日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:加藤清正

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太閤秀吉の死後、老衆徳川家康と、
奉行石田三成の対立は、次第に激しさを増していく。
そして遂に事態は、三成の徳川屋敷襲撃に発展する。

遂に三成の堪忍袋の緒が切れたって感じなんでしょうが・・・
あの人望だけに、独り相撲感が半端ないです。
っていうか・・・本当にあったのかしら・・・??この事件!!

1599年1月21日・・・
伏見城・治部少輔丸にて・・・

「徳川屋敷を襲いまする。
 徳川内府と正面から渡り合っても埒があきませぬ。
 ここは思い切って、屋敷に討ち入り、内府の首を挙げる所存!!」by三成

maru













参加しているのは宇喜多秀家・小早川秀秋・・・そして真田信繁・・・。
私も兵を出そうという宇喜多に・・・

「大事にはしたくないので、我が配下の者だけで行います。」by三成

少数精鋭でやろうとしているのか??
他の人に迷惑をかけないようにしているのかもしれませんね。

よばれたのは島左近。

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左近については・・・
こちら「三成に過ぎたる猛将~島左近~」をどうぞ。

そうそう、

 「三成に 過ぎたるものが二つあり  
       島の左近と 佐和山の城」

の島左近です。

当時の左近は家康よりも年上です。
三成に仕えてからは4年ぐらいかな??
筒井順慶に始まりいろんな人に仕えたと言いますが、三成は、自分の石高4万石のうち半分を左近に差し出してまで招くのです。
主従関係と言いますがそれは江戸時代の話。
当時は「七度主家を変えて我が家を知る」と言われ、命を懸けるんですからね・・・バカ殿についていたら死んじゃいます。
なので、家臣が主君を選ぶ時代だったんです。


そして・・・そこを通りかかったのは・・・

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板部岡江雪斎!!
各地を転々とし、今は、小早川秀秋に仕えているという・・・。
本当かしら・・・??
だって、この人も最後は徳川家康のブレーンとなるんですもの。。。
もしかするとこの時点ですでに徳川側の人間だったのかもしれません。
あ~、えいやー!!と、戦えない分、騙し騙されな頭脳戦になってきましたね。

徳川を襲撃するという事・・・
「今ここで、家康を討ち取ってよいのか・・・それが、豊臣家のためになるのか・・・。
 私には皆目わからぬ。
 霧の中だ・・・!!」by信繁
三十郎に愚痴をこぼしちゃいました。
が・・・ついているものとしては嬉しいもの。。。

「源次郎さまがこんなに迷っていらっしゃるお姿、はじめてです。」by三十郎
「かつては真田のためにとそれだけを考えればよかった。
 今は違う。。。」by信繁

自分の地位が上がっていくほどに責任も増していく・・・
その重圧を感じる信繁でした。

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4人で軍議が・・・

その頃・・・
「石田治部は、今宵ここに夜討ちをかけるつもりでござる。」by江雪斎

「よくぞ知らせてくださった・・・引き続き頼みまするぞ・・・!!
 江雪斎殿・・・!!」by正信

おお・・・!!
やっぱり家康に差し向けられていたんですね・・・
あ、本多正信か・・・!?

「江戸へ帰るぞ!!」by家康
「殿、ここで逃げては徳川末代までの恥でござりますぞ。

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 こういうのはいかがでございましょうな。
 石田治部は密かにことを成したかったようですが、これを大ごとにしてしまう。」by正信

「どういう事だ・・・??」by家康

「この屋敷を守るように、伏見在住の諸大名たちに呼びかけます。
 豊臣恩顧の大名たちが、どれほど使えるか、見極めるよい折かと・・・!」by正信

ああ・・・正信、悪ですね。。。
この家康が古だぬきというよりも、正信が悪狐なんでしょうかね・・・??
今までコツコツと正信が手なづけてきた大名たちが、どんな風に立ち回るのか・・・??

事前に漏れてしまったので、奇襲にはならない・・・と、やめるように進言する信繁ですが・・・。

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「大義名分がこちらにあることを世に知らしめる・・・!!」
と、正義は自分にあると、止めそうもない三成・・・!!

豊臣の許可をもらってくるので、毛利を説得してほしいと言われる秀秋・・・。
こちら、秀秋の方が位が上なので、お願いするしかない三成ですが、秀秋もなかなか毛利での立場を考えると・・・
もともと寧の親戚筋に当たる秀秋です。
もしかすると、秀頼が生まれていなければ、豊臣家を継いでいたかもしれない秀秋です。
が・・・秀頼が生まれたことで、毛利としては押し付けられた形となりました。
秀吉とすれば、秀秋を毛利に養子に出すことによって、中国地方をも手に入れる・・・天下統一を盤石なものにしたかったがための厄介払いなんです。
ただでさえ気が小さいのに、毛利に進言できるの・・・??秀秋!!

信繁には上杉を説得するようにお願いされ・・・戦の準備が着々となされていきます。

「これ以上、お館様を巻き込むのは勘弁してもらいたい。
 おぬしが頼めば、必ずあのお方はできぬ約束をされる。
 わしはもう、お館様の苦しむお姿を見とうはない。」by兼次
徳川を敵に回したくはないという兼次・・・説得のできない信繁。

吉継の病状はよろしくないようで・・・
味方が揃わなかったときどうするのか・・・友として心配しています。

その頃真田邸では・・・徳川より文が届いていました。
兵を集めているようです。
徳川は本気で戦を始めようとしているのか・・・??

「今更、徳川のために戦えるか・・・??
 わしはこないだ刺客を放ったばかりだぞ。」by昌幸

「父上はそれでよろしいかと存じます。
 ただ私の場合は・・・」by信幸

この時点で、刺客を放ったのが昌幸ってばれてましたっけ・・・??
今まで通り、何食わぬ顔で呑気に徳川についていれば、もしかするとこのまま真田家は続いたかもしれませんね。
ただ・・・400年後、大人気の真田幸村&真田十勇士が出現することはなかったかもしれませんけどね??

ひとまず顔を出すという兄に、治部少輔丸へ戻るという信繁。
「敵味方に分かれて戦うのだけは、勘弁してくれ。」by信幸

そこへ・・・きり登場!!
寧の様子が・・・??
すぐに参上する信繁!!

息子のようにかわいい秀秋をごたごたに巻き込むのはやめてほしいと願う寧。
加藤清正と福島正則も寧のもとを訪れ・・・今回の件を悩んでいたという。
佐吉に就くか?徳川につくか・・・??

「決まっとるがね・・・徳川様をお守りするんよ。
 佐吉もいくら内府様がにくいとはいえ、伏見で戦などあってはならぬ事だわ。
 戦のない世の中をおつくりになったのは殿下です。
 殿下の命に逆らうものに、味方などしてはいかん!!」by寧

そういわれては、子供のようにかわいがられた清正・正則は徳川につくしかないでしょう。
寧に、戦をやめるように命じられる信繁。。。

「石田様・・・”しまった”と、思っていらっしゃるのでは??
 男の人って妙に誇り高いところがあるから、止めたくても止められないんですよ。
 特に、自分から言い出したことだから・・・そんな気がしますね、私は!!」と、きりがバッサリ!!

伏見の徳川屋敷には、信幸の姿がありました。
思った以上に物々しい・・・。
なるべく隅に・・・静かにしていよう・・・と、思っていた信幸、舅・忠勝に見つけられちゃいましたよ、残念。

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秀頼の出馬を願い出るのに反対な利家・・・
佐吉は馬印の千成瓢箪を貸してほしいと願い出ます。
千成瓢箪を旗印とし・・・お・・・錦の御旗みたいに使いたいみたいですが・・・??
こちらが敗れたらどうなるのだ・・・??
豊臣が徳川に負けたことになってしまうからダメだ!!と、断られてしまいました。

ああ・・・人望のなさ、大爆発です

そんな中・・・徳川には結構有名な面子が揃ってきていました。
こちらは人望が・・・根回しが大爆発・・・??

徳川屋敷にいた清正が、三成に会いにやってきました。

「悪いことは言わぬから、兵を退け・・・!!」by清正

「それはできぬ!!
 お前こそ、なぜ徳川についた・・・!!」by三成

「徳川内府は太閤殿下に後を託されたのだ・・・!!
 むやみに殺すわけにはいかぬ。」by清正

「なぜ、徳川の魂胆がわからぬのだ!!」by三成

「お前が内府を憎んでいることは、よ~く分かった!!
 だがな、力づくで相手を倒そうなど、お前らしくなかろう。
 どちらかと言えばわしだ・・・!!」by清正

「やらねばやらぬ時はやるのだ。」by三成

「お前はそういう男ではない!!」by清正

「私はそういう男だ。」by三成

「わしにはわかる。
 よっぽどなんだろ??よっぽどなんだよな!!」by清正

「何を言っているのだ・・・??」by三成

「振り上げた拳、どうしたらいいのか困っておるのだ。
 だったら、わしと腕相撲しようではないか・・・!!」by清正

「徳川屋敷へ帰れ!!」by三成

なんだかんだと佐吉の事はよくわかっている虎之助なんですよ!!
でも・・・戦になったら殺すぞ!!そんな清正の悲しい叫びも、三成には届かなかったようで・・・
喧嘩別れしてしまいました。


頼みの綱の、毛利と上杉も動かない・・・!!
万事休す!!

急に・・・細川忠興を思い出しちゃいました。
って、急に思い出すなんてところが人心を掌握できない三成ならではって感じ。
根回し工作がどうにも苦手な三成です。

そして、自ら細川邸へ・・・!!

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干し柿持ってきましたよ~~~!!
加勢を願うも・・・。
嫌いな清正や正則が大の苦手だが、それよりも三成には怒りを覚えると言われる始末・・・!!

「バカにするのもたいがいにせい!!」と、どちらにつくのを迷っていた細川忠興が徳川屋敷に行ってしまいました。

父・昌幸はどうする??
徳川につくように進言する信繁。
そうすれば、戦をする前に、降参するかもしれないから・・・!!
ということで、パパ上様も徳川へ・・・!!

おまけに持つべきものは友・・・吉継さえも、徳川屋敷に行ってしまいました。
もしかすると、昌幸と同じ考えだったのかもしれませんね。

「お主は間違っておる。
 徳川内府が要となって秀頼さまをお守りしていく。
 それ以外に、豊臣の世を守る道はない。」by吉継

「ここだけの話としてほしい。
 太閤殿下は亡くなる直前に、私の耳元で言われたのだ。
 ”家康を殺せ”・・・と。」by三成

「死を前にした老人の世迷言に振り回されるな!!」by吉継

「今の言葉、たとえ刑部殿とはいえ、許さぬ!!」by三成

「徳川内府を殺して、その後はどうする?
 お主は自分が政の要となるつもりか?」by吉継

「ほかにおらぬならば・・・!!」by三成

「お主に人がついてくるのか・・・??」by吉継

「やってみねばわからぬ!!」by三成

「ならば今宵、どれだけの大名がお主に従った。
 徳川屋敷は既に、大名たちであふれておる・・・!!
 まだ間に合う・・・今兵を退けば・・・咎められることはない・・・」by吉継

「もはや、手遅れじゃ・・・」by三成

「お主を咎めるものがあれば、わしが抑える・・・」by吉継

「これまででござるな・・・」by三成

唯一の親友・吉継もこんなきついことを言わなければならないなんて・・・心が痛い事でしょう。
そして・・・親友にここまで言わせるなんて・・・本当に、人心を読めない三成ですね・・・。

そうね。この三成、本当の三成に近いのかもしれませんね。
今までのドラマでは、寧と話したり、茶々に取り入ったり・・・策を練ったり・・・いろんな三成がいましたが、この事務的に何もかも済まそうとするがゆえに、何を考えているのかわからない・・・というか、情の全く感じられない・・・豊臣家存続のみにポイントを置いた三成ならば、”人望がないといわれる三成”なのかもしれません。


大谷刑部が徳川屋敷にやってきたことに家康もビックリ!!
病を押して来た吉継をねぎらいます。
そうね・・・家康は、吉継には一目置いていたって言いますからね・・・
関ケ原でも、生き残らせたかった武将の一人でしょうね。

「誤解のなきよう申し上げる。
 それがし、内府殿のために参ったのではござらぬ。
 太閤殿下の築かれた太平の世を乱すものを正すのが、我が務め。。。
 大谷刑部は秀頼公の家臣でござる。」by吉継

「さすがは・・・豊臣家随一の忠臣・・・言葉の重みが違う・・・」by家康

そうそう、これこれ、家康も認めている男・吉継なのです。
そして、昌幸も屋敷に参じます。

「こうなってはもう・・・石田治部も、もはや手も足も出まい・・・!!」by家康

ちなみに・・・加藤清正も、家康と婚姻関係を結んだりしていますが、この時点では本当にどうにかしてみんな仲良くさせたい・・・秀吉の作った太平の世を、活かす最大限の努力をしていたんだと思います。
ま、最後は家康によって徳川300年・・・太平の世が続くということで、あながちみんなの判断は間違っていないんですが・・・いかんせん、担ぐ神輿は”秀頼公”でなくなってるからなあ・・・
やっぱり不本意なのかもしれませんね。


昌幸は・・・何か策があるようですよ・・・??

「内府様、さっそくでござるが軍議を開いてよろしいか?」by昌幸

と、仕切りだすのでした。


一方、石田邸では・・・

「我らだけで戦う・・・!!」by三成

細川忠興の賛同を得られなかった三成なのです。
4人(小早川・宇喜多・信繁・三成)で戦うとは、無謀!!
策も練れたもんじゃないわよ・・・!!
錦の御旗(今回は千成瓢箪)でもあれば、みんな参陣してくれるんでしょうが・・・三成にその人望なし!!
義のためとはいえ・・・いくらなんでも無謀!!

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「いざ!!参らん・・・!!」by三成

そこへ・・・徳川方に吉継の幟・真田の幟を見つけたと報告が・・・!!

それでも戦おうとする三成。。。
惣無事令にも反してしまった・・・!!

全て、自分一人でしたこと・・・宇喜多も、五大老として残ってほしいと・・・
あくまでも、自分一人で戦うという三成。

ここら辺もそうですね。
不器用というか・・・
秀吉の決めた惣無事令に自分が反していることを恥じている・・・
そして、秀吉の決めた五大老にも、残って秀頼公を支えてほしい・・・
全て豊臣のためにしている事なのに・・・どうしてこうも、空回り・・・!!

左近と共に、討ち死に覚悟で出陣しようとする三成。

「いけませぬ!!
 石田様には、まだまだ生きていただかねばなりませぬ。
 石田様には、常に天下の安寧のために働いてこられました。
 時には、太閤殿下にさえ逆らった。
 命がけで天下万民に尽くしてこられた姿を、私は見てきました。
 あなたにしか成しえない事!!
 己の欲で動く、徳川内府には思いもつかないことでございます。」by信繁

そうかもしれませんね。
家康にも理解しがたいのなら、他の武将にも理解しがたい三成なのかもしれません。
そこが最大のネック・・・!!

ここまでにしてくれ・・・と、上杉もやってきました。
「徳川内府は・・・わしが倒す!!」by景勝
??そんなこと、軽く約束しちゃっていいんですか??

「御屋形様は本気になられた。」by兼次

??兼次、とめんでいいんかい・・・??
義をないがしろにするものを、許せない景勝・・・戦をしようと考えているようです。
「義はこちらにある。その時は必ず来る・・・!!
 時を待つのだ・・・!!」by景勝


・・・三成が戦支度を解きました。

「存外・・・大したことはなかったのう・・・??

 正信・・・わしは決めたぞ・・・!!
 石田治部のおかげじゃ・・・
 わしの一声で、豊臣恩顧の大名がこれだけ集まった
 これは・・・いけるかもしれんな・・・!!

 お主の誠の狙いはこれであったか・・・??」by家康

「殿は、腰の重いお方故・・・。」by正信

徳川家康の天下取りの道が・・・!!

そして真田も・・・どうする・・・??

ということで、この大河、本当に石田三成を丁寧に書いてくれています。
領民にとってはとってもいい領主だったと言われる三成ですが、どうしてここまで人望がないのかなあ・・・??
とも思います。

でも、この大河ではそこら辺のことがきっちりとわかるように書いてくれているかなあ・・・。
例えば、三成がみんな(寧とか、茶々とか、清正とか・・・)ともっとコミュニケーションを取っていれば、こんなことにはならなかったという事。
ま、寧も茶々も、お付きの者がいるんだろうかなそんなに取り次いではもらえなかったのは明らかでしょう。
なので、今までのドラマな感じ・・・が、不自然なのかもしれません。

おまけに、男性陣は、みんな豊臣に仕える武将ですから、丸く収めようと考えていたと思います。
この三成の暴挙も、あったのか、なかったのか・・・わかんないんですが、清正も吉継も、三成を裏切ったというよりは、戦わないように最善の努力をした・・・という感じがあっているように思うのです。

そう思うと・・・
三成を忌み嫌う人ばかりではなかったんじゃないかな・・・??
とも思えるのです。
ただ・・・命を懸けるのですから、男が男に惚れる・・・そんな男に命を預けたいですよね・・・。



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石田三成と徳川家康が激しく対立。
三成に依頼され、昌幸は家康暗殺を決行するが、失敗に終わる。

そんな時、太閤秀吉が、死んだ。

ということで、暗雲立ち込める大坂城へ・・・!!

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「出浦は有馬へ運び養生させることにしました。
 今は、佐助がついています。」

と・・・信幸も一安心ですね。
それよりも重大なのは、自分たちに内緒で家康の暗殺をしようとした昌幸パパ&出浦昌相の追求ですが・・・
いまだに世が乱れれば真田の出番があるはずだ・・・!!と、昌幸は思っているようです。

「信濃を信玄公のご領地をこの手で取り戻す。
 そのためには、一度乱世に戻すしかない。
 しかし、その夢も露と消えたわ・・・。」by昌幸

そうですよね・・・私たちは歴史を知っているから、まだ戦いはあるよ~~!!って言ってあげたいところですが、この時点ではもう、平定された・・・という感が強かったんでしょうね。
その中でもがく昌幸パパ・・・時代遅れの漢になってしまいましたか・・・??
でも、それって、とっても魅力的!!


その頃・・・

「殿下が亡くなられた事はしばらく伏せておく。
 伝えるのは五人の老衆、および奉行の面々・・・
 その他は、ごく内々にとどめる。

 ご遺骸は甕に入れて、塩漬けにする。
 一番奥の蔵にに目立たぬように・・・。」by三成

ときに非情に・・・冷酷にに見えてしまう三成・・・

「私に聞こえんところで話してくれんかね!!」by寧

そこには天下人ではなく、苦楽を共にしてきた夫を懐かしむ妻がいました。

でも、間違いなく秀吉は天下人・・・。天下人が亡くなるということは、そんな死を悼む時間すら与えてはくれない・・・

目をかけてもらった三成は、御恩に報いるために、泣いている場合ではない・・・。
その恩人である天下人が作り上げた世の中を、失うまいとしているだけなのかもしれない。

「殿下はいつになったらお墓に入れるの?
 そんなに好きなお方じゃなかったけど、なんだかお可哀想・・・
 壺の中で塩漬け・・・」byきり

きりは、寧にお世話になっているしね・・・
寧の心を代弁しているのでしょう。


そして・・・殿下が亡くなられたということは・・・
殿下の馬廻衆だった信繁の仕事も無くなったという事・・・。


「石田様の下で働きとう存じます。
 もうしばらく治部様のお手伝いをさせていただけませぬか?
 今こそ殿下に御恩を返すときと心得ます。」by信繁

「私はほとんど間違えることがないが、ごくたまに誤った決断をすることがある。
 そんな時は遠慮のう教えてくれ。
 豊臣家の正念場だ・・・よろしく頼む!!」by三成

そうそう・・・殿下に三成をよろしく・・・と、お願いされているしね・・・。


その頃・・・家康のもとにも秀吉な亡くなったと知らせが入ります。
おまけに前日入った賊の行方も分からず・・・
秀忠を江戸に返すことにしました。
従順な秀忠は父の考えに従いますが、凡庸な秀忠には父の考えが理解できません。
ツーと言えばカーな男ではないようです。

「たまには頭を働かせろ・・・!!」by家康

そう・・・秀吉が亡くなったということは・・・乱世が戻ってくるかもしれないという事・・・
父と子が近くにいてはいけない・・・!!

誰か思い出しませんか・・・??
そうそう、本能寺の変です。
織田信長・信忠親子です。
この二人・・・あんなに近くにいなければ、信忠が亡くなることはなかったでしょう。
武勇だった信忠・・・あんなに近くにいなければ、明智を討って、後継者としてその名を轟かせることができたかもしれないのです。
そう思うと、今回の秀忠・・・江戸に帰すのが賢明でしょう。
なのにそれがわからないのか・・・秀忠!?


前田利家に会いに来たのは、三成と信繁。

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すでに秀吉の亡くなる前からかなり悪かったとされている利家・・・

「無念じゃ・・・わしの体がもう少し動けば・・・」by利家

「徳川内府に太刀打ちできるのは、大納言様だけにございます。」by三成

「藤吉郎は、わしに秀頼さまを託した。。。
 わしの目の黒いうちは・・・勝手な真似はさせぬ!!」by利家

と言っても、すでにほとんど息子が行っていました。
気持ちの問題すよ、気持ちの・・・!!

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「そう長くはないだろう・・・
今のうちに打てる手は打っておかねばな・・・」by三成
ここでも非情な三成発動!!
何もここで言わなくてもいいのにね・・・。
無駄の嫌いな性格が、人の信用を失っていく様がはっきりと見えます。


maru11













10人が中心となって、秀頼さまをお守りしていこうと話す家康。
既に、貫禄十分です。

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だって、ほら、若い子ばっかりになってきました。

それでも頑張る三成です。
殿下の葬儀は朝鮮から兵をすべて引き上げてから・・・

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一度では引き上げられない・・・

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殿下が存命の時は、トップダウンで済んだところ、10人の同意を得て”花押”を・・・!!
誰か一人に力を持たせないためにも・・・!!


真田から三十郎がやってきました。
真田屋敷では、ひとときの家族団らんです。
父・昌幸は・・・信濃に帰りたいみたい・・・。


この大河の家康は、あんまり天下取りに興味ないみたいですが・・・
本多正信と阿茶はありそうです。

「内府一人で決められれば、万事はかどりますのに、石田治部様がどうしても加わりたいと・・・」by阿茶
「佐吉がそんなことを・・・??」by寧
「殿下のご葬儀の日取りが決まらぬのも、そのせいのようでございますよ。」by阿茶
「まあ・・・」by寧

それを受けて、寧が家康に葬儀の進み具合を聞いていますが・・・
三成にも聞いていますが・・・何を信じていいのやら・・・。
何もかもそつなくこなす三成との間に、チグハグなボタンの掛け違いが生じて来たようです。

その頃・・・伏見の徳川屋敷では、毎日のように宴が催されていました。

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お相手は本多正信!!
みんなにはまだ、秀吉の死は教えられていませんでした。

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賑やかな宴席に、豪華な料理・・・ぬかりありません。
なんと、伊達の姫君と姻戚関係を結びたいみたいですが・・・??

そして・・・気が付いたのか三成。
「我らもやろう!!」と、宴席を設けるものの・・・
人望の差か・・・寂しい限りです。
おまけに・・・

その少ない・・・せかっく来てくれた人に対しても・・・
挨拶もせずに・・・自室にこもって仕事をするという・・・。

11月・・・朝鮮より加藤清正が帰国しました。
そんな清正に対しても・・・

「亡くなられたのか・・・?」by清正

「8月18日・・・。
 皆が大阪に戻ったところで、大掛かりなご葬儀を執り行うつもりだ。

 徳川がすでに動き出しておる。
 これからの徳川は、われらにかかっておる。
 おぬしは、案外城づくりも上手いし、領内の仕置きも確かだ。
 ただの戦バカではない。

 われらで秀頼さまをおささえし、殿下亡き後の豊臣家をお守りしていこうではないか・・・!!」by三成

「・・・今画には言いたいことが山ほどある。
 が・・・あえて言わぬ。
 われらで秀頼さまをお守りしようではないか・・・!!」by清正

「だから、それは私が言った・・・!!」by三成

ああ・・・この合理主義的というか・・・一体感のなさが三成なのかしら・・・??
普通、オウム返しに言ったら二人で手を取り合って団結してもいいと思うんですが・・・
やっぱり人望がないというか・・・

この二人を見ていて思ったのが、大久保利通と西郷隆盛の温度差です。
大久保利通も、任務を遂行するためならすべてを犠牲にできる男・・・つまり、人情に左右されない男でしたからね・・・そんな感じだったのかもしれません。
あ・・・でも、大久保利通は大政治家ですが・・・。


戦の疲れを取るように・・・宴を誘う三成ですが・・・
その戦いで疲れた者たちを労うこともなく、中座して仕事をするために別室に籠ろうとする三成。。。

「なんだ、お前!!中座するのか・・・??
 ともに酒が飲めぬというのか・・・!!」by清正

「そうではない。」by三成

「だったらもっと話そうではないか??」by清正

「十分話した。」by三成

「わしはお前のそういうところが気に食わんのだ!!
 わしらが海の向こうで戦ってるとき、お主らはこっちで何をしとった・・・!?」清正

「後ろで算段をするのも戦のうちだ!!御免!!」by三成

いやいや、そういう事じゃないんですけど・・・。

「お前には情ってもんがねえのかよ!!
 お前と飲みたいんだよ・・・!!」by清正

「私は飲みたくないのだ・・・!!」by三成

「佐吉・・・!!」by清正

そうね・・・佐吉って呼んでくれる人も少なくなってきたよね、三成。
とにかく、そんな感じのつるめるお友達って大切なんですけどね。。。
そこも合理主義なのかなあ・・・??
そんなこんなで孤立感たっぷりの三成が仕上がってきています。
そう・・・今こそ一枚岩になって徳川と対峙しなければいけない時なのにね・・・。

「伊達政宗さまの娘と内府様のご子息のご婚儀が定まり、さらに、福島正則さまのお子と内府様の御養女との縁組も進んでおるとか・・・」by明石全登(宇喜多家家老)

「徳川内府め、乱心しおったか・・・!!
 勝手にそのようなことを進めて良いはずがなかろう・・・!!」by秀家


家康を探りに行く信幸と信繁・・・

あっさりと認める家康・・・。
しかし・・・

「遺言とは、それを残した者が死んで後初めて効き目を発するもの・・・
 しかし、殿下はまだ亡くなってはおらぬ。
 ご葬儀もあげてはおらぬ。
 そうではなかったかな・・・??
 であれば、今はまだ、ご遺言に従うときではないとわしは思ったのだが・・・

 ん??何か差しさわりがあろうか・・・??」by家康

おお・・・まさにこれはタヌキオヤジ!!
伊賀越えで、チキンってたのが・・・大きく成長した家康です。

明けて正月5日・・・殿下の死が公表されました。
秀頼は、秀吉の遺言と共に、前田利家と大坂城に入ります。

そんな中・・・加藤清正までもが家康の娘を嫁にもらうという・・・。
ここにきて、三成爆発!!

しかし、吉継は、秀頼さまが大きくなるまで・・・時を待てという・・・!!

「それでは遅すぎる・・・!!」by三成

「決して徳川とおぬしの争いに持ち込むな!!
 あくまでも、徳川とそれを除く老衆が相対する形にするのだ・・・よいな・・・!?」by吉継

そうね・・・吉継が病気でなければ・・・とも思っちゃうわ・・・。

皆で追及するも・・・
掟のことを年のせいで忘れた・・・と、かわす家康。

「方々・・・!!今は、われら十人が一丸となり、難事を切り抜けるべき時でござろう。
 それを何事か・・・!!この体たらくは・・・!!
 太閤殿下のご遺言をなんと心得おるか・・・!!」by家康

信繁の頼みだった上杉景勝もかわされてしまった・・・。

「ほかにご異存のある方はおられるか?」by家康

「徳川内府殿に申し上げる!!
 物忘れであろうが、御掟に背いたが間違いない事。
 この責め、いかに負われおるつもりか?
 返答次第では、われら9人の合議を以て、老衆から退いていただく・・・!!」by三成

 「この徳川家康、太閤殿下に直に老衆のお役目を仰せつかった。
 それを勝手に退けるとは、まさにそれこそが御遺命に背くことになるのではないか?
 違うか?治部少輔。

 そなたこそ、この徳川内府を締め出そうという魂胆、浅ましき限り・・・
 そこまでして政を独り占めしたいか・・・?・
 そうはいかぬぞ・・・!!
 何のための老衆じゃ・・・
 わしが退いても、前田大納言殿をはじめとして宇喜多殿、上杉殿、毛利殿が目を光らせておる・・・
 そうでござるな、御一同!!

 君側の奸の・・・出る幕ではないわ・・・!!」by家康

「聞き捨てなりませぬ・・・!!」by三成

「控えよ・・・!!治部少輔・・・!!」by家康


「腹は決まった・・・徳川屋敷に夜討ちをかける・・・!!
 家康の首をとる・・・!!」by三成

1599年正月21日・・・伏見の最も長い一日が始まろうとしている・・・!!

今回は、もちろん「応酬」なんだけど、応酬によってますます三成の「孤立」が深まった回だったように思います。
やはりあの時秀次を追い込まなければ・・・でも、老獪に変身した家康には対抗できそうにもありませんけどね。。。
さすが、内野聖陽さんです。


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関白・秀次の死の後、秀吉は伏見に政治の拠点を移す。
大名たちも伏見に移り、心機一転を図ったが、
それはさらなる異変の前兆でもあった。



maru













真田信繁は、秀吉の肝いりで大谷吉継の娘・春を性質に迎えました。
これで、大谷吉継とのパイプが繋がったわけで・・・
当時の婚姻とはこんなもの。
武家の場合、家と家を繋ぐものが多かったのです。
お兄ちゃん(信幸)もそうですしね。
でも、この場合、秀吉の肝いりということで、秀吉に忠義を尽くさなければならなくなりました。
なので、秀吉側もお世話をするのもお仕事なのです。

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で・・・息子たちは聞きたいことが・・・
母・薫の出自です。
菊亭晴季卿の娘だと聞かされていましたが・・・??
父によると、娘ではなく侍女だったのです・・・!!

そう・・・こんな片田舎に来てくれる公家などいなかったのです。
って、これは、この二人の兄弟にはかなりショック!!
当時は今以上に、母の位がモノを言いました。
きっと菊亭晴季卿の孫!!っていうプライドがあったと思うんです。
母の位が低いと子に出されましたからね・・・。
なので、すごくショックなはずです。

maru3













母・薫に挨拶する春・・・
そんなことは知らずに自分が菊亭晴季卿の娘だと自己紹介する薫・・・
その薫を受けて・・・

「晴季卿は流罪、親類縁者に至るまで、ことごとく罰せられたと聞きました。
 よくぞ御無事で・・・!!」by春

「早く嫁に出されたのが良かった様じゃな。」by薫

これは何のことかというと・・・前に、関白・秀次の妻の父が菊亭晴季卿だという話が出ました。
実は、菊亭晴季卿は、秀吉の関白就任に尽力した男です。
で・・・もっと勢力の拡大を図り・・・秀次に娘を娶らせていたのです。
つまり・・・秀次に嫁いでいた晴季卿の娘も斬首されているのです。
そう思うと・・・公家の女子供まで・・・となると、やっぱり無残かも・・・??
でも・・・侍女も殺されてるからさあ・・・
「早く嫁に出されたのが良かった様じゃな。」by薫
は、当たっているのでしょう。


その頃秀吉は・・・

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老いとは恐ろしい・・・
おねしょをしちゃったようです。
そんなこんなも三成&信繁で処理です。

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お髭が無くなっていることに気付く信繁・・・
先月から付け髭にしたそうです。

ま、もともと薄いんですけどね、秀吉。

「殿下が心配です。
 近頃同じことを何度も言われる。」by信繁

「昔からだ。
 お怒りになると、ご自分を制することが出来なくなる。
 それも今に始まったことではない。
 私はお主よりずっと長く、殿下にお仕えしている。
 変わりようは誰よりもわかっておる。」by三成

しかし・・・三成の顔は冴えない・・・。

「拾が元服するまでは、関白は置かぬと決めた。
 それまでは、お前たち奉行衆が相談の上、政を行え。」by秀吉。

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その頃・・・おねは秀吉の大好きな生煎餅を作っていました。
元気のない秀吉&きりも元気づけてくれるようですよ。

その頃・・・信幸に、昌幸パパが遊郭に行っているのが発覚!!
そこへ大工の吉蔵を探してきりがやってきました。
何を取りに・・・??

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これをガラシャ様に・・・!!

で・・・ついでに薫に会いに来たきり・・・
普請場に昌幸パパがいなかったことを話しちゃいました。

そうそう、こんなところに・・・

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そして・・・昼間から太夫と遊ぶ殿を見たくない・・・昔の殿はどこに行かれた・・・と、嘆く出浦昌相。。。

その頃太閤殿下は家康に・・・。

「わしは政の仕組みを考え直す時が来たと思っておる」と、相談。

三成には拾が元服するまで関白は置かぬ・・・それまではお前たち奉行衆が相談の上、政を行え・・・と言っていたのに・・・

「わしが隠居した後も、拾が元服するまで関白は置かぬつもりだ。
 政は徳川殿を要とした大名たちの合議で進めていって欲しい。」by秀吉。

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???な、三成です!!
言ってたことと違うじゃないの・・・!!??

「かしこまりました。」by家康

「拾のこれからは、徳川殿、そなたにかかっておる!!
 どうか、頼みますぞ!!」by秀吉

何かが違う・・・??


その頃、きりはガラシャの元へ・・・

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吉蔵の作ったクロスをもって・・・。

真田では・・・詰問される昌幸パパ!!

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父上が仕事もせずに、女のところに行っていたのではないのか・・・!?
逃げ出す出浦昌相・・・。

もちろん、普請なんかしてない昌幸パパ・・・伏見城が平城だったことに初めて気が付いた模様。

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やっと立ち上がりますよ!!
難攻不落の城を造るために・・・!!

そして・・・秀吉は・・・家康を呼び出し・・・
またもや徳川を中心とした大名の合議で行ってほしいという。
これで二回目・・・。

自分の意見に満足している秀吉。
同じことを二度も言われてびっくりする家康。
そして・・・苦虫をかみつぶしたような三成・・・。


どうして2回も言われたのか・・・??
急かされたのか・・・??と、不審に思う家康に、はぐらかす三成。。。

殿下が危うい事を、誰にも悟られてはならない・・・!!
殿下から目を離さないように・・・。
吉継にそう命令される信繁。。。
そんな吉継も、体調が思わしくないよう・・・。

伏見城・・・昌幸の作ったジオラマが完成しました。
完ぺきに・・・見事な守り!!
完ぺきな城を造りたくなったと思う昌幸。。。
生き生きと・・・しかし、考え方が変わってきたようです。
そして、子供のできた信幸。。。しかも二人!!
生き方・・・そして世代が変わりつつあるようです。


またもや徳川殿を呼べという秀吉・・・
政は徳川を中心とした合議で・・・と言い出しました。
三成は・・・そのことは既に徳川も了承済みだと秀吉に報告します。

殿下がすでに命じたこと・・・しかし、その前に、三成ら奉行衆で行えと言ったことも・・・!!

頭が真っ白になってしまった秀吉・・・自分の老いをまざまざと見せつけられてしまいました。。。
慰める信繁。。。


「捨が元服するまでは生きていたいんじゃ。。。
 ただ、生きているだけではいかん!!
 捨がわしのようになりたいと思う、そんな父親であらねばならん!!
 死にとうない・・・死にとうない・・・!!」

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何もないところから、何もかも手に入れてきた秀吉・・・やっぱり最後に行きつくところは不老長寿・・・!!
老いには勝てないのか・・・!!

老いてきたと心配する三成に・・・
「あなたたちが何もかも押しつけとるからでにゃあですか!!」byおね
一喝されてしまいました。
そうですね・・・この豊臣子飼いがしっかりしていればねえ・・・
ほんと、秀長・・・秀次・・・次々とな亡くなっちゃって、っていうか、秀長は病気だから仕方ないけど、秀次はどうにかできたんじゃないかと悔やまれます。。。

元気が出るように、拾との接触を増やそうという三成ですが・・・
茶々に拒否られてしまいました。。。

「拾に太閤殿下の置いた姿を見せたくないのです。
 拾にとって、思い出の中の父親は、権威に満ちた天下人でなければならないのです。
 老いさらばえた、惨めな菅田など見せたくありません。」by茶々

「お気持ちはごもっともながら、殿下の御心をお察しくださ・・・。」by信繁

「察したうえで申しておるのです・・・!!」by茶々

ああ・・・厳しいですね・・・
やはり、このお方も高貴な姫なのでしょう。。。そう、織田の誇りを、浅井の誇りを受け継いでいる女なのです。


近い将来・・・この世はどうなっていくのでしょう・・・??
弟に問いかける兄・信幸。。。
豊臣の世は続くのか・・・??

そうして・・・真田兄弟はどうする・・・??

信幸は・・・わからないと言いながらも・・・
「俺は徳川の婿だ。
 もし世が乱れて、その時徳川につくことが真田を利するならば・・・
 俺は迷うことなく徳川につく!!

 源次郎・・・お前はいささか豊臣家に深入りしすぎたようだ。
 お前は真田家のために太閤殿下のおそばにいるのだぞ。
 それを忘れるな・・・!!」by信幸

「かしこまりました。」by信繁

「もう一度尋ねる・・・殿下のお具合はどうだ。。。?」by信幸

「何も変わったところは義ざいません。」by信繁

ああ・・・二人の兄弟の決定的な瞬間です。。。
お互いがお互いに・・・袂を分かってしまった瞬間でした。


文禄5年6月27日。
京、大坂、堺一帯に原因不明の灰が降った・・・
人々は天変地異の前触れではないかと恐れた。
そして・・・

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閏7月13日未明・・・
マグニチュード8ともいわれる大地震が伏見を襲った。

余震の続く中・・・昌幸が真っ先に向かったのは伏見城でした。

この地震によって完成間近の伏見城は天守が倒壊・・・位置から造り直しとなった。


ということで・・・天変地異が・・・自然もわかっているんですね・・・。
政権の終焉を・・・!!


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拾の誕生によって、関白秀次は居場所を失う。
追いつめられた秀次は、関白の座を放棄するという前代未聞の行動に出た。

受難・・・誰の受難・・・??もちろん、秀次の受難でしょう。。。

何もかもが嫌になって・・・すべてを放り出してしまった秀次・・・。
きりに説得されるも、どうしても太閤に弁明できない秀次・・・。

その頃、聚楽第では上を下への大騒ぎ!!
って、もちろん、秀次がとんずらしたことは内密に、信繁たち中での大騒ぎ!!
伏見の大谷吉継の耳に入れるため、出発するという信繁。。。


maru1












その頃、昌幸パパと信幸は、太閤に命じられてた城普請!!
弟のお情けで官位をもらったと・・・官位を返上したい信幸ですが・・・。
それよりなんか考えでもあるのか、自分が任された城普請を信幸にさっさと預けてどっか行っちゃいました。
何を想う・・・??信幸パパ!!

大谷吉継の元へやってきた信繁・・・
朝鮮から帰ってきて・・・吉継は調子が悪いという・・・。

「心当たりがある。。。」と、大坂へ行く信繁・・・聚楽第に行く吉継。
どうにもこうにも人騒がせな秀次さんです。

で、どっかに行ったって・・・吉野太夫のところでした。
その頃・・・

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真田の家風には慣れたか??とか、人と話すときは相手の目を見なさい!!みたいな話をしています。
ただ・・・この時代、目を見るのは無礼だったと思うのですが・・・
そんなことは全く気にならない大河です。

その頃大坂城では・・・??
秀次君、見~付けた!!と、信繁に見つけられてしまいました。

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「殿下~そこにいるのはわかっていますよ。」by茶々。
って、この殿下はこちら。

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「関白殿下!!」by大蔵卿局

「聚楽第には戻れぬ!!」と、駄々をこねる秀次。。。

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そして・・・京にある真田屋敷に来てしまった秀次・・・。

なんとここで、母が公家の出であることを言ってしまう信幸。
「菊亭様でございましたよね・・・菊亭晴季卿・・・」by稲
なんと、菊亭様は、秀次の妻の郷らしい・・・
妻の姉・・・??と不思議がる秀次に、
「別の菊亭かと存じます。もうこの話は・・・」by薫

なんと、この大河では、嘘をついていた設定になってましたね。
実際は、よくわからないというのが本当なんです。

そんな一言多かった稲に・・・

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「無礼ではございませんか??」とこうが詰め寄ります。
そして、徳川への文を破り捨ててしまいました。
「真田の内情を伝えるのがあなた様のお役目なら、それを押し止めるのがわたくしの役目・・・!!」byこう
「おこう・・・そなた、旦那様の前の奥方だったそうですね。
 わたくしが知らぬと思ったか・・・!!」by稲
「そうであろうがなかろうが、わたくしは、真田家をお守りするだけにございます!!」byこう

おお!!こう、かっこいいですね。稲もかっこいいです。
この戦国時代、実家に嫁ぎ先の内情を伝えるのは当たり前のことでした。
その点、こうはいとこ同士だったから、そんなことはなくお気楽夫婦でいられたでしょうけど、それはそれで領地拡大なんかにはトンと無縁になってしまうし、なかなか難しいものがあります。
それに、稲は一応家康の養女ですから、こんなふうにこうがずかずかやってくることはできません。
茶々の大蔵卿局的な人に阻まれていたはずです。

表向きは流行り病とした秀次・・・。

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秀次の娘・たかは何もかも知っているかのような賢い娘・・・。
信繁にマリア様を託すのでした。

太閤殿下に呼ばれた信繁・・・どうする??
「お主だけが頼りじゃ・・・」by秀次

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呂宗助左衛門の話で盛り上がり中!!
話は秀次・・・ではなくって、嫁とりの話でした。
大谷吉継の娘・春!!
なんでも、秀吉は信繁を傍に置いておきたいのだという・・・。
どうする・・・??

そして・・・三成にばれていた秀次のとんずら・・・。
これもどうする・・・??

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ついにばれてしまった・・・!!
分不相応の仕事をさせるのは可哀想だというのは北政所。
それでも、豊臣で残っているのは秀次だけ!!という秀吉にそれを自らの口で伝えてほしいと願い出る信繁。

しかし・・・高野山へ逃げてしまいました・・・!!

高野山・・・青厳寺・・・そこにいた秀次。。。

「生まれ変われるなら・・・もう二度と叔父上の甥にはなりたくない・・・」by秀次

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「従五位下であったかな・・・お主の位・・・何やら不服だとか・・・
よもや返上したりはせぬな。
あれは、私が関白として行った数少ない事の一つだ・・・。」by秀次

そう信幸に語る秀次。。。
もう気持ちは決まっているかのような優しい顔をしていました。
もともとこんな優しい性格なんでしょうね。

「高野山には、わしの命令で蟄居したことにしよう。
 謀反の疑いありと・・・一月ほど謹慎させてから、疑いが晴れたことにして連れ戻す。
 すぐに使いを高野山へ出し、あいつにそう伝えよ・・・!!」by秀吉

秀吉も辛そうです。
それを面白がる徳川の人々・・・!!

死者が来る前日・・・大坂へは行かないという秀次。
もう・・・豊臣の家に私の居場所はない・・・
使者は追い返してくれという秀次にできないという信繁。
大きく頷く秀次は何を想う・・・??

謹慎すれば許してくれる・・・そう使者となってきたのは福島正則でした。
しかし・・・

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目をかけていたのに自害したことに、怒り狂う秀吉!!
「人の情けを踏みにじりおって!!」by秀吉

「悪いのはあいつじゃ・・・!!
 わしが怒らせたらどんなに恐ろしいか、孫七郎に見せてやる・・・!!
 秀次は、謀反が発覚してわしの命で腹を切ったことにする。
 首は三条河原に曝せ!!
 それから妻と子供はことごとく殺せ・・・!!
 謀反人の身内じゃ!!当然であろう!!」by秀吉

躊躇する三成・・・

「なんだ、その顔は・・・!!
 お前にできないのなら、わしが直々にやるまでだ!!
 いつものわしと思うな!!」

秀吉の怒りはすさまじかった。
三条河原に曝された秀次の首の前で、その子供、妻、側室、侍女に至るまで30人以上が処刑された。

ちなみに史実は・・・幼い子どもから侍女まで39人、京の三条河原に曝された秀次の首の前で斬り殺され、「畜生塚」と呼ぶ穴に投げ捨てられた。といわれています。
 


ここまでしなければならなかったのか・・・??

家臣たちにも動揺が走ります。

そんな中・・・からくり部屋を発見する信繁。。。
そこにいたのは・・・??

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秀次の娘・たかでした。
どうやったら助けることが出来る・・・??

秀次を想い泣く秀吉・・・
そんな秀吉に、吉継の娘・春との婚儀を進めてくれるように願い出ます。
そして・・・妻にしようと心に決めていた女子がいる・・・と、告白します。
その女子を側室としたいと・・・それが、”たか”でした。

怒るものの・・・結局は許してくれる秀吉・・・
もし、男子が生まれた場合は仏門へ・・・という命とともに。。。

実際に、秀次の娘の一人が、信繁の妻となって子を産みます。
このたかがモデルとなっているのは確かでしょう。
でもそうすると、年齢が・・・??

が・・・このドラマでは・・・呂宗助左衛門に預け、ルソンへ・・・!!

そして秀吉には死の影が・・・!!


秀次の死に関しては、色々な説があって・・・
秀次が本当に殺生関白だったから・・・とか、
耄碌した秀吉によって・・・とか、
秀吉の痴呆によって・・・とか、
秀頼のために・・・とか、
そして自刃・・・とか・・・

色々言われています。

今回は、この自刃を取ったわけですが、秀吉による一族皆殺し・・・
これは本当にひどかったのか・・・??
よく考えてみました。
例えば有名ですが、家康は信長の命令で、長男・信康&築山殿を自刃させています。
血のつながった親子でさえ殺される・・・
これまた信康に非があったのかもしれませんが・・・でも、そんな時代です。

秀次に謀反・・・としてしまえば、一族皆殺しとなるでしょう。
ただ、恐ろしい位に秀吉に親族のいなかったことが、悲劇に拍車をかけていますね。
家康なんかは16人子供がいるので、それこそ信康がいたことすら忘れてしまいそうです。
可哀想ですが・・・。


なので、やっぱり親族が少なかったこと・・・
秀頼ひとりにすべてがかかってしまったことが豊臣の悲劇だと思うんです。
そして・・・その悲劇は、秀頼が大事な大事な秀吉によって・・・目が摘まれていってしまった・・・。
異様な悲劇に仕上がってしまいます。



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すんごく時間があいてしまいましたが・・・
私のブログではまだ第27回です。

太閤秀吉と茶々の間に、再び男子が誕生した。
秀吉は喜びを隠せない。
一方で、関白となった豊臣秀次は、次第に孤立していく。

1593年8月・・・
秀吉と茶々の間に再び男子が誕生しました。
秀吉が引退したことによって、信繁は関白・秀次付きとなるように言い渡されます。

そして秀次は・・・太閤がどんな考えなのか・・・ちょっと心配なようで・・・
自分が秀吉の子(拾)が大きくなるまでのつなぎであることぐらい承知しているということを、太閤殿下にわかってほしいと、信繁に相談しています。

maru












そんな心配性な秀次に、秀吉は・・・??

「お前に一つ相談がある。
 年が明けたら、わしは日の本を五つに分けようと思っておる。
 そのうちの四つをお前にやるから、一つだけ拾にやってくれんか・・・??」by秀吉

「太閤殿下。。。」by秀次

「九州でいい。
 九州だけでいいから、拾にな、頼む。」by秀吉

「・・・関白になれば、一つと言わず、全て拾様のものです。」by秀次

「違うだ!!
 そんな先の話ではなく・・・!!
 拾がわしの言葉をわかるようになったら、”ここはお前に国だ”と言ってやりたいのだわ!!」
 頭の隅にでも留め置いてくれ・・・!!」by秀吉

・・・違う意味で頭の片隅に残っちゃいましたよ、秀次・・・。



「なぜ九州を先にくれと言ってきた・・・??
 私が将来、拾様を攻め滅ぼすことのないように、先手を打たれたのだ・・・!!
 違うか・・・??源次郎!!」by秀次

「だとしても、それでよいではないですか。
 そもそも殿下には、拾様を滅ぼすおつもりなどないのですから。」by信繁

「そうではないのだ・・・!!
 叔父上がそう思われたことが、一大事なのだ・・・!!」by秀次

秀次に疑念が・・・渦巻いているのでした。


そんな気持ちをこのドラマの秀吉はよくわかっているようで・・・
秀次の1歳の娘と拾の縁談をしようと目論みます。
そうすれば、秀次も安心するだろうと・・・。

すぐにでも関白に知らせてやれ・・・!!
と、知った秀次は、どうしてこんな大事なことを、自分抜きでことも簡単に進めるのか・・・??
そこに違和感を抱いていました。

「どうしていいのかわからなくなった・・・!!」

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殿下の好きな能を習ったら・・・??
と勧める豊臣秀俊。

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秀秋が小早川家に養子に行くと聞いた秀次は・・・またも混乱・・・

「始まったぞ・・・厄介払いが・・・!!」by秀次
「私はこれで豊臣の人間ではなくなります。」by秀秋
「次は私の番だ・・・」by秀次

うろたえる二人に宇喜多秀家は・・・

「一言だけ申し上げておきまする。
 それがしも、血こそつながっておらぬが太閤殿下を父と仰ぐ者の一人。
 たとえ地獄へ行けと言われても、それが殿下の命であるなら喜んで参る・・・!!

 殿下のお言葉に一喜一憂する方々の心が解らん!!
 それがしは、殿下のために生き、殿下のために死に、殿下のために舞うのみ・・・!!」by秀家

そうね・・・
血が繋がっていないからいいのかもしれませんね・・・??
血が繋がっていればこその恐怖なのよね・・・きっと。

吉野・・・吉水院にて・・・秀次の能が行われようとしていました。
が・・・秀次弟・秀保が高熱を出して・・・急遽ピンチヒッターとなる信繁。

能を見て・・・なんだか不機嫌になっていく秀吉・・・。
 
「孫七郎!!お前、何をやっておるのだっ!!
 関白は、他にやるべき事がいくらでもあるだろう!!」by秀吉

「申し訳ございません。」by秀次

「そういう事をしておるから、公家衆共になめられるのだ!!
 わしはこんなものを見せられるために、お前を関白にしたのではないわ!!
 それから源次郎、下手くそっ・・・!!」by秀吉

急病で倒れてしまった秀保も、みんなんみんな太閤殿下に怒られちゃいました。

秀次・・・何を想う・・・??
優しく諭す北政所・・・もっと、自信をもって・・・秀吉は期待していると励ましますが・・・??

そして信繁には・・・

「お前もこちらに来てだいぶ経つ・・・
 そろそろ官位を授けてやろうと思うのだがどうだ・・・??

 従五位下ではどうだ??」by秀吉

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ありがたく頂戴せよ・・・と、みんな言ってくれますが・・・。

「太閤殿下、身に余る誉れでございます。
 しかし、誠に勝手ながら、この話、お受けいたしかねます。
 
 私には、一つ違いの兄がおります。
 父・安房守の命をひたすら守り、これまで真田のために尽くしてまいりました。
 兄を差し置いて、位をいただくことはできませぬ。」by信繁

上機嫌だった秀吉・・・兄にも同じくらいを与えよと・・・??
お前は父に似て油断がならぬと怒り出しました。

策士策に溺れると・・・!!

「お待ちください・・・!!
 太閤殿下は何か思い違いをされているようでございます。
 官位を与えるのは関白の務め・・・
 誰にいついかなる位を授けるか、これ全て、関白がいたすべき事!!
 源次郎に官位を与えるかどうかは、私が決めることです・・・!!」by秀次

と、太閤殿下に言い放ちました!!
良く言った・・・??

そうして、秀次は、信繁に従五位下を授け、兄を知らないので、よく知らべて支障がなければ兄にも従五位下を与えようと約束する秀次なのですが・・・
秀吉的にはどうでしょう???

「よくぞ申した!!」

しっかりしたな!!それでこそ関白じゃ!!と、にっこりの秀吉!!
秀次の成長が嬉しかったようです。

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文禄3年11月2日
京の聚楽第において、信幸・信繁兄弟は、そろって叙任された。
真田信幸は、この日より従五位下伊豆守に、また信繁は従五位下左衛門佐となった。。。

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「源次郎・・・私はこの聚楽第を新しくしようと思っている。
 これからは、明や朝鮮の施設がやってくることも多くなる。
 それゆえ、万事すこぶる豪勢にしようと思っている。
 奴らが腰を抜かすほどにな。
 私はやるぞ・・・!!」by秀次

やる気満々の自信に満ちた秀次がそこにはいました。

が・・・兄にも位をもらった経緯を、秀吉にばらされてしまいました。
事実を知って気分が悪くなってしまったのでしょうか??信幸・・・??

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そして・・・昌幸に来てもらったもう一つの理由は・・・??

伏見城の普請に加わってほしいとのことでした。
ま、朝鮮出兵は、近くの(九州)のものから出兵し、真田はほとんどしんがりでした。
で、出兵せずに終わっています。
この時点で・・・朝鮮出兵によっての報奨は見込めません・・・ってことは、加藤清正たちはただ働きのようなもので、釣り合いを取るためにも伏見城の普請は妥当ではないか??と思われます。

ま、徳川家康も、朝鮮出兵をしなかったからこその地力を蓄えておけたのですから・・・。
妥当ですよ・・・昌幸パパ。。。


叙任の件で納得できない兄・信幸・・・。

情けでもらった位であるならば、出来ることなら返上したいという信幸に・・・
もらえるものは病気以外もらっておけという父・・・

ドラマの最初の頃からそうでしたが・・・何もかも、自分の知らないところで進んでいくことに我慢がならなかったのでしょうね・・・信幸。。。

伏見城・・・その見取り図を見て・・・そこで政を行うことを知ってしまった信繁・・・。

その見取り図を見てしまった秀次・・・。

「ここに”謁見の間”とある。”評定の間”もある・・・
 伏見の城は、叔父上の隠居所ではなかったのか・・・!!

 太閤殿下は、伏見城で政を成されようというのか!!
 私はもう、要らぬという事か・・・!!」by秀次

そう・・・あちこちに不信の種が・・・芽を吹きだそうとしていました。

その不信、不安は、秀次の心の弱さが元だ・・・!!という秀吉。。。
そう、そうなんですが・・・大きな大きな叔父上の前に、キョドッた人生を送ってきていた秀次には、できない相談なんじゃ・・・。

さらに追い打ちが・・・
長らく病床にあった弟・大和中納言秀保が、17という若さで他界する・・・

この葬儀は、隠密に済まされます。。。
豊臣のものの参列も禁止とされてしまいました。
なかったことにしてしまいたい・・・!!
それは、お拾が3歳になる・・・つまり、鶴松が亡くなったのと同じ年齢なのです。
それだけで・・・不吉なことを遠ざけたかった秀吉。。。

「あいつの罪は2つ!!

 この年に死んだこと!!
 そして将来拾のために、力を尽くさねばならんのに、それが出来なくなったことじゃ!!」by秀吉

「だからと言って・・・秀保を攻めては、あの子が浮かばれません」by北政所

「その名を二度と口にするな!! 縁起でもない!!」by秀吉

異常なほどに数少ない肉親たちが・・・次々と亡くなっていきます。
そして・・・この冷たい仕打ちが、秀次を戦慄させたのです。

「叔父上にとって・・・われらは要らぬ者なのだ・・・。
 あの方は、われらが邪魔なのだ・・・!!」by秀次

秀次の不安は頂点に達し・・・逃げ出してしまいました。


ということで、今回はその副題の通り”不信”でした。
ま、この時代、戦国武将の名前にも”信”や”義”なんて文字がたくさん使われています。
それこそ、人を信じたい、義を信じたい・・・っていう心がそんな名前にしたんだと思います。
反対に言うと、それだけ人を信じられなかったという事・・・そんな時代だったのです。

なので、裏切り裏切られ・・・”不信”だらけの時代だったんだとも思うのでした。 



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