切支丹の里 (中公文庫)

新品価格
¥600から
(2013/7/23 12:40時点)


江戸時代、隠れキリシタンを見つけるために、行われていた踏絵。。。

このキリシタン禁制は、家康以来の大法として外国人にも適用されました。
実際、江戸時代初めに、外国人宣教師たちが棄教を迫られ拷問されたり、殉教したりもしています。

humie






























しかし、これはもちろん外交問題に発展しかねません。
外国人が崇拝するものを侮辱するのですから。。。

そこで、出島のオランダ館・館長ドンケル・クルチウスが、長崎奉行・川崎対馬守に踏絵の廃止を勧告。対馬守もこの案に賛成し、幕府もそれに同意しました。

そこで・・・1858年1月・・・日米修好通商条約の結ばれる頃に、長崎奉行管内で廃止されました。
230年目のことでした。

しかし・・・長崎以外では残っていて、日米修好通商条約の条約議定の会議でハリスが問題にしています。
結局、日本全国から消えたのは、宗門改めが廃止となった1871年のことです。

太政官布告で、キリシタン禁制が正式に解除されたのは、その2年後のことです。
では・・・踏絵そのものはどうなったのでしょうか?

長崎県に引き継がれ、1874年に教部省に。
事務移管に伴って、内務省の博物館へ。

その後・・・1947年文部省管轄の東京国立博物館へ。。。
その地下倉庫に眠っているようです。

↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると嬉しいです。

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史の豆知識へ
にほんブログ村

歴史 ブログランキングへ

長崎のキリシタン (聖母文庫)

新品価格
¥525から
(2013/7/23 12:40時点)

キリシタン禁制と民衆の宗教 (日本史リブレット)

新品価格
¥840から
(2013/7/23 12:41時点)