吉田松陰『留魂録』 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ) 新品価格 |
黒船来航・・・200年以上に及ぶ鎖国状態にあった日本に、列強が開国を迫った。。。
江戸幕府大老に就任した井伊直弼は、通商条約締結は避けられぬものと、開国へと舵を切る。
一方、開国に反対する勢力は、天皇を中心として京に集結。
外国を打ち払うことを主張した・・・。
開国か攘夷か??
途方もない嵐が、この国に吹き荒れようとしていた。。。
ということで・・・前回・・・新婚早々の玄瑞も、萩を飛び出して江戸へと向かうのでした。
江戸へとせっせと手紙を認める文。。。
松下村塾にも、いろんな塾生が増えてきました。
江戸の玄瑞に手紙を書くために・・・店先で紙を探していた文は。。。
一人の少女・キクに出会います。
少女が母親とはぐれてしまって・・・
その少女の母親は・・・松下村塾生・小野為八の医者である父親・山根文季のもとにいました。
コロリを発症して・・・!!
長崎に停泊中のミシシッピ号から発生し・・・東に広がってきていました。
街中がコロリになる前にどうにかしなければ・・・!!
その頃、寅次郎は・・・
コロリで揺らぐこの国が怖いという・・・
薬すら手に入らないこの国で、外国の脅威に晒される・・・。
春庵先生の看病も虚しく・・・次々と死んでいく患者たち。
その中には、キクの母親もいました。
病に打ち勝つ西洋の智識が必要なのに、外国に慄く人々・・・。
しかし、天子様の許可なく条約を結ぶことはできない・・・!!
が、井伊は、勅許を待たずに日米修好通商条約を結んでしまいました。
今こそ敵をビビらせるために・・・!!
長崎で兵学を学んできた小野為八は、新しい武器を・・・地雷を作ろうと考えます。
その頃江戸では・・・
玄瑞が京へ行きたいと懇願していました。
井伊様が天子様を彦根に移すのでは・・・??と、噂が立っていたのです。
医術を学ぶために来たはずの玄瑞・・・藩命に背くことは重罪でした。
志のために萩を出た玄瑞・・・どうする??
あ~、師匠よろしく、許可も得ずに京都に向かってしまうのでした。
自分に今できること・・・。
天涯孤独の身となったキクに字を教えようと思った文。。。
そう、一人でも生きていけるように。。。
この頃、幕府に危機感を抱いた寅次郎は、一つの建白書を書き上げます。
そこには・・・”公方様を討て”と書かれてありました。
そんな過激な文がご公儀に知れたら・・・??
我が藩に謀反の疑いがかかると焦る周布政之助と長井雅樂。
寅次郎の憂慮が真か偽か・・・??
様子を見に松下村塾にやって来た伊之助・・・。
そこで、試行錯誤していた爆弾が破裂・・・!!
新しい武器を作ろうとしていることを見てしまったのです。
もう止められないのか・・・寅次郎を・・・!!
その頃京では・・・玄瑞が梅田雲浜に会っていました。
朝廷や他藩の動きを探るため・・・攘夷のために・・・!!
そこへやってきたのは高杉晋作。
「せめて・・・お文さんに手紙を書け・・・」
??そんなこと言いに来たんかい・・・??
と、思っちゃいます。。。
ちなみに・・・高杉晋作が京都に来たのは・・・
父の小忠太が松下村塾から引き離す為に願い出た&寅次郎も世間を見せてやりたかった
という、父と師匠の違う思惑から・・・でも結果は同じというおかしなことから京都に行ったと思われています。
ま、今風に見ると、一夫一婦で当たり前の時代ですが・・・
当時の志士たちは、故郷に妻を残して、京都に女性を囲うなんて当たり前。
ひとりの女性を想う気持ちがここまであるのかなあ・・・??なんて気もしますが・・・
そう思うと、文さんの周りにはたくさんの良い男がいたのに、不器用な朴念仁を選んだのね・・・。
キクは引き取られていきました。
遂に地雷火を完成させた小野。。。
明け方、河原で実験をしたいと寅次郎に申し出ました。
「この国のお役にたてるかどうか・・・みなさんに見極めていただきたいのです。」
私達の新しい第一歩のために・・・!!
すぐに準備を始めるという塾生たち・・・
しかし・・・
小野の父・山根文季はコレラにおかされていました。
異国に負けないために・・・!!
医術に命を懸けて落とした山根文季の命・・・
医術も捨て、兵法に打ち込んできた小野・・・。
これを新しい世を造るために・・・!!
コレラも異国のせいなのか??
そう問う文に、寅次郎は・・・
「戦いとはただ戦のことを言うんではない。
戦いとはふっしない心をもつことを言うんじゃ。。。」と答える寅次郎。
爆弾の爆破実験をみたいという・・・
旦那様が進む道なら・・・その道を見て見たいという文。
そして・・・父のつもりで見て欲しいと寅次郎に懇願する小野。。。
謹慎中の寅次郎を背負って・・・
しかし・・・いつの間にか松陰は走りだしていました。
「この一歩は・・・いずれ・・・!!」by寅次郎
文は・・・
遠くに立ち上る黒い煙を見ていました。
「旦那様・・・あれは如何なる火になるんでしょう。。。」
久しぶりにあった玄瑞からの便り・・・
「昨夜・・・ふとお前の顔を思い出そうと思うて、しばらくじっと考えとった。
いつの間にかそのまま眠ってしもうた。
夢の中のお前は、それはそれは楽しそうで幸せそうで・・・。
いつまでもその顔を見ていたいと思うた。。。」
これから・・・どんな荒波にのみ込まれていくのか・・・
安政の大獄が近づいてきていました。
松陰を慕って・・・門下生が増えていく中・・・
遂に安政の大獄が近づいてきていました。
もちろん、
女性目線で書いているこの大河・・・大河と思わなければとっても楽しい作品だと思うようになりました。
ちなみに幕末嫌いのパパ、どうして嫌いかというと・・・”殺伐としているから”。
でも、この大河は殺伐としていないので、結構楽しんでみています。
なので、私もちょっと目線を変えてみようかな?と、思い始めています。
が・・・この、安政の大獄が近づくにつれて。。。
門下生が止めても止まらない松陰先生が始まるのです。
そうなると・・・思想的に変わっていき様をもっとやって欲しいかな??なんて思っちゃうんですよね。
でも・・・楽しみなのは楽しみになってきました。
それは・・・時代が面白いから??
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