日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:リーマンショック

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リーマンショックとは???

キーワードは、債権の証券化です。

リーマンショックは・・・
2008年にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザースが経営破たんしたことに始まります。
もともとリーマンという3人のユダヤ人兄弟がドイツからアメリカに来て会社を興しました。
そして・・・金融業界に乗り出したのです。

2007年にアメリカで住宅バブルが崩壊しました。
ローンの焦げ付きが原因です。
これによって、金融業界に不安が広がり、リーマン・ブラザーズの前にも「ベア・スターンズ」という証券会社が経営破たんしています。

小さな金融機関は、経営状態が悪くなると大手の金融機関がまるごと買収して救済しますが・・・リーマン・ブラザースは大きすぎたので、買収できなかったのです。

あんな大きな証券会社ですら潰れてしまった・・・
他の証券会社、投資会社は???金融機関は???

公的資金を使って救済する???

その公的資金を使うことを政府が否決した結果・・・
翌日からニューヨーク株式市場の大暴落が起こったのです。
奈落の底に落ちる経済・・・
それにびっくりした議員たちは救済法を成立させますが、時すでに遅し・・・
世界中に広まってしまいました。

つまり、リーマン・ブラザーズが潰れたからではなく、潰れた後処理をきちんとできなかったことが世界経済の不安定をもたらしたのです。

1929年ニューヨーク株式市場の株価大暴落のときも、その直前にアメリカでは住宅バブル・住宅ブームがありました。
住宅バブルがはじけたことで株価の大暴落が起きたのですが、この時は、共和党のフーバー大統領で・・・
民間に政府は口出ししない・・・という方針だったので、深刻化していったのです。
フーバー大統領の共和党に対する不満が高まって・・・
そして、民主党のルーズベルトが大統領となり、ニューディール政策が行われたのです。

このリーマン・ショックも、2008年ブッシュ大統領の共和党のもとで深刻化し、アメリカ国民は、共和党ではダメだ・・・民主党でなければ!!ということで、民主党のオバマ大統領が当選したのでした。

次のバブルが2020年の東京オリンピック???

日本の場合は、証券会社と銀行の二つに分かれていますが、アメリカの場合は、証券会社・投資銀行・商業銀行の3つに分かれていて、リーマン・ブラザーズは、このうち投資銀行に当たります。
この投資銀行は、一般の預金者からではなく、金融のプロからお金を集めて運用します。

リーマン・ブラザースがやっていたのが債権の証券化・・・サブプライムローンです。
が・・・
”普通なら借金できないような人にも高い金利でお金を貸します!”という考え方です。
つまり、クレジットカードで払えなかったり、住宅ローンを返せなかった人に対しても高金利で貸そうという仕組みなのです。

マイホームを諦めていた人たちが住宅ローンを借りてマイホームを建て始めました。
需要と供給で、土地の値段が上がり、その土地を担保にすればより多くのお金を借りることができるようになります。・・・
住宅ブームがおきてきました。


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中国・・・影の銀行が世界経済を脅かすワケ。

貿易額でアメリカを抜き、世界第1位となった中国。
しかし、中国初の世界恐慌が起こる可能性があります。

というのも・・・
シャドーバンキングが流行っているのです。
年利10%・・・高金利の金融商品を求める人が増えてきているのです。
シャドーバンキングとは?
影の銀行???一般的には、普通の銀行ではない金融機関のことを指します。
普通の銀行は、個人や企業から預かり、個人や企業に貸しています。
証券会社は・・・金融商品を売って・・・金利を受け取っています。
これをシャドーバンキングシステムと言います。
ポイントは、投資のための銀行なので、儲かることもあれば損をすることもあるということです。

ことの発端は、2008年のリーマンショック。
アメリカ大手の証券会社が破たんし、世界不況へとなりました。
その時の中国の景気対策は・・・?
国内で公共事業をして景気を良くしようというものでした。
中央政府が地方政府に音頭をとって、公共事業をしました。
地方銀行は、銀行からお金を低金利で借ります。
しかし、普通の銀行からの借り入れは限度があるので・・・
融資平台という会社を作って・・・そこがシャドーバンキングからお金を借りることにしたのです。
しかし、高金利。。。
そのシャドーバンキングのおかげで高層マンション・道路がたくさんできました。

シャドーバンキングは何処から借りている???
それは高金利につられた一般の人が。。。
銀行よりも高金利な金融商品に飛びついたのです。

巨大マンションなど公共事業が行われ・・・おまけに労働者が都市部に人が集まり住宅価格が高騰。
さらに中国住宅バブルが起こりました。
しかし・・・地方政府がシャドーバンキングから借りたお金の総額は・・・???
国家予算250兆円よりも多い・・・およそ310兆円。
中国発の世界恐慌が起こるか起こらないかは”地方政府が借金を返せるか?”にかかっています。
実際のところは、売れ残りがあり・・・
多くのシャドーバンキングが破たんする可能性があり、すると・・・金融商品は価値のないものになってしまいます。
中国・世界経済はどうなるのでしょうか???
お金の流れが止まってしまい、経済に大打撃、中国向けの輸出が減ると・・・世界にも影響があるかもしれません。

しかし、本当にシャドーバンキングが破たんするのでしょうか?
中国の銀行は、ほとんどが国有です。
国が何とか保障してくれるのでは?と思っている人がたくさんいます。
国の対応はそれぞれで・・・見方はそれぞれ分かれています。

中国でテロの起きるワケ??
自治区でテロが起こる・・・
中国政府はテロリストの反攻だと言っていますが。。。

どうして自治区は存在するのでしょうか?
新疆とは、新しい土地という意味です。
清の時代に編入された土地です。
ウイグルはトルコ系・イスラム教徒の多い土地です。
ある程度の自治が認められているということになっています。

中国にはたくさんの民族がいます。
有名なのは漢民族ですが、全部で56の民族のいる多民族国家です。
自治区では、少数民族の文化・伝統を尊重し、日常の風習など自分達で決める権利が認められているのです。
諸葛孔明のやったことと同じね。

新疆ウイグル自治区・チベット自治区・内モンゴル自治区・寧夏回族自治区・広西チワン族自治区など・・・5つの自治区があります。
どこまで認められているのでしょうか?
①民族の文字・言語の使用
②一定規模の警察・民兵部隊を作ってよい
③独自の法律を作ってよい

しかし、実情は違います。
2000年から・・・中国として西の経済を発展させようという計画(西部大開発)を出しました。
大勢の漢民族が入り4割・・・利益の大半は漢民族に。。。
新疆ウイグル自治区の高官のほとんどは漢族で、町中にはウイグル族のアラビア文字ではなく、漢字が氾濫しています。
高度な自治権が認められているはずなのに、漢民族に支配されているという不満がたくさん出てきているのです。
露骨な民族差別が・・・所得の格差が出てきている上に、文化の違いも。。。
一部のイスラムの礼拝所を閉鎖し宗教弾圧をしています。
名ばかりの自治区なのです。

どうしてそうまでしてこの地域を支配しておきたいのでしょうか?
どうして自治区が必要なのでしょうか?

この地域は、石油や天然ガス・石炭が豊富にあります。
中国としては手放したくないというのが現状です。

ウイグルの人にしてみれば、独立してこの資源で豊かになれる。。。
という想いがあり・・・漢民族に持っていかれる???という不満が多いのです。
チベット自治区や内モンゴル自治区も地下資源が豊富で国境紛争を巡るロシアやインドに隣接して・・・軍事的砦とされています。
他の自治区も独立されてしまえば中国は領土を失うことになるのです。
そのために、民族から不満の出ない様に自治区として自治権を認めているのですが。。。
実際は中国政府の意向がたくさん働いています。

世界が見ている!!それが抑止力になるかもしれません。


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