日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:ミャンマー

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ミャンマー最大の都市はヤンゴンです。
3年前まで鎖国していた未知の国・ミャンマー。
ヤンゴンでは都市化が進み、宝石・マンション・・・高額商品が売れています。

外国企業も進出し始めています。
口火を切ったのは、世界最大の飲料メーカー・”コカ・コーラ”。
これでコカ・コーラの売られていない国は、キューバと北朝鮮だけになりました。
コカ・コーラが飲めるようになったのは、この国が民主国家になった証です。
そんなミャンマーでは、日本語学校が流行っています。
ヤンゴン市内だけで40校です。
これから進出するであろう日本企業で働きたいのだそうです。

ミャンマーは、1988年から23年に渡って軍事政権が続いていました。
この軍事政権の時代には、アウン・サン・スーチーさんは合計3回・・・のべ15年近く自宅軟禁をしていました。
民主主義に対する圧迫がとても強い国でした。

これに対し、アメリカが経済制裁を始めました。
その状況を変えたのが、テイン・セイン大統領です。
民主化をし、アウン・サン・スーチーさんと和解し、自宅軟禁を解除したのです。
アメリカの経済制裁が緩和され、色々な投資が動き始めました。
この3年間で日本企業の進出は3倍に増え156社が進出しています。

欧米からの企業進出が少なく手つかず・・・
マクドナルドもスターバックスも・・・ヒルトン・シェラトンもありません。
日本企業が先行していくチャンスが大きいのです。

労働市場としても・・・人口6200万人で識字率92%・・・ASEANの中では第3位です。
ミャンマーにも寺子屋教育があって、お寺を中心に幼少期の教育をするので、識字率が高いと言われています。
和解労働人口が非常に豊富なので、工場労働者の大供給源になるのです。

しかし・・・連邦議会の80%は国軍政党出身で、民主化もまだまだです。
そして、インフラが未整備であること。。。道路や電気、通信などが脆弱なのです。

ミャンマーと国境を接するタイ・メソートで・・・
タイ人たちがやってきたのは密輸。。。
その主な荷物は日用品や電化製品です。
白昼堂々と行われています。それほど、物資が乏しいのです。

タイは、日本企業の生産拠点です。
日本通運がミャンマーに商品を届けようと頑張っています。
今までミャンマーへの物資の供給は、値段の高い空輸か、3週間もかかる海上輸送に限られていました。
そこで、日本通運は、陸路の開拓に乗り出したのです。

バンコクからヤンゴンまで950キロの道のりです。
まだまだ手つかずの道路・・・開拓は並大抵のことではないようです。
日本はタイに7000社以上進出しています。
タイの日本企業を生かすためには、ミャンマーに抜ける物流ルートが必要なのです。
その向こうには、インド・中東・ヨーロッパ・・・巨大市場が待っているのです。

ティラワ経済特区では・・・住友商事が開発していました。
ここでは日本の巨大プロジェクトが動き出しています。
日本の商社と現地企業が開発した400haの土地。。。
ここに日本商社と現地企業がタッグを組んで、工業団地を作るというのです。
日本政府もODAで・・・インフラ整備のために200億円支援しています。
敷地内には、発電システムも完備です。

ミャンマーが鎖国されていた時代・・・唯一手を差し伸べてくれていたのが中国でした。
しかし、その中国も、天然資源やインド洋開発など・・・見返りをたくさんもらい、支配的な政策を取り始めたのです。それに対して国民が反発しだしてきています。
日本は、中国の投資を減らしています。
理由は、中国の人件費の上昇と、経済環境の悪化です。
新しい場所としてのミャンマーに期待しているのです。

脱中国(ミャンマーの)×脱中国(日本)=新たな成長

お互いにwinwinの関係になれるのです。

日本企業のチャイナプラスワンということだけではなくて、ミャンマーが豊かになるのを後押しする意味合いでも意識しながらやっていければいいのですが。。。

来年、民主化後、はじめての総選挙があります。
それによって国の方向性が決まります。


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国の未来・・・
ミャンマー連邦共和国、面積は日本のおよそ1.8倍、人口は6200万人です。
1989年まではビルマ、1948年の独立以降、軍事政権時代を経て、近年劇的な民主化が行われました。

首都はヤンゴン。人口は600万人、ミャンマー文化・経済の中心で、最大の都市です。
町中にお坊さんがたくさんいます。国民の9割以上が、熱心な仏教徒です。

町の至る所には、「パヤー」と呼ばれる黄金の仏教寺院を見ることが出来ます。
シュエダゴンパヤーは別格、どんな願いもかなうことが出来ると言われています。

ミャンマーの人が憧れているのが、“チャイティーヨー・パヤー”。通称、ゴールデンロックです。
仏塔に仏陀の頭髪が祀ってあるためバランスが取れていると言われています。
3回巡礼に来ると、親にいいことがあると言われています。

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民主化してきているミャンマー。
もともと1962年から軍事政権が続いていました。
アウン・サン・スーチーさんは、長い間軟禁と解放の繰り返しでした。。。
ところが、2011年テイン・セイン氏が大統領になって・・・突然民主化が進み始めました。
軍事政権のメンバーだったのに・・・
スーチーさんに選挙に出ることを要請したのもこの人です。


アウン・サン・スーチーさんは・・・
民主化運動の指導者で、ミャンマーの象徴的存在です。
現在は、連邦議会議員として活躍しています。


軍事政権下では、国の検閲なしに出版・放送は禁止されていました。検閲制度があったからです。
しかし、それも緩和されてきています。
検閲が無くなるのはいいことですが、これからは出版する側の責任が、重く問われるようになりそうです。

だんだんと、インターネットも出来るようになって、政府のページで国の状況を確認する事も出来ます。
道路も整備され、交通の便も良くなりました。


そんな、ミャンマーの経済を支えているのが工場です。
世界各国の企業が、ここミャンマーに工場を持っています。

日本食のレストランでは。。。日本のビジネスマンがいました。
一番人気は出し巻き。
ミャンマーの魅力は、労働賃金を安く抑えられること、中国の半分以下です。
しかし、電力不足が不安材料です。
が、とても魅力的です。

そして、何よりも正直で優しい・・・そんな人々の性格も魅力の一つとなっています。



どうして、急に民主化が進んだのでしょうか???
それは、軍事政権ということで、欧米からの経済制裁を受けてきました。
これに行き詰って、これ以上中国と仲良くしていてもだめだと思ったからです。

中国は、ミャンマーのためにダムを建設しましたが、その電力の9割は中国へ・・・
中国の援助を受けてみたら、全部中国にもっていかれてしまう!!
このままでは駄目だ・・・!!


ミャンマーの人たちは、まじめで良く働き、親日家で日本製品も好き、仏教の国の考え方・・・
そして、何よりも、“チャイナ・プラス・ワン”の候補地として、ミャンマーに生産拠点を作る企業も多いのです。

日中関係の悪化や、中国での賃金上昇などのリスク回避のために、中国以外の生産拠点や取引先を探す日本が増えているからです。

今のところネックになるのは、電力・・・自家発電が頼りの状態です。
ただ、生産工場としても、マーケットとしても魅力的な国には間違いありません。


日本は・・・
ODAで、ミャンマーをずっと援助してきました。
経済も政治も両方仲良くできる国のインフラ整備に企業が入っていく・・・それが両国の関係を深めるいい機会ということです。

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千葉市郊外の・・・日本車の沸騰現場へ。

ここには、大量の中古車が・・・。
隙間なく、3,000台置かれています。
関東一円から集められた車は、週に一度オークションにかけられます。

ここで落札されたものの中には、海外に輸出しているものもあります。

マーケットとして注目されているのは、ミャンマー。
なぜ今、ミャンマー向けの輸出が増えているのでしょうか?
この中古車は、いくらで売られているのでしょうか?

開国前夜、アジア最大のフロンティア・未開拓の市場。。。ミャンマーとは一体どういう国なのでしょうか?
日本企業が沢山動き始めています。目覚め始めた巨大市場ミャンマーの可能性とは?
ミャンマー政治の実像―軍政23年の功罪と新政権のゆくえ (アジ研選書) [単行本] / 工藤 年博 (編集); アジア経済研究所 (刊)
ミャンマー政治の実像―軍政23年の功罪と新政権のゆくえ (アジ研選書) [単行本] / 工藤 ...

ミャンマーとは・・・。
日本では、「ビルマの竪琴」で有名です。そう、あの「水島帰ってこい!!」です。
他には、民主化運動の指導者”アウン・サン・スー・チー”さんです。

人口は6000万人、一人あたりのGDPが、702ドル(世界152位)、アジアで最も貧しい国の一つです。

1962年クーデターで軍事政権に。
1988年には、民主化運動を弾圧。
アメリカはこれに抗議して、1997年経済制裁を強化しています。
つまり、アメリカの企業は、1997から続く経済制裁で、ミャンマーへの投資が禁止され、2003年からはミャンマー製品の輸入が禁止されています。
日本は経済制裁はしていないものの、消極的にならざるを得ませんでした。

2011年民主化への改革が始まりました。
去年、クリントン国務長官の訪問をきっかけに、アメリカは経済制裁の段階的緩和に動き出しました。
スー・チーさんも国会議員に当選。

日本の大手企業も、ミャンマーに進出し始めました。ローソンとかね。

中でも一番沸騰しているのが中古車。中古車が一番高い国なのです。


ミャンマー一の大都市ヤンゴン。人口600万人の経済の中心地です。
国民の9割が仏教徒です。
食料の自給率は高く、110%です。物が溢れていますが、平均月収は1万5000円程度。

そこでは日本の中古車が大人気。
ミャンマーの車の95%が、日本車です。
廃車寸前の車でも大人気で走っています。

カードもローンもないこの国では、現金で取引されています。
その驚きの中古車価格は。。。
一番人気は、2003式年のトヨタのマークⅡ、日本だと60万円の物が、300万円です。
97年式ハイラックスサーフは450万円。
どの車も、200万円以上します。
どうしてこんなに高いのでしょうか?
それは、政府の発行する輸入許可証に140万円かかるからです。

それでも、あるお店では毎月400台売ります。
これでも、6~7割は値下がりしたといいます。
以前は1000万以下では車は買えませんでした。
というのも、輸入許可証が1000万円かかったのです。

この1年でいったい何があったのでしょう?

2010年に総選挙が実施され、軍事独裁政権から民主的な政治体制へ移行しました。
その経済政策の目玉は、中古車輸入の規制緩和でした。
これまで、新車の輸入が禁止、中古車も台数制限が設けられていました。

しかし、2011年9月から、製造40年以上の車を廃車にすれば、誰でも中古車を輸入できる権限を得られるようになりました。

しかし・・・
6か月後には新車の輸入許可証を政府が発給するかもしれないので、中古車も安泰とは言えないそうです。


ミャンマーでは、車は資産です。というのも、お金、紙幣が紙切れになってしまったことが3回もあります。
だから、ものに変えたがるのです。

今そこに異変が起ころうとしています。
日本車のライバル登場です。
それは、130万円の新車。中国製の「チェリーQQ」です。

中国の自動車メーカー「奇瑞」社が製作している低価格の車です。ミャンマーでは唯一の新車です。
予約待ち、売り切れ続出で、在庫がありません。
日本ピンチ!!
日本は、アメリカの経済制裁を受けているミャンマーでは現地生産できないという現実がありました。

しかし、どっこい日本の車は、中古車でもなかなか壊れないので、日本の新車のライバルは日本の中古車になりそうです。



2012年日本企業44社が集まって、製品をPRする「ジャパンフェスティバル2012」がありました。
商品は見本でしたが、勝っていく人が続出です。
メイドインジャパンに興味津々です。


しかし、すでにミャンマーに進出している企業もありました。
紳士服メーカー大栄既製服。10年前にヤンゴン郊外に縫製工場を建設。
従業員500人。全て手作業で紳士服を作っています。ハンドメイドでも1万円。

意外な分野で活躍した日本人もいます。宝石鑑定人です。
ミャンマーの首都ネピドー。
そこでは、光沢のある石が・・・。ミャンマーは、鉱物資源の宝庫。ヒスイやルビーがたくさん取れます。
ルビーと言えば、ミャンマー。
品質を見分けてどのくらいの価値があるのかをアドバイスしています。
それは、質の悪いルビーでも加熱処理をすれば明るく輝くので、加熱処理されたものもあるのです。
ちなみに加熱処理されたルビーが100万円なら、同じ大きさの非加熱ルビーは1億円します。

今は世界では、「ルビー=ミャンマー」ではなくて、「ルビー=タイ」だと思っている人が沢山います。
それは、ミャンマーのルビーがタイに行って、加熱処理されて世界に出ているのです。
これを「ルビー=ミャンマー」にするのが彼の仕事です。

とにかく、見に行って、ビジネスを考えようという企業が増えてきています。

・ジャパンプレミアムがあって、日本人に優しい。
・治安がいい
・女性は勤勉で気立てが良い

だけど、
・男性は女性ほど勤勉ではない
・人前で怒るのは禁物

ミャンマー人は、日本人を尊敬してくれているので、日本人の住みやすい親日国です。
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