日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:北条氏政

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北条氏がついに上洛を承諾。
しかし、沼田城を真田から取り戻すという条件付きであった。
沼田の真の主を定める 「沼田裁定」が始まる。

ということで、いよいよ北条攻めに入ってきましたよ!!

そのもめ事の種はもちろん”沼田”でした。

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北条:板部岡江雪斎
真田:真田信繁
徳川:本多正信
各大名家の名代が集まって、いかに沼田が大事な土地か!!
自分のものであるのか!!を、主張しあいます。
「裁定」・・・まさに裁判ですよ!!
時代もちょっと戦国から抜け出してきましたね。

「そもそも沼田城は、上杉のものであったところを、天正6年御館の乱の際に、我が北条が奪い取った城でござる。
よって沼田は北条の城であることは明々白々。以上!!」by江雪斎

「それにつき真田の言い分はいかに?」by三成

「確かにかつては北条のものでありましたが、天正8年、城は武田の手に渡っております。
 以後、織田に引き渡すまでの2年間、沼田城は真田の支配でございました。
 何故北条殿が、おのが城と言い張るのか、全く解せませぬ!」by信繁


「面白い!!」by秀吉

でも、わかんない秀吉のために、片桐且元のプレゼンが始まりました。

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「沼田城を築いたのは上野の国衆・沼田顕泰にございます。
顕泰は上杉に近く、しかし、ココが面白いところですが、家中に騒動が起こりまして、なんと家臣が上杉方と北条方、真っ二つに分かれ、その時騒動を鎮めたのが・・・」by且元

「長いっ!!」by秀吉

「はっ!!
 上杉謙信ということでございます。以上!!」by且元

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「で・・・何故皆、この城にこだわる・・・??」by秀吉

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またもや新しい地図登場!!
「沼田城は、上野と越後の国境にございまして、関東の最北に位置します。
 利根川と片品川に挟まれた絶壁上にあり、天然の要害とも申せます。
守るにやすく、攻めるに・・・」by且元

「沼田がいかに大事な城化はよう分かった。
 続けよ!!」by秀吉

つまり、沼田は交通の要所であり、天然の要害の城ってことで、みんな欲しがるんですよね。
ああ・・・常に中間管理職な且元です。
胃に穴が開いちゃうんじゃないかしら・・・??

ということで、プレゼンは打ち切りとなって、裁定が再開しました。

もともと上杉、北条、真田が三つ巴で争っていた沼田、織田が奪い取った・・・
その織田から誰が奪い取ったのか・・・??
織田を追い払ったものか?

いろいろ言っても言ったもん勝ち??
水掛け論ですが・・・??

「おっしゃる通り!!だまし取り、かすめ取り、勝ち取りました!!」by信繁

暫し休廷となりましたが・・・
ここまで何も言っていない正信、気になりますね!!
ああ・・・家康も、彼を見習ってタヌキオヤジ化したのかしら・・・??

「これは、戦だとわしは思うておる。」by江雪斎
「私もそう存じます。」by信繁
「戦は勝たなくては意味がない。
 容赦はせんぞ・・・!!」by江雪斎
「望むところ・・・」by信繁
「こうしてわれらがやりあうことで、真の戦をせずに済む・・・」by江雪斎

そう・・・江雪斎も、氏政との板挟みで、ここ何回も苦労してきたんですよね。
やっとこの場所に立てた・・・氏政に立たせてもらったからには、ぜひ、勝って帰りたいものでしょう。
その言葉を聞いて、目から鱗な信繁・・・江雪斎からも何かを・・・新しい戦わない戦を学ばせてもらったようです。

おお・・・徳川の二重の約束登場!!
ほんと、だれの二枚舌なんでしょう??
江雪斎は、徳川と密約を結んだときに、沼田を真田から北条に引き渡すと書かれた起請文を渡された・・・と、現物を証拠提出します。


「佐渡守殿、それに間違いはないか・・・」by三成

「おおむねは・・・」by正信
っと、とぼけております。

「真田側の言い分はいかに・・・??」by三成

「天正10年、つまり同じ年に、我が真田も徳川と盟約を結んでおります。
 この時徳川は、真田に対し、沼田の安堵を約束しております。
 未来永劫、沼田は真田のものだと徳川様がおっしゃったのです。
 その時の起請文です。」by信繁

と、信繁も証拠を提出しました。

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お捨てを抱きながら・・・やっと理解理解の秀吉です。

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ま、秀吉にとっては、沼田の重要性などどうでもよく、本当はこの裁定事体にしか興味がなかったのかもしれませんね。
そう・・・このもめ事を・・・紛争をどう利用するかを・・・!!

そこでぐずったお捨・・・退出しちゃいます。
この場を任されたのは、秀次でした。

真田と北条・・・条約の重さ・・・格を持ち出す江雪斎と、日にちを持ち出す信繁・・・

「徳川殿は、居並ぶ双方の家臣たちの目の前で、はっきりと沼田を北条に譲り渡すと申された。
 貴殿は徳川殿を、嘘つき呼ばわりされるか・・・!!
 二枚舌の卑劣漢と罵るか・・・!!」by江雪斎

ああ・・・江雪斎の罠にかかってしまいました。
卑劣漢なんて言ってないんですけどね・・・。
大ピンチ!!信繁!!

「はてさて・・・合点がいきませんなあ・・・。
 我が主、三河守がそのようなことを申すはずはござらん。」by正信

おお!!ドキドキするわ・・・なんて〆る・・・??

「そもそも我が主には、沼田を譲り渡す気はござらなんだ。
 北条に伝えたのは、”奪い取るなら好きにせよ”という事。
 ”奪い取るなら好きにせよ”でございます。
 起請文にも、そう書かれているはず。
 そこに”手柄次第”とありませぬか??
 おのが手で、沼田城を奪い取るなら徳川は邪魔はせぬ、という意味でございます。」by正信。

おお!!江雪斎のぎゃふんという声が聞こえてきますよ!!
二枚舌どころじゃないんですよ、徳川は!!
これでこそ、最後に天下を手にする男の参謀・・・ブレーンです!!

そこで秀次・・・どうする・・・??

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「江雪斎・・・
ずっと気になっていたのだが、”譲り渡す”にせよ”奪い返す”にせよ、それは沼田が真田の城である事を、暗に認めていることにはならないか。
もともと北条のものであるなら”取り返す””奪い返す”というべきである。

これは何より、北条は沼田を真田のものと思っている証拠じゃ。
”語るに落ちる”とはこのこと。違うか?江雪斎」by秀次

おお!!見事な大岡裁き!!な秀次です。

江雪斎、ピンチ!!

「ここまでだな・・・治部。」by秀次

「双方の言い分は聞き尽した。
 後ほど殿下のお裁きを申し渡す。」by三成

正信にお礼を言いに行く信繁。。。

「必死で戦うておる若者を見たら、手を差し伸べてやるのが年寄りというもの。。。」by正信

??本当に??二枚舌な徳川が・・・??

隠れている父・正信に報告しに行く信繁、喜ぶ二人の前に・・・

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三成登場!!
怒ってますよ!!
「余計なことをしてくれたな!!
 お主のおかげで算段が狂った。
 気持ちはわかるが、安房守殿。これでは困るのだ。

 殿下にとって何より大事なのは、北条を上洛させること。
 そのためなら、沼田はくれてやってもいいと思っておられた。
 
 すんなり北条に沼田を渡しても良かったが、それでは真田の立場がないと思い、それゆえの今日であった。
 安房守殿、ここは折れてくれぬか・・・??」by三成

沼田を諦めないという昌幸・・・

「真田と北条の戦だけでは済まなくなる!!
 日の本中を巻き込む大戦になるは必定!!
 その沼田が火種となるのだ!!
 理不尽なのは承知の上・・・この通りだ。」by三成

頭を下げる三成・・・
信繁言っちゃいました。

「石田様、お手をお上げください。
 沼田は引き渡しましょう。

 一つだけ望みがございます。
 沼田の外れにある名胡桃には、我が真田家の代々の墓がござる。
 あそこだけは渡すことはできません。」by昌幸

「ならば名胡桃城は、そのまま真田に残そう。」by三成

「あとは殿下のご上意に従うのみでございます。」by昌幸

転んでもただでは起きない昌幸、本当に名胡桃に墓はあるの・・・??

そう・・・名胡桃はひときわ高い場所にある・・・
沼田は丸見え・・・なのだ!!

ということで、沼田領のうち、沼田城を含む、石高2/3が北条の・・・名胡桃城を含む1/3が真田のものとなりました。


こうして・・・沼田裁判は目出度く終了・・・??

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「名胡桃なんぞに真田が居座ったらどうなる・・・??
戦になった時、われらの動きが全て悟られてしまうではないかっ・・・!!」

と、こちらも沼田にこだわる氏政も名胡桃の重要性をわかっていたのです。

「ご隠居様・・・京へ参りましょう。
 関白殿下はご隠居様の上洛と引き換えに、沼田をくださったのです。
 今はとにかく京へ・・・!!」by江雪斎

「うぬは誰の家来だ・・・!?」

と・・・氏直に、沼田に1万の兵を置き、裁定に不服があると示すように命令するのでした。

「秀吉公は、城の受け渡しの際は、千人以上の兵を動かしてはならぬと仰せられました!!」by江雪斎

うぬは誰の家来だ!!と、すでに起こっている氏政は・・・これ見よがしに
「2万にしよう。」と、氏直に命じるのでした。

秀吉の思惑通りに事が運ぶのかしら・・・??
その頃、上野・沼田城では・・・
信幸が、叔父・矢沢頼綱の説得をしていました。
沼田を明け渡すように・・・と。
今までこの城のために、どれだけの血が流されたというのだ・・・。
その無念を考えると、やすやすと沼田を明け渡す気にはなれないのです。


が・・・裁定通りに一安心・・・??

1589年11月・・・
名胡桃城が、沼田城に入った北条家家臣・猪俣邦憲に攻め込まれ・・・奪い取られたのです。

これでは・・・秀吉の裁定が・・・!?

城を取り戻す・・・??

「今すぐ兵を!!」というたまたまいた本多忠勝!!
先陣をとるという忠勝。

しかし、信幸は・・・??
「舅殿は、口を挟まないでいただきたい!!」
あんなに怖がっていたのに・・・一喝!!です。

たまたま稲のところに来た舅・・・

「ならば、稲のところへお戻りください。
 ここは真田の軍議の場でござる!!
 あなた様は徳川のご家来。
 速やかにお戻り願いたい!!」

と、びしっと言ってしまいました。

「婿殿・・・よう言うた!!」by忠勝

「佐助、このこと、すぐに京の父上に知らせろ!!
 京へは何日で行ける?」by信幸

「5日あれば・・・」by佐助

「4日で頼む!!」by信幸

「はっ!!」by佐助

「悔しいのう・・・俺も同じだ!!」by信幸

おお!!覚醒しましたね、信幸!!
流石最後まで生き残る真田ですよ!!

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猪俣邦憲の行為を、愚かな・・・と表現する江雪斎・・・
このことが、北条攻めの口実になるのでは・・・と、危惧していますが・・・それは事実!!

しかし、この北条と真田のいざこざに、どうして秀吉が出てくるのか・・・??
それが理解できない氏政なのです。
時はもう・・・戦いで決着する時代では無くなったのでは・・・??
やはり、都から遠かった・・・時の流れに乗れなかったのが悪かったのかもしれません。
でも・・・都に近かったら、すでに滅ぼされてるかもしれないしなあ・・・。

しかし、ここにも時代の波に乗れない男・昌幸です。

意趣返しをしようという昌幸に・・・
「時代が変わったのです。」と、殿下にお伺いを立てるべきだという信繁。

そして・・・名胡桃城奪回の許しを得るために、殿下に会うのでした。
しかし・・・預けてくれという殿下・・・。


戦えない父・・・戦国を生き抜いてきた男が・・・!!

が、今回は、城を奪われても手をこまねいてみていなければならない・・・
何のために、秀吉に従った・・・??
自問自答する昌幸なのです。

無念・・・その言葉に尽きる・・・時代が変わろうとしていました。

で・・・いよいよ北条攻め!!
討伐の口実が出来てしまったのです。

止める三成&信繁・・・しかし、やはり秀吉も古い男なのです。

「さんざんわしは救いの手を差し伸べてきた!!
 それを、氏政は拒んだのだ。
 あとは戦しかない!!

 大名共に触れを出せ。
 見たこともない大軍で北条の度肝を抜いてやる・・・!!」by秀吉

誰も止めることはできない・・・しかし、そうやって天下を統一してきたのも事実!!

「秀吉が攻めてくる・・・
 子の小田原城がある限り負けはせぬ。。。」by氏政

「上杉、徳川、真田に加え、中国四国、九州の大名たちまで・・・。
 見たこともない大軍勢でございます。」by氏直

「望むところだ!!
 こちらと手、奥羽の伊達との盟約がる!!
 
 江雪斎!駿府へ行け!!徳川だけは押さえておこう」by氏政

「今から徳川を味方につけるのでございますか?」by江雪斎

「まだ時はある。
 説き伏せよ・・・!!」by氏政

時すでに遅し・・・もう・・・流石の家康も、助け舟を出せる状況ではなくなっていました。

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この時から・・・関東の名門北条家は滅亡に向かって突き進んでいく・・・!!

私たちは、あとの歴史を知っています。
だから、氏政のしたことは無謀だとか、時代が読めないとか思われがちです。
でも、日本地図・・・もし、徳川と伊達が味方に付いてくれていたとしたら・・・??
ハーフ&ハーフな戦いが出来たと思います。

戦いに行き、戦いに死ぬ・・・戦国大名・北条氏政の死は、そこまでも愚かなものではなく、あの時代・・・戦国大名の誰も彼もがたどった道です。

今、私たちの時代と価値観なんて全然違う・・・
だいたい、切腹なんて誰もできないもの・・・
そんな時代の人の何を語ることが出来るのでしょう??
誇り高く生き抜く北条氏政・・・次の回でもその誇り・・・見せてくれるでしょう。



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北条氏綱と戦国関東争奪戦

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後陽成天皇の聚楽第行幸を実現させた秀吉。
その翌年、茶々が男子を出産する。
望むものをすべて手に入れたかに思えた秀吉であったが・・・。

いよいよ北条攻めの前哨戦・・・??

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「北条がまたもや上洛を断ってまいりました。」と、三成が報告しているのに・・・
秀吉の腕の中には捨が・・・

北条を討ち滅ぼすかどうか、家康と思案中の秀吉です。
じっくりと腰を据えて戦った方がいい・・・と、家康も三成も、歯牙にもかけませんが・・・。

「一刻も早く、天下統一を果たしたいのじゃ!!
 お捨のためにも、早う日の本から戦を無くしたいのじゃっ!!」by秀吉

と、52歳の秀吉は焦っていました。

北条攻めを急ぐ秀吉・・・
もしかして利休の入れ知恵・・・??


まさに、「私的な事は千利休に、公 の事は秀長に頼め」ですね。。。
この頃の秀吉は、千利休に夢中だったのです。

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みんなで捨の話でもちきりです。

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茶々はお世継ぎを生んでから自信を持たれたようで・・・と、家康に報告する阿茶局。
やっぱりみんな腹の底は隠してスパイですよ。

あちらこちらに火種が出てきたという本多正信・・・。
それは・・・茶々と共に秀次のことも・・・。
和歌が生まれて心中穏やかではないのでは??と、推測しています。

が・・・とうの秀次はお捨のために風車を制作中・・・。
お捨が生まれたことでホッとしているときりに告白します。
ああ・・・そんな言葉を・・・聞くと切ないなあ・・・。
あの最期を想うと・・・。

「そもそも私は跡継ぎの器ではない・・・
 それくらいのことはわかっておる。
 だからお捨が生まれて胸をなでおろしたという訳じゃ。
 
 とはいえ・・・お捨が元服するまでは、私が気張らねば・・・
 身が引き締まる想いとはこのことじゃ。

 叔父上様がおられなければ、私はただの百姓の子倅・・・
 感謝の気持ちしかない。」by秀次


ああ・・・ほんと、悲惨な最後だからなあ・・・。
殺生関白・・・冷酷に描かれがちな秀次ですが、実際の秀次は、この秀次のように、気が弱かったのかどうかわかりませんが・・・
今に残る綺麗なたたずまいの近江八幡を作ったのは彼に他なりません。
政治的手腕もばっちりだったので、秀吉が不安になったのかもしれませんね。 

豊臣秀次~秀吉に捨てられた後継者~はこちら

その頃上田城では・・・。
稲が、食事の味付けが濃いと・・・塩味がきつすぎるので食べられない・・・などと、信幸を困らせています。

心を開かない稲に困っているところに・・・舅・本多忠勝が来たという。

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おお・・・新しい家臣ですね。

先日も会いに来たというのに、またやってきたという。

父娘で楽しくみかんを食べてます。
そうして、しつこく稲のことを頼むという。

おばば様の様子もなんだか弱々しく・・・。
でも、お世話をしているこうは、お粥や古漬けを持ってくるなど、元気になってきたようです。

伊豆・韮山で狩りを楽しむ氏政・・・

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板部岡江雪斎が氏政に、本多正信が会いにやってきたと報告しています。
なんとか、仲を・・・と思うものの、家康本人ならまだしも、家来などとは会えないと突っぱねました。

しかし・・・そこにいたのは・・・??

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家康でした。

「”長いものには巻かれよ”とは決して卑怯者の方便ではござらぬ。
 生き延びるための知恵と心得られませ。」by家康

この人のこの言葉は、ほんと、重みがあるわ。
この頃の家康は、天下人に・・・というよりも、生き延びよう!!って思いが強い頃だと思います。
ま・・・そりゃあ戦国時代・・・下剋上の時代・・・
もともと武士である家康が、秀吉の下につくには鼻持ちならないことだったとは思いますが・・・
でも、そこは生き延びるため・・・の家康なのです。

が・・・力をつけた秀吉に、対抗するために、北条を味方につけたかったのかもしれませんね。。。
あの最初の情けない家康から随分とグレードアップしています。
天下に近づいているってことですよね。

「上洛し、形だけでも秀吉に頭を下げる・・・
 それだけの事。あとは何も変わらぬ!!
 わしも、上杉も、真田も、皆そうしてまいった。
 北条の家と領地を守るため!!

 それでも上洛を拒まれるのであれば、残念ながらわれらの間も考えねばなりませぬぞ。
 手切れとなれば、氏直殿に嫁がせた、我が娘も返していただくつもりでござる。」by家康

これは・・・家康が自分に言い聞かせるために言った言葉のように聞こえてなりません。
そう・・・農民の子倅に・・・足軽なんぞの下についてしまった自分に・・・!!

説得を続ける家康に・・・氏政は・・・??

上洛の件を、もう一度持ち帰って考えるという氏政・・・
しかし、いずれは秀吉を討つという覚悟を”口にする氏政”!!

秀吉を討つ・・・その言葉を、どんな気持ちで聞いていたんでしょうね・・・家康。。。


北条には滅んでもらった方が助かるが・・・しかし、心底救ってやりたくなった・・・と、正信に言う家康。
本当は、慈悲深い・・・本当は、秀吉の方が怖い・・・その差が、江戸250年となったのかもしれませんね。

氏政は・・・
真田との問題・・・沼田を真田から取り戻したら上洛すると秀吉に伝えます。

ここがなあ・・・沼田、沼田でやられちゃうんですよね・・・氏政。。。

秀吉は怒るものの・・・三成は、これを利用しようと考えたようです。
秀吉が沼田の問題を解決するということは、今まで戦って勝ち取ってきた土地を・・・惣無事令で戦えなくなった今、秀吉が解決する!!
それは、天下が誰のものであるかを示すに足る事実です。

上田城でも・・・
沼田の一件で、父・昌幸はまたもや大坂に行かなければならなくなりました。
おまけに、秀吉に子供が出来たことで不穏な動きが出てきたことを察知!!
いつか秀吉を討ちたいなあ・・・と、やっぱり考えているようですが・・・相変わらずです。

どうして呼ばれたのか??
真田屋敷で事の真相を信繁から聞かされた父・昌幸。。。
しかし、北条の上洛の条件は、沼田の返還なのです。

父は・・・やはり奪いとりたいなら力づくでやって来い!!と、怒るのでした。


北条と真田を引き合わせて、殿下の前で話し合いで決着させようという吉継・・・
まさに、秀吉が裁判官というところでしょうか??


これが新しい形の戦だと、父・昌幸に願う信繁・・・!!

「沼田を守るために・・・!!」by信繁

しかし、秀吉の言いなりにはならぬという氏政・・・

「上洛はせぬ・・・!!」by氏政


当主の氏直は、この状況がヤバい!!とは思っていても、父上の言葉にたてつくことが出来ません。
おまけに、自分が代わりに京に上れば・・・万が一のことがあればどうすればいいのだ・・・!?
で・・・江雪斎が名代として京に上ることになりました。


「ばかにするな・・・っ!!」by昌幸
北条が名代なので、自分も出ない・・・と、怒る昌幸!!
しかし・・・これはチャンスでは??という出浦昌相!!
ひとりの兵を失うこともなく、沼田を自分のものとできるかも??

そう・・・戦になれば、きっと、未曽有の大戦になる・・・
惣無事が無に帰し、乱世逆戻り・・・!!と、思いのたけを吐き出す石田三成!!
そうそう、三成の「大一大万大吉」に反するものね。
そう思うと、三成も、武士ではなかった・・・貧しく寺の小姓だった・・・末端の人々の生活のために、なんとか頑張りたかったんじゃないかなあ・・・
足軽を駒なんて思ってなかったんじゃないかしら・・・??
そう思うと、関ケ原で三成隊の致死率が異常に高かったこと(御屋形様のために死んでもいいとおもう家来が多かったという事)も、理解できます。

やっぱり、今の人に好かれない三成像は、徳川家が作ったのかなあ・・・??

父を説き伏せられない場合は、信繁が名代になれ!!と、三成&吉継に言われちゃいました。

で・・・江雪斎&信繁の、名代同士での会議となりました。

そこへやってきたのは・・・本多正信!!
ああ、一癖も二癖もありそうですよ。

ちなみに昌幸パパは、近くの納戸に隠れています。
意地っ張りな子供のような父ですが、そこにはやっぱり戦国を生き抜いてきた意地とプライドがあるのでしょう。

信繁は、父の言いつけ通りに正信を味方につけようと頑張ります。
そこへ・・・秀吉登場!!

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新しい戦の形・・・
真田・北条・徳川・・・・そして豊臣の威信をかけた戦いが始まったのです。

戦って勝ちたかった北条や真田は滅び、生き残ろうとした徳川はその通り生き残る・・・さすが家康です。

戦いの仕方も代替わりしてきたようなそうでないような・・・混沌とした時代を終わらせようとしているのが、調略の天才秀吉と、戦いの天才??家康です。
そんな微妙な時代・・・やっぱり終わらせた家康は、天才なんでしょうね。
やっぱり戦国時代は面白い!!



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1590年7月・・・室町から戦国にかけて東国を支配した北条氏が滅亡しました。
5代100年にわたって隆盛を極めた北条氏、基礎を作ったのは初代・早雲でした。

神奈川県小田原市にそびえる小田原城!!
かつて難攻不落と言われた城・・・この城を治めたのが北条氏です。
次々と領地を広げ、東国で強大な力を持っていた北条五代・・・。
その繁栄の礎を築いたのが北条早雲でした。
1432年に生まれたとされる早雲は、素浪人から大名になったと言われてきましたが・・・
現在では伊勢平氏の一族で、室町幕府の要職に就いていた名門出身だと考えられています。
本来の名は、伊勢盛時で・・・北条ではなく・・・宗瑞庵早雲も出家後に名乗ったものです。

早雲は、室町幕府高官の立場を利用して東国に進出していきます。
56歳で幕府の命によって駿河今川氏の家督相続に介入・・・その功績によって、駿河と伊豆の国境にあった興国寺城を手に入れます。
すると早雲は・・・堀越公方に奇襲をかけ、一気に伊豆の支配を目論みます。
幕府の出先機関を倒したこと・・・それが、下剋上の魁と言われる所以です。
隣国・相模にも進出し、小田原城を攻略!!
上総にまで進出!!
まさに戦国の夜明けでした。

そんな早雲の野望を受け継いだのが氏綱です。
氏綱は伊勢から北条へと名前を変えます。
その理由は、早雲たちが他国の逆徒、国盗人と、忌み嫌われていたからだと言われています。
自分たちの支配を正当化させるために改姓したのです。
目を付けたのが、かつての鎌倉幕府執権の北条氏。
北条氏は代々相模守・相模守護職の一族だったので、関東を支配しようとする氏綱にとってはうってつけのせいでした。
朝廷に正式に改姓を願い出、認められます。
戦国・北条氏の誕生・・・現在では、鎌倉幕府の北条と区別するために、後北条と言われています。

そして小田原城を本拠地としたのも氏綱で、関東進出の足掛かりにしました。
小田原城は、室町時代・・・1454年に築城された平山城でした。
もともと大きくなかった城を、北条が城の整備を行い、東国最大の城郭にしていったのです。
北条氏の黄金時代を築いたのが三代・北条氏康です。

1530年16歳で初陣を遂げてから亡くなるまでのおよそ40年・・・合戦に臨むこと36回!!
一度も敵に後ろを見せることなく、9カ所の傷はすべて向こう傷だった猛将と言われています。
家督を継いだとき・・・周囲には武田信玄・上杉謙信・今川義元・・・強豪がひしめいていました。
1554年駿河・今川義元、甲斐・武田信玄と婚姻関係を結び、三国同盟を結び、互いを侵略しないように約束しました。
この同盟・・・北条に攻め入ろうとしていた上杉憲院の備えでもありました。
そして・・・1561年・・・上杉謙信の10万近い軍勢が、小田原城へ!!
これに対し氏康の策が籠城戦でした。
領地の兵糧を全て城内に入れ、立て籠もったのです。

小田原城が要害堅固だったことと、当時の上杉軍が寄せ集めだと見抜いていた・・・
氏康は知略家だったのです。
氏康の読み通り、上杉軍は小田原城を攻めきれないと判断し、僅か1週間で帰っていきました。

桶狭間の戦いで今川義元が討たれてしまいました。
信玄が同盟を破棄し、今川に攻め入ります。
1569年・・・その矛先が北条へ!!
2万5000の武田軍に、再び包囲されてしまいました。
しかし、この時の信玄の目的は、北条へのけん制で、数日で撤退していきます。
こうして戦国最強の上杉と武田が兵をひいたことから、難攻不落の小田原城となったのです。
領地を拡大していく北条・・・
そんな氏康の心配は、息子・氏政でした。
北条氏政は、長期的展望に欠けた愚将・・・彼が北条の滅亡を招いていきます。

1571年三代氏康が死去・・・その後を継いだのが四代・氏政です。
氏政は本当に愚将だったのでしょうか??
氏政は、北条の悲願だった関八州の支配に邁進します。
1574年関宿城攻略を皮切りに、北条氏最大の領地を手に入れていきます。

すると氏政はある男と同盟を組もうとします。。。織田信長です。
織田信長は、領土を拡大し、最も天下に近い男とされていました。
時の風を読んで・・・もはや同等の同盟は望むまい・・・と、苦渋の選択をします。

「関八州を信長公の御分国として差し出します。」by氏政

手に入れた領土を手放してまでの服従・・・北条家始まって以来のことでした。
本当は・・・先を見る目があったようです。
後に徳川家康や伊達とも同盟もし・・・情勢判断ができる外交政策に長けた武将だったようです。
しかし、43歳という若さであっさり家督を息子に譲ることとなります。
隠居してしまった氏政・・・
信長に対して従属し、信長の娘を息子・氏直に娶るはずでした。
そうなると、隠居して氏直にはくをつけるためだったようです。
それほど信長の存在が大きく、北条家にとって重要だったのです。

1582年本能寺の変で信長が自害しました。
その後台頭してきたのが・・・光秀を討った羽柴秀吉です。
天下取りを目指す秀吉に対抗するために、親子は1583年徳川家康と同盟を結びます。
その証として行われたのが・・・氏直と家康の娘・督姫との婚姻でした。
しかし、その間にも秀吉が四国・九州を平定!!
そして朝廷から関白に任ぜられるとまつりごとの実権を握り、秀吉の許可ない争い事を禁じる惣無事令が出されました。
着実に天下統一に進んでいく秀吉・・・
秀吉の臣下となるかどうか・・・??
大名たちは揺れ動いていました。
そんな中、家康が・・・1586年氏政に会談を申し出てきました。
会談は二度行われ・・・その酒宴の席で・・・
家康が秀吉との和睦を告白します。
家康は、秀吉の配下になったので、北条に攻め入ることは絶対にないと、武将解除の証に兵糧1万俵を送りました。
10月・・・家康は上洛し、秀吉の臣下となったのです。
天下統一に王手をかけた秀吉・・・。
残る敵は北条のみとなりました。

氏政は秀吉の進軍に対する防衛体制を強化します。
①領国内の拠点となる城郭の普請
②軍事力の強化
③小田原城の普請
その時造られた城郭は・・・巨大なもので、惣構は全長9kmにも及びました。
城下町も中に入っています。

難攻不落の小田原城・・・その鉄壁の守りとは・・・??
惣構に沿って作られたのは深い堀でした。
幅25m以上深さが10m、角度は60度・・・堅固なものでした。
小田原城は、周囲9kmの惣構えと障子堀で守られていました。
籠城も・・・惣構えの中には、城下町、田畑もあり、自給自足が可能でした。
鉄壁の小田原城・・・これが氏政の慢心を引き起こすのです。
氏政は、武田も上杉も落とせなかった小田原城の守りを堅固にし、秀吉に備えます。
しかし、その一方、このまま戦うか、臣下となるか・・・迷っていました。

1588年、遂に、家康を通じて秀吉の臣下となることを申し出ます。
これに対し、秀吉は上洛を要請!!
北条氏としては、秀吉にひれ伏す必要はないのではないか・・・??
臣下となることはよくても、秀吉に頭を下げたくはない屈辱だ・・・と、上洛せずにいました。
業を煮やしたのが家康・・・一通の手紙が届きました。
自分は北条を攻める気も秀吉の味方をするつもりもないが、上洛したほうがいい・・・というものでした。
しかし、その最後には・・・
”秀吉への出資を拒否する場合は、督姫を離別してもらいたい”とありました。

それはまさに、家康からの最後通告でした。
この書状に対応したのが五代・氏直!!
すぐに秀吉に書状を出します。
「叔父を上洛させる・・・すべて秀吉の意に従う」と・・・。
1588年8月・・・叔父の北条氏規が上洛し、秀吉に謁見しますが・・・
これだけでは終わりません。
氏政・氏直どちらかの上洛を命じられます。
北条はこれに対し条件を出しました。
沼田領の問題を解決することでした。
この時、沼田城の受け渡しを拒否していたのは真田昌幸。
秀吉はこれを快諾し、北条に沼田の2/3を割譲し、1/3を昌幸にすると解決して見せました。
これを受けて氏直は、父・氏政を12月上旬までには上洛させると約束します。
その後・・・氏政の上洛延期・・・そんな中事件が・・・。
10月、沼田城主となった北条家臣・猪俣邦憲が真田に残されていた名胡桃城を奪ってしまったのです。
これは、秀吉の惣無事令に反するモノ・・・激怒する秀吉!!
北条への宣戦布告状をしたためると、全国の大名にまで送りつけます。
秀吉を完全に怒らせてしまった北条・・・
どうして上洛延期??どうして名胡桃城奪取・・・??
名胡桃城は、上杉の攻撃に備えるためだったようです。
上洛の延期は・・・氏政が京都に抑留される危険性があったので慎重だったようです。
北条内が、秀吉の家臣となることでまとまっていなかったと言えます。
おまけに普請をしていたので、氏政を上洛させるための資金が不足していたようです。

もはや避けられない秀吉との直接対決!!

1590年4月・・・
小田原城は、秀吉軍22万の大軍勢に包囲されてしまいました。
対する北条軍5万!!
圧倒的不利の中、北条最後の戦いが始まりました。
が・・・この時、氏政・氏直親子の考えには大きなズレがありました。
父・氏政は、上杉、武田を撃退した=小田原城に籠城すれば、秀吉に勝てる!!と考えていました。
息子・氏直は、そんな経験もないので・・・戦いに消極的で、秀吉に降伏したかったようです。
結局父・氏政の意見が通り、籠城戦で迎え撃つこととなります。

巨大な秀吉軍は、兵糧が足りなくなるはず・・・!!
城内で囲碁を打つ余裕な北条軍ですが・・・開戦から2か月・・・氏政の予想は外れ、秀吉軍は一向にひく気配がありません。
長期戦になると見た氏直は、戦に疲れても秀吉側との交渉には応じないように・・・と、気を引き締めさせます。
しかし、出城が次々と攻略されていきます。
秀吉側に寝返る者たちが続々・・・秀吉側には、徳川・上杉・前田・最上・・・有力武将たちが参戦し、北条は孤立してしまいました。

そして秀吉の驚くべき策・・・
小田原城の西にそびえる石垣山・・・そこに大坂から職人を呼び、その指揮下に6万人を動員し、僅か80日で巨大な城を作り上げました。
これを見た北条軍は・・・完全に戦意を喪失!!
もはやこれまで!!開戦から3か月・・・ついに氏直は開城を決意し・・・城を出て投降しました。
北条氏の敗因は・・・
①援軍の寝返り
この時北条は、同盟を結んでいた伊達政宗の援軍を待っていました。
しかし・・・政宗は既に秀吉に寝返っていたのです。
②秀吉の籠城戦対策
秀吉は長期戦に備えて万全!!
兵士の確保!!当時の兵は農民も兼ねていたので農繁期には農業をしていました。
が、秀吉は兵農分離を徹底し、戦に専念できるものを採用し、最後まで兵の数が少なくならないようにしました。
戦の際の兵糧も・・・太閤検地によって正確、確実に年貢を徴集し、兵糧の計算が立ったのです。
この戦のために用意したコメの量は、20万石!!
秀吉は22万もの兵で1年間の籠城に対抗できる兵力を持っていたのです。
完ぺきな布陣でした。

そうとは知らない氏政の過信が、小田原城陥落へと導いたのです。
氏直は秀吉に、一族・家臣の助命を嘆願し、自刃を申し出ます。
それを聞いた秀吉は。。。神妙・・・と、褒め称えました。

氏直は早くから秀吉への従属の意を示し、戦を望んでいなかったので、命は助けられましたが・・・
北条氏の領地は全土没収!!
さらに父・氏政は戦に及んだ責任を問われ、切腹を命じられたのでした。
落城から6日後・・・氏政は自刃します。

ここに100年にわたり、東国で隆盛を極めた北条氏が滅亡したのでした。

天下統一を目指す秀吉の勢いに、勝つことが出来なかった北条・・・
一方、北条を倒したことで名実ともに天下人となるのでした。
北条早雲の登場によって幕を開けた戦国時代・・・北条の滅亡によって幕を閉じたのでした。
生きながらえた氏直は・・・翌年病に倒れ、30歳の若さで亡くなります。
その亡骸は、先代たちと同じように箱根町の北条氏の菩提寺に埋葬されました。


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織田信長の死から始まった、東国の覇権争い。
北条と徳川が築地に激突する。
その裏で、昌幸は誰も想像しない形での決着を狙っていた・・・!!

そうそう、今回は、どんな腹黒さを見せてくれるんでしょうか??昌幸パパ!!

昌幸の狙い通りに事は運んで・・・北条が上杉と闘わず甲斐へ南下!!
北条が来たらどうしよう・・・??!!と、心配性な徳川が、突然北条を迎え撃つことになっちゃいました。

maru












徳川を甲府に追いつめた北条!!
「家康もこれまでか・・・??」

新府を拠点に巻き返しを図ろうとする家康・・・

maru2











しかし、作戦失敗!!
全力でぶつかるのが策だ!!と言い出した本多忠勝に反論する本多正信!!
「そんなものは策でも何でもない。」
この、しれっと言うのがとってもいいです。
二人の掛け合いが真面目な緊張感の中でも笑えます。

正信が言い出しました。
「かつての武田家臣で力のあるものがまだまだおります。
 その者たちを味方につけましょう。。。
 真田安房守・・・!!」

おお!!いい感じで真田を高く売れる日がやってきました。
昌幸の思い通り・・・??
でも、国衆たちによる独立国造るんだっけ・・・??


「父上は・・・ひょっとしたら俺たちが考えていたよりはるかにすごい人なのかもしれないな。
 思い付きだけで生きているのではないかと、正直不安になった時もある。
 だが、父上が先の先を読んでおられた。
 大したお方だ。。。」by信幸

本当か・・・??
行き当たりばったりでは・・・
信幸は父上を素直に尊敬し始めたんでしょうか?
でも、前回の春日信達の汚い調略を体験してしまった信繁はちょっと父を信じきれなくなっていました。。。
ここら辺、やっぱり長男と次男の差かもしれません。
長男を立てて、汚い部分は次男が・・・みたいな感じがあるのかもしれません。
そう、昌幸&信尹のように・・・!!

それにしても、鷹の演出かっこいいです。
北条も、徳川も、そして真田も・・・すべてのことを知っているのは北条の鷹・・・??

maru3











正義な上杉としては極悪な真田に大激怒!!
直江兼次は、残っている真田信伊をとらえようとするも、すでにもぬけの殻・・・
延びてひとり悠々と川岸を歩く叔父上・・・かっこいい!!

北条の徳川攻めが始まる・・・!!
maru4











しかし、真田は時を稼ごうと・・・大名なしの国を造ろうとする昌幸!!
信濃・上野を一つにする・・・!!
それが、昌幸の考えのようです。
国衆の寄り合いによる国づくりを・・・!!

しかし、室賀をどうする・・・??

そんな会議中にも、信繁は父に対して引っかかっていました。
そう、春日信達の一件を・・・!!

策とは何か・・・??

「お前は優し過ぎる・・・もっと強くなれ!!」by出浦昌相

って、いっつも美味しいところを持っていくのね。出浦~~~

おお!!鷹が何かを発見・・・??
室賀正武の説得に向かう昌幸&信幸・・・
前回のこともあって、信繁、連れて行ってもらえません。。。

北条を裏切れ!!と、説得する昌幸たち・・・。
信濃をむざむざ渡すことはしたくない・・・!!
そう言った昌幸に心を動かされる室賀・・・
ここでも出てきます。
武田がなくなっていなかったら・・・そうそう、だからみんな苦労してんじゃないのね~~~
「誰にも従わず・・・国衆だけで信濃・上野を治める・・・
 相変わらずふざけたことをいいおって・・・。
 だが・・・実に面白い・・・!!
 おぬしの考えに初めて乗ってみるわ!!」by室賀正武

「室賀殿が加わってくれれば、これほど心強いことはない・・・!!」by昌幸

ってことで、一応握手!!

気落ちして・・・物思いにふける信繁・・・作兵衛から隣村のやつらに田畑を荒らされたと知らされます。
最近、こんなもめ事が多いのだそう・・・
武田の時代はそんなんではなかったのに・・・
作兵衛の言葉にも出てきました。
そう・・・だれか、突出したリーダーが必要なのです。

作兵衛の家で梅に癒される信繁・・・
父上を許せない青い信繁に梅は・・・
春日信達には申し訳ないけれど、戦にならずに済んだ・・・
大切な人を戦に送り出したくはない・・・と。。。

イケイケと思われた作兵衛も、戦は嫌だと・・・。  
殿の為なら命を捨てる気はあるが、畑を耕しているほうがいいと。。。

大事なのは・・・人の命をできる限り損なわないこと・・・。
源次郎さまのお父上はそれをわかっていらっしゃるのではないですか・・・??

おお!!梅の方がよくわかってる・・・!!
きりがあんなふうだから、よけいに梅の頭の良さが目立っちゃう・・・!!

一方甲斐では、徳川家康と北条氏直のにらみ合いが続いていました。
昌幸が援軍をよこさないことに怒り狂う氏直!!

昌幸は小県の国衆をひそかに集めました。
北条を当てにするのはやめよう!!
自分たちでこの土地を守ろう!!

お・・・ここでも、鷹がスパイ中。

しかし、他の国衆は、大名たちの顔色をうかがうことしかできません。
やはり無理・・・??

武術の稽古をしている信繁に・・・
「おぬしの父親は好かん。人を食ったあの顔が・・・!!」by室賀
「向こうも同じように思っております。」by信繁
「しかし、上杉や北条や徳川にこの地を取られるよりはましだ!!
 昌幸もわしもともに、この小県で生まれ育った者同士でな。。。
 あいつが一人で立つ事も出来た・・・。
 ようわしに声を・・・。
 おぬしの父親、なかなかの男よ・・・!!」by室賀。

室賀正武、とっても嬉しそうですよ。
まさに、少年漫画の強敵(とも・ライバル)的な位置づけなのかしら・・・??
ってことは、”仲良しじゃねえ”まま、ツンデレでいくんでしょうね。
とっても楽しみ・・・!!

嬉しそうに帰っていった室賀正武でしたが・・・
出浦昌相は、昌幸に、国衆をまとめるのではなく主になってしまえという・・・
その才覚と度胸!!あとは腹を括るだけだと・・・!!
熱く語る、語る!!

「出浦様・・・ 
 お気持ちはわかりますが、父上の気持ちはすでに固まっております。」by信幸
「いや・・・そうでもない。」by昌幸
「父上・・・!!」

ああ・・・どっちに転ぶの・・・??
そういえば、この出浦昌相だけは、いつも味方なのよね。
室賀正武と出浦昌相・・・どちらがお好み・・・??って言いたくなるぐらい、面白い三角関係ですよ、父上。


亡き信玄に語り掛ける昌幸・・・揺れ動く心・・・
どうしたら一番いいのだろう・・・??
って、真田の事よ。

夜が明けたとき・・・やってきたのは御屋形様ではなく家康からの書状でした。
北条との戦で徳川についてほしいという・・・。
負けそうな徳川に恩を売る絶好のチャンス!!

「では、徳川に従うのですか??」by信幸

「従うのではない。利用するのじゃ。
 信濃・上野をこの真田が治める日まで・・・!!
 昌相、わしゃ、腹くくったぞ!!」by昌幸
「そうか・・・ならば、不肖出浦昌相、今この時より、真田安房守殿の家臣としてお仕え申す!!」by出浦昌相

おお!!
男が男に惚れた瞬間ですね。

国衆たちとの寄り合いを簡単に諦めちゃいました。
こんな男で本当にいいのか??出浦昌相!!

おお・・・調略のために、信尹が徳川に向かうようですよ。
流石、信頼できる弟!!

maru6











信尹は、家臣になるための条件を徳川に提示!!
諏訪・甲斐・上野沼田領全てを真田の物とはっきり認めることを・・・!!

「安いものではないか・・・!」と、簡単にOK出しちゃう家康・・・。
さあ、真田VS徳川の火種が撒かれました。
そう、こんな風に簡単にOKしちゃうから、後から痛い目に遭うのよ・・・家康殿・・・??

ああ・・・本当に、叔父上、かっこいいですね。
実は本当はこの人が一番すごいのかもしれません。

北条とは縁を切ることにした真田・・・
昌幸は薫の膝枕で夢を語ります。
そのための薫の膝なのです。
おまえにも一つ城を作ってやる・・・とラブラブモード全開!!言いながら・・・
「実は・・・薫・・・信尹から知らせが入った・・・
 徳川にこの度・・・あれを出せとなってな・・・」
「わたくしは人質はごめんですよ・・・!!
 徳川などへは決してまいりませんから・・・!!
 金輪際、ごめんです!!」
「相分かった・・・
 では・・・おやすみなさい」
と、寝床に行ってしまった昌幸。。。
そうね・・・この夫にしてこの妻ありなのね、きっと。。。

真田が裏切ったことを知った北条!!しかし、目指すは徳川!!
この判断が、後に北条を狂わせることとなる・・・!!

国衆たちには、室賀正武が説得!!徳川に一旦ついて、信濃を取り戻そうと!!
小県の国衆たちは、次々に徳川につきます。
って、騙されてるよ・・・室賀さん!!
だって国衆の寄り合いの件は言い出せないでいるみたいだから・・・。

北条を攻めることとなった真田!!
maru9











正攻法では内山城を攻める・・・しかし、相手も死に物狂い・・・。
なので、北条の兵糧の道を断ち切ることを提案する信繁。。。

そう、梅の言っていた、最小限に被害をおさえる作戦のようです。
小諸を押さえる・・・!!
そうすれば、無駄に味方の命を損なわずに勝てる・・・!!

これは、豊臣秀吉って感じの策ですね。
戦いをする時点ですでに勝敗は決まっている・・・!!

父上もこの策には賛成してくれましたよ。
小諸へ出陣!!

碓氷峠から小諸を通る補給路の封鎖によって形勢は逆転!!
徳川優勢に・・・!!
荷駄を真田に押さえられた北条は・・・戦略の練り直しを迫られるのでした。

北条に泡を吹かせ、徳川に恩を売る・・・昌幸の思惑通りに事が運んだ・・・??
知らせの手紙には・・・

「信じられん・・・徳川と北条が手を結んだ・・・!!」by昌幸

maru8











和睦を持ち掛けたのは氏政でした。
それにすかさず家康が応えたのでした。

昌幸が北条と縁を切ったわずか10日後の事でした。
こうして信濃と上野は徳川と北条で分けることとなったのです。

真田は・・・??

今回も、目まぐるしく変わる真田です。
ほんと、武田という戦国大名がなくなっただけで、こんなにも大変な思いをしているのか・・・!!
って感じがひしひしと伝わってきます。
外道のように見える真田昌幸ですが・・・
忠義なんて言葉が流行るのは、江戸時代の忠臣蔵以降・・・。
戦国時代は自分たちが命賭けて戦っているんだから、強い方に、勝つ方に味方したいのは世の常だったんじゃないかと思います。
そうそう、家臣たちも御屋形様を選ぶことができたということです。
そんな風にわかっていても、愛すべき外道な昌幸です。

これからも、どんどん見せてくださいね。


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北条は勢いに乗っている・・・
旧武田領を一気に飲み込もうとしていた。
上杉についた昌幸は、その裏で、信繁に密命を与えていた。。。

ということで、第8回まで来ました。
1582年7月です。。。って、あれからまだ1か月ほどしかたっていないのですね。
こういうのって大好きです。
少年漫画にありがちですが・・・例えば私の愛してやまない「スラムダンク」。
全31巻、6年近く連載がありましたが、お話は花道が4月に入学してインターハイの終わる夏休みまでです。
つまり、6年もかけて5か月ほどを書いているんですが・・・そんな風に丁寧に描いていてくれているからでしょうか、見ごたえがあって・・・キャラだっているし、20年たっても色あせません。
そして、今年の大河は、何回も見返してしまう。。。話もややこしいというか、謀略に富んでいますし、それぞれのキャラの演技を見直したいって思うんですよね。
やっぱり丁寧に愛をこめて作られているからだと思います。
今までの大河はOP,飛ばしちゃうんですが、この「真田丸」OPに、この回のダイジェスト入れてくれてるでしょう??
これまたかっこいいんですよ。

では・・・

1582年7月・・・
とってもかわいい家康さんですが、何をしているんでしょうか??

maru1











神流川で勝利した北条の勢いはとどまることを知らず・・・
「正信北条がこっちに来たらどうしよう??」って感じ。

正信から、北条が碓氷峠を越えた→狙いは信濃と聞き、一安心!!

maru2












信濃・・・??
って、留まることを知らない勢いが、真田にも近づいていました。

maru3











「北条の国盗り・・・ゆっくり味わおうではないか・・・!!」

2万の軍勢で、いよいよ攻めてくるであろう北条に立ち向かうは上杉!!
上杉についた真田にとっては、北条は敵!!どうする・・・??

信繁は、高坂弾正の息子・旧武田家臣・春日信達の調略に叔父・信尹についていきます。
どんなことを学んでくるんでしょうか??

春日信達の立場は・・・??
武田が滅んで上杉についたものの・・・ちょっと今の自分の現状に不満を抱いていました。
その不安を煽る信尹!!

「わしには解せぬ。
 なぜ、春日殿を海津城の守りに留めるのか??
 天下に聞こえた豪傑ではありませぬか・・・??」by信尹

世なら一国一城の主なのに・・・!!
北条につくことを勧めるものの・・・愚痴からの不満爆発!!には至らず!!

もうひと押し・・・はじめての調略な信繁!!
信繁は、信達に自分が昌幸の子だとばらしちゃいました。

上杉には恩があるという信達に、理路整然と信玄のありがたみ、北条氏直は信玄の孫・・・
上杉は地の利を心得ている信達を利用したいだけだとたたみかける、たたみかける!!
あ、信達を怒らせちゃいました。

春日信達の調略に時間がかかって・・・
もう、北条につく機会がなくなってしまう・・・??
北条氏直に会いに行った昌幸!!

岩櫃の信幸は、父が北条についたことにびっくり!!
堀田作兵衛も急いで戦いの場に・・・!!
北条を倒す!!という兄に、「上杉よ!!」という梅がとってもcute!!
いえいえ、私個人的には、敵を間違っている兄・作兵衛がcute!!
真田の郷はきっと混乱状態ですよ。

信濃・小諸城では・・・宿敵・室賀も!!
遅参に激怒する氏直!!

「この場を遅れました詫びに、本日は土産を持ってまいりました。
 敵方の武将・海津城を守る春日信達をひそかにこちらに引き入れ申した。
 これにて大勝利は間違いございません!!」by昌幸

でも、氏直は血気盛んな若者!!
北条を侮るな!!と、怒り出し・・・昌幸の思う手土産効果なし・・・??
そこへ氏政登場!!
そうだよなあ・・・御隠居様なんだけど、ご隠居っていう割には、とっても若いよね。

「武田家に、その人ありと謳われた真田安房守殿か!!
 皆の者、真田殿が加勢してくださるぞ!!

 春日が上杉を裏切ってくれればそれだけ無駄に兵を失わずに済む。
 よう手を回していただいた!!礼の申しようとてござらん!!
 いやあ~めでたい!!」

こちらもきつねとタヌキの化かしあい!!

実はたいして知らない昌幸に、仰々しく礼を言う氏政!!
若い氏直をけん制する意味で出しゃばってきたんだそうですが・・・
ここら辺、どちらの意見も当たってますよね。
兵を失わずして城一つとれれば丸儲け!!な氏政、それが分かっていて信達を手土産にしようとした昌幸・・・。
正直、威勢は良くてもまだまだ老獪なこの二人にはかなわないってことね。

北条軍は、上野の国衆を加え、3万に近い大軍勢となって進軍を開始。
対する上杉景勝は7000の軍勢をもって海津城に本陣を置いた。。。

そんな景勝のもとに、真田が北条についたとの知らせが・・・!!
景勝に叱咤される信尹!!
兄とは違い、これまで上杉と真田のために骨を折ってきたしかし・・・兄によって水の泡・・・
越後に骨をうずめる覚悟で戦うと、景勝に誓う信尹!!
しかし、信達の調略はできていません・・・!!
早くしなければ・・・!!

信尹が・・・北条についたら海津城を正式に返してくれる!!と、進言します。
このまま上杉だったら城代どまり・・・どうする・・・??

「武田さえ滅んでいなければ・・・こんな苦労はしなかった・・・」by信達。

苦悩する信達・・・。

靡いたことを知った昌幸は、北条に海津城安堵を約束させた起請文を・・・氏直の花押入りの書状を送ります。

「源次郎・・・おぬし、わしのようになりたいと、いつぞや申しておったな。
 これだけは言っておく・・・わしのようになるな。。。!!」by信尹

どういう意味・・・??

それは・・・こういう意味だ・・・!!

maru5











え~~~!!
春日信達だ!!
千曲川の対岸に磔にされた信達をみつける北条軍!!

たくらみがばれた!!このまま攻めるしかない!!という昌幸!!
出浦も賛成!!
徳川が甲斐に入った・・・このまま徳川に攻められたらどうする??と言い出した氏直”!!
昌幸の策は却下!!撤退する北条!!
おまけに、ちょっとは役に立て!!と、氏直にしんがりを言いつけられてしまいました。

「上手く操ったな・・・」by出浦昌相
「北条氏直、わかりやすい男よ・・・わしの逆の事しか言わん!!」by昌幸

北条は上杉との戦いを避けて甲斐に南下、一方の上杉景勝も新発田征伐に戻っていきました。

家康・・・大ピンチ!!

??何が上手くいったの??
起請文を手にしたことに喜ぶ信達!!
そんな信達を小太刀で刺したのは・・・なんと、信尹!!

「手伝え!!奴から刀を抜いたように見せかけるんだ!!」by信尹

春日殿が怪しい者を城に引き入れているのを目にし、問い詰めたところ斬りかかってきた・・・
北条とつながっていたのは・・・証文が証拠!!

「わしは・・・春日信達を買っておった・・・ 
 これは武田の出であることを気にしておったが、わしはそんなことで家臣をないがしろにする男ではない・・・
 上杉を支えてくれる男だと思っておった・・・ 
 越後では、家臣が謀反を起こした・・・つくづく人の心はわからぬものだな・・・」by景勝

見せしめのために磔にされる信達・・・。
全ては、父・昌幸と信繁の尊敬する叔父・信尹のたくらみだったのです。
父・昌幸がしんがりとなるために・・・

信達の死に不信を抱く参謀・直江兼次!!

「あの人たちが恐ろしい・・・」by信繁

父は何をしたいのか・・・??わからなくなっていた信繁と信幸。。。

北条は信濃から消えて、上杉は越後に戻り、北条が南下したために徳川も動けなくなった・・・。

「北条は去り、上杉も兵を引いた・・・ 
 徳川も織田もおらん。
 今、この時、信濃は誰のものでもない!!
 この時を待っておった・・・!!」by昌幸

われら信濃の国衆が治める!!

「大名などいらん!!
 われらだけの国を造るのじゃ・・・!!」by昌幸
 

国衆たちの独立国家・・・それが昌幸の狙いだったのですが・・・この男を忘れていました。
真田の策と気づていた男・・・それは、徳川家康・・・!!
そのしわ寄せで戦うことになってしまった・・・大名でもないくせに、われらを振り回しおって・・・!!
なんだか、昌幸の本当の狙いに気が付いたようですよ・・・??家康!!

maru6













きつい!!きつい!!
鎧もきついけど、現状もきついっ!!

今回も、癒してくれる家康さんです。

三谷幸喜作品ということで、ちょっと現代的、ギャグっぽい作風になっているようですが・・・
実際、殺し合いばっかり、騙しあいばっかりしても深くどよ~んってなっちゃいます。

魅力的でいい感じのお話に仕上がっていますし、このまま突っ走ってほしいと思っています。
ほんと、感想かくよりも、じーっと見ていたいんだもん。

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