パンの図鑑 [ 井上好文 ]

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カナダ・バンクーバーでは屋台プロジェクトをしています。
2010年に屋台の数と種類を増やそうとバンクーバー市が進めた政策です。
そこでは・・・日本式JAPADOG”総菜パン”が大人気。
レストランまであります。

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日本のパンとカナダのパンは全く違います。
カナダのパンは、日本のようにバターや砂糖は入っておらず、小麦粉・塩水だけで作るのでパンを作るのが大変だったそうです。

日本のパンは、甘みがあってふわふわ、もっちり、きめ細やかです。
そこがカナダ人も気に入ったのだそうです。
jこの惣菜パンに火をつけたのは、セレブでした。
そして・・・ニューヨークにも進出します。















どうして日本でパンが普及したのでしょうか???

①明治7年アンパンが登場。
 そう、あの有名なキムラヤ総本店です。

②戦後アメリカがパンを普及させます。
 GHQが小麦の援助をしたのです。

③1960年代アメリカのホームドラマへの憧れ。

以来、多種多様のパンができてきます。


アメリカではどんなパンが人気???
素朴な味わいのハードなパン・・・固くてサクサクした全粒パン、雑穀パンが人気のようです。
もう一つはクロワッサン。
このフランス生まれのクロワッサンも、大量生産できるようになるまでは高級品でした。
ノースカロライナ州にあるクロワッサンのメーカー・レオン自動機。
レオン自動機は、世界で初めてクロワッサン製造機を開発しました。
世界中に製パン機を輸出しています。
ここのクロワッサンを冷凍して、アメリカ全土に運んでいるのです。

クロワッサンは、機械で作るのは難しいとされてきました。
機械ではサクサクの食感が出ないとされていたからです。
ヒントになったのは、大福をつくる機械。。。レオン自動機はもともとこの機械を作っていました。
このクロワッサンの機械が出来て…80年代、アメリカのメーカーが飛びつき・・・大量生産されアメリカに根付いたのです。
高級ホテルでも使われています。
そんなアメリカ人が大好きなクロワッサンも日本人の作ったパンだったのです。


日本では当たり前の食パンですが、アメリカ・マンハッタンでは。。。
やはり茶色いパン・・・雑穀入り・全粒粉入りです。
小さく薄く、きめも荒いパンです。
お弁当のサンドイッチもこのパンです。


しかし・・・日本のパンを食べてみると柔らかくて美味しいそうです。
アメリカ人は日本のパンを知らないみたい。。。
日系のカフェでは、日本の食パンを売っていて・・・とっても人気だそうです。
大手パンメーカー・インターナショナルデライト社も、そこに目をつけました。
日本独自の白い食パンは・・・Jpan=和食になりそうです。
パンを作る技術は日本が世界一!!
世界のパンの主流になる日もあるかも知れません。

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