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太閤秀吉の死後、老衆徳川家康と、
奉行石田三成の対立は、次第に激しさを増していく。
そして遂に事態は、三成の徳川屋敷襲撃に発展する。
遂に三成の堪忍袋の緒が切れたって感じなんでしょうが・・・
あの人望だけに、独り相撲感が半端ないです。
っていうか・・・本当にあったのかしら・・・??この事件!!
1599年1月21日・・・
伏見城・治部少輔丸にて・・・
「徳川屋敷を襲いまする。
徳川内府と正面から渡り合っても埒があきませぬ。
ここは思い切って、屋敷に討ち入り、内府の首を挙げる所存!!」by三成
参加しているのは宇喜多秀家・小早川秀秋・・・そして真田信繁・・・。
私も兵を出そうという宇喜多に・・・
「大事にはしたくないので、我が配下の者だけで行います。」by三成
少数精鋭でやろうとしているのか??
他の人に迷惑をかけないようにしているのかもしれませんね。
よばれたのは島左近。
左近については・・・
こちら「三成に過ぎたる猛将~島左近~」をどうぞ。
そうそう、
「三成に 過ぎたるものが二つあり
島の左近と 佐和山の城」
の島左近です。
当時の左近は家康よりも年上です。
三成に仕えてからは4年ぐらいかな??
筒井順慶に始まりいろんな人に仕えたと言いますが、三成は、自分の石高4万石のうち半分を左近に差し出してまで招くのです。
主従関係と言いますがそれは江戸時代の話。
当時は「七度主家を変えて我が家を知る」と言われ、命を懸けるんですからね・・・バカ殿についていたら死んじゃいます。
なので、家臣が主君を選ぶ時代だったんです。
そして・・・そこを通りかかったのは・・・
板部岡江雪斎!!
各地を転々とし、今は、小早川秀秋に仕えているという・・・。
本当かしら・・・??
だって、この人も最後は徳川家康のブレーンとなるんですもの。。。
もしかするとこの時点ですでに徳川側の人間だったのかもしれません。
あ~、えいやー!!と、戦えない分、騙し騙されな頭脳戦になってきましたね。
徳川を襲撃するという事・・・
「今ここで、家康を討ち取ってよいのか・・・それが、豊臣家のためになるのか・・・。
私には皆目わからぬ。
霧の中だ・・・!!」by信繁
三十郎に愚痴をこぼしちゃいました。
が・・・ついているものとしては嬉しいもの。。。
「源次郎さまがこんなに迷っていらっしゃるお姿、はじめてです。」by三十郎
「かつては真田のためにとそれだけを考えればよかった。
今は違う。。。」by信繁
自分の地位が上がっていくほどに責任も増していく・・・
その重圧を感じる信繁でした。
4人で軍議が・・・
その頃・・・
「石田治部は、今宵ここに夜討ちをかけるつもりでござる。」by江雪斎
「よくぞ知らせてくださった・・・引き続き頼みまするぞ・・・!!
江雪斎殿・・・!!」by正信
おお・・・!!
やっぱり家康に差し向けられていたんですね・・・
あ、本多正信か・・・!?
「江戸へ帰るぞ!!」by家康
「殿、ここで逃げては徳川末代までの恥でござりますぞ。
こういうのはいかがでございましょうな。
石田治部は密かにことを成したかったようですが、これを大ごとにしてしまう。」by正信
「どういう事だ・・・??」by家康
「この屋敷を守るように、伏見在住の諸大名たちに呼びかけます。
豊臣恩顧の大名たちが、どれほど使えるか、見極めるよい折かと・・・!」by正信
ああ・・・正信、悪ですね。。。
この家康が古だぬきというよりも、正信が悪狐なんでしょうかね・・・??
今までコツコツと正信が手なづけてきた大名たちが、どんな風に立ち回るのか・・・??
事前に漏れてしまったので、奇襲にはならない・・・と、やめるように進言する信繁ですが・・・。
「大義名分がこちらにあることを世に知らしめる・・・!!」
と、正義は自分にあると、止めそうもない三成・・・!!
豊臣の許可をもらってくるので、毛利を説得してほしいと言われる秀秋・・・。
こちら、秀秋の方が位が上なので、お願いするしかない三成ですが、秀秋もなかなか毛利での立場を考えると・・・
もともと寧の親戚筋に当たる秀秋です。
もしかすると、秀頼が生まれていなければ、豊臣家を継いでいたかもしれない秀秋です。
が・・・秀頼が生まれたことで、毛利としては押し付けられた形となりました。
秀吉とすれば、秀秋を毛利に養子に出すことによって、中国地方をも手に入れる・・・天下統一を盤石なものにしたかったがための厄介払いなんです。
ただでさえ気が小さいのに、毛利に進言できるの・・・??秀秋!!
信繁には上杉を説得するようにお願いされ・・・戦の準備が着々となされていきます。
「これ以上、お館様を巻き込むのは勘弁してもらいたい。
おぬしが頼めば、必ずあのお方はできぬ約束をされる。
わしはもう、お館様の苦しむお姿を見とうはない。」by兼次
徳川を敵に回したくはないという兼次・・・説得のできない信繁。
吉継の病状はよろしくないようで・・・
味方が揃わなかったときどうするのか・・・友として心配しています。
その頃真田邸では・・・徳川より文が届いていました。
兵を集めているようです。
徳川は本気で戦を始めようとしているのか・・・??
「今更、徳川のために戦えるか・・・??
わしはこないだ刺客を放ったばかりだぞ。」by昌幸
「父上はそれでよろしいかと存じます。
ただ私の場合は・・・」by信幸
この時点で、刺客を放ったのが昌幸ってばれてましたっけ・・・??
今まで通り、何食わぬ顔で呑気に徳川についていれば、もしかするとこのまま真田家は続いたかもしれませんね。
ただ・・・400年後、大人気の真田幸村&真田十勇士が出現することはなかったかもしれませんけどね??
ひとまず顔を出すという兄に、治部少輔丸へ戻るという信繁。
「敵味方に分かれて戦うのだけは、勘弁してくれ。」by信幸
そこへ・・・きり登場!!
寧の様子が・・・??
すぐに参上する信繁!!
息子のようにかわいい秀秋をごたごたに巻き込むのはやめてほしいと願う寧。
加藤清正と福島正則も寧のもとを訪れ・・・今回の件を悩んでいたという。
佐吉に就くか?徳川につくか・・・??
「決まっとるがね・・・徳川様をお守りするんよ。
佐吉もいくら内府様がにくいとはいえ、伏見で戦などあってはならぬ事だわ。
戦のない世の中をおつくりになったのは殿下です。
殿下の命に逆らうものに、味方などしてはいかん!!」by寧
そういわれては、子供のようにかわいがられた清正・正則は徳川につくしかないでしょう。
寧に、戦をやめるように命じられる信繁。。。
「石田様・・・”しまった”と、思っていらっしゃるのでは??
男の人って妙に誇り高いところがあるから、止めたくても止められないんですよ。
特に、自分から言い出したことだから・・・そんな気がしますね、私は!!」と、きりがバッサリ!!
伏見の徳川屋敷には、信幸の姿がありました。
思った以上に物々しい・・・。
なるべく隅に・・・静かにしていよう・・・と、思っていた信幸、舅・忠勝に見つけられちゃいましたよ、残念。
秀頼の出馬を願い出るのに反対な利家・・・
佐吉は馬印の千成瓢箪を貸してほしいと願い出ます。
千成瓢箪を旗印とし・・・お・・・錦の御旗みたいに使いたいみたいですが・・・??
こちらが敗れたらどうなるのだ・・・??
豊臣が徳川に負けたことになってしまうからダメだ!!と、断られてしまいました。
ああ・・・人望のなさ、大爆発です
そんな中・・・徳川には結構有名な面子が揃ってきていました。
こちらは人望が・・・根回しが大爆発・・・??
徳川屋敷にいた清正が、三成に会いにやってきました。
「悪いことは言わぬから、兵を退け・・・!!」by清正
「それはできぬ!!
お前こそ、なぜ徳川についた・・・!!」by三成
「徳川内府は太閤殿下に後を託されたのだ・・・!!
むやみに殺すわけにはいかぬ。」by清正
「なぜ、徳川の魂胆がわからぬのだ!!」by三成
「お前が内府を憎んでいることは、よ~く分かった!!
だがな、力づくで相手を倒そうなど、お前らしくなかろう。
どちらかと言えばわしだ・・・!!」by清正
「やらねばやらぬ時はやるのだ。」by三成
「お前はそういう男ではない!!」by清正
「私はそういう男だ。」by三成
「わしにはわかる。
よっぽどなんだろ??よっぽどなんだよな!!」by清正
「何を言っているのだ・・・??」by三成
「振り上げた拳、どうしたらいいのか困っておるのだ。
だったら、わしと腕相撲しようではないか・・・!!」by清正
「徳川屋敷へ帰れ!!」by三成
なんだかんだと佐吉の事はよくわかっている虎之助なんですよ!!
でも・・・戦になったら殺すぞ!!そんな清正の悲しい叫びも、三成には届かなかったようで・・・
喧嘩別れしてしまいました。
頼みの綱の、毛利と上杉も動かない・・・!!
万事休す!!
急に・・・細川忠興を思い出しちゃいました。
って、急に思い出すなんてところが人心を掌握できない三成ならではって感じ。
根回し工作がどうにも苦手な三成です。
そして、自ら細川邸へ・・・!!
干し柿持ってきましたよ~~~!!
加勢を願うも・・・。
嫌いな清正や正則が大の苦手だが、それよりも三成には怒りを覚えると言われる始末・・・!!
「バカにするのもたいがいにせい!!」と、どちらにつくのを迷っていた細川忠興が徳川屋敷に行ってしまいました。
父・昌幸はどうする??
徳川につくように進言する信繁。
そうすれば、戦をする前に、降参するかもしれないから・・・!!
ということで、パパ上様も徳川へ・・・!!
おまけに持つべきものは友・・・吉継さえも、徳川屋敷に行ってしまいました。
もしかすると、昌幸と同じ考えだったのかもしれませんね。
「お主は間違っておる。
徳川内府が要となって秀頼さまをお守りしていく。
それ以外に、豊臣の世を守る道はない。」by吉継
「ここだけの話としてほしい。
太閤殿下は亡くなる直前に、私の耳元で言われたのだ。
”家康を殺せ”・・・と。」by三成
「死を前にした老人の世迷言に振り回されるな!!」by吉継
「今の言葉、たとえ刑部殿とはいえ、許さぬ!!」by三成
「徳川内府を殺して、その後はどうする?
お主は自分が政の要となるつもりか?」by吉継
「ほかにおらぬならば・・・!!」by三成
「お主に人がついてくるのか・・・??」by吉継
「やってみねばわからぬ!!」by三成
「ならば今宵、どれだけの大名がお主に従った。
徳川屋敷は既に、大名たちであふれておる・・・!!
まだ間に合う・・・今兵を退けば・・・咎められることはない・・・」by吉継
「もはや、手遅れじゃ・・・」by三成
「お主を咎めるものがあれば、わしが抑える・・・」by吉継
「これまででござるな・・・」by三成
唯一の親友・吉継もこんなきついことを言わなければならないなんて・・・心が痛い事でしょう。
そして・・・親友にここまで言わせるなんて・・・本当に、人心を読めない三成ですね・・・。
そうね。この三成、本当の三成に近いのかもしれませんね。
今までのドラマでは、寧と話したり、茶々に取り入ったり・・・策を練ったり・・・いろんな三成がいましたが、この事務的に何もかも済まそうとするがゆえに、何を考えているのかわからない・・・というか、情の全く感じられない・・・豊臣家存続のみにポイントを置いた三成ならば、”人望がないといわれる三成”なのかもしれません。
大谷刑部が徳川屋敷にやってきたことに家康もビックリ!!
病を押して来た吉継をねぎらいます。
そうね・・・家康は、吉継には一目置いていたって言いますからね・・・
関ケ原でも、生き残らせたかった武将の一人でしょうね。
「誤解のなきよう申し上げる。
それがし、内府殿のために参ったのではござらぬ。
太閤殿下の築かれた太平の世を乱すものを正すのが、我が務め。。。
大谷刑部は秀頼公の家臣でござる。」by吉継
「さすがは・・・豊臣家随一の忠臣・・・言葉の重みが違う・・・」by家康
そうそう、これこれ、家康も認めている男・吉継なのです。
そして、昌幸も屋敷に参じます。
「こうなってはもう・・・石田治部も、もはや手も足も出まい・・・!!」by家康
ちなみに・・・加藤清正も、家康と婚姻関係を結んだりしていますが、この時点では本当にどうにかしてみんな仲良くさせたい・・・秀吉の作った太平の世を、活かす最大限の努力をしていたんだと思います。
ま、最後は家康によって徳川300年・・・太平の世が続くということで、あながちみんなの判断は間違っていないんですが・・・いかんせん、担ぐ神輿は”秀頼公”でなくなってるからなあ・・・
やっぱり不本意なのかもしれませんね。
昌幸は・・・何か策があるようですよ・・・??
「内府様、さっそくでござるが軍議を開いてよろしいか?」by昌幸
と、仕切りだすのでした。
一方、石田邸では・・・
「我らだけで戦う・・・!!」by三成
細川忠興の賛同を得られなかった三成なのです。
4人(小早川・宇喜多・信繁・三成)で戦うとは、無謀!!
策も練れたもんじゃないわよ・・・!!
錦の御旗(今回は千成瓢箪)でもあれば、みんな参陣してくれるんでしょうが・・・三成にその人望なし!!
義のためとはいえ・・・いくらなんでも無謀!!
「いざ!!参らん・・・!!」by三成
そこへ・・・徳川方に吉継の幟・真田の幟を見つけたと報告が・・・!!
それでも戦おうとする三成。。。
惣無事令にも反してしまった・・・!!
全て、自分一人でしたこと・・・宇喜多も、五大老として残ってほしいと・・・
あくまでも、自分一人で戦うという三成。
ここら辺もそうですね。
不器用というか・・・
秀吉の決めた惣無事令に自分が反していることを恥じている・・・
そして、秀吉の決めた五大老にも、残って秀頼公を支えてほしい・・・
全て豊臣のためにしている事なのに・・・どうしてこうも、空回り・・・!!
左近と共に、討ち死に覚悟で出陣しようとする三成。
「いけませぬ!!
石田様には、まだまだ生きていただかねばなりませぬ。
石田様には、常に天下の安寧のために働いてこられました。
時には、太閤殿下にさえ逆らった。
命がけで天下万民に尽くしてこられた姿を、私は見てきました。
あなたにしか成しえない事!!
己の欲で動く、徳川内府には思いもつかないことでございます。」by信繁
そうかもしれませんね。
家康にも理解しがたいのなら、他の武将にも理解しがたい三成なのかもしれません。
そこが最大のネック・・・!!
ここまでにしてくれ・・・と、上杉もやってきました。
「徳川内府は・・・わしが倒す!!」by景勝
??そんなこと、軽く約束しちゃっていいんですか??
「御屋形様は本気になられた。」by兼次
??兼次、とめんでいいんかい・・・??
義をないがしろにするものを、許せない景勝・・・戦をしようと考えているようです。
「義はこちらにある。その時は必ず来る・・・!!
時を待つのだ・・・!!」by景勝
・・・三成が戦支度を解きました。
「存外・・・大したことはなかったのう・・・??
正信・・・わしは決めたぞ・・・!!
石田治部のおかげじゃ・・・
わしの一声で、豊臣恩顧の大名がこれだけ集まった
これは・・・いけるかもしれんな・・・!!
お主の誠の狙いはこれであったか・・・??」by家康
「殿は、腰の重いお方故・・・。」by正信
徳川家康の天下取りの道が・・・!!
そして真田も・・・どうする・・・??
ということで、この大河、本当に石田三成を丁寧に書いてくれています。
領民にとってはとってもいい領主だったと言われる三成ですが、どうしてここまで人望がないのかなあ・・・??
とも思います。
でも、この大河ではそこら辺のことがきっちりとわかるように書いてくれているかなあ・・・。
例えば、三成がみんな(寧とか、茶々とか、清正とか・・・)ともっとコミュニケーションを取っていれば、こんなことにはならなかったという事。
ま、寧も茶々も、お付きの者がいるんだろうかなそんなに取り次いではもらえなかったのは明らかでしょう。
なので、今までのドラマな感じ・・・が、不自然なのかもしれません。
おまけに、男性陣は、みんな豊臣に仕える武将ですから、丸く収めようと考えていたと思います。
この三成の暴挙も、あったのか、なかったのか・・・わかんないんですが、清正も吉継も、三成を裏切ったというよりは、戦わないように最善の努力をした・・・という感じがあっているように思うのです。
そう思うと・・・
三成を忌み嫌う人ばかりではなかったんじゃないかな・・・??
とも思えるのです。
ただ・・・命を懸けるのですから、男が男に惚れる・・・そんな男に命を預けたいですよね・・・。
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