池上彰に聞く どうなってるの? ニッポンの新聞

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久しぶりに池上彰さんのテレビ見ました。
日本はこれからどうなっていくのでしょうか??

<中国が作った島はどうなる?>
誰のモノでもない海を公海と言います。
国の境界線については、国際的な機関は決めていません。
お互いの話し合いで決めることになっているのです。

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今現在、中国が主張しているのはこの赤い線。
”中国の赤い舌”と呼ばれています。
どうしてここが自分の領域だというのでしょうか?
それは明の時代・・・
明時代の武将・鄭和が7回にわたり大船団を率いて航海し、開発したのです。
それを理由としています。

しかし・・・当時でも実際に占領していたのはそこに近い国。
そこで、いろいろな手口を使って占領し始めました。

今まで中国が島を占領したタイミングは・・・??

占領計画
①アメリカ軍の撤退のどさくさに紛れて占領。
支配を考え出したのは1879年代でした。
アメリカとソ連に分かれての東西の冷戦時代・・・ベトナム戦争がありました。
当時南シナ海の一部は南ベトナム・アメリカ軍が占領していました。
しかし、1973年反戦運動が広まったことによってアメリカがベトナムから撤退。
そこに中国がやってきたのです。
1974年中国が南シナ海の一部を占領!!

②ソ連経済危機のどさくさで占領。
ベトナム戦争後、社会主義国となったベトナムをソ連が支援していました。
が、1980年代に入ると、ソ連に経済危機が!!
支援もできなくなったので、ベトナム軍が弱体化していきます。
1988年南沙諸島を占領!!

③台風のどさくさで占領。
台風の接近によってフィリピン軍が退いたとき・・・やぐらを建て・・・建物を建て・・・軍隊を置き・・・フィリピン軍が近づけないようになってしまいました。

中国が基地を作っている目的は、軍事基地にするためです。

海を制圧するために欠かせない軍事兵器・・・それは、空母です。
空母を作る技術がなかった中国は・・・
マカオの会社が、カジノに使うからと言って購入します。
ウクライナは、空母としての設備を取り外して売りました。
中国についてみると・・・マカオの会社はなくなっていて・・・中国軍の空母に改造されたのです。
念願の空母を手に入れたものの・・・欠陥があるといわれています。
空母が使えない・・・となると、飛行場が必要になるので・・・不沈空母としての島が必要なのです。

中国は、最終的に何をしたいのでしょうか?
”台湾”を自分のモノにする・・・中国を統一するということです。
しかし、アメリカが”待った”をかけるかも知れません。
中国とアメリカが戦争することは中国側も望んでいないので、台湾に独立させない方法として・・・
アメリカが助けられない状況を作る・・・体制をとろうとしているのです。

南シナ海の7つの島に不沈空母を作る・・・

日本も・・・沖縄も巻き込まれる??
アメリカは、南シナ海の警備に、日本の自衛隊も参加するように要請して、フィリピン・日本・アメリカと合同練習もされています。
つまり・・・南シナ海での紛争に自衛隊が関わる可能性があるのです。

日本が輸入する石油の80%が、南シナ海ルートを通っています。
そこを中国が支配すると・・・??
”シーレーンを封鎖する”という脅しに出る可能性もあり、封鎖された場合、年間1兆円の輸送費の増加が予想できます。

中国に対して日本は何ができるのでしょうか??
問われています。



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