日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:キャリア

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若者に人気の職業は・・・
男子・・・①公務員②技術士・整備士③プログラマー・システムエンジニア
女子・・・①保育士・幼稚園教諭②看護師・歯科衛生士③接客業・営業・販売・会社員・事務員・秘書
です。

理由は、安定している、会社的な信用が高い、勤務時間や休みが固定されているなどです。
日本の進むべき道を決める、我々の生活に関わる公務員とは・・・??

公務員は、国や地方公共団体で働く人の事です。
利益ではなく、公共のために働く人の事です。
日本に公務員は・・・332.3万人います。
公務員の比率でいくと、先進国・・・29か国中最下位です。
北欧は、社会福祉事業で働く公務員が多いのです。
いいか悪いかは別として、日本は公務員がとても少ない国です。
この332万人のうち国家公務員は58.4万人で、地方公務員は273.9万人です。

公務員として思い浮かぶ職業は・・・??
国家公務員は・・・
特別職・・・特別職は、国家公務員法の外に・・・兼業の原則禁止、守秘義務、給与など、国家公務員が守るべき規則に除外される人のことで、大臣・国会議員・裁判官・自衛官などです。
一般職・・・国の役所で働く公務員などです。
航空管制官は国土交通省に所属する国家公務員です。

地方公務員も・・・
特別職・・・知事・地方議会議員など。
一般職・・・県庁、市役所などの職員、教員、警察職員、消防職員、水道局員、交通局員、清掃職員、校務員、給食のおばちゃんなどです。

国家公務員の月給は・・・??
国家公務員の給与は、平均月収41万7000円、平均年収676万円です。
民間企業の平均に併せて、毎年調整しています。
が・・・民間企業とは・・・従業員50人以上の民間企業の平均となっています。
退職金は、平均で2500万円以上あり、民間企業では大企業並みです。

国家公務員の中で、官僚は1万5000人です。
官僚には定義がなく・・・マスコミで言う官僚とは、中央省庁で国の政策に関わる一定以上の役職を指すことが多いです。

2016年度のキャリア(総合職)の採用人数は643人。
キャリア、ノンキャリア・・・なんとなくキャリアの方が偉い・・・??
採用試験の違いにあります。
キャリアは、国家公務員総合職試験に合格し、中央官庁に配属された幹部候補。
ノンキャリアは、国家公務員、一般職試験に合格・採用された人の事です。
2016年度のノンキャリアの採用人数は、3,835人です。
しかし、試験に合格したからと言って採用ではありません。

一次試験・・・筆記試験・適性検査など
          ↓
二次試験・・・筆記試験・面接ディスカッションなど
          ↓
        官庁訪問・面接
          ↓
         採用

官庁訪問する省庁は、自分で選べます。

人気がある省庁と言われるのは、財務省、経済産業省、警察庁、外務省、総務省などです。
ノンキャリアで多く行われるのは、適性検査です。
簡単な問題を、例えば、15分で100からを問解きます。
文書の記録、集計などを速く正確にする必要がるのです。
正解は+1点、不正解は−1点です。
難関の試験に合格し、採用される国家公務員・・・採用後も、キャリアとノンキャリアには昇進のスピードに大きな違いがあります。
キャリアの場合は、課長までは全員あがれます。
そこから先は、選抜された人です。
ノンキャリアの人は、下から積み上げて課長になれるのは一握り・・・ほぼ課長補佐どまりです。
何かあると課長補佐の責任となることが多いのです。

刑事ドラマでも、キャリア、ノンキャリアとよく聞きます。
キャリアは警察庁に国家公務員で採用された人で、ノンキャリアは、都道府県の警察に地方公務員として採用されています。
警察は、キャリアとノンキャリアではそもそものスタートが違います。
ノンキャリアは、巡査から始まりますが、キャリアはいきなり警部補から始まります。


国家公務員を辞めた人のうち、再就職件数は1775件です。
国家公務員の再就職は、2年以内の場合、省庁への届け出が必要です。
それは・・・天下り・・・各省庁のキャリアが関係の深い企業や団体に再就職して大問題になったのです。
天下りすることによって、その企業と癒着・・・汚職の温床になっていました。
2008年に国家公務員法が改正され・・・在職中の職員が、再就職をあっせんすることや、求職活動することなどが禁じられました。
しかし・・・去年1月に、文部科学省で組織ぐるみでの天下りが問題に・・・!!
さらに、国家公務員の再就職は増えています。
そこには省庁の慣例があります。
採用されても、事務次官になるのが同期で一人だけ・・・。
そして、事務次官になれなかった人は、早期退職していました。
そんな人の多くは、50代で働き盛り・・・なので、天下りをあっせんしようとなっていました。
最近では、肩たたきはなく、そのまま残っている人が増えています。


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スーパーエリートたちの知られざる実態です。

表舞台に立つ政治家の裏で・・・日本を操っているのは・・・

”官僚”です。

東京都千代田区霞が関に生息し、中央省庁で働く国家公務員です。

その中でも、厳しい国家試験に合格したのはⅠ種・・・キャリア官僚は、1万5000人・・・全体の5%に当たります。
そして、そのほとんどが東大出身です。
法律案の作成、大臣などの国会答弁のサポートなどをしています。

その出世レースは・・・
20代~30代・・・新人・課長補佐・係長
40代・・・・・・・・・課長
50代・・・・・・・・・局長になれる人となれない人・・・
そして・・・事務次官になれるのは、同期の中でたった一人・・・。
その事務次官になれないものは、定年を待たずして省庁を去って行きます。
その人たちは、政治家、企業・特殊法人へ・・・。
つまり・・・政治家は負け組???

年収は・・・
新人・・・・・・・・400万円
課長補佐・・・・700万円
課長・・・・・・・1300万円
局長・・・・・・・1800万円
事務次官・・・2200万円
そして・・・退職金は平均5000万円です。

そして・・・その後もうま味の天下りが・・・渡って行って・・・生涯年収は8億円といわれています。

やっぱり伏魔殿???

恐るべし、霞が関の裏事情・日本を動かす官僚たちの真実は。。。

霞が関・・・官僚
永田町・・・政治家  です。

中央省庁は、内閣の下に置かれた日本の行政機関で、2001年に1府12省に再編成させました。

そのなかで、一流官庁と呼ばれているのが、財務省・経済産業省・外務省などで・・・人気のないのが文部科学省す。

試験に受かるだけではなく、最終的各省庁で行われる採用試験に合格しないと、キャリア官僚にはなれません。
20011年度は、国家公務員総合職試験合格者1390人のうち、キャリア官僚になれたのは。。。500人です。

経済産業省は、日本の重要産業を育成する日本経済の司令塔ですが、業務が各省庁と競合することが多く、各省庁間での喧嘩も多いのが特徴です。

財務省は、エリート中のエリートで・・・
各省庁の予算を決定!!最強の省庁です。
財務官僚の殆どが、東大法学部卒業なのです。
ライバル省庁に嫌がらせをするときは、質問攻めな書類を作成、これが通称”紙爆弾”です。

外務省は諸外国との関係づくりが主な仕事。
省庁内は、多国籍な文化が蔓延しています。

文部科学省の仕事は教育行政。
毎年新学期のシーズン前は、ひたすら教科書のチェックなどを行っています。

各省庁の許可を得られた法案は、国会へ提出されます。
その大臣の答弁もサポートします。
質疑の内容が提出されるのは前日。
回答者には夜まで回って来ません。

官僚たちの三種の神器は”栄養ドリンク・カロリーメイト・扇子”です。
国会期間中は、1週間家に帰れないこともあります。
国会で法律案が可決されると法律成立!!

天下り規制の”理想”と”現実”。
行政改革担当大臣だった渡辺喜美氏は、2008年天下りを規制する法律の成立にこぎつけましたが・・・その後孤立して自民党を離れています。
法律は成立していますが・・・
抜け道・・・例外がどんどん出てきています。



霞が関の裏事情!官僚たちが仕掛る恐怖の罠。
官僚VS大臣の心理戦です。
官僚たちの法案になかなか許可を出さない大臣には・・・
様々なテクニックで大臣を丸め込みます。

大臣の外堀を・・・政務官や副大臣を取り込んでいきます。
その際官僚は・・・
「この案について、大臣はすでに了承済みですよ。
 ですから副大臣もどうかご承認を・・・。」
と、うそをつくこともあります。
大臣と副大臣が密に連絡を取っていないこともあり、この嘘はばれないのだそうです。

そして大臣へは・・・
スケジュールの隙間を利用して・・・
大人数で押しかけ・・・大臣を取り囲みます。
資料も・・・法律案は大臣には複雑で難解・・・
そこで・・・ポンチ絵という法律の内容を分かりやすく書いた図案化したもので説明。
しかし・・・これが罠。
ポンチ絵には、都合のいいデータだけが書かれています。

デメリットは細かい資料に書かれているのです。
それでも納得しないならば・・・一斉攻撃します。
そして・・・すべてを記録!!
大臣につけ入るすきを与えません。

それでもだめなら・・・
あらかじめ3つの案を用意してでも、そのうち2つはダミー。。。
わざと極端な案と比較させ・・・法律案の取捨選択を大臣本人にさせるのです。
タイムプレッシャー・・・時間が・・・無くなる大臣は・・・焦って・・・
そして止めの・・・
「大臣、これは今日中にご判断をいただく必要があります。」

即断、即決を行わせようとします。

そして・・・大臣は決めてしまうのでした。。。
こうして、法案は成立していくのでした。

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