日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:西郷従道

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なんと、最終回BSも、リアルタイムも録画し逃すという失態を侵してしまいました。
今年の大河に対する私の気持ちが表れているのか??それとも呪いか??
土曜日を録画し直しましたよ~~!!

「敬天愛人」・・・菊次郎が職場の部屋に飾ったこの言葉は、西郷さんが大好きだった言葉です。

菊次郎のナレから始まります。
時代の流れに乗り切れなかった男・・・西郷隆盛・・・を。
って、時代の流れに乗り切れなかったのは、いわゆる旧幕府軍の方ではないのか??
よく考えると、西郷さんは戊辰の時は官軍で・・・悲劇としては中途半端ななのかしらね??
1877年8月17日・・・延岡にて・・・戦場にいる糸が、どうも不自然な・・・。
みんなを残し、鹿児島に向かった西郷さん。。。西郷さんに従った者たちと共に・・・。

山縣有朋と西郷従道が糸を尋問しています。
って・・・おまけに謝る従道もなあ・・・もっと、戦う気満々じゃないの??不自然だよ・・・。

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山中を駆けずり回る西郷軍・・・やっと、鹿児島の城山にたどり着きました。

なんと、その山で子供の頃の落書きを発見しました。
そして、故郷・鹿児島で”はつらつ”と、戦ったのだそうだ。
はつらつ、溌剌・・・この言葉でいいの??戦うのに溌剌なのか??言葉の選び方、間違っているような気がする・・・。

しかし、反撃もここまで・・・政府軍の圧倒的な攻撃と、陸と海からの援軍に包囲され、山の上にと押し戻されていきます。
って・・・この政府軍の圧倒的な攻撃と、陸と海からの援軍の出し方やあれこれをやってくれたら、面白い戦いになります。
そんなこんなを、このナレ一言で終わらせるから、わかんなくなっちゃうのよ・・・戦いが・・・!!

で・・・いきなり東京の大久保邸です。
今までの大河でも、家族のことを描くことはあっただろうけど、
「女が口出しする」大河があったかな??そこがシラケるのよね??って思っちゃうんです。
私も女ですが、私が男尊女卑というよりも、この時代が男尊女卑です。
でもって、この大河では女性たちはみんな口をそろえて言います。
「話せばわかってくれる」って!!
話してわかってくれたら、戦争なんて悲惨なことにはならないんだよ~~!!
第二次世界大戦だって、官僚たちは止めようと思っていたけど、関東軍がイケイケ陸軍で暴走しちゃったんだろ??って思うの。
止めようにも止まらない戦いとか・・・よく言うでしょ??

「男なら、負けるとわかっていても戦わなければならない時もある」って言葉もあるし・・・!!

糸たちが鹿児島の家に帰ってきました。
そんな家族パートをするのは諦めたけど・・・
西郷どんの妹・琴子、従道に戦争をやめるように怒るんですが・・・
それを言うなら、西郷どんに言わないといけないし・・・
だいたい、嫁に行ったのに・・・出戻ってんの??
昔は嫁に行った娘は年に1回藪入りでないと帰れなかったんだよ??
そんな・・・今どきの嫁でもこんなに実家にいてへんわ・・・!!

西郷どんの陣営は、村田新八によるアコーディオンの演奏で指揮を揚げます。
”ラ・マルセイエーズ”で、戦力アップ!!
踊るんですが・・・まるで阿波踊りです。

その頃・・・大久保は昔を懐かしんでいました。

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西郷さんの好意に預らなかったものはおらんか??とか言い出す山縣有朋です。
が・・・この大河って、なんとなく話が進んでいくんですよね??
そう思うなら、山縣有朋と西郷隆盛の大事なエピソードを入れればいいだけのことなのに・・・。
そのエピを端折っているから、その好意が解らんから、”どうして西郷さんが慕われているのか”がわかんないのよね~~!!

総攻撃が行われることが西郷さんに手紙で届きました。
この手紙、山縣有朋からではなく、この大河では大久保からになっております。

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どうする??
西郷さんだけは生きてほしいという桐野以下全部!!

あ・・・こんなキンチョーな場面でまたもや東京の大久保・・・。
呑気な音楽で内国勧業博覧会で、商売です。

自分が死ぬことで、”戦が終わる”と戦うことを決心する西郷さんでした。
最期の夜も、最後の晩餐って感じじゃなくって、若者のコンパみたいだわ・・・。
でも、そうだったのかもなあ・・・とも思う。

当日・・・またもやお腹の鳴る村田新八・・・ってどうよ??
あきれるわ・・・。
武士は食わねど高楊枝なんですけどね・・・??
それは、もっと位の上の人なのかな??

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戦って、戦って・・・みんな死んでいきます。
そりゃあそうだよね??

って思っていたら、川路が桐野を撃ったの??
東京にいた川路が・・・??

村田新八も撃たれて死んじゃいました。
なんの感動もさせずに・・・。

「圧倒的じゃないか!!我が軍は!!」と、ギレン・ザビに言わせるぐらいの政府軍です!!

??西郷さん、撃たれちゃいました・・・!!

糸のもとへ西郷が戦場で連れていた犬たちが戻ってきました。
そうね・・・この犬の演技は、犬を飼っているものとしては涙を誘ったかなあ・・・??

大久保邸では・・・吉之助を追いつめたことを悔いる一蔵・・・。

フキとなんだかんだと住んでいたんですね・・・慶喜・・・。
西郷さんをアゲアゲするフキ・・・。
当時の新聞で見てますが・・・そんなに早く新聞でるか??今よりもタイムラグは計り知れないほど大きいというのに・・・。
どうして逃げなかった??という慶喜ですが、慶喜、逃げたんじゃないって言ってたよね??
西郷星も出て来ましたが・・・どうして西郷星が出てきたのかも説明してくれませんでした。
当時の人がテレビのニュースがあるわけでも、字が読めたわけでもなく。全員が西郷さんを知っているとは思えないしなあ・・・。

西郷従道邸では、こんな大きい家を作ったのは、皆を呼び寄せるためだったんですね??なんていう奥さんの前でうな丼をほおばる従道ってなんだよ??諭されている子供か??

みんな普通の生活してますけど・・・そこに何の意味が??
そこは家族愛なのか??で、やっぱりいる琴子です。

1878年5月14日・・・西郷が死んで翌年・・・紀尾井坂にて大久保利通暗殺・・・!!

なんと・・・西郷どんが迎えに来ました。

??終わると思っていたら、這いずり回る西郷どんです。

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「もう・・・ここらへんでよか・・・」by西郷どん

??何回終わったら気が済むん??っていうほど、終わりがたくさんありましたね・・・

なんだか西郷どんの死に方・・・時間軸がよくわからなかったなあ・・・。
西郷さんより桐野利秋が先に死んだし、別府晋介もどっかいったし・・・もやもやです。

で・・・最終的に、吉之助さあと一蔵どんが手に手を取ってあの世へ行ったんですか??
そう見えたんですけど・・・。
やっぱり1年かけてBLだったんでしょうか??
1年見ていて思った事・・・それは、本筋でBLをやるのはなしだなあ・・・ってことです。
今年は「おっさんずラブ」が流行りました。でも、そのBLとはまた違うんですよね??
彼等は150年前に確かに生きていて、子孫の方がいらっしゃるんです。
司馬遼太郎さんは、100年経たないと歴史にならない・・・みたいなことを言てらっしゃいましたけど、やっぱり幕末の人は、かなり資料も残っているし、ちゃんとした子孫の方が生きていらっしゃる・・・。

と書いていて思ったのは、この作品、BLでなくてもみんなをサゲサゲの作品だったなあ・・・と、思うのです。
誰の正義もちゃんと書けていなかったなあ・・・それならみんな人殺しだよ・・・。

話はそれてしまいましたが、BLについて・・・
私が子供の頃にJUNEという雑誌があって・・・やおいや百合がかなり流行った時代でした。
もともとの日本の歴史に男色があったこともありますが、腐女子爆発的に人気が出たのはなんだろう??
個人的には「リングにかけろ」だと思っていますが・・・。
長浜ロマンロボシリーズかも知れないですね??
長浜ロマンロボシリーズが機動戦士ガンダム(腐女子の大好物はシャアガル)になっていくわけですが・・・。

先日、某塾講師の先生のテレビ番組で「新選組もBLだった」みたいな見出しでやってましたけど、今のBLと男色を一緒にしないでほしいなあ・・・と思ってみていました。
男色や衆道の理由にはいろいろあって・・・そこには愛でないものもあると思うんです。
尊敬とか、主従関係とか、僧侶だったとか、女性が少なかったとか・・・
そして、BLは二次作品でないと・・・ってことです。

「好き」って感情でなく・・・
例えば、西郷さんはその尊敬されるあまり桐野利秋によって「新政府軍には渡したくない」と、殺されたともいわれています。
このワンシーンを加えるだけで、腐女子たちは自分でBL化できると思うんです。
それこそ、西郷さんの首を渡すわけにはいかないと、首を隠したという人もいます。
もちろん、ここでBLしたかったであろう大久保利通・・・ただ単に号泣させるのではなく・・・
心の底ではわかりあっていた・・・そう表現することで、腐女子たちは自らBL化してくれるでしょう。
腐女子が好きなのは、友情や、信頼関係なんですよね・・・
ジャンプの友情マンガには、そんな作品が溢れています。
だからそれが腐女子が求めているモノなんですよ・・・。
スラムダンクでの花道と流川のハイタッチとか・・・ただ単に「愛」ではないと思います。

そしてもう一つ・・・歴女が好きな大河について・・・。
誰かが書かれていましたが・・・腐女子はラブラブとかを見たいわけではなくて・・・
斬り合いの中で、吐血しながら階段を転げ落ちる(これは沖田総司な感じ)を見たいのだ、と。
なんかわかる気がする・・・。
私は歴女という言葉が嫌いです。
だって、女性が歴史を好きになっても普通でしょ??
歴女とか、山ガールとか・・・別に女を強調する必要ないんじゃないかな??って思うからです。
そんな私、昔は永倉新八の良さがわかりませんでした。
だって、最後まで新選組隊士として戦わなかったから。
今は、あの時代にあの生き方はしんどかっただろうなあ・・・って思うけど。
若い頃は、そんな儚い男子が好きだったんですよ・・・たぶん歴女はみんなそうじゃないかな??
だから、突っ走った長州はともかく、寝返った薩摩は好きじゃないけどね・・・??


とにかく、今回西郷隆盛をいろいろ調べて思ったのは・・・
テロリストと言われるだけあって、なかなか黒い部分の多い人でした。
あれだけ黒い人を大河で綺麗に書くのは本当に難しいだろうなあ・・・ってことです。
ほんと、かなりえげつないことしてますもん。

この大河では、大久保利通とっても悪者でしたが、大久保利通という人は義理とか人情とかよりも日本政府をつくることが第一の人でした。
なので、西郷さんとは対極にある人というか・・・義理と人情を無視しても日本政府を作る人だったんです。
対極にある二人でしょ??
だから、西郷さん一人なら難しいけど、大久保利通と一緒に描いたら友情物語ができたのになあ・・・って思います。
その二人の心が繋がっていれば・・・
それを書くだけで、脚本家先生の書きたかったBLになったのにね??

何はともあれ、皆さんお疲れさまでした。

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いよいよ終盤に入って盛り上がってくるところなんですが、感情移入できないせいか恥ずかしく、ながら見しちゃう西郷どんです。
西南戦争だというのに・・・

士族の窮状を政府に訴えるために、1万3000人を伴って東京に向かうこととなった西郷どん。

西郷さんがたったことが信じられない新政府人たち。
天子様にお願いするそうな。
「西郷討伐の詔を・・・!!」by大久保利通

え~~!!いきなり川尻まで到着です。
なんでか??あと2回しか放送がないからか・・・??

熊本城から火の手があがり・・・熊本城下からも火が・・・一気に燃えあがります。

自ら火を放つのはどういうつもりか??とか、熊本は自分たちを通さないつもりか?とか、あっちがその気ならこっちも・・・とか??
そういうつもりでやって来たんじゃないの??と思うんですよね・・・。
1万3000の兵でくれば、鎮圧されるだろ??ふつう!!
賊軍扱いされてビックリ!!の薩摩軍です。
賊軍になったから東京にのぼれなかったのではなく、熊本を攻め滅ぼせなかったから行き止まりになって東京にのぼれなかったんじゃないの??
ま、熊本鎮台は民兵(武士ではない)ので、なんとかなると高をくくっていたのは違いないです。
このドラマと同じように呑気だったのかもしれませんが、彼らは武士ですから・・・もっと、血気盛んだったのは間違いないでしょう。

「一蔵どん・・・そういうこっか。。。」by西郷どん

押し殺しているのか、薄笑いを浮かべているのなら大久保より西郷の方が二重人格でしょ??
戦してるのに何笑ってんねん・・・。
緊張感皆無!!

で・・・どうするか悩んでいるんですが・・・
それは、わかっていたことだろう??作戦立ててなかったんかい??と言いたくなる・・・。
そして相変らず笑っている西郷どんは、もはや進む道はただ一つ・・・!!
と、騒ぐみんな。

don2
















お・・・もう、田原坂の名前が・・・。
どこまで端折ってんねん??

で・・・西郷軍が刀で来るから政府もすぐに抜刀隊を結成!!
って、この政府の抜刀隊結成までにはいろいろお話があるんです。
遡ると、山縣有朋とのやり取り、西郷の下野にもつながるんです!!
山縣有朋、政府の公金を使って無利子でお金を貸したってことだけクローズアップされてたけど、陸軍TOPとしてこの戦いに参加しています。
もともと、徴兵制を敷くことに精力的だった山縣。
徴兵制ということは、武士だけではない=民兵です。
つまり、戦うという特権も武士から奪うことになるんですが・・・
西郷さんは性急だと考えていtました。
そこにあれやこれやで下野に繫がります。
ドラマでは簡単にここまで来たけど、戦いの素人・民兵で戦おうとする山縣と、武士たちで戦う西郷たちで戦いが泥沼化していくわけです。
で・・・圧倒的な物量で最後は明治政府が鎮圧するんですが、でも、そこには民兵で・・・と思っていたのにやっぱり抜刀隊を組まなければならなかったという山県の苦悩があるんですよ~~!!
ほんと、この大河、苦悩が全く書かれないのよね・・・。

もう、田原坂と吉次峠です・・・。
どうして田原坂が重要なのかも全くもってしてくれません。
圧倒的な政府の物量の前に熊本城への補給路を断つために田原坂なんですよ~~!!

この抜刀隊の多くは薩摩兵で・・・かつての同志たちの戦いとなったと、ナレしてますが・・・。
新政府軍の抜刀隊は、薩摩の外城士&負け組の東北諸藩の者たちでした。
西郷の私学校に行ったのは、城下士です。
つまり、外城士&負け組の東北諸藩の者は城下士を憎んでいました。
こう考えると、外城士&負け組の東北諸藩の者の方が虐げられていたわけで・・・。
私学校に帰ってきた者たちは、城下士だったがために”もっと優遇してくれるはずだった”という不満もあったでしょう。
でもね、私学校の生徒たちが政府の火薬庫を襲撃したのは、自分たちがお金を出した集成館で作ったものを横取りされる!!と思ったからだし、でも、そんな不平士族がたくさんいるところに武器弾薬は置いておけない・・・という政府にも正当性があります。
そんなこんなを全くしてくれていないので、沢山の命が失われていることの理由を見つけることができません。

圧倒的兵力の前に、田原坂を突破されてしまった西郷軍・・・。
この圧倒的兵力には、モールス信号や汽車、船舶での輸送による新政府軍のスピードがあるんですが・・・それもしてくれません。
ちなみにその輸送で大もうけしたのが岩崎弥太郎です。

高瀬河南の戦いで西郷の末弟・小兵衛が戦死!!
19歳も離れた弟の死でした。
そして、菊次郎も足を撃たれてしまいました。

久光が「シサツ」が、「刺殺」か「視察」かで、くどくど政府要人に迫ります。
個人的には、そんなこと、もうどうでもいいんだよなあ・・・。
だって、戦いは始まってしまったんだから。

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「最期は父上の手で・・・」と、懇願するとっても迫真の演技の菊次郎を、クララをせおうペーターのように、背負って歩き出す西郷どん・・・。

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ナレ死でなかったわ・・・木戸孝允!!
「西郷、いいかげんにせんか!」という言葉を残して・・・。

これも、西郷を止められるのは自分しかない!!と思っていた木戸ならではの言葉だと思います。
木戸は、西郷たちと大久保たちの板挟みにあってストレスMaxでした。
そして・・・彼もまた理想を実現することができずに政界から離れるわけです。
そんなこんながあっての、「西郷、いいかげんにせんか!!」なんですよね。
そこの下敷きをやってくれていれば、木戸孝允の悔しさが伝わるというのに・・・!!

大山綱良は、東京で投獄されていました。
ま・・・そうだろう・・・税金を使って私学校を建てたりしたんだから・・・。
おまけに、薩摩人が薩摩の県令だったり、薩摩はかなり優遇されていました。
だから、私学校の面々が立ち上がったのも、ほんと、あまちゃんに見えてしまう・・・。
東北の人々は、もっとつらかっただろうに・・・!!

なんで・・・山縣有朋出てこないんだろう・・・。

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従道の命令で、新政府の人間が保護しようとやってきましたが・・・
自分達は、西郷隆盛の家族なので、敵には世話にならん!!と、突っぱねる糸です。
そこには、戦に夫を送り出した妻たちの心意気があるそうです。
??そうか??あったか??
イチャコラしていただけでは・・・??

そこへやってきたのは、桂久武。
小兵衛が死んで、菊次郎が足を撃たれたことを伝えにやってきました。
戦場に行きたいという糸・・・
戦線を離れて延岡で治療をしていた菊次郎のもとへ・・・??
??戦線を離れて延岡って・・・みんな延岡に行ったんじゃないの??

2万いた兵が・・・もう・・・3,500人になってしまった・・・。
どうして・・・??なんでそんなに減ったんや~~!!

新政府から投降するようにビラが撒かれていました。
でも・・・スルー!!

なんと、世直しのためにみんな戦ってくれていると、食事を用意してくれた地元民・・・。
嘘だろ・・・??
なんでだ・・・。地元民にもひどいことしてたでしょ??西郷どん!!

「おはんら、ほんのこて、よう戦った。
 じゃっどんここまでじゃ。
 おいたちは、今、こん時をもって解散する。
 おいたちの行くところ、行くところが戦場となる。
 きりがなか・・・。
 おいたちは、今日いただいた握り飯の礼すらできん
 もう、東京へは行けん。
 皆、わかっちょっじゃろが。
 生きたか者は降伏してでん生きろ。
 死にたか者は死にやんせ。

 皆、自分の欲するところに従ってくいやい。」by西郷さん

??行くところ、行くところ、戦場になるって・・・毛利小五郎か・・・??
行くとこ、行くとこ、事件ばっかりやぞ~~!!
西郷どんは、戦をしてるんだから行くとこ、行くとこ戦場になるのは当たり前だろ??
おまけに、
「生きたか者は降伏してでん生きろ。
 死にたか者は死にやんせ。」
って、無責任やろ??
この降伏も、もっと、さっきのビラを主張していれば、投降もあるだろうけど、唐突に言葉に出されてもわからんやろ??

自分自身に区切りをつけるために、軍服を焼く西郷どん。
なんか、”俺、カッコいいだろ?感”満載~~!!って思っていたら、
と・・・そこへ、糸登場!!
「来てしまいました!!」
何でくんねん!!
って、菊次郎の介護にはやってきたようですから・・・本当かもしれません。
ああ・・・江の神君伊賀越えを思い出しちゃったよ・・・。
こういうのがあると、感情移入できないのよね・・・。

「私の望みは一つだけ・・・
 旦那さあが、西郷隆盛じゃなかったらどんなに良かったか。
 吉之助さあが、ただのお人じゃったらどんなに良かったか・・・。」by糸

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ああ・・・言ってしまった・・・。
本当に来たのかなあ・・・??なんてことを考えていて、ほんと頭に入んない・・・って思っていたら、””西郷隆盛じゃなかったら・・・””なんて、爆弾発言の糸!!

ま、実際、そう思っただろうけど、それは死にに行く西郷どんには言っちゃだめだろう・・・と思うのです。
賊軍として死んでいく西郷さんを”誇りに思う”と言ってあげてください!!
忍んで忍んで、遠くから思う・・・そういう思いもあってもいいと思います。
なんてったって、電車も普及しておらず、自動車もない時代に・・・今とは全く違う”思い方”があってもいいと思います。
個人的には、ダイレクトに会うよりも、会わない方が上品な表現のような気がして・・・。
そんなこんなな西郷どんも、最終回を残すのみとなりました!!

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ああ・・・もう、どうでもよくなってきたと言えばダメでしょうか?
またもや結婚とかの回です。

「たった今、勝ち目が見えもしたで・・・」とかなんとか、何が勝ち目なんだか・・・と思うが、そう思った吉之助。
政治的にどうするのかと思いきや・・・
訳の分からんまま、長州征討を一人で終わらせ、未来の将軍・慶喜にドス突き立てて帰ってきました。
う~ん・・・この時点で、西郷吉之助切腹でなくその場で斬り殺され??薩摩藩おとり潰しだわよ・・・。

その活躍ぶりは、薩摩に広まっていました。
みんな、年上の人も頭を下げて、「よしなに・・・」と、土下座をする始末。
それをしないでくれと頼む吉之助の紳士的な行動がスゴイのかな??
目上の人が・・・それも薩摩隼人が頭を下げるなんてもってのほかなんじゃないの??
と、斜めに見てしまう・・・。

吉之助はすでに次の一手を見ていたというけど・・・。

don















「もう・・・幕府に日本国を任せておくことは出来ん・・・」
なんて、一蔵に言ってます。
幕府に滅ぼされると・・・!!
でも、京都が無残な焼け野原になったのも本当は長州のせいだし、幕府が守りたいのは徳川だけとか言ってるけどそれは違うし・・・。
日本国は俺らが守らねば・・・!!
などと、言い出しています。
う~ん・・・
幕府を潰そうなんて、この時点で誰も考えていませんでした。
当時は、国と言えば、薩摩、長州のことであって、日本国のことではないんです。
つまり、薩摩が寝返ったのはもっと後で、幕府側と長州を天秤にかけ、最後の最後に幕府を裏切った・・・裏切ったのは、薩摩の方なんです。
でも、そこには、薩摩藩の生き残り作戦があって、それを悪とするのもダメですけどね・・・。

で・・・鑑賞にふけりながらまたもやウナギとりをしていたら、義理の姉にこき使われている糸を発見!!
ああ・・・もういいよ・・・朝ドラみたいなこと・・・。

相変らず貧乏な西郷家・・・ボロボロです・・・。
でもね、そんなボロボロな家で恥ずかしくないのかと思う。
こんな立派な兄のところへ嫁に来られてよかったと、弟の嫁が言っていますが・・・。
そんな立派か??
ダメな男のことを「うだつのあがらぬ男」って言うじゃないの?
家を建ててこその一人前じゃないのか??と思っていたら、嫁取りの話になってしまった・・・。
ま、嫁取りも一人前の証拠だからなあ・・・
と思っていたら、吉之助の嫁になりたいという女性が殺到してきました。
ああ・・・そんなこんなもどうでもいいわ・・・

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そこへ、雪篷も島からやってきて、ワイワイガヤガヤ楽しそうな、でもどうでもいい一コマでした

参勤交代が再開されたのは、吉之助のせいだと怒る久光
「お前のせいじゃ」×③!!って、バカ以外の何物でもないやろ・・・こんなコント仕立てのエコーな演出・・・。
演者さんの力量をもっと信じてあげればいいのに・・・
この件について、非は自分にあると土下座して久光に謝る→土下座した西郷にあからさまにいい気分になる久光→すんなり久光に謝ったことをご機嫌を取ったと思って怒る一蔵→「いかにも・・・」by吉之助
という、そんなこと・・・”土下座してご機嫌を取る”だけで、凄いのか??吉之助!!
もう既に、長州と手を組むことを考えている吉之助・・・。
そのためなら、国父様の気持ちを動かす、媚も売って謀もして、偽りの涙を流すそうだ・・・。
口で言わずに体で・・・芝居で表現してくれよ・・・。
頼む・・・そうすれば、役も薄っぺらではなく骨太な西郷吉之助になれるのにね・・・。

そんな話をしているところを桂久武にボーイズラブと勘違いされるというバカげた演出も止めてくれ!!
ちょいちょいこんなの入れるの遊びのつもりなのかな??
ボーイズラブ関係入れるなら、もっと京の政治や人間関係をしてくれよ・・・!!
だから嫁を取れと言われているように思う。。。

で・・・この嫁取りの話で1話終わってしまった・・・。
ま、みんなが知っているのでなんの感動もなかったですが・・・糸が嫁に来るんですが・・・違和感大ありでした。
糸は、離縁されて実家に帰ってきていました。
実家に糸の居場所がなかったのは本当かもしれません。
あ・・・史実では、吉之助と糸は再婚同士だったのでは?と言われていますが、16歳違いとなっています。
このドラマでの離縁の理由は「子供ができないから」という理由でした。
嫁をとれ、嫁をとれ!!と、みんなではやし立てた理由は、西郷家の人手不足と跡継ぎを・・・!!ということがメインだったのに、糸が出てきた途端にその「跡継ぎ」の話がどっかに飛んでしまいました。

今でも男の子を・・・!!という家も多い中、”子供のできない出戻り”設定なら嫁には絶対にもらわないでしょう。

「翔ぶが如く」では、吉之助の最初の妻・俊(名前が須賀どんではないんです)が、吉之助の留守を守っているんですが流産してしまいます。
で・・・「旦那様に申しわけない」と、自ら身を引きます。
実家に迎えに行く吉之助ですが・・・実家では親戚に預けていると、帰ってもらいます。
が・・・襖の向こうで泣く俊・・・。
今なら・・・吉之助を追いかけるか??と、家族に聞かれ、偉くなって帰ってきた旦那様に恥をかかすわけにはいかないと、二度と会うことなく別れるシーンがあります。
何が本当かはわかりませんが、これこそがみんなの求めているシーンなんじゃないかと思うんです。

都合よく好きになってもらったり、都合よく引き下がってもらったり、でも、会いたいからって何度も会いに行くとか・・・
西郷どんでは女性があまりにも現代的で訳が分かりません。
もちろん、”好き”って気持ちは大事だけど、それと同じくらい当時は”跡継ぎ”が大事だったと思います。
愛加那の子がいるからもういいと、思っているのかどうか知らないけど、例えば糸の離縁の理由がもっと違っていたらすんなりお祝いできたかもしれません。

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もう・・・どうでもいいけど、結婚する二人でした。
この大河ドラマを見ていて思いました。
糸の良いところは今でも足が速い事だそうです。
実際には薩摩藩士・有川矢九郎が、妻のいとこにあたるイト(糸子)をいきなり連れて来て、西郷に了解させたと伝わっています。
当時は恋愛なんてなくて当たり前の時代だったんでしょうが・・・

惚れて結婚する設定なら、足の速い・・・そんなところに惚れたのか??
もっと糸の良いところを好きになってやれよ・・・。

こんなところでも人物の掘り下げが足りないんじゃないか?と、満足できない私なのでした。

この頃になってくると、幕末の志士たちがわんさか出てくるはずなんだけどなあ・・・
それを見ているだけでも面白いのに・・・残念!!

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ヒー様って誰??それは後のお楽しみ!!

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とにかく、吉之助は斉彬のお供として江戸へと向かうことになりました。
嬉しくって、嬉しくってたまらないようです。
一行は江戸へ到着しましたが・・・!!

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待っていたのは、鬼軍曹のような迫田でした。
吉之助は38番だそうです。
名前ではなく、囚人のように番号で呼ばれるようですよ!!

「ただの38番じゃ!!」だそうです。

近所の品川宿では薩摩藩士の噂が・・・
「飯盛りを 夜っぴき寝かせぬくつわ虫 そのくせに 花は紅 ものはぶし」
女郎を一晩中寝かさない割に金の払いは悪いというものです。
酒癖、女癖が悪いと悪名が・・・!!
門限もきっちり!!規律は厳しいものでした。

って・・・ホントかなあ・・・??

don3















一足先に江戸に行っていた大山と有村と再会です。
って・・・皆さん、この二人の名前、覚えてます??
結構重要人物なんですけどね・・・。
早く紹介してほしいものです

そして・・・極悪人??になっている井伊直弼登場!!
井伊直弼のせいで開国になってしまったと作戦を練っている阿部正弘と斉彬ですが・・・。
別に二人も開国派なんですけどね・・・??

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江戸で元気に暮らしている篤姫ですが・・・。
やっぱり西郷吉之助に興味があるようです

「あんな明るくて真っ直ぐな薩摩娘に・・・徳川の御台所がつとまるのかの・・・」by斉彬

なんだか含みのある言い方ですが、篤姫は聡明だからこそ養女となったんです。
明るくて真っ直ぐな・・・つまり、朝ドラ的な何も考えずにちょっと突っ走っちゃうような女性ではなかったんじゃないかと思います。
家定とも仲がいいんですよ!!
伏魔殿に行かせて可哀想的な、そんな表現ではなく、ちゃんとどうして嫁ぐのか、そのお務めを書いてほしいわ・・・。
かしこい篤姫なら、すぐにわかるはず!!

有村と大山に品川宿に誘われます。
嫌々ながら行く吉之助・・・。
しかし・・・そこに居たのは・・・

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ふきどんでした。
流れ流れて江戸までやってきていたのでした。
って・・・無理があるだろ・・・。
飯盛り女・・・って、いわゆる遊女です。
飯盛りよりもその後が本業でした。
まるで座敷牢のような生活の遊女です。
流れ流れてくるんだろうか・・・??

借金にまみれて、その店の自分の部屋がお城な遊女です。
こんな呑気な生活で苦労と思わないなんて・・・おかしいんじゃないの??と、思っちゃうのでした。

そして・・・身請けしてくれるかもしれないひとがいるとか。。。
フキ・・・源氏名はお芳はヒー様のもとへ。
お芳の頼みで吉之助の絵を描くのでした。

don













門限破りを見つかってしまった吉之助は、罰としてお掃除です。
あ~、30両も借金して、何をしに江戸へ来たのやら・・・??

突然、上司の山田為久がやってきました。
そして・・・いきなり”お庭方”に抜擢されるのでした。
どうしてなったのかしら・・・??ってところはやらないのね

ああ・・・黒船はどうなっているのか??なんて手紙を書きながら、自分の不甲斐なさに嫌気がさす正助・・・。
このまま薩摩で埋もれてしまうのか・・・??
って、みんなより正助が行った方が良かったんじゃないの・・・??

庭掃除をしていると、いきなりやってきた斉彬さま。
いきなり小石川にある水戸屋敷に書状を届けに行けという・・・。
って、この時点で、自分が・・・お庭方がどんなお役目か理解できてないといけないんじゃないの・・・??
身分こそ低いけど、直接斉彬さまと接することのできるいいポジションなんですけどね。

「あの時の小僧か・・・大きくなったな!!」by斉彬
肩を壊して・・・という西郷をわかってたからの贔屓じゃなかったんだ・・・。
肩を壊しているから刀では守れないという吉之助に懐刀を・・・。
「雨の日、雪の日、いつでもここにおること。
 そして、わしの手となり足となること。
 それが・・・お前のお庭方の役目じゃ。
 そして わしに代わって用談をし、人知れぬ秘密を知る事もある。

 もし その秘密を守れぬ時は、これを使え!!

 どうじゃ 受けるか?」by斉彬

「命に代えて お引き受け致しもす!」by吉之助

と、カッコいい事この上ない渡辺斉彬でした

「なんでもかんでも命を懸けるな!!
 命は一つじゃ!!」by斉彬

ということで、迷子になりながら小石川の水戸藩邸へ・・・。
って、隠密だろ??
人に聞きながら、大きな声でしゃべって・・・ダメだろ・・・??
トンマな吉之助ですが、ほんとはとっても軍人な西郷さんなんですけどね・・・

水戸屋敷には、もちろん徳川斉昭がいました。
隠居してもなお、その発言力は幕府内でも絶大でした。

あっさり会えるんだなあ・・・

色々しゃべって最後に入ってきたのはヒー様でした。
鈍感にも、「ヒー様!!」なんて言い出す吉之助に、須賀どんの気持ちが解るんか??って思っちゃうわ・・・
そう・・・ヒー様は一橋慶喜だったのです。
ヒー様じゃないと言う慶喜に、絶対にヒー様だ!!と、空気を読まずに行ってしまうんですけどね

慶喜・・・結構厳しく育てられたんですけど・・・あんな品川宿なんかで遊んでたんかなあ・・・??
おまけにふきどんがお芳って・・・新門辰五郎の娘で慶喜の愛妾・お芳から取ってるのかしら・・・??


ということで、吉之助と慶喜の最初の出会いでした。
なんだか慶喜がなあ・・・あんな暴れん坊将軍でいいのか・・・??

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いよいよ始まりました。
「西郷どん」です。

西郷隆盛・・・熱狂的なファンがいるから、なかなか難しいんじゃないか?と思うんですけど、どうでしょう?
評判は、よかった、悪かった・・・いろいろありそうですが・・・どんな風に仕上がっているのでしょうか??
幕末ファンにはとっても楽しみな作品です。
あ・・・私は討幕派ではなくて佐幕派ですけどね・・・??


西郷さんの死から21年後・・・銅像ができました。
その式に来ていたのは西郷の妻・糸、弟・従道・・・
像の幕が上がった瞬間、稀代の英雄が蘇った・・・と、人々が言う中、妻の糸は・・・
「ちご・・・ちごっ!!うちの旦那さんはこげな人じゃなか・・・。
 ちご・・・ちご・・・ちご・・・ちご・・・うちの旦那さんはこげな人じゃありもはん!!」by糸
西郷隆盛の三人目の妻・糸は、どうしてこんなことを言ったのか・・・それはいまとなってはわかりません。。。
ということですが・・・この言葉は本当に言ったと言われています。
あんな浴衣のようなラフな格好で、散歩なんかしていなかったという説が有力かな??と思います。
写真もある・・・??いえいえ、西郷さんの写真はありませんし、西郷隆盛の隆盛という名前は、本当は父の名前です。
西郷さんの名前は小吉→有名な吉之助でしょうか?
昔は本名で呼ぶことなどなかったので、吉之助かな??
そして、この銅像は、弟・従道やいとこを参考にした写真からできているので・・・亮ちゃんに似てるんじゃ・・・??

一つ確かなのは、この男、男にも女にもめっぽうモテたということ・・・。
そして、もう一つ確かなのは、この男がいなかったら、新しい日本は生まれませんでした。
深い敬愛の念と親しみを込めて、みな、彼をこう呼びました。
「西郷どん!!」

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ああ・・・本宮ひろ志の少年漫画みたいな始まりです。
少年漫画ファンからしたら、ウキウキしちゃいます。

最近、旦那さんと司馬朗太郎さんの「項羽と劉邦」や、本宮ひろ志さんの「天地を喰らう」「赤龍王」の話をしたので、そんなスケールに書かれるのでは??って思います。

どちらの作者の主人公も、人たらしでとっても魅力的で男にも女にも惚れられる主人公だもんなあ・・・

ってことは・・・「小っちゃい事は気にすんな!!」的な作品かもね~~~



時は天保11年(1840年)・・・薩摩の国。
ナレーションにあるような、深い鎖国の眠りについていたわけではなく、ロシアが南下してきて「海防どうすんだよ・・・金ないのによ・・・」と、幕府が言っていた時代です
西郷小吉は大久保正助ら町内の仲間と学問や剣術を切磋琢磨する日々を過ごしていました。

男子のみ、厳しい郷中教育をしていた薩摩です。
そういえば・・・長州にしても明倫館、会津藩も日進館・・・敵味方に分かれるこの藩も、教育に熱心なのは変わらないですね・・・。
水戸の弘道館とかも・・・過激ですし・・・。

don
















活発な子供たちは、郷中で競って争って・・・。

天狗のいる磯の御殿には、美味しいお菓子があるというので、「盗みに行こう!!」と、なってしまいました。
そして、どさくさに紛れて友達になった謎の「伊東」
10人以上で、御殿に向かう少年たちですが・・・なんと、警備のざるの事か・・・!!
どうして誰も気づかないんだよ・・・
というツッコミを入れてみる。
お決まりのように一人が水にはまって見つかってしまいました。
逃げる!!逃げる!!逃げる・・・!!
そこへ大砲が・・・

それが、将来仕えることとなる島津斉彬との出会いでした。
って・・・島津斉彬、ゴーグルがウソップみたい・・・

天狗と思った小吉は、いつでも死ぬ覚悟ができていると言い放ちます。
しかし・・・笑われてしまいました。

「薩摩隼人が聞いてあきれるわ!!
 お前は、一番幼い仲間を見捨てて逃げた!!
 弱い者の身になれん奴は、弱い者以下のクズだ!!
 そういう奴は、薩摩じゃやっせんぼっていうんだろ・・!!」by斉彬

ここで見たことは誰にも言うな・・・と、小吉を逃がしてくれるのでした。
口止め料としてもらったカステラ・・・。
子供達はカステラに必死ですが・・・小吉はカステラの包み紙に目がいきます。
そこには・・・見たこともない文字が書かれていました。

小吉の祖母・きみは、小吉を無敵斎の生まれ変わりとして大きな期待を抱いていました。

「父上・・・おいは、弟や妹ばかりでなく、自分より弱か者を守りとうございます。
 そんために、もっと強くなりたか!!

 いつかお城にあがり、そん禄で、みんなに腹いっぱい米ん飯を食べさしたかでごわす!!」by小吉

ということで、目標ができたみたいですよ・・・小吉!!

磯の御殿では・・・父・斉興に呼び出された斉彬。
江戸から勝手に帰国したこと・・・藩のお金を使っていろいろやっていることに嫌味を言われてしまいます。
斉彬は、アヘン戦争の話を持ち出しますが・・・
そうして・・・バタバタと人のいい久光。

薩摩は琉球と貿易してましたから。アヘン戦争の情報は真っ先に入っているはずなんですが・・・
みなさん、こんなに呑気でいいんでしょうかね・・・??

そして、年中行事の「妙円寺詣り」に・・・伊東と名乗る子供も参加していました。
1位になった郷中には、褒美としてもちをくれるらしい・・・。
思い甲冑を着たまま、20キロ先にある妙円寺を目指します。
一番乗りを目指す激しい戦いでした。

4時間後・・・嫌がらせをされつつも、仲間一人を先に行かし(ここら辺が少年漫画)、小吉たちが優勝!!
しかし・・・「伊東」が、少女の岩山糸であることが判明!!

って・・・今まで少女ってわからんかったんかい!!と言いたくなってしまいました。
当時は、女性はフラフラと表を歩ける時代ではなく・・・そこらへんも不自然なんですけどね

女子の助っ人で勝った!!と、みんなに言われてしまいます。
「恥をかいた!!出ていけ!!」と、子供たちに言われるなか・・・
女子はどうして郷中に入ったらダメなのか?
学問や剣術や勉強がしたい!!と、言う糸です。

「男になりたか・・・
 女子になったことなかおはんにはわからん!!」by糸

と、行ってしまいました。

う~ん、作品としてはわからなくもないですが、どこの誰かもわからない糸なのであれば、選抜されることも不自然かなあ・・・なんて思います。
それに、女の子が甲冑を着て20キロ走破って・・・修行もしていないのに出来るのか・・・??
毎日、鉄砲を撃っていた八重なら鉄砲は撃てるかもしれないけどね・・・。
それに、「男女七歳にして席を同じゅうせず」な時代じゃないの??
女に恥をかかせられたら、もっと激怒してもいい時代じゃないかしら??
おまけに、そのおかげで勝てたなんて・・・切腹もんじゃないかしら・・・??

そんなこんなを思わせないようにか、いきなりそこへ斉彬登場!!
小吉は、てんぐが誰なるかを知るのでした。

「子は国の宝だ。 お前たちのようなものがいれば薩摩は安泰じゃ。
 頼もしく思うぞ・・・!!」by斉彬

と・・・斉彬にお声をかけてもらったことで、家族もウハウハです。
そう・・・女子のおかげで勝ったことは、もうなかったことになっていまいました。
が・・・小吉は・・・??
夜、眠れなかった小吉・・・それは、斉彬にお褒めの言葉をいただいたことよりも、糸が男に生まれたかったと言ったことを考えていたようで・・・。

赤い長襦袢で、町を歩く小吉。
女子は道の端を歩かなければならないこと、女子と男子は一緒に洗濯しないことを知るのでした。
って・・・そんなことをしたら、ほんと、切腹もんだからね・・・小吉。
女子はつまらん・・・女子は損・・・郷中にも入れない・・・同じ人間だというのに・・・と、父に言う小吉。
う~ん、わかりやすい展開ですが、そんなことは当たり前にわかっていたと思うんですけどね。
だからこそ、龍馬の乙女姉ちゃんも、八重も”男勝りの変な女子”なんですけど・・・
そんな小吉にLoveな糸なのでした。

いつか、斉彬に仕えたいと父に言う小吉。
しかし・・・父は言います。
「己の身分をわきまえんか!!

 うちのような身分の者が、貧乏から抜け出すには、そろばんしかなか!!
 一家9人、かつかつくえちょっとも、俺がそろばんを習ったおかげじゃ!!
 そうせいとは言わんが、志を持つことは立派じゃ・・・ 
 じゃっどん、大それた望みを口に出すんじゃねえど・・・。
 身のほど知らずっち、笑うでな・・・!!」by吉兵衛

「はい・・・大それた望みは二度と口にしもはん。
 望みが叶うまでは、胸ん中で思うだけにしもうす。」by小吉

ということで、一生懸命精進し、励む小吉です。 

が・・・「妙円寺の恨み忘れたか!!」ということで、郷中の子供達で小競り合いになります。

don2














最初は木刀でのチャンバラだったのに・・・坊ちゃんの尾田栄作、刀を抜いてしまいました。
木刀で立ち向かう小吉・・・しかし、受けた木刀は木っ端みじん!!
肩に深手を負ってしまいました

その傷は深く・・・

城中での抜刀は禁じられ、目下の者に抜いたということで、謝りに来る尾田栄作親子。。。
しかし・・・

「いえ・・・抜刀はしちょりもはん・・・。
 強く振り下ろしたので、鞘が割れ申した。」by小吉

しかし、刀で傷つけたのは事実・・・切腹させると言い出す栄作父。

「子供んケンカで切腹などち大袈裟な・・・喧嘩両成敗ち申すではございもはんか。
 そいに、そちらのご子息も、お怪我をなさっているご様子・・・
 謝らにゃならんのはこちらの方でございもす。

 ほんのこて申しわけございもはん。
 息子を許しやったもんせ。

 小吉も謝らんかっ!!」by吉兵衛

ここでも身分の差を痛感する小吉です・・・
そうね・・・その理不尽が、明治維新の原動力かも知れませんね。

そして・・・その傷が元で、刀を握れなくなってしまったのです
悔しくて悔しくて・・・しかし、何もする気にはなれず・・・。

しかし、そんな小吉を助けてくれたのは、やっぱり斉彬でした。

鷹狩りの斉彬と出会った小吉・・・

「おいは、いつか斉彬さまのおそばで忠義を尽くしとうございもす。
 じゃっどん・・・じゃっどん・・・。
 こん右手で、二度と刀は持てなくないもした。
 おいは、もう生きちょっても、しょうがなか人間でございもす。」by小吉

「めそめそするな、このやっせんぼ!!
 死んではならぬ。
 侍が、重い刀を二本も差してそっくり返る時代は終わるんだ。
 これからはな、か弱きものの声を聞き、民のために尽くせるものこそが、真の強い侍となる!!
 お前は、そういう侍となればよい!!」by斉彬
 
「斉彬さま!!おいは、斉彬さまにまたお会いしとうございもず!!」by小吉

「お前が強い男になっていたら、また会おう!!
 強くなれ!!」by斉彬


この年、斉彬が、薩摩にいたという記録はありません。
斉彬は天狗だったのか・・・影武者だったのか・・・それとも・・・??

don3














暫くして、赤山先生が世界地図を見せてくれました。
日本の小ささを痛感するとともに、地図に書いてあった文字は・・・
斉彬がカステラを包んでくれた紙に書かれていた文字と同じでした。
その文字は異国の文字で、「Cangoxina」・・・鹿児島と書かれていたのです。

いつも腹を空かせていたこの少年たちが、いずれ徳川幕府を倒し、新しい日本を築き、動かす中心人物になっていくとは、桜島もご存じなかったでしょうなあ・・・。


ということで、面白かったです。
ま、史実を掘り起こせば、いろいろと思うところもありますが、お話のテンポも良く、何より子供たちの演技がとっても良かったです。
小吉はもちろん、小吉に傷を負わせた栄作、とっても嫌味な感じが光りました

少年漫画のように、大志を抱いた小吉が、どんなふうに大人になっていくのか??
いつもグチグチ書いている私ですが、お話が勢いがあって面白かったなら、NoProblemなんですよ!!
なので、細かいことは気にせずに、楽しくやってほしいと思います。

が・・・最後のナレーションで「いつも腹を空かせていたこの少年たちが、いずれ徳川幕府を倒し、新しい日本を築き、動かす中心人物になっていくとは、桜島もご存じなかったでしょうなあ・・・」って言っているのを聞いて・・・
やっぱり薩摩より長州の方が有名な人が多いように思うんです。
そう思えば、ほんと惜しかったなあ・・・「花燃ゆ」・・・

それでは、今年も一年、「西郷どん」でよろしくお願いします!!

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