吉田松陰と松下村塾の秘密と謎

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遂に・・・藩命に反して・・・久坂玄瑞が江戸から京都にはいりました。
国家を論ずるために・・・!!

松下村塾も、激!激!!激!!ですが・・・よく考えると、彼等はやっぱり、テロリストです。
明治維新が、彼らの作った国なので、誤魔化されそうですが・・・
だって、当時の政府機関である江戸幕府を倒そうとしてるんだから・・・
国家転覆は、テロリストですよ。。。先生。。。

寅次郎のもとには、各国に散った塾生たちから手紙が・・・情報が送られていました。
安政5年8月・・・大老・井伊直弼は、勅許もなく日米修好通商条約を結んでしいました。
詳しくはこちら。

なんと、朝廷は、水戸藩にそれを咎める文を送ってしまったのです。
既に大混乱の幕府と朝廷。。。
ま、幕府が、ペリーがきた時に、諸藩にどうしたらいいのか意見を求めた時からこうなることは予想できたと思います。
今まで、トップダウンだった頂点の江戸幕府。
意見を求められた孝明天皇も、諸藩の大名も・・・
「え??意見、言っていいの??」と、意見し始めたんですよ。。。
つまり、幕府が他の者に意見を聞いた時点で、江戸幕府は終わりだったってこと。。。
反乱分子が止まらなくなってしまいました。

勅諚を水戸藩に送ったことで・・・ご政道に異議を唱えるものを一網打尽にし始めた幕府側。。。
それを実行に移す老中・間部詮勝。
安政の大獄の始まりでした。

間部詮勝・・・間部って、あの間部詮房から続いているんだって。。。
飛ばされても・・・幕府の中枢に返り咲いたのね。間部氏。

京都の梅田雲浜に会いに行った玄瑞達が襲われ・・・。
赤禰武人は雲浜とともに捕えられ、玄瑞の行方は解らなくなっていました。

「ことを成す時が来たということじゃ・・・!!」by寅次郎

なんか・・・OPだけで、いろいろやってほし事があっという間に終わっちゃいました。
で・・・おにぎり時間満載なんだろうか・・・??

すみの兄・入江九一・・・江戸に行っていた彼等もまた玄瑞の行方を知らず・・・
しかし、入り江に伝え聞いたその江戸の情勢に・・・藩を想って建白書を書きまくる寅次郎。
そして・・・伊之助もまた、幕府を正すべきだという意見書を書いていました。

登城するように命じられた百合之助と伊之助。。。
何かあれば・・・塾を閉める様に言い渡されたのでした。

江戸から戻った稔麿に、玄瑞の無事を聞き、安堵する文。
そんな文をよそに、捕まった雲浜先生を心配する玄瑞。

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寅次郎の建白書は、周布様によって握られ・・・殿の目には届いていませんでした。
今立たなくて、いつ立つのだ・・・!!
想いは同じ寅次郎と伊之助。。。
しかし、焦る寅次郎!!

塾生たちが集まって、稔麿の話を聞く中・・・
その話はエスカレート・・・!!江戸に行って来た組と、地元組ではちょっと温度差があるようです。

井伊を討つのは容易くない!!そう判断した寅次郎は・・・
遂に、井伊の命を受けて、京都にいる間部詮勝を暗殺しようと企てます!!
これってまさにテロだよね・・・。

「僕たちが動くしかない!!」by寅次郎

地元組は、間部詮勝の暗殺に一気に傾き・・・血判状を作成!!
志を同じくする者は・・・
無理強いはしません・・・
と言いつつも、反論できる雰囲気でもなく、次々に血判状に捺印していく塾生たち。。。
そこには・・・揺れ動いている吉田稔麿もいました。

藩の重役に血判状を出し、説得しようという稔麿。

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それを立ち聞きしてしまった文。。。
稔麿に口止めされてしまいますが・・・??

稔麿は・・・もともと身分が低く、子供のころから家計を支えて働いていました。
寅次郎の教えを受ける以前も、二度江戸での務めを経験していて、他の塾生達と比べて藩当局の組織事情に精通していたとおもわれます。
だからこそ、寅次郎の考えは甘い・・・と、悩んでいるのでしょう。

稔麿の妹・ふさ、九一の妹・すみ・・・兄たちの様子がおかしいと相談され・・・ますます悩む文。。。

重い重い血判状を懐に・・・周布を訪ねる稔麿。
死罪を覚悟で老中暗殺という血判状を差し出して・・・
裏切ることなく寅次郎に殉じようとする稔麿。

「もう・・・庇いきれん!!」by政之助。。。

周布の行動は当たり前で・・・お役御免となってしまった稔麿。
「これからどうやって母やふさを養って行けば・・・
 そんなこと・・・大義の前にはこんまいことか・・・」by稔麿

机上の空論を論じる寅次郎に、疑問を抱く稔麿がそこにはいました。
無茶な寅次郎を止められない塾生たち。。。

本当は・・・寅次郎自身が藩に対して・・・
「自ら同士達と共に脱藩上洛を敢行するから、暗殺のための大砲、鉄砲、弾薬爆弾等貸して!!」
と、申し出たようですがね・・・
良い感じに稔麿の揺れ動く心を表現してくれています。
もうついていけないから尊敬する師と袂を分かつ??と、稔麿が考えたのは本当です。


遂に・・・文の爆弾発言が・・・!!
父・兄・叔父の前で、間部暗殺計画を暴露してしまいました。

怒りに暴れ出す文之進!!
一家お取り潰しどころか、塾生たちの家族をも巻き込んで・・・
藩の存続にもかかわる大事件を起こそうとしていることに怒りますが・・・
言うことを聞かない寅次郎!!

そんな寅次郎を育てたのは自分だと、いつもは優しい父も、怒ります!!

「わしを殺してから行け!!
 許すことは出来ん!!
 寅次郎・・・!!
 父を殺せ・・・!!」by百合之助

刀を抜き・・・自分を殺せという父・・・。

その刀を素手で・・・梅兄・・・痛そう・・・。

「いっそ・・・いっそ・・・お前がおらんくなってくれたらと・・・
 そのようなことを、兄に思わせるな・・・!!」by梅太郎
 
おお!!梅兄、いい仕事してるわ・・・

「度重なる親不孝申しわけございません。
 じゃが・・・私には、親に背いても、主君に背いてでもやらねばならんことがあるんです!!」by寅次郎

なのに、寅次郎の心には響かないみたい・・・。

松下村塾は何をする場所なのか??
寅次郎に文が投げかけます。
「大事な学び舎じゃないんですか???」

寅次郎を一生懸命説得しようとする杉家の人たち・・・
そこへ伊之助も・・・

血判状を書かせたことで、弟子たちにどのような結果になるのか??
それを分らないようでは人の師たりえん!!
「お前は最早、先生と呼ばれるに値せん!」by伊之助

ということで、松下村塾の閉鎖を申し渡し、もう一つ・・・
「若者を先導した罪で、吉田寅次郎を今一度野山獄へつなぎます!!」

野山獄へつなごうと申し出たのは、なんと伊之助でした。
これも、走り続ける寅次郎を救うための、唯一の手段だったのでしょう。

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1858年・・・寅次郎の野山獄への投獄と共に・・・松下村塾は閉鎖されてしまったのです。
ここまで・・・1年足らずです。
この1年は、塾生たちには本当に密度の濃かった時間だったでしょう。
それは、これ以後、明治維新までを見れば歴然です。
が・・・このドラマでは、この1年間だけで明治維新を成し遂げるまでの布石になったのか??
なかなか寅次郎の思想というか、魅力が見えてこないのは私だけでしょうか・・・??

寅次郎の投獄に対して、顔を合わせることのできない稔麿・・・。
「僕は・・・先生の大義の為には死ねません。
 先生の大義はぼくには大きすぎます。
 もう・・・先生の教えを乞うことはありません。
 今まで・・・ありがとうございました。」by稔麿。。。

こんなことを言ってますが稔麿は・・・と、これは、瀬戸君に演じてもらいましょう。

松下村塾四天王・・・高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一・・・この4人のうち、この時萩にいたのは江戸から帰ってきていた稔麿と九一だけでした。
高杉と久坂は京都にいたのです。
稔麿は、本当に初期のころからの塾生で、寅次郎はすんごく可愛がっていました。
そんな稔麿に、全てがかかってしまった回でした。

ま、「井の中の蛙大海を知らず」と言っては、松陰先生に失礼ですが、杉家の一隅の小さな松下村塾からでは外でなにが起こっているのか・・・江戸や京都が見えていなかったのかもしれません。
ドラマでは、いきなりの投獄ですが、本当はそうではなく、藩では・・・
長井雅楽⇔周布政之助⇔吉田松陰・・・ということで、ふたりの間に挟まれたあ周布様は・・・とってもビミョーな立場にありました。

周布政之助も、玉木文之進も・・・みんなみんな、寅次郎が良い方向に進むように頑張ってくれた結果が、これなのです。

今回の大河ドラマ、あんまり視聴率良くないようですが・・・
最近は結構楽しく見られるようになってきました。

今までの幕末は男性目線だったので、斬って斬って斬りまくって!!
命を惜しむ姿なんか書かれていないわけですが・・・
当たり前ですが、今も昔も死ぬのは怖かったと思います。
女性目線で書かれているから結構現実的で・・・
「武士は食わねど高楊枝」的な考えはないですよね。
お腹を空かせた子供にご飯を食べさせたいだとか、将来が不安だとか・・・
女性目線だからこそ、この時代は結構怖い・・・そんな気がしてきました。

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