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日本とオーストラリアについてのお話でした。
日本とオーストラリア・・・一言で言うと真逆の国だそうで・・・。
北半球と南半球、暑いときは寒い、小さい国土と大きい国土・・・
そして、食料自給率は日本が39％なのに対してオーストラリアは187％です。
オージービーフは日本にたくさん入ってきていて・・・
国産41％、オーストラリア産36％、米国産15％、その他7％・・・と、よく食べられています。
それは・・・外食産業では、オーストラリア産の肉の方が、安くて美味しい、安全とされているからです。
すき家、マクドナルド・・・などが使っています。
TPPで自由貿易が進むと、どんどん入ってくるかも。。。
国内の畜産農家には大打撃なのかもしれません。
オーストラリアは敵か味方か？？？
オージービーフの戦略は？？？
オーストラリア最大の牧場ワイアラ牧場では、敷地面積6000ｈａに肥育頭数5万頭の牛が！！！
山手線内側いっぱいの牛です。
大麦牛・・・ここは、ニッポンハム直営の牧場です。
大麦牛とは、ニッポンハムが日本向けに輸出するオージービーフのブランドなのです。
牧場では、日本人の味覚に合うように特別なエサ・・・牧草ではなく、大麦を中心に与えています。
日本人好みのジューシーな肉となるのだそうです。
加工処理場では・・・
誰がどんな処理をしたか・・・追跡調査できるようになっています。
そして出来上がった商品が日本にやってきてスーパーに並ぶのです。
そして驚くべきは・・・
シドニーのレストランでは一番人気メニューが”和牛チーズバーガー”1700円ですが・・・
香ばしい肉の香りとジューシーさで和牛が大好評！！
”WAGYU”です。
柔らかくてとろける・・・さしの入った霜降り肉が人気なのだそうです。
結構な値段ですが、とっても売れています。
しかしこの”WAGYU”・・・和牛という名のオージービーフなのです。
牛の血統書を見ると・・・
日本の血統書が！！！
WAGYUオージービーフは、これから日本、韓国などをターゲットにしているそうです。
現在牛肉の関税率は、38.5％です。
TPPに入ると、原則0％になりますが・・・
日本は、TPP参加への重要5品目は、
①コメ
②麦
③牛・豚肉
④乳製品
⑤甘味資源作物
これを聖域として守る・・・としていますが。。。
実際に牛肉は38.5％のままでいけるのか？？？難しい問題です。
兵庫県神戸市には・・・神戸牛・・・
神戸ビーフならではの甘みと柔らかさ・・・
それは、外国人にも人気です。
黒毛和牛の但馬牛の中で、特に肉質の良いものを神戸牛として呼んでいます。
先祖代々の選ばれた12頭の但馬牛・・・その牛から生まれた候補生から選ばれます。
2012年から世界への輸出が始まりました。
狙うは、香港・マカオ・シンガポール。。。
最高級の霜降り肉が、世界を席巻する日も近いです。
他の畜産・農業でも、高付加価値化、ブランド戦略となるのが、A級グルメ。。。
”少し高くても、すごく美味しい”商品が、特徴を出してブランド化していくことが必要です。
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讃岐うどんにもオーストラリアの影が・・・！！！
香川県には約800軒あります。
その何よりの魅力はコシと値段の安さ。
オーストラリア産の小麦は、コシが強くて粘りがあります。
90％の讃岐うどん店がオーストラリア産を使用しています。
オーストラリアのクイーンランド州・・・。
広大な土地で小麦が作られていました。
讃岐うどんにはASWという品種です。
このASWは、日本のうどん用に品種改良されたものでした。
以来、大量に日本に輸出しています。
しかし香川でも・・・香川県産の小麦を使っての讃岐うどんもありました。
「さぬきの夢」です。この小麦を使っているのは11店舗。
JA香川が10年以上かけて開発しました。
オーストラリアは敵か味方か？？？
日本の食料自給率は、軒並み下がってきています。
オーストリアの広大な土地で日本の企業が進出し生産する。。。
そしてオーストラリアは新しいマーケットを求めている。。。
「日豪最強タッグで他給率アップ！」を目指して・・・
真逆だからこそ最強・・・
お互いを補い合って頑張ろう！！！
ということでした。
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