井伊直政 逆境から這い上がった勇将 (PHP文庫) [ 高野澄 ] 価格:907円 |
今回の副題も、なんだか意味深な感じがしますが・・・??
前回は、種子島を作っていることが政次にバレてしまった・・・ってところで終わりました。
ほんと、種子島を作る=謀反を考えている・・・ってことが分かっていないのが困りものな直虎です。
それを「おんな城主だから」と収めてしまっていいんだろうか??
そこを「おんな城主だから」にしてしまうと、それこそ男尊女卑な感じがプンプンします。
「このまま駿府へご同行いただき、太守様の前で直にお話しいただく・・・!!」by政次
ということで、政次と駿府に向かった直虎・・・どうなる・・・??
皆が心配している中・・・方久は金のにおいがする!!と、後を追いかけていきました。
政次に啖呵を切ったものの・・・
自分が下りてしまう方が井伊のためなのかもしれない・・・と、弱気なことを考える直虎。
そして・・・直虎が頼りに資、いつも直虎のことを面白いと思っていてくれている寿桂尼は・・・明日をも知れぬ身となっていました。
そんな太守様の元へ方久が、「献上したい」と持ってきたのは・・・??
寿桂尼が、明日をも知れない命であると駿府に来てから知った直虎・・・愕然!!
そこへ方久が・・・これもビックリ・・・!!
直虎の指図で、種子島を売り渡してきたと・・・
「謀叛を企んだ跡形など、そもそもどこにもござらぬ!!ということにございます。」by方久
「方久、でかしたぞ!!」by直虎
ということで一件落着!!
井伊で作っている種子島を、これ以上井伊では作れないので、今川でお願いできないのか??と、薦めたというのです。
方久の「金の匂い」に命拾いしたのでした。
そんな中・・・武田信玄の嫡男・義信が幽閉されたと今川に知らせが・・・
氏真の妹の嫁ぎ先であったのに・・・今川と武田の同盟を揺るがす大事件に・・・!!
どうなる今川・・・??そして井伊は・・・??
しかし、直虎は気が晴れない・・・
いつも誰かに助けられてばかりだ・・・と。
勉強を始めました。
どうしてなつは但馬のもとにいるのか・・・??
直虎と祐椿尼が聞きます。
それは井伊のため・・・
「直虎様・・・お立場として兄と相容れぬ事は致し方ありません。
なれど、どうか、それが兄の全てだとは思わないでくださいませ。」byなつ
なつは、政次の本当の気持ちを分かっているんでしょうね。
そこで直虎たちは考えます。
どうして但馬は嫁をもらわないのか?
子を作らないのか??
贅沢もしないのか・・・??
腑に落ちないことだらけです。
って、今頃気付いたんかい・・・!!
それなのに、どうして後見にこだわるのか・・・??
もしかして、敵を欺くにはまず味方から・・・??
政次は直親を裏切ることで井伊を守ったのでは・・・??
今川の犬となり、井伊には毛虫のように扱われることで、一人矢面に立って井伊を守ろうとしているのでは・・・??
あの井戸で・・・政次が相談しているのは誰・・・??
もしかして亀・・・??
「敵も味方も欺くことで守る・・・
そういう手があるのじゃな、兵法には・・・。」
と切り出し・・・これからの井伊を相談します。
しかし、それに背を向ける政次・・・
これまでの政次の苦労が・・・!!
「政次、我は己で選んだのじゃ!!
この身を直親の現身とすることを誰に望まれるでもなく、強いられるでもなく、己で選んだ。
己の手で井伊を守ると、我は己で決めたのじゃ!!
故に、もし我が女子であるから守ってやらねばならぬとか、辛い思いをさせずとも済むようになどとイアンが得ておるのなら、お門違い!!
無用の情けじゃ!!
我をうまく使え!!
我もそなたをうまく使う・・・!!」
「・・・・・
私なら・・・戦わぬ道を選びます。
戦に戦わずして勝つ。
もしくは、戦いに及ばずともすむよう死力を尽くす。
周りの思惑や動きにいやらしく目を配り、卑怯者、臆病者と誹りを受けようと断固として戦いませぬ。
それが、大国に挟まれた・・・小さな井伊が生き延びる唯一の道かと考えます。」by政次
「よいな・・・実に但馬らしい・・・。」by直虎
「では、一つお知らせを・・・
どうやら、武田の嫡男・義信さまが、父君の信玄公に幽閉されたようにございます。」
武田と今川の同盟が崩れかけてきている・・・いつかは武田が・・・松平が・・・今川に牙をむくかも・・・??
直虎は、戦わずして生き残る方法を考えることにするのでした。
ということで、進展があったのか、無かったのか・・・??
いえいえ、そこは、政次の本意がわかったんだから、一歩先へと物語は進んだのでしょう。
今回も人に助けられての直虎ですが、やっぱりそこは女性だからそれでいいのかな??
なんても考えてしまいます。
今回、「戦わずして勝つ!!」と、カッコいいようですが・・・
本当の次郎法師は、「女性だからまとめられなくてすみません・・・治められなくてすみません・・・」と、のらりくらりとやり過ごして、井伊直政に継がせたといいます。
ということで、女性を武器にしたかどうかはわからないけれど、「戦わずして勝つ!!」の兵法かどうかもわかりませんが、ま、とりあえずここからのらりくらりの回が続くのか・・・。
それもなんだか寂しい・・・
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