足仕事も終わり・・・市郎右衛門が足を洗おうとしたとき・・・
どこからともなく笛の音が聞こえてきました。
それは獅子でした。

tuke4















「何やってんだ・・・!!」by市郎右衛門

「五穀豊穣!!悪疫退散だに!!」by栄一

それは、栄一と喜作でした。

そこへ、父・市郎右衛門、村人たちも・・・ささやかな祭りの始まりでした。

それから数年が経ち・・・栄一は、立派な青年になっていました。

tuke1















栄一と喜作はともに剣を学び、読書に明け暮れる日々を送っていたのです。

将軍は、自分の子よりも、聡明な慶喜を気に入り、次の将軍は・・・??
と噂されるようになっていました。

そこへ・・・ペリーがやってくると長崎奉行から阿部正弘に知らせが届いたのです。

一生懸命働いていた栄一は、父に江戸に連れて行ってもらえることになり、嬉しそうです~~!!

「江戸だ~~!!江戸だ~~!!江戸~~!!」by栄一

ということで、少年から青年になりましたね~~!!
私は、この少年→青年には、トラウマがあって・・・( ̄▽ ̄;)
もちろんそれは、八代将軍吉宗です。
あの伝説の、”包帯とったら西田敏行事件”ですΣ( ̄ロ ̄|||)
ツッコミどころ満載でしたが、あの作品はとっても好きだったから~~( ̄▽ ̄;)!!
今回は、同じようにかぶってましたけど・・・( ̄▽ ̄;)スッと代わりましたね。
獅子舞も良い感じでした。

今回は、第2回です。
第2回ですが、視聴率とかなんだかんだといろいろと言う人もいるようです。
私は女ですが・・・男尊女卑なのか・・・大河ドラマは男性の主人公が好きです。
やっぱり、血湧き肉躍る作品が好きだからです。
なので、ダイナミックに戦国時代を描いてくれた作品は大好きです。
ちなみに、女性が主役なものでは「八重の桜」が好きかな??

おまけに、イケメンで推している作品は??と思ってしまうきらいがあります。
言わずもがな・・・あのイケメン大河「花燃ゆ」ですよ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

そしてそれは「龍馬伝」だったとしても・・・
もともと坂本龍馬さんはあまり好きではない(っていうか、新撰組派)なので思い入れがないし、もともとの龍馬も、福山雅治さんも飄々している感じがするのでなんだかなあ・・・って思っちゃうんです。
「龍馬伝」で言うなら、同じイケメンでも泥にまみれた佐藤健さんの岡田以蔵が良かったですね。
そんな感じの好みです。

おまけに、皆さんにあまり評価の高くない「平清盛」は大好きです。
きっと、昔の人はお風呂にもあまり入らないし、画面が暗いとか埃っぽいと言われたけど、事実、江戸時代でさえコンクリートもないから埃っぽかったんですよ??
と思ってみたりして・・・変かな??

そして今回の「青天を衝け」、2回までですが、見てみて良い感じだと思いました。
今回、栄一が井戸に向かって叫ぶシーンは良かったです。
昔、腹が立ったら、井戸に向かって叫ぶ・・・こんな事良くしましたよね??
SNSで叫べないしな・・・
でも、今の人は、井戸なんて見たことないだろうからやったことももちろんないでしょう。
そんな若い子も観てほしい大河ドラマなんですよね。

話はそれますが、私が子供の頃に読んだ子供向けの本「ガラスのうさぎ」は、原作者さんが映画化、アニメ化、漫画化を嫌っていました。
でも、最近、映画になったように思います。
どうしてか??それは、最近の子が字で読んでも、防空壕とか、かまどとか・・・映像化しないとわからないものが多すぎるからというのが理由でした。

時代劇をテレビで見なくなって久しい・・・あ、「鬼滅の刃」は時代劇かしら??
そうね・・・アニメの方でやっているのかもしれませんね。

話は長くなりましたが、渋沢栄一、今はまだ若造で、お話も朝ドラのようですが、その活躍、実績はすごいですよ!!
起業家、福祉活動・・・人たらしで魅力的な人です。
そりゃあ、お札になる人です!!
ネタはそこらへんに転がっているんだから~~!!
尻上がりに面白くなると思っています!!

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感想(2件)

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感想(1件)

いよいよ始まりました。
大河ドラマ「青天を衝け」です。
とりあえず、大人な渋沢栄一から始まります。
文久4年京・・・
走る!!走る!!走る!!

誰を止めようとしているのかしら??

tuke














止められず!!

tuke5















走る!!走る!!

「渋沢栄一でございます!!
 それがしは、渋沢栄一でございます!!
 渋沢栄一でございます!!
 すでに、今既に徳川の御命は尽きてございます!!
いかに取り繕うとも、すでに御命は・・・!!」

走りすぎて、こけちゃいました!!
止まってくれた人は・・・??

tuke3














相手は、なんと・・・草なぎ君!!ではなく、徳川慶喜でした。


「そなた、今なんと申した!!」by慶喜

tuke2















「すでに、徳川の御命は尽きてございます!!
 あなた様は、賢明なる水戸烈公のお子、もし、もし、天下に事の会ったとき、あなた様がその大事なお役目を果たされたいとお思いならどうか、どうか、この渋沢を御取立てくださいませ!!」by栄一

「面を上げよ、言いたいことはそれだけか」by慶喜

「否、まだ山ほどございまする」by栄一

どうも、この栄一の行動は、慶喜の家臣・平岡円四郎の演出のようです。

「この者たちを明日、屋敷へ呼べ
 これ以上、馬の邪魔をされては困る・・・!!」by慶喜

あ~~、首をはねられないでよかったね・・・栄一~~!!
この時、栄一、24歳!!

子供の頃の栄一にど~ん!!

何にでも興味を持ち、チョコチョコと動き回るとってもやんちゃな少年だったようです。


tuke6














厳しい父と、優しい母に愛情いっぱいに育てられていたようです。
tuke7














あ~、大河ドラマ大好きですが、私、このお蚕さんだけは見ることができませんΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

血洗島では・・・土の質が稲作に向かないので、畑で麦や野菜を育てたり、蚕から生糸を取る養蚕で暮らしていました。
そして、藍作りも盛んで、岡部藩を支える産業でした。
栄一の父・渋沢市郎右衛門は、農民として、藍玉づくりの職人として、それを売る商人として、一年中忙しくしていました。
つまり、栄一の家は、武士ではありません。
藍染めや養蚕業で成功し、苗字を名乗ることの許された豪農でした。

そして、わんぱくで、おしゃべりな栄一・・・従兄の喜作と一緒でした。

その頃・・・常陸国・水戸では・・・徳川斉昭が国防に立ち上がり、軍事訓練を始めていました。
そこには、優秀な七郎麻呂(慶喜)・藤田東湖・武田耕雲斎もいました。

斉昭は、江戸に呼び出されます。
大砲を連発して世の中を騒がせたとして、隠居、謹慎を申し付けました。
過激な思想を持つ斉昭は、幕府から警戒されていました。

「水戸の謀反の疑いあり!!」と・・・!!

七郎麻呂は、英才教育の真っただ中!!
真剣を両脇に寝ているエピソードも!!

6歳の栄一は、父から読み書きを教えてもらうようになっていました。
kい感冒だった栄一も、人一倍、利口なようですよ~~!!
が・・・腕白度もMax~~!!

遊んでいるとき、お代官様が通りました。
なんと、罪人を連れているようです。
その罪人は・・・興味津々な栄一!!

親戚の尾高の家に行った栄一。
そこにはおとなしいお千代がいました。
ちなみに、お千代は栄一の奥さんになりますよ~~!!

tuke4















川遊びをしていた子供たち・・・お千代の櫛が流されてしまいました。
探しに行った栄一とお千代が出会ったのは・・・なんと、あの罪人だったのです!!
櫛を拾ってくれていた罪人・・・悪い人ではないのか・・・??
見つかって捕まって、牢屋に戻された罪人・・・いったい何者なのか・・・??

第12代将軍・徳川家慶でしたが・・・内憂外患でした。
息子・家祥に子ができず、このままでは将軍を継ぐ者がいなくなるのです。
将軍に最も近い家柄とされる一橋家でも跡継ぎのないまま当主が亡くなることが続き、家の存続が危ぶまれていました。

そして、武芸に優れて賢い、水戸斉昭の子・七郎麻呂に一橋家の跡継ぎの白羽の矢が立ちました。

水戸の悲願ですね~~!!
水戸から初めて出る征夷大将軍になれるかもしれない!!
と、喜ぶ斉昭でした。


血洗島では・・・牢屋の罪人が気になる~~!!
それを確かめる為に、いてもたってもいられず闇夜に紛れて牢屋に行く子供たち~~!!
役人に見つかりそうになりながら、ひとりになった栄一は、あの罪人と出会うのでした。
変な声を発する罪人・・・罪人の話していた言葉はオランダ語でした。

髪飾りのお礼を言う栄一・・・悪い男ではなさそう・・・。

「この国はどうなるのだろうな・・・」by秋帆
「この国とは何だい?
 武蔵国かい?」by栄一
「日本だ」by秋帆

この男、長崎の出島で砲術を学んでいたようです。
名前は高島秋帆

「このままではこの国は終わる・・・」by秋帆
「なんで??なんで日本はおわる?
 どうしたら助けられる??」by栄一
「それは私にも分からぬ
 皆がそれぞれ自分の胸に聞き、動くしかないのだ

 そうだ・・・誰かが守らなくてはな・・・!!この国は!!」by秋帆

「俺が守ってやんべ、この国を!!」by栄一

闇夜に紛れて家を出てきていましたが、空は明るく、夜明けを迎えていました。

江戸城では・・・
一橋家に入った七郎麻呂は、将軍家慶の慶の字を賜わり、徳川慶喜となりました。

ということで、渋沢栄一の・・・「青天を衝け」の第1回でした。

この牢屋に繋がれていた男・・・高島秋帆。
実は彼は、長崎の出島で洋式砲術家をしていた人物でした。
外国との関わりを煙たがられ、保守派の陰謀で冤罪で投獄の身となり岡部藩の牢へとやってきたのです。
しかし、ペリー来航により、幕府に求められるようになり今後は無罪となり活躍の場を広げていきます。

さ・・・そんな人に会えた渋沢栄一、さて、どんな感じになるのか楽しみです。

とりあえず、開始から時間軸を戻す方法は、「軍師官兵衛」を思い出しちゃいました!!
個人的に、渋沢栄一さんは起業家として有名なので、明治な人のイメージがあります。
でも、当たり前ですが、江戸時代を生きた人だったんですよね。
だって、〇〇左衛門とか、〇〇之助じゃなくって、栄一って名前も今風だしな・・・( ̄▽ ̄;)
これから血で血を洗う幕末がやってくるわけですが、どんな幕末を生き抜いて、明治に至るのか、とっても楽しみです。

脚本は、「あさが来た」の大森美香さんです。
新次郎さん(玉木宏)もでていますし、目玉はもちろん、五大友厚のディーン・フジオカさんでしょう!!
あの五代様が、五代様でみられるという幸せが待っています。

この「青天を衝け」が始まるにあったって、コロナで1月からできなかったこともあって、どっかのニュースが苦しい始まりだとかなんとか言っていました。
でも、見ていてほっこり面白かったですよ。

いつもは重厚な大河ドラマが大好きな私です。
大河ドラマの歴代ワーストがいつも引き合いに出されていますが、個人的には「いだてん」も面白かったし、「平清盛」は何が悪いのか全くわかりません( ̄▽ ̄;)
「八重の桜」も大好きだったし~~!!
流石に、「花燃ゆ」の“セクシー大河”“幕末男子の育て方”は受け入れられないですよ・・・だって、私、歴女って言葉が嫌いです。
「女性が普通に歴史を好きでもいいでしょ??」って思っちゃうから。
「麒麟がくる」のラストシーン・・・「本能寺の変も馬上で見ていたのか・・・」と、物足りなさを感じた私です。

この「青天を衝け」は明治の世になるので、さすがに全編血みどろはないかと思います。
コロナな時期でもあるので、さわやか、楽しい作品になってほしいなあと思うと共に、資本主義の父を熱演してほしいと思っています~~!!


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