ネクスト・アジア [ 後藤康浩 ]

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未来世紀ジパング緊急拡大スペシャルです。
”中国の大問題”です。

①危険な食品・・・食の大問題・・・

外食はあまりしない人も多いようです。
中国料理の必需品のもやしは、もやし製造機で自家製で作っているお家が多いとか・・・

中国で最も危険な食品は”もやし”。
毒もやしが問題となっています。
各種の違法添加物を使い”闇工場”で作られているのです。
食べ過ぎるとがんになる???
薬で根のない白いもやしができる・・・それが毒もやしの証です。

毒もやしの作り方は・・・
もやしを太くする薬・根を出さないようにする薬・白くする薬・・・
使用が禁止されている違法な化学薬品を使っていました。
発がん性のある劇薬もあります。
発芽から1週間で出荷。
薬漬けのもやしが給食にも使われていて、摘発が厳しい中でも買える薬屋さんがまだまだあります。

もやしは、痛みが激しいのでほとんどが中国国内で消費されているようですが、しかし、日本は生鮮野菜の輸入量の半分以上が中国からきているので、心配な面もありますが、厳しい検疫システムがあって、水際で食い止めています。

②PM2.5問題。

PM2.5も深刻な状況で、健康被害が出るようなレベルにまで上がってきています。
河北省が多いようですが・・・その中でもワースト1は石家庄です。
石家庄では、曇っていて太陽もぼんやり・・・普通にしていても石炭の匂い・・・口がいがらっぽくなります。
車の排ガスと、工場からの石炭の排煙です。
河北省には工場が集結していてPM2.5の原因となっています。
上海では呼吸器系の病気で苦しむ子供たちが急増していて。。。
特に子供たちの健康に影響を及ぼしているのです。

中国では空気清浄機がたくさん売れています。
シャープ製の空気清浄機は、PM2.5を99.7%除去できると政府の公認にもなっています。
そこには東レのフィルターが使われています。

ドイツ系のインターナショナルスクールでは、学校の体育館と校庭をドームで覆ってしまいました。
それほど深刻な状況にあるのです。
WHO・世界保健機構の参加機関の国際がん研究機関では、中国の大気汚染がひどくなった20世紀末からだんだんと肺がんの発症率が上昇し始めているという指摘をしています。

③経済失速問題。

竜石の実質GDP伸び率は7.7%。
だんだん下がってきています。
中国の高度成長期も終わり、段々と経済が沈滞しはじめている・・・といえます。

大学生就職整形指導会があって・・・
参加者は、就職活動中の学生です。
就活生の2~3割が整形をしています。

空前の就職難は・・・
就活応援番組まであります。
受かると大きな会社にも就職することが出来ます。
大学は出たものの・・・新卒400万人の就職が決まっていません。
というのも、中国では即戦力の経験者が必要とされているからです。

中国では100万人以上もの人が地下室に住んでいると言われています。
”ネズミ族”と言われる若者たちです。
1か月の家賃はマンションでは約8万円ですが、地下室だと約1万円です。
北京のマンションの家賃は上がり続けているからです。
その点、不動産屋は景気がよく募集もたくさんあるのですが・・・
町中でビラ配りをしているのは大学生の社員です。
そのための大量の募集なのです。

2013年の中国のGDPは・・・
地方政府の合計が58兆9423億元、国家統計局が56兆8845億元・・・
地方が全体を2兆元上回ってしまっています。
もしかすると、水増し発表しているのかも知れません。

この中国三大問題を変えるのは・・・
iPhoneを越えたスマホ???
雷軍は第2のスティーブ・ジョブズと言われています。
ネットでしか売られていない小来のスマホ。
iPhoneよりも画面が大きくて画質が良いとか。。。
すごい人気で奪い合いです。
チャイナブランドとして世界に認められる日が来るかも。
今までは国有企業で既得権益を持った人が優遇されていました。
民営企業の伸びる余地が少なかったのですが、独自に伸びてくる民営企業が中国経済の構図を変えていくかもしれません。

この中国三大問題は。。。

①危険な食品は改善されていく余地があります。
②PM2.5は・・・
2017年までに28兆円という巨額の費用を投じて大気汚染対策をしようと中央政府が本腰を入れ始めました。
③経済は・・・??
影の銀行・理財商品は、中国経済成長の陰りの部分です。
この理財商品でデフォルトが起きています。
が・・・今、習近平体制は、税制の改革・法律制度の改革だけではなく、一人っ子政策の事実上の撤廃、本気で中国を変えようとしています。
改革の問題と外交問題と・・・
しかし、ネットが普及した今、政府が”敵”と煽っても、実は敵ではないということを知りえるチャンスもたくさん残っています。

そんなことを踏まえながら、付き合っていかなければなりません。

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