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前回、ついに魑魅魍魎の住む群馬にやってきた美和たち・・・。

そして・・・美和たちの住むお屋敷にいたのは、前回無謀にも短筒に傘でかかっていった豪胆な女性・せいでした。

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せいは、勧業課長・阿久沢の妻だったのです。
県庁職員の妻も集まって、お祝いです。

なんと、群馬では女性もお酒を飲んで、男氏以上に働くらしい。。。
ということで、大奥というよりも、お酒を飲んで昼からキャバクラか???のごとく、”県庁職員の妻たち”が大酒を食らうのでした。
って・・・ほんとなんだろうか・・・。

そして・・・県庁で働き出した素彦なのでした。

真面目な素彦の行動・・・
ちゃんと仕事をしたり、お届け物を返しに行くという公平性に対して不満タラタラの群馬県民たち。。。


勧業課長の阿久沢様は、なんか一癖も二癖もありそうです。

二条窪や群馬で結構好評だった寿です。
二条窪ではお寺の方に来てもらって、村のみんなで真言宗の教えを説いてもらったり、夫を支えて頑張っていると思うんです。
別にいろんな人々をつなぐのが”文”だったんだから、そのまま人を繋いでくれたらそれこそ一番の才能だったでしょうに・・・。
いろんなあれこれに美和を付き合わせなくてもいいと思うんですけどね。


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お・・・後に日本初の生糸の直接輸出を行った星野長太郎と弟の新井領一郎が登場しました。
ああ・・・なんか、朝ドラの”あさが来た”でもカンパニーを作るだの言ってます。
ちょうど同じことをやっているんですが、中身の濃さはまったくもって全然違います。
それって、生糸と石炭の重さの差かな・・・??

領一郎のアメリカへの渡航費用を捻出しようと必死ですが・・・
水を差すように美和が・・・
「どうしてそこまで・・・」というのです。
国禁を犯してまで船に乗った兄はどう思ってんねん??

兄と同じ志を持った人間を放っておくことはできない・・・と、お金を捻出するのです。

手紙から・・・敏三郎の危篤を知って旅の疲れもない恰好で・・・一瞬にして帰ってきました。美和。。。
ちなみに、”あさが来た”で、あさが大阪から九州の炭鉱に行くと言ったら、さすがの新次郎も「離縁!!」と言ってましたよ。

それほど、当時の旅行は危険だったんですよ!!
ほんと、現実味ないなあ・・・と、思ってみたりして。。。
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美和が来るのを待っていたかのように、逝ってしまった敏。。。

母のお世話をして・・・
母から敏三郎が持っていたという、松陰の脇差をもらいわける美和・・・
姉上にと群馬に持っていきます。

県庁で、新井領一郎君の渡航費用を用立てるかどうかの審議がなされますが・・・
ほかにもいろんなことにお金がいると、結果は今一つ。。。みんな協力してくれません。

そこで・・・阿久沢家へと直談判!!

「あなたの力をぜひとも借りたい!!」by素彦

そこへ美和も登場!!
敏三郎の香典を阿久沢様にいただいていたので、お返しを持ってきたのです。
でも、阿久沢様に香典をもらったことを知らない兄上・・・。
いろいろしゃべっているのに、阿久沢様に香典をもらったことを兄上に報告していないのはいかがなものかと思います。
できる女はこういうことはきっちりしてますが・・・。

先日あった時に・・・
何か困ったことがあったら、いつでも力になってくれると言った!!と、ゴリ押しです!!

「私の育った長州では、男に二言はありません!!」by美和。

ということで、美和のおかげで阿久沢様も首を縦にふってくれるのです。

あ~、禁門の変で御所に向かって発砲したり、錦の御旗を捏造したり・・・いろんなことをしていた長州藩ですが・・・??
とか・・・当時の武士は、男に・・・武士に二言はないんじゃないの・・・??と、思うのです。
その一言だけでは何も説得力がないように思います。

でも、その一言で、なんと阿久沢様、協力してくれることになりました。
これもひとえに美和のおかげです。

阿久沢様・・・もっと一癖も二癖もあると思っていたんですが・・・どうなんでしょう??

明治9年3月10日に出発することが決まり・・・

松陰の形見の脇差をもって・・・一緒に海を渡ることになった新井領一郎なのでした。

史実としても、ドラマとしてもいろいろ言いたいことはありますが、最近の回では、寿がいい味出していると思います。
まさに、当時の女性の感じが出ていますよね。
信心深く、地域の人たちと交流し、もっといろんなことをやっていた寿・・・
こんなにべったりいるのなら、そんなこんなもやってくれてもいいんじゃないかなあ・・・って思います。

ま、新井領一郎に脇差を渡したのが、美和ではなくって寿だったのがせめてもの救い・・・。


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