日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:島津斉興

島津斉彬 (シリーズ・実像に迫る11)

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明治維新の立役者の一人、西郷隆盛・・・
西郷が新しい国づくりに邁進できたのは、薩摩藩11代藩主・島津斉彬の存在があったからです。
斉彬がなくなった際には、西郷は死のうとしたといいます。
そこまでさせる島津斉彬とは・・・??

薩摩藩10代藩主・斉興の長男として江戸にある薩摩藩邸で生まれました。
母は、正室の弥姫・・・教養が深く、教育熱心で、乳母を置かずに育てました。
6歳の頃から中国の書物を声を出して読み、絵画、和歌などを母から厳しく教えられた斉彬は、やがて”二つビンタ”と呼ばれるようになります。
ビンタは薩摩弁で頭の事・・・まるで頭が二つあるかのようにいくつものことを同時に処理することができました。
その噂を聞いた幕府の重役たちは・・・
「薩摩のような外様ではなく、譜代大名であったら、幕府の重役として活躍できたであろうに・・・」と、言ったといいます。

しかし・・・40歳を過ぎても藩主にはなれませんでした。
それは、父・斉興がなかなか家督を譲らなかったからです。
斉興は、19歳で藩主となったものの、実権は曽祖父・重豪が握っており、業興が名実ともに藩主となったのは重豪が亡くなってからなのです。
斉興は43歳、斉彬は25歳になっていました。
ようやく藩の実権を握ったものの・・・待っていたのは厳しい財政難でした。
その原因は、重豪でした。
重豪は、オランダ語を話し、歴代のオランダ商館長とも親交を結ぶなど、西洋の学問である蘭学や文化にひどく傾倒し、蘭癖と呼ばれていました。
そこには、薩摩藩の置かれた環境がありました。
全国300あまりある藩の中で、特異な薩摩藩・・・
薩摩藩は、薩摩国・大隅国・日向国諸県郡・琉球王国・・・つまり、現在の鹿児島県・沖縄県・宮崎県の1/3・・・南北1200キロにわたっていました。
おまけに、琉球王国は、名目上中国の支配下の異国・・・藩の中に外国があって、中国貿易が行われている・・・
海外からの物資、情報、文化が次々と入ってきていたのです。
蘭癖大名と呼ばれた重豪は、オランダ、中国などの知識を吸収し画期的な開化政策を打ち出しながら、金に糸目はつけない・・・新しいものや珍しいものを次々と収集します。
藩校である造士館、天文観測施設の天文館を建設し、藩の財政を圧迫していきます。
一時は500万両・・・今の5000億円の借金を抱えていたといいます。
その莫大な借金を返済して、藩の財政を立て直すことが急務でした。
そこで斉興は、幕府の鎖国政策を無視し、琉球を通しての密貿易、抜け荷の拡大で財政の立て直しを図っていきます。
その努力の結果、10年後には50万両の備蓄ができるようになりました。
しかし・・・斉興は斉彬に家督を譲ろうとはしません。
というのも、斉彬は曽祖父・重豪にとてもかわいがられていました。
重豪が斉彬に与えた影響はとても大きかったのです。

斉彬は重豪の蘭癖を受け継いでいました。
多くの蘭学者を優遇し洋書を翻訳させたり、自らローマ字で日記を書いたり・・・蘭学に熱中。
曽祖父と同じく蘭癖と呼ばれるようになるのです。
なので、藩の財政を揺るがす・・・そう考えていた斉興は、斉彬に家督を譲ろうとはしませんでした。
父に疎まれるほどだった斉彬の蘭癖でした。

19世紀半ば、西欧列強が東アジアに進出・・・
アヘン戦争では、東アジア最強と目されていた清がイギリスに負けて開国を余儀なくされてしまいます。
琉球にもフランス船やイギリス船が度々来航。
軍事力をちらつかせながら、通商を迫ってきました。
幕府は薩摩藩に、琉球へ兵を派遣し守るように命じますが、斉興は少数の兵を派遣しただけで幕府には指示通りに送ったと報告していました。
西欧列強が相手では、琉球どころか薩摩藩さえもあぶないと判断し、日本と西欧列強を差を埋めるべく藩の軍事力を強化しようとしました。
武器などの近代化、工業化を進めていきます。
ところが、父・斉興のやり方に斉彬は反対・・・
より近代化を進めようとしますが、藩の財政への圧迫を恐れこれ以上はしないという斉興と対立するのです。
十分対策を取っていると思っている父・・・しかし、斉彬は薩摩だけでは太刀打ちできないと、幕府や他藩と連絡を取り合いましたが・・・父・斉興にとっては、藩の秘密さえも守れない斉彬だと思っていたのです。
家督を譲ることは出来ない・・・

他にも家督を譲らない理由としては、朝廷から与えられる官位です。
薩摩藩主は、四位止まりでしたが、財政再建をさせた斉興は従三位をもらえるのではないか?と、期待していました。
そのため、官位を受けるまでは財政を悪化させる恐れのある斉彬に家督を譲ることはできなかったのです。

父との確執のために、30を超えても藩主になれない斉彬ですが・・・跡継ぎである事には変わらず、江戸の薩摩藩邸に詰めていました。
そんな中、父・斉興の行動が波紋を呼びます。
参勤交代で薩摩を留守にするときは、斉彬の弟・久光に任せることにしたのです。
斉彬の藩主を望む藩士たちは、弟の久光が藩主となるのでは??と勘繰ります。
そして、影で操るのが斉興側室のお遊羅の方だと・・・
そのさなか、斉彬の息子二人が相次いで病死・・・斉彬の家臣たちは、お遊羅の方の呪いではないか?と噂始めました。
実際に、呪符が見つかっていました・・・が・・・これは・・・斉興が琉球にやってきた外国の銀貨を呪符で包んで呪ったものでした。
すべては勘違いでしたが・・・早合点した斉彬派の家臣たちは・・・
「このままでは、斉彬も呪い殺されてしまう!!」と、お遊羅の方の暗殺計画を立てます。
ところが・・・お遊羅の方を愛する斉興が激怒!!
1849年斉彬派を処罰!!
12人を切腹、38人を磔や島流しになどの刑に処しました。
父との対立は深まる・・・??
しかし、このお家騒動が幕府の耳に入り・・・1851年斉興が隠居届を提出。
斉彬はようやく11代藩主となったのでした。
この時、すでに43歳でした。

西欧列強に対抗する為に、軍備の強化、近代化を図っていく島津斉彬。
それは、鎖国体制の日本にあって先駆的なものでした。

◎洋式船の建造
当時、日本にやってきていた西欧列強の巨大な船は、鉄製で、蒸気で動き、大砲を何本も装備していました。
対して日本の船は、幕府によって”大船建造禁止令”が出され、大きくても米を500石積めるだけの船しか作ることができず、大砲も積めませんでした。
戦国時代さながらの船だったのです。
斉彬は、外圧に晒される今、大型船の必要性を思っていました。
ペリーが浦賀に現れ・・・幕閣もついに西洋の脅威に気付きます。
斉彬はこの機を逃さず、幕府に大型船の建造の解禁を願い出て、これを認めさせたのです。
そして、西洋船の西欧に着手・・・全長30m、砲16門を搭載する西洋式の軍艦・昇平丸を作ります。
その後も、大型船を作り、日本初の蒸気船・雲行丸を作らせています。

◎鉄製大砲の鋳造
島津家の歴史を語る尚古集成館にも、斉彬の近代化の痕跡が・・・反射炉跡です。
ここで、鉄の大砲を作るために作られたもので、基礎部分が残っています。
斉彬は丈夫な大砲を作ろうとしましたが・・・当時、その知識・技術は日本にはなく、作るのに大変な苦労がありました。
すでに反射炉を成功させていた佐賀藩からオランダの書物を取り寄せ研究を開始、西洋式反射炉の制作に取り掛かります。
失敗を繰り返し・・・日本の技術を応用し、苦労をする家臣たち・・・

「西欧人も人なり
 佐賀人も人なり
 薩摩人も同じく人なり
 退屈せず、ますます研究すべし」

と言って励ましたといいます。
藩士たちは奮起し、意地と努力で1857年反射炉を完成させます。
併せて日本初の溶鉱炉も建設、鉄の大砲の鋳造に成功するのです。
斉彬は他にも、ガラス工場や蒸気機関研究所を設け・・・そうした工場群を集成館と名付けました。
最盛期には、1200人もの人が働いていたといいます。
2015年、集成館は歴史的価値のある工場群として世界遺産に登録されました。
独自の近代化を進めた斉彬の功績が世界に認められたのです。

日本を守るために、軍備の近代化を進める斉彬ですが・・・
「第一人和」日本を守るためには、人の和は城となる・・・人の和を生み出すのは人々に豊かな生活を保障すること・・・を目指していました。
紡績、ガラス、出版、酒造りなどの産業を育成しました。

中でも薩摩切子という新しい工芸品を生み出します。
それは、西洋でも難しいとされていた技術でした。
斉彬は外国に輸出することを考えていたようです。
薩摩焼も、外国人好みに変えろと命令しています。
1867年のパリ万博では好評で、薩摩焼が大量に輸出されました。
薩摩切子も外国に出ることを夢見ていました。
日本初のガス灯の実験もしていました。

城下をガス灯で照らそうと考えていたのです。
研究と実験をかさね、次々と近代産業を立ち上げていった斉彬ですが・・・持てる技術と知識を幕府や他藩に教え、視察も喜んで受け入れています。
そこには、”日本一致一体”の精神がありました。
日本の挙国一致体制を思ってのことでした。

人材育成にも長けていた斉彬は・・・
「付和雷同で意見を持たぬもの、十人が十人とも好む人材、彼らは非常事態に対応できない」と言っていました。
偏屈な男こそ、国の宝である・・・と。
そこで、取り立てられた若者は、藩の中心人物となっていきます。
激動の時代・・・非常事態に対応し、日本を背負っていきます。
西郷隆盛もその一人でした。
斉彬は、下級藩士だった西郷を初めて知ったのは、大量に送られてきた建白書によってでした。
当時、薩摩藩の郡方書役助だった西郷は、農家や村を指導監督する中で、農民などが重い年貢で困窮していることを知ります。
そこで、その改善策と共に、悪政を訴えた建白書を何度も斉彬に提出します。
斉彬はこれを高く評価し、藩主として江戸にのぼる際に、西郷を庭方役に抜擢し、江戸に連れて行きます。
庭方役とは、藩主の用事を庭先で聞く役職で、西郷を諸藩との重要な連絡や情報収集に当たらせるなど、信頼していました。
人脈や政治的視野が広がったことで、西郷は、明治維新の立役者となるのです。

当時、幕府内では将軍の後継問題が勃発・・・
家定は体が弱く、跡継ぎを望めなかったので、次期将軍の決定が急務となっていました。
候補は二人・・・一人は紀州藩主・徳川慶福、もう一人は、一橋慶喜でした。
慶福を推したのは、譜代大名の井伊直弼らで、慶喜を推したのが阿部正弘で・・・斉彬は一橋派でした。
次期将軍を決めるのに際し、大奥の力が大きく働くことを知っていた斉彬は、篤姫を将軍に嫁がせて慶喜擁立を有利にしようと画策したのでは??と言われています。
が・・・この縁談話は、家定が将軍となる3年前に持ち上がったものでした。
将軍の世継ぎであった家定は、公家の娘を2度正室に迎えていましたが、共に死別・・・。
次は武家から迎えたいと考えていました。
そこで白羽の矢が立ったのが島津家でした。
というのも、前例があったからです。
11代将軍が正室に迎えたのが、重豪の娘・茂姫で、その後、家斉は将軍在位50年、正室と側室との間に53人もの子を設けました。
子の出来なかった家定も、薩摩から正室を迎えれば、死別せずに子宝に恵まれるのでは??と思われました。
つまり、斉彬は、幕府の要請で篤姫を養女とし、将軍に嫁がせることにしたので、後継問題とは関係ありませんでした。
どうして、利用したといわれたのでしょうか??
篤姫の輿入れは、1850年に申し込まれたものの・・・
黒船来航、江戸での大地震・・・と、実現するまでに6年もかかってしまいました。
そして・・・その頃、継承問題が出てきたから言われるようになってしまいました。
家定に輿入れして1年・・・世継ぎは生まれません。
斉彬が動いたのはこの時でした。
信頼していた西郷を江戸詰めとし、諸藩との連絡係にし、慶喜の将軍擁立を画策!!
しかし、1858年、南紀派の井伊直弼が大老となり、その権限で慶福が14代将軍・家茂になります。
斉彬は再び動きます。
薩摩の兵を率いて、京に上るために西郷に準備を命令させます。
その動きは、斉彬が朝廷を武力で動かし、慶喜を将軍に差せようとしたのでは?と、考えられますが・・・
西欧列強の脅威にさらされている今、国内で争っている場合ではない!!
斉彬の行動には、常に日本の未来を見据えた大局的な視点がありました。
まもなく・・・斉彬が病に・・・。
弟・久光らを呼んで遺言を伝えます。
自分の跡継ぎは・・・息子がまだ小さいので、久光か、久光の長男・忠義に・・・と。

1858年7月16日、島津斉彬死去。
50歳の生涯でした。
明治という新しい時代を見ることなく・・・
斉彬亡き後、忠義が薩摩藩12代藩主となります。
久光は後見役に・・・斉彬の遺志を継ぎ、藩士たちと共に幕末から明治維新にかけての薩摩藩をけん引していきます。
彼等が目指したのは、”順聖院様御深志”・・・斉彬の遺志の実現でした。
それは、挙国一致体制を築き、日本を西欧列強の植民地とされないような国にすることでした。
斉彬の遺志と夢を実現するという共通の夢を持っていたからこそ、薩摩藩士は分裂することなく明治維新での重責を担っていくこととなるのです。
西郷隆盛は、中心人物として廃藩置県、警察制度に関わり、近代国家の礎を作りました。
同じように大久保利通は、富国強兵を明治維新のスローガンとし、殖産興業政策を推進。
富岡製糸場などの官営模範工場を各地に作り、近代産業の育成に尽力しました。
明治維新によって近代国家となった日本・・・斉彬の遺志を継いだ明治政府の高官たちによって、富国強兵策が全国展開し、日本は強く豊かになっていきます。
斉彬は近代日本のプランナーだったのです。

勝海舟は言っています。

「維新の折、薩摩から人材が多く出たのは、斉彬の教育感化によるものである」と。

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感想(3件)



斉彬暗殺って・・・死んでないし・・・嘘じゃん・・・
篤姫は、やっと輿入れ先が将軍様だと教えてもらって、厳しい花嫁修業中!!
斉彬は篤姫を御台所にするために、阿部正弘と共に家定公に会って・・・でも、そんなことには興味のない家定公です。

井伊直弼登場!!廊下で斉彬公と直接対決・・・??

島津斉彬と井伊直弼との対立は、次の将軍候補の対立でもありました。
井伊直弼は、血筋として最も正当な徳川慶福を・・・って、そんなバクバクお菓子をほおばるなよ・・・
そう言えば、篤姫も品がなくお菓子をほおばってたな・・・
幕政を根本から改革しようとしていた斉彬は、養女・篤姫を将軍・家定の御台所とし、次を英邁の誉れ高い・・・って、遊郭で絵しか書いてないけどね?・・・慶喜を将軍にと考えていました。

と、バチバチの二人です。

西郷は、虎寿丸と相撲中・・・

don5















なんと、その相撲中に倒れてそのまま・・・亡くなってしまいました・・・。
って、この演出どうよ・・・吉之助が殺したみたいじゃん・・・
きっと違うのに、そんなのどうでもいいんだよ・・・早く風雲急を告げる幕末に行ってほしいんだよ・・・

虎寿丸の死をかき消すように、仕事に邁進する斉彬。
ここでぐっと集成館事業について話してほしいのに・・・篤姫の虎寿丸様が死んだのに、どうして殿は悲しくないのか??と言い出します。
子供が死んで、悲しくない親なんていないだろう・・・そんな心の当たり前をやってくれてもなあ・・・

そうして、風雲急を告げたいのに、またもや薩摩藩士たちは呪いで虎寿丸様が死んだんじゃないかとそんな内輪の話ばっかり・・・。
内輪の話をするならするで、斉興・斉彬・久光の関係をちゃんとしてほしいわ全く・・・

薩摩でも、みんなお由羅の方のせいで虎寿丸様が死んでしまったと・・・そんな話に・・・。
正助は、久光さまと運命の御対面!!
やっと、日の目を見る場に出てきましたね、正助!!
と思っていたら、虎寿丸様が死んだのは誰のせいかと話になっている・・・という話から始めました。
おかしいだろ??そんなこと、殿の弟君に言えるのか??
本当の正助は、当時、大義を成すためには、藩が一体となって行うべきと考えていました。
御徒目付の正助は、久光に直接会って話すことはできないので・・・
久光が習っていた囲碁・・・吉祥院で正助も囲碁を習い、久光が読みたいといった本に久光への手紙を挟み、国事の難や建白の文章を記載したと言われています。
その書が久光の目に留まり、久光は正助を碁に事を寄せて呼び寄せ、側に上がって碁の相手をするようになったといわれています。
それが本当かどうか??わからないけれど、賢い正助ですから、やっても当然だったんではないでしょうか?
吉之助の出会いが本当でもないドラマチックなものに仕上がっていたのに・・・本当の正助の出会いは当然のドラマチックだったのに・・・ドラマ的にもこっちの方が面白いしね。
基本的に、斉彬=吉之助、久光=正助なんだから・・・もっとコントラストをきっちりと書いてほしいわ~~~!!
と、これから活躍してほしい正助にスポットライトを・・・出なければ、ただのお気楽な西郷どんになってしまう・・・

ちなみに、この大河の久光さまはマザコンのバカボンな感じでしたが、本当はとっても賢い人なんですよ~~~!!

江戸・薩摩藩邸では密談が始まろうとしていました。

don












松平慶永、水戸斉昭、一橋慶喜・・・。
そこには松平について橋本左内もいました。
篤姫の輿入れについてのお話で・・・その後、一橋慶喜が継ぐということ・・・

「何も知らないんだな!!
 公方様は大うつけ。世継ぎは作れん。」by慶喜

ならば、どうして篤姫を嫁に出すのか・・・??ということを、直接その場で斉彬に聞く吉之助・・・。
おいおい、そんな聞けんのか?
そんな吉之助に優しく答えてくれる斉彬さま。
水戸さままでいるというのに、恐れ多い・・・。
っていうか、薩摩の密偵はそんなことも知らないんだな!!と、バレバレじゃないの!!

嬉しそうな水戸斉昭ですが・・・

「俺は将軍になどなりたくない!!
 そう申したはずだぞ!!西郷!!

 私はそなたらが思うておるような人物ではない!!
 メリケンやエゲレス・・・そんな異国と互角に渡り合うなど、考えただけでも逃げ出したくなる!!」by慶喜

それでいい・・・そうでなければ、将軍になってこの危機を乗り越えることはできない・・・
日本国のために、将軍についてほしい・・・とみんなに言われて、ここにいる人たちはみんなおかしいと言い出す慶喜。。。
虎寿丸の死も、篤姫の不幸の結婚もあったのに、祝の杯をしている・・・という慶喜ですが・・・。
そんな細かいことを知ってるんでしょうかね??っていうか、こんな普通の人の神経を一橋様ともあろう人が持っていたんだろうかしら??
もっと帝王学を学んでいたんじゃないかなあ・・・??
で・・・プイっと飛び出て、遊郭で飲み直し??英邁の誉れが高いんだろ??慶喜はっ!!

吉之助は、しつこく公方様に世継ぎができないのは本当か??と、斉彬に聞きます。
すると・・・急に倒れてしまいましたっ!!
って・・・また吉之助の近くで人が倒れたの・・・??

吉之助が滝に打たれて平癒祈願したというのは本当ともいわれてます
でもって治ったって・・・。
薩摩の仲間は、お由羅の仕業だと蜘蛛の巣にまみれながらお屋敷を捜索中・・・
薩摩の仲間はバカなのか・・・??
吉之助も、虎寿丸様や殿が倒れたのは毒のせい??と思ったのか、台所を怪しみます。
おい、失礼だろ・・・??

それでも働く斉彬・・・
毒でも入っているのでは??と、不確か情報を殿の耳に入れる吉之助・・・。
間違ってたら、切腹もんだろ??もっと調べたら??って、お毒見は何してんねん!!
と、食事を持ってまたも、遊郭ね・・・
なんで遊郭行くねん・・・。
橋本左内は女郎を見てくれてるらしいよ・・・
「また今度、ゆっくり見ますから・・・」って、医者じゃなくって、もっと大事な仕事あるだろ・・・!!
で・・・食事を見てもらいます。
「聞き捨てならぬ!!俺も危うく毒を食う所だったのか!!」by慶喜
って、みんな遊郭で何やってんねん・・・!!

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調べてもらうと・・・ヒ素でした。
ほんまかいな・・・お毒見、切腹決定やな・・・。

そこへ、お面をつけた輩が・・・
その輩をお由羅の方の手先だと思い込んだ吉之助・・・どうする??
斉興&お由羅に会いに行って、真相を確かめます。
なんと、こんな下級武士に会ってくれることに・・・!!

菓子を出されるも毒が入っていると思って食べない吉之助。
ほんと、失礼な奴!!
毒が入っていたのは誰の仕業か??なんて、元藩主に向かって行っていい言葉かっ??
証拠があるんだろうな??と、お由羅に言われ、無いという吉之助・・・だめだろ??
つくづく失礼な奴に成り下がってしまった・・・

「証拠などあるはずがない・・・
 我等は毒など持っておらぬ故な!!」byお由羅

斉彬が憎くてたまらないが、自分だけではない・・・
賤しき身の分際で、何の証拠もなくこいつを、わしらを疑うならば、こちらとて容赦はせん!!
斉彬とて無事では済みますまい!!
二度とその顔を見せるな!!

って言われてしまいました。
当たり前だ・・・というか、手打ちにされないだけでも優しいな・・・斉興さま・・・

高輪の父の元へ行っておったそうじゃの・・・

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と、けりを入れられる吉之助!!
「この大バカ者!!
 この大事な時に、お前は何をしておるのじゃ!?
 わしは命など惜しゅうはない。
 命に代えてもやらねばならぬことがあるのだ!!

 この国を変える!!
 この国を強うする!!

 わしがなぜおまえをそばに置くかわかるか??
 わしもお前と同じ大バカ者だからだ。
 民のために命を捨てられる・・・そうだろう!!

 民のための国を・・・そんな国を作りたい・・・
 のう・・・のう、西郷!!」by斉彬

??
そんなこと、言ってましたっけ??斉彬さまっ!!
命は惜しいだろ??命がなければ、挙国一致もできませんよ??殿??

でもって・・・犯人捜しはもうええんかい??
それならするなよなあ・・・創作だろうに・・・。
本当の斉彬は、心労というか疲労のために倒れたと言われてますからね・・・

そして・・・遊郭にいたお面をつけた男は・・・井伊の密偵だったようです。
って・・・お面は目立つから、頭巾にして・・・!!
それが当時の当たり前だよ・・・

なんだか馬鹿らしい遊郭の話と、馬鹿らしい密会と、馬鹿らしい毒殺の創作話で貴重な1時間が終わってしまいました。
ほんと、どうすんだよ・・・もっと思想を語ってくれよ・・・
早く、風雲急を告げてくれっ!!


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いきなり祖父・龍右衛門が死んでしまいました。

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心残りは、吉之助の嫁を見られなかったことだ・・・と、言い出す祖母・・・
孫の顔を見せてほしいと、おじいちゃんの墓の前で話し出す西郷一家です。

正助は、郷中で勉学を教えながら、謹慎がとけるのを待っていました。

その横で、またもや吉之助の嫁取りの話が・・・
親子喧嘩が始まりました。
遂には、吉之助が嫁をもらわないと琴が嫁にいけないということまで・・・って、女子はすぐに嫁に行けるんじゃないの??
行けないのか・・・??

嫁取りよりも、殿についていきたいんだろう?と、正助に図星を言われる吉之助ですが・・・

「おいも江戸に行きたか~~~!!」by正助

ほんと、正助は嫁も江戸も・・・身動き取れないんだから、ほんと、吉之助のことが羨ましいと思う・・・。

でも、お仕事を一生懸命な吉之助です。

”経済の根本は勧農なり
   勧農は政の根本なり”by斉彬

なので、新田開発を推進します。
この斉彬のもとに大きな知らせが届きました。

「メリケンの軍艦が、この日本に向かっておる!!」by斉彬

戦になってしまうのか??
ということで、挙国一致・富国強兵のために、有望な人材を江戸に連れて行こうとしている斉彬さまです。

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母上はなんだか体調が悪いよう・・・
でも、吉之助が帰ってくる日なので、白米を炊こうと・・・倒れてしまいました。

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熱が出て・・・体調の悪い母・・・。

「おはんはここんところ、お役目で外に出っぱなしじゃっで、満佐の体が悪くなっちょっ事に、気付いちょらんどか。
 おはんだけに話すが、どうやらじい様の死病をもろうたらしい・・・
 このあいだも血を吐いてな・・・ じい様と同じじゃ・・・。」by吉兵衛

そう・・・母の望みは、吉之助に一刻も早く嫁を迎えることだから・・・。
家や小さな弟を育てる・・・安心して死ねるように嫁を取ってくれと頼む父・・・。
吉之助、遂に嫁を迎えることに決めました。
ま、どう考えても、当時は普通の考え方だろうな・・・家のための嫁取り・・・

そして・・・斉彬の養女となった篤姫は、遂に徳川に嫁に行くことに・・・。

う~ん・・・今一つ、この二人の関係がドラマ上ではっきりしないんだよね・・・。
どうして篤姫が行くのか??ということよりも、もっときっちりと関係性を教えてほしいのよね・・・。
よく食べるからとか、博打が強いからとか、運がいいとか・・・もっと、ハッキリとっていうか、篤姫はもっと賢いと思うんですよ・・・。
斉彬の密命を帯びて行くんだから・・・
だから選んだといってほしかった・・・
それなのに、”恐ろしい縁談”だなんて・・・不謹慎な言い方!!

で・・・ついに吉之助が嫁取り。。。

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笑わない、しゃべらない、ぶっきらぼうな・・・でも、お酒にめっぽう強い嫁・須賀でした。

いつまでも西郷家に居座るのは無粋だと感じたのか、正助がみんなを自分の家に招くようですが・・・
とっても貧乏で、いつも西郷家で食べさせてもらっていたことを忘れてしまったんでしょうか・・・。
この”西郷どん”の正助は、あんまり貧乏ではないようです。

ああ・・・みんな、明治維新に欠かせない人たちなのに、7回もしているのに誰として誰だかわからないという悲劇・・・。
大山格之助が出て来ても、そう思わないもん・・・「あ・・・北村有起哉!!」って思っちゃう・・・

婚礼も終わって・・・布団をひこうと言い出した満佐ですが・・・
なんだかどこにあるかわからない屋根裏のに、似つかわしくない豪華な布団が・・・
なんで、満佐がおるねん!!

この家のことを、一刻も早く覚えてほしい・・・
って、こんな赤い布団の前で言うことか??もっと、ちゃんとしたところで・・・
寝間着の花嫁にではなく、白無垢の花嫁に言って欲しかったわ・・・。

愛想のない嫁で申しわけないと謝る須賀・・・。
まずしい大所帯に来てくれてありがとうと、お礼を言う吉之助・・・
無理に笑わなくっていいと・・・って、満佐、まだおったんかい!!

キンチョーの二人ですが・・・小さな弟たちがドタバタ登場!!
なんでこんなギャグなんかなあ・・・

翌日、いろいろ教え始める満佐です。
ああ・・・嫁としては、こんな姑嫌だわ~~~って思っちゃう。。。
それに、ある程度の事は、実家で修業してきてるでしょ・・・

日本の夜明けを語ってほしいのに・・・ほんと、西南戦争までやる気あんのかなあ・・・

「妻になってくれた満佐は、ひったまがっほどよか女子じゃった。
 まずこげなおいの事を好きになるよう努力しっくれた。
 満佐の情にほだされて、おいも満佐に惚れてしもた。
 自慢じゃなかどん、もう、何十年もずっと楽しか夫婦じゃった。
 須賀さあ・・・まず、相手の惚れるこっじゃ。
 そっから夫婦は始まる。」by吉兵衛

って・・・満佐の死亡フラグかと思ったら、吉兵衛でした。
あっけなく死んじゃったよ・・・。
祖父の死から2か月の事でした。

そして・・・政の病状も悪化する一方でした。
って、だいたい死病がとりついているなら、みんなと一緒にいたらだめだろう・・・。
おじいちゃんからそうだよ・・・。
普通なら、座敷牢もんだと思うけど・・・。

「こげんなったら、墓に人形を埋めなくてはいけもはん!!
 一年のうちに死人を2人出した家は、墓に人形を埋めなくてはうけもはん。
 墓は、2人入ったら、必ず3人目を欲しがるもんじゃち聞いちょりもす!!」by須賀

無口な嫁が、一生懸命訴えますが、「そんなことにお金はかけられん!!」と、祖母が却下!!
こんなこと、年寄りが言い出しそうなもんだけどね・・・。

一方、斉彬派、メリケン船に向けて、大急ぎで江戸へ・・・。
そして、友達もみんな江戸へ向かう・・・
って、友達も有名なんだけど、どんな思想があっていくのか、何を思って行くのか?全く教えてくれません。

母が見たいと願うので、桜島の見える海へ・・・。

don2













「こいからは、吉之助さあの好きなように生きやんせ。
 おはんがそばにいてくれて嬉しかった・・・。
 あたいは、西郷吉之助の母親で、ほんのこて幸せじゃした。」

ああ・・・近いよ・・・死病がうつるって・・・
おまけに母・・・どうして髪を結ったままなんだ・・・

と、ツッコミどころ満載ですが、カンドーの回なんでしょう。

半年足らずのうちに、この3人が亡くなってしまいました。
そんなところに嫁いでしまった須賀さあ可哀想です。
貧乏だしな・・・。
一話で3人も・・・。ですが、とりあえず、亡くなってしまったのは事実なんです・・・
でもね、明治維新を生きて、西南戦争までいろいろあるんです。
もっと知謀な西郷さんを見てみたいんですよね。
西郷さんは軍人ですから・・・
だから早く、そんな西郷さんを見たいんです。
策謀巡らすのにはうってつけの幕末維新です。
だからこそ、Loveではなく、貧乏ではなく、もっと黒く賢い西郷さんが見たいと思うんです。
時間が・・・!!

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前回、斉彬さまを相撲で投げ飛ばしてしまって、投獄されてしまった吉之助ですが・・・誰か一人いましたよね??
先客が・・・ひとり??

投獄されてしまったことを知った糸は、牢まで走っていってしまいました。

「吉之助さ~~~!!」by糸

西田下会所に来た糸は、門番に吉之助に合わせてくれと懇願します。
・・・これって、切腹・・・ああ、女性だから切腹ではないのか??
処罰の対象だろ・・・っていうか、こんな女性は、もう世間から抹殺されるでしょう

なりふり構わず来てしまった糸、みんなに気持ちを悟られたのか知るや、逃げてしまいました。
って、あー、なんだか古い展開・・・っていうか、人目を気にしない女設定なんだったら、別にそれって「かまとと?」って、思われちゃいますよ。糸・・・。

吉之助が牢で出会った男は、異国の言葉をしゃべっていました。

don4














自分が先に水を飲んで毒が入っていないことを証明する吉之助。
牢で、いきなり暴漢に襲われる二人・・・
暴漢は、ご丁寧に謎の男の素性を教えてくれます。
「琉球で我が藩の秘密を・・・殺さねば、藩がとりつぶしになりかねん!!」
なんだかんだと説明してくれて・・・すったもんだの末に

don1
















逃げ出す二人・・・
って、第1回から思っていましたが、薩摩のセキュリティーどうなってんのよ・・・

糸は、吉之助に会いに行ったことを父に咎められ・・・外出禁止に!!
って、お父さん、すでに遅いでしょう。。。
この時代、同世代の男の人の家に出入りする女性は結婚なんて出来ないでしょう。

吉之助は、家に謎の男を匿いだしました。
男の名は、ジョン・マン・・・つまり、ジョン・万次郎ですね
蟄居中にもかかわらず、英語の辞書を持って西郷家へGOの正助。

ま、もともと日本人なんですから会話は何とか成立し・・・
おまけに上手に箸を使いこなすジョン・マンをいぶかしげに見る正助。
西郷家の人々の・・・母・満佐のやさしさに触れて、心を開く万次郎。

メリケンの密偵ではないのか??
そういうのは、吉之助の上司の山田為久でした。
って・・・こっそり逃げて来たんじゃないのか?
もう、命令されていたのか?
話が繋がりにくいんですけど・・・。

「土佐!!」って言っちゃうジョン・万次郎
吉之助たちに説得されて、全てを話すことに・・・。
その目の先には、吉之助の母・満佐の姿が・・・
「おっかあ・・・おっかあ・・。」
ということで、母に会いに帰ってきたことを理解する西郷なのでした。

ジョン・マンについての報告を斉彬にあげる吉之助。
「この短い間に心開かせたな・・・」by斉彬
って、そんな西郷さん以外に心を開かせることにできる人はいないんかい??
それも、相撲とって、投獄して、お仕事って・・。
なんだか回り道なまどろっこしいわ・・・。

半月後・・・お城からの使いが来ました。
お殿様から・・・そこにあったのは、ジョン・マン思い出の母の着物でした。
母は生きている!!

don5















万次郎は自分の生きてきた道を話します。
そうなんですよね。
この人を「大河の主役に!!」という希望も沢山あるぐらいです。
漁師で遭難し、捕鯨船でアメリカへ、1843年にはオックスフォード学校、1844年にはバーレット・アカデミーで英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学びます。
寝る間を惜しんで熱心に勉強し、首席となったジョン・マンですが、民主主義や男女平等など、日本人にとって新鮮な概念に触れる一方で、人種差別も経験しています。

「おかあへのLoveぜよ・・・!!」by万次郎

と、LoveLoveばっかり言っている男ではありません

斉彬に会ったジョン・万次郎ですが、いくらテーブル・椅子であったとしても、あのざっくばらんは日本では許されないんじゃないかと思います。
これが自由とか、平等とか言うならちゃんちゃら可笑しいんですが・・・。

斉彬はとりあえず、今の日本では諸外国には太刀打ちできずに通商条約を結ぶのが得策だということを教えてもらいます。
が・・・外国に通用しないと思っていたのは、斉彬の父・斉興でもわかっていたので、もっと諸外国に精通している斉彬さまが見たかったような気もするんですけどね・・・。
ジョン万次郎の協力を得て、蒸気船作りに着手する斉彬!!

don2















ここでやっと牢で暴漢を働いた男が斉彬お付きの人だということを明かします。
「お前を試した!!」って、試す必要があるのか??
褒美に、大久保次右衛門&正助の処分を解いてほしいと願い出ます。
今回は、正助が居なければ成し得なかったことだ・・・と。

「わかった・・・」というものの、近いうちに・・・と、それまで精進して待つように。と言われる吉之助でした。
何をする気なんでしょうね、斉彬さま!!

ここからはLoveだ・・・。
万次郎によると・・・
「アメリカではLoveが一番大事ながよ!!
 家族やち、女子やち、好いちゅう思いを堂々と伝えるがよ。
 好きな者同士が結ばれるがじゃき!!」

「親が縁組を決めっとじゃなかとな?」

「No、親も家もかかわらん。
 好いたもん同士で結ばれるがLoveじゃき!!」by万次郎

この言葉を理解した、糸を好きな正助に背中を押され、吉之助に思いを伝えようとする糸ですが・・・吉之助にも縁談話が・・・。
思い出の橋の上で吉之助に会う糸・・・
しかし、吉之助は糸の結婚相手のことをいい男だと話だし・・・
まだ気が付いていないのね、この男。

「吉之助さ・・・メリケンでは親が決めた相手ではなく、好きな者同士が夫婦になっつこつが出来ると聞きもした。
 こん国も、いつかそげな風に自由でよかよかくにに国になりもすか?
 そいは、10年後ですか、20年後ですか?
 吉之助さ、はよ、そげんよか国になるよう、気張ってたもんせ!!
 私は、間に合いもはんでした。
 岩山糸は、西郷吉之助さ~のことを好いちょりもした。
 子供のころから、大好きでございもした。」

え~~!!と驚く吉之助ですが・・・みんな知ってたよ・・・

don3















そうして糸は、海老原家に嫁いでいったのでした。
って・・・よく嫁げたな??

もっと・・・ほんと、大河にしてほしいくらいの凄い人なんですよ、ジョン・マンは!!
なのに・・・ジョン・マンはすべてLoveでした。
この時代、アメリカでは南北戦争の頃です。
南北戦争が終結し、その余った武器弾薬が、日本へと流れて来て戊辰戦争へと突入していきます。
南北戦争・・・つまり・・・「風と共に去りぬ」の頃のアメリカなんです。
ジョン・マンの行ったところが自由だったかもしれませんが、南部ではまだまだ差別主義的な世界でした。
だいたい、野口英世(父親が会津戦争経験者)が外国に行った頃も、まだまだ差別な国だったんです。
こんなLoveLove自由な国ではなかったと思います。

ジョン・マンを使って、もっと政治的なこと、軍事的なこと、商業的なこと・・・なんでも話を盛り上げることができたはずなのに・・・Loveで終わってしまいました

お話し的には面白いんですけどね。
ま、毎週旦那さんと楽しく気を張らずに見たいなあ・・・って思います。

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う~ん、今回は、ちょっと一休みな回でしょうか?
でも、斉彬さまやお篤のの登場で、とっても大切な回だったんでしょうね

1851年・・・斉彬が薩摩にお国入りをし・・・みんなはとっても期待大!!
これから新しい政策が始まるのか・・・??
そんな空気に満ち溢れていました。

そんな折・・・殿さまが御前相撲をするという・・・。
優勝賞品は、米俵10俵!!
みんな大ハッスル!!ハッスルって・・・古いかしら・・・??

そんな中、正助は相変らずの蟄居で勉強中!!

don3
















斉彬の政策は・・・斉興の政策をそのまま継ぐというものでした。

「「襲封して3年、先君の政、曲げること叶わじ」とあるが、如く余もそれに倣う!!
 先代の時に劣らず、更に励んでくれ!!」by斉彬

つまり・・・正助の父も島流しから帰ってくることはなく、また正助もそのままの蟄居・・・??
どうしても理解できない吉之助たちは、御前試合で殿にお目見えし、直訴することを目論みます。

糸に・・・縁談話が・・・。
正助→糸→吉之助なのにね~~どうする??
そして、この御前相撲には糸の縁談相手も来るようです。

当日・・・そこには茶目っ気たっぷりの・・・篤姫が・・・!!
相撲男子・・・みんなのテンションMaxです!!
下鍛冶屋町の代表は、村田新八でしたが、食べ過ぎてお腹を壊して、西郷吉之助に・・・。
何ともベタな展開です。が・・・年配の方にはこっちの方が、わかりやすいのかな・・・??

「おいは・・・下鍛冶屋町、西郷吉之助でごぜもす。」by吉之助
「西郷・・・吉之助・・・??」by斉彬

う~ん、吉之助は、いっぱいお手紙を書いていたわけだから、直訴はお手紙でもよかったんでないかな?と思うんです。
こんな風に大っぴらに直訴しちゃったら、切腹もんですよ??
と思っていたら、村田新八の代わりが認められて、吉之助が御前相撲に出ることに・・・!!

篤姫は、もう一人の姫とどちらが勝つかかけることに・・・。

う~ん、個人的には、北川景子さんは綺麗ですが、あんまりお上品ではないかな?というか、和風な顔ではないかな??って思っています。
なのですでにちょっと・・・
おまけにお転婆を印象付けるためか、賭けをしたり、お菓子を一口でパクッと食べたり・・・それ以上に品がないなあ・・・と思ってしまう残念な仕上がりでした

ま・・・今はまだ若く、天璋院篤姫ではないのにしてもね・・・
糸にしても、男性と一緒にいたり、正助のもとに通ったり、吉之助におんぶされてみたり・・・当時の人のお転婆を表現しているのかもしれないけど、こんな女性は結婚すら出来ないでしょう
糸は、山本八重子のように鉄砲をぶっ放したり、寿桂尼や、直虎のようにおんな城主であったわけでもないのに・・・普通の女性なのに可哀想です
ま、史実通り、西郷と糸が16歳の年の差を考えて、吉之助が女の子をおんぶするなら、ほほえましかったでしょうがね・・・

正助は糸が西郷が好きなことを知ってしまい・・・
吉之助は、糸の縁談相手と決勝戦をすることに・・・。
そんな決勝戦に斉彬と賭けをするお篤。
もちろんどういう訳か、篤姫は吉之助を応援します。
??吉之助の何を知っているというんだ??
その肉体美か・・・??

don















ケガをした相手に、正々堂々と戦ってかつ吉之助。

そして、負けじと斉彬も相撲をし出す始末・・・さっきの決勝戦はデモンストレーションか、前振りか・・・??

don4













「いけ、西郷!!」と何回も、はしたなく叫ぶ篤姫・・・

そして・・・勝ってしまった・・・
切腹させられるかもしれない・・・吉之助・・・。
って、心の広い斉彬さまはどこにいったんだい・・・??
そして・・・その牢にいた洋装の先客は・・・いったい誰・・・??

ということで、この洋装の男の会わせるために投獄だったのかな??とも思います。

ま、今回の内容は、創作なのでどうでもいいですが、この作品は、明治維新で終わるのかな??とも思えます。
西南戦争までやって下さいよ~~~
これからいろんな謀略の渦に巻き込まれていく人たちです。
外圧がなければ根本から変われない日本・・・
その外圧があって変わったのは、乙巳の変と明治維新・・・長い日本の歴史の中で、2回だけです。
御前相撲が悪いわけではない・・・コイバナじゃなく、もっといろんなことを・・・
例えば御前相撲なら、もっと斉彬と絡ませてくれるとか・・・
去年と違って、行事が目白押しの西郷さんなんですが・・・。
これからのいろんな心の動きを丁寧に書いてほしいなあ・・・と思います。
とにかく、正助との間には、三角関係じゃなくって、語らなくてもわかる友情をお願いします

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