山口義行の“ホント"の経済

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ニッポン再発見!第4弾です。
北京の街では・・・たくさんマスクをしている人がいます。
空気が汚くて気分が悪くなる・・・
出かけるときにマスクは必要・・・
2000年以降、マイカーブームが!
中国の新車の販売台数は、2198万台となって。。。
都市部では、慢性的な交通渋滞・・・駐車場もなく、路上駐車が深刻な社会問題となっています。

そんな中、あるビジネスが・・・
洗車・・・洗車業者が増えているのです。
高級車を洗う「洗車の王国」は、日本人が経営しています。
日本の洗車レベルに、富裕層たちが満足しています。
反日なのに抵抗はないの???
「洗車の王国は、サービス、技術ともに中国国内で一番」なのだそうです。
中国の富裕層の心をがっちり掴んでいるようです。
本社は・・・神奈川県にあります。
中国人パートナーと一緒に経営して・・・
中国だけで270店舗、ほかにも数十か国と取引しています。
その人気を支えているのは、日本式のきめ細やかなサービスでした。
お客さんに見えないところまで、100%掃除をする・・・それが目指す洗車です。
中国の家電市場が20兆円と言われていますが、車のアフターマーケット市場が12兆円(日本は8.5兆円)にもなるだろうと言われています。
日本流の洗車が注目されてきています。

中国人の人材育成術は・・・
チャイニーズドリーム。。。
フランチャイズにして・・・若い従業員たちもオーナーになることを夢見ているのです。


日本の洗う技術と言えば・・・
台湾で走っている新幹線。。。
車両は日本のものですが、車両洗浄システムはフランスのものでした。
しかし、車体が錆びついてしまう。。。耐久性に問題があるということで、日本の洗浄システムを導入することになりました。

錆の原因は、新幹線の走行中にレールをこすれて舞う鉄粉です。
鉄粉は、洗っても落ちないので、錆になってしまいます。
そこで、日本の洗浄システムに変更しました。
ポイントはブラシ。
先の部分が十字となったブラシを使って、洗剤濃度も5%から3%に削減。
およそ10分でピカピカに洗浄できます。


タイではクリーニング店が急増!!
進出したのは、関東に130店舗を展開する喜久屋。
丁寧なサービスが売りです。

タイの経営不振のクリーニング店を買収します。
しかし・・・タイの現状は・・・
①5着服を預けると3着しか返ってこない
②ワイシャツのボタンは欠けて帰ってくる
③シミは全然落ちない
と、ひどい有様でした。

タイのクリーニング店は・・・普通の家で・・・家計の助けになればと開業する人が多いのです。
洗濯物の受け付けもなく・・・乾燥機も使わない・・・

激安クリーニングに人々は・・・
洗濯の質に不満をこぼしていました。
伸びてもいい安物の服しか、クリーニングに出さないのだそうです。
日本とは正反対です。

買収した喜久屋は・・・
日本式を実現するために・・・
工場に最新式のクリーニングマシンを導入。
1日の洗濯数が500着から2000着へとあがりました。

ターゲットにするのは富裕層。
富裕層の悩みはクリーニング。
日本式最新マシンとシミ抜き専用機で洗う・・・
細かいところまでこだわります。
新品のようにキレイになって・・・日本のクリーニングが人々を笑顔にしていました。
日本製の洗濯マシンは世界トップレベルなのです。

日本のキレイは見えないところでも・・・
生かされています。
空気・・・空調機器(ダイキンは売上高世界1位)
水・・・水道事業(日本の浄水技術は世界一・・・北九州市がベトナム・カンボジアに進出)
土・・・土壌汚染除去(放射能で汚染排気物質を除染して再資源として仕えるような実験)
国、自治体が行うパブリックサービスな部分もビジネスとして海外に・・・

地球を綺麗にしていく時代になっていくのです。


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