個人的に、歴史の事は人より詳しいつもりです。
でも、西郷どんを見ても、幕末はサッパリ迫ってきません。
なので、80歳になる実家の母に聞いてみました。
「お母さん、西郷どんなにやってるかわかる??」by私
「う~ん・・・あんまり政治的なことが分からへん。
でも・・・あの回なに??ホモ??」by母
脚本家先生、先生のやりたいこと(ボーイズラブ)は、80歳を超えた母には理解できたようです。
私はあんな脚本で、月照さんがとってもいい声で、綺麗だったのが、本当に気の毒でした。
前回、安政の大獄のために、西郷と薩摩に逃げることとなった月照さんです。
どうして月照さんが追われることとなったのか?
この大河ではあんまり解らないんですが・・・
ざっくり言うと、尊王攘夷に傾倒していた公家たちや活動家たちと関係があったということ。
ここでは出てきませんが、幕末のいろんな人と人との仲を取り持っていたのです。
そんな、清水寺成就院の住職であったのに、その座を弟に譲って、勤王の僧となることを望んだ人です。
だからこそ、安政の大獄で目をつけられ、薩摩に逃げることとなります。
ってことがないと、緊張感のない↓のような話になってしまうんでしょうか??
人相書きも出回って、関を越えられないのでは??ということで、月照様がお坊さんだということを利用するんですが・・・
「御坊様のくせに悪かお人じゃあ・・・」という有村俊斎が下品でなりません。
月照様なんか、あんたなんか声もかけられない尊いお人なんだよ!!と言ってしまいたい!!
ということで、西郷家にやってきました。
どうも・・・西郷家で匿うらしい・・・。
目立っていかんやろ・・・
でもって・・・西郷家のホームドラマ要らない・・・。
唯一つ、言っておきたいのは、おばあが父の名前と間違えて、「吉兵衛~~!!」と言っていて、まるで痴ほうかのように家族がいいますが、西郷吉之助は10回も名前を変えていて、この当時吉兵衛だったようです。
なので、おばあはボケてもいませんよ!!
でもって、この二人も薩摩に帰ってきたようです。
「お久しぶりね~~!!」歌ってください、ルミ子さん。
篤姫は天璋院となっていました。
「母上・・・ひとつお聞きしてもようございますか?
母上は、私のことがお嫌いではないのですか??
私は母上を信じることができません。」by家茂
??なんでそんな話を突然突っ込んでくるんだ・・・
井伊直弼がそう言わせているって持っていきたいのかしら・・・??
母上に気に入られるように頑張れよ・・・!!
一橋慶喜を公方にできなかった責任を取って・・・
努めは十分に為したと言って薩摩に変えるべきだと言い出す幾島・・・
何のことやら・・・何を言っているのか??ではないな・・・言わんとしているのか?さっぱりわかりません。
理解できん・・・。
「やはり私はお暇を頂戴したしとう存じます。
京へ帰らせてください・・・」by幾島
「そなた・・・私のために汚名をかぶるつもりか・・・??」by天璋院
そんなこんななこと、必要か??
第一、まず、篤姫がそんなにお暇を頂戴できるのか??
14代将軍が子供な今、大奥を取り仕切るのは篤姫じゃないの??
ってことは、幾島も必要だろ・・・??
「古来、戦に敗れたものが咎を受けるのは当たり前のこと・・・
これで少しは示しがつきましょう。」by幾島
何をやっているんだ・・・このドラマは・・・。
篤姫と幾島にこんなに時間を割いていいんかい??
もっとやるべき事あるやろ・・・??って思っているうちに、幾島が去ってしまいました。
なんだかなあ・・・幾島が何で去るのかもようわからんわ・・・このドラマ。
ちなみに、和宮が降嫁してきたときも、幾島はいます!!
??正助は、嫁さん・満寿のつてを頼るのか??
もっとギラギラ政治に突っ込んで行けよ~~~!!
満寿のおかげで、山田さまと対面!!
吉之助と月照様を助けてくれるようにお願いします。
「断~~~る!!」by山田為久
って・・・徳井さんまんまの声です。
他になかったのか・・・ギャグにしかならんわ・・・
で・・・なんだかんだと山田さまが久光の子・茂久へのお手紙を預かってくれたのでした。
それにしても・・・久光さまが愚鈍にしかみえないわ・・・と思っていたら、なんと、実権を握り返したのは元殿の斉興でした。
ますます久光さま・・・愚鈍だわ・・・。
なんだか滅茶苦茶・・・。
「お前に斉彬の代わりがつとまると思うか??」みたいなことを言われて斉興に怒られる久光ですが・・・斉興さま・・・斉彬のことが嫌いで、久光が好きだったんじゃないの??
このままでは権力にすがる爺にしか見えないわよ・・・。
どうして斉興が実権を握りたいのか??その構図を見せてもらわないと・・・。
きっと、斉興は、斉彬のように湯水のようにお金を使う・・・そこまで対策をしなければいけないと思っていなかったと思われます。
ただ・・・アヘン戦争、琉球、外圧・・・それは斉興もわかっていて・・・でも、そこまでお金は出せないよね~~出し過ぎ・・・。って思っていたのは事実です。
だって、斉彬のおかげででまたもや重税にあえぐんですから・・・農民は。
で・・・斉興の言いなりだから・・・西郷&月照は日向送りに・・・。
って・・・やりたいなら西郷どんは切腹させればいいだけなのになあ・・・。
久光に直談判して西郷を助けてくれと願う正助ですが・・・
こんなに自分で会えるなら、前出の山田さまのくだりは必要だったのか??と思ってしまうのだ。
思いのままにならずにふてくされて碁を打っている久光。。。
どんな力を使ったのか??
最高権力者島津斉興にまで話に行く正助・・・。
う~ん・・・全く理解できん・・・。
話がブツブツ切れていて、何が何だかもう・・・。
と思っていたら、西郷家はウナギを食べていました。
あ~、緊張感ないわ・・・。やめてくれよ・・・。
また、ウナギを焼いてくれ・・・なんて・・・アハハ・・・!!なホームドラマなところにやってきた正助。
力が及ばなかったことを誤った正助・・・
なので、最後の手段・・・正助案では、吉之助に月照を始末させようとします。
そう・・・薩摩にとっては必要な男!!みたいなことを並べ立てるんですが・・・西郷さん、何かしましたか??
なんでも、西郷さんが死んだら、薩摩も日本国も死んでしまうんですって!!
もう、大変!!
しまいには・・・「おいのために、死なんでくりやい・・・」by正助
??こっちもボーイズラブですか??
それもいきなり??
でもって・・・月照&西郷さん・・・こちらもボーイズラブだそうです。
で・・・入水・・・。
う~ん・・・西郷さんと月照さんがお互いに想い合っていたいたかどうかはともかく、お互いに命をかける存在であったかどうか・・・この薄っぺらいドラマでは全くわかりませんでした。
ボーイズラブに対しても失礼でしょ??
これならマンガやアニメの腐女子のパロディの方がましです。
私がBLと出会ったのは中学生の頃、JUNEという雑誌を友達が持っていたところから始まります。
そのJUNEを持つようなのは特別だったんですが・・・
当時、オタクたちの間で流行っていた801・・・ヤオイ・・・つまり、「やまなし、おちなし、いみなし」の、男の子たちのパロディでした。
オタク女子・・・なかでも腐女子の間では、原作をパロる際に、801・・・今はBLか?するかギャグにするか?普通にシリアスに妄想するか?なんですが・・・私が一番最初に知った801パロなキャラは・・・
ああ・・・カッコいいですね。
勇者ライディーンのひびき洸&プリンス・シャーキンです。
ああ・・・安彦良和さんの絵、とってもいいです。
ちなみに・・・このシャーキンは後にシャア・アズナブルのモデルになったとか??
でもって・・・この後続く長浜ロマンロボシリーズ(コン・バトラーV、ボルテスV、闘将ダイモス)も、主人公と宿敵という形なのに、敵役が美形のせいで腐女子の毒牙にかかってしまいます。
でも今のような感じになったのは・・・私が知っているのは”シャアガル”・・・つまり、機動戦士ガンダムのシャア&ガルマです。
こちらは、機動戦士ガンダム・ジ・オリジンの若き士官学校時代のシャア&ガルマです。
まあ、この二人に限っては、ガルマはシャアの復讐対象のザビ家だったわけですから・・・でも、そこに萌えが発生するんでしょうね。
”シャアガル”みたいに・・・
例えばキャプテン翼なら”小次健”は日向小次郎&若島津健、スラムダンクなら”流花”は流川&花道、ワンピースなら”ルゾロ”はルフィ&ゾロ・・・みたいに縮めて呼ぶんですが・・・
ここら辺は、友情や信頼を腐った目で見るとBL化してしまうってところでしょうか?
幕末なら・・・筆頭は近藤勇&土方歳三でしょう。
BLではないにせよ、男が男に惚れて信頼し合っている二人だからこそ、ドラマが生まれるんだと思うんです。
西郷&月照に、何があったのか?
ボーイズラブはNHKでは描けないでしょう??
そして、腐女子に萌えてもらうなら、もっと信頼し合っているシーンが必要でしょう。
近藤&土方なら、しびれるような命をかけた信頼し合っているシーンがたくさん書けたことでしょう。
ちなみに私は、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」の土方歳三&お雪が好きです。・・・もちろん、ノーマルですよ??
この西郷&月照、何も始まってないのに手と手をとり合って入水自殺した・・・ように見えるんですが・・・どうでしょう。
萌えることなんて・・・できない!!
???な、一つしかない命・・・勿体ない死に方でした。
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