知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書

新品価格
¥840から
(2013/5/30 16:38時点)



ギリシャ共和国・・・面積は日本の1/3、人口は1132万人、首都はアテネです。
2009年10月発足したパパンドレウ政権が、財政赤字の大幅修正を発表。
以降、ギリシャ財政は危機に陥りEUやIMFが支援を行ってきました。

アテネで有名なのが・・・アクロポリス・パルテノン神殿。。。
5000年の歴史を持つギリシャは、色々な発祥の地として有名でした。

例えば・・・マラソン発祥の地。
ペルシャ軍との”マラソンの戦い”で勝利をおさめたことを伝えるために兵士がアテネまで走ったことに由来します。
3000以上の島がありますが、そのうち最大の島はクレタ島。
ここはオリーブ発祥の地で・・・最古のオリーブの木も現存しています。
オリーブオイルは、ギリシャ料理には欠かせません。
そして・・・哲学の発祥の地で・・・議論するのも大好きです。

エピダウロスは・・・医療の発祥の地で・・・2500年前から治療が行われていました。
アテネから離れてはいますが、薬草が豊富にあったこの地が医療に最適だったと思われます。
患者を寝かせていたベッドを「クリーニ」とよんだのが・・・クリニックの語源となったのです。
劇場や運動場もあり癒されます。

ギリシャの古代劇場が語源とされるのは・・・
舞台の客席側の半円部分をギリシャ語で「オルケストラ」といい、そこから「オーケストラ」という言葉が生まれました。

経済危機は・・・増税・年金カット・公務員改革・・・いろいろ行っていますが・・・。
なかなか進んでいません。
4月の失業率は22.5%、職業安定所に足を運ぶ人が後を絶ちません。
不動産価値も下がる一方で・・・アテネに2000件あった不動産会社は400件にまで激減しました。

歴史ある美しいギリシャ・・・。
ギリシャはEUを抜けたくないし、EUも抜けてもらいたくないと思っています。
それはギリシャが抜けると・・・次は???
となるので、せっかくのユーロがバラバラになってしまうからです。
ギリシャがEUに入りたかったのは・・・
観光客が来やすくなって、借金がしやすくなるということだったのです。

日本は、ギリシャの事を反面教師としながら財政赤字について真面目に考えなければなりません。

↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると嬉しいです。

にほんブログ村 経済ブログ 世界経済へ
にほんブログ村
 
社会・経済 ブログランキングへ

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

聞かないマスコミ 答えない政治家

新品価格
¥1,050から
(2013/5/30 16:41時点)