日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:木戸孝允

1873年、明治政府は崩壊の危機にありました。
際ぢの実力者・西郷隆盛が対外戦争につながりかねない朝鮮への使節派遣を主張・・・
これに対し、盟友大久保利通は内治優先を主張して激しく対立!!
政府は真っ二つに割れました。
いわゆる征韓論危機です。
従来この問題は、西郷・大久保の対立を軸に行われてきました。
しかし、事はそう単純ではありませんでした。
近代化をめぐる岩倉使節団と留守政府の対立、薩摩・長州と土佐・肥前の主導権争い・・・
様々な要因が危機の背後にありました。
そして近年の研究によってキーパーソンとしてクローズアップされてきたのが・・・伊藤博文です。
当時伊藤は、一官僚に過ぎない・・・その彼が、明治日本を左右する政変のキーパーソン??

1857年、足軽の子・伊藤博文は17歳で松下村塾に入門しました。
吉田松陰のもと、幕末に活躍する多くの若者と共に学んだことで、長州藩の若手で注目の存在となります。
この頃の伊藤を評して松陰はこう書いています。

「才能は劣り、学問も未熟、だが性格は素直で、私はとても伊藤のことを愛している
 かなりの周旋家になりそうな」

1863年、23歳の伊藤は、その後の人生を大きく変える決断・・・仲間四人とイギリスに留学をします。
髷を切り、洋装に身を固めた一行の写真が残されています。
伊藤たちは英語を学ぶ傍ら、海軍の使節や造船所などを精力的に見学しました。
巨大な機械が稼働する工場や、煙を吐いて走る蒸気機関車を目の当たりにした伊藤は、西洋文明を導入しなければ日本は生き残れないと悟ります。

しかし、留学はわずか半年で終わりを告げました。
長州が窮地に陥っていたのです。
当時、長州藩は外国勢力の打ち払いいを掲げ、列強の船を次々と攻撃していました。
1864年英米仏蘭4か国艦隊を下関で砲撃、その報復のために4艦隊が下関に襲来・・・
圧倒的な軍事力を前に、長州の砲台は次々と占拠され、破壊されてしまいます。
この危機を前に、帰国した伊藤は通訳としてイギリスとの和平交渉に臨み、賠償金を幕府に肩代わりさせることに成功します。

そんな伊藤の交渉力に目をつけた桂小五郎・・・後の木戸孝允・・・
その頃、長州は幕府との対立を深めており、武器の補給が急務でした。
しかし、幕府は長崎の取引を厳しく監視しており、表立って海外から武器を購入することは困難でした。
木戸は伊藤に、それまで対立関係にあった薩摩藩名義での武器購入を命じます。
この困難な任務を伊藤はやってのけます。
こうして長州の外交を担う存在となった伊藤は、イギリスの外交官アーネスト・サトウたちとの交流を通じ、将来の日本の在り方について交流を深めていきました。
公儀公論の政治体制を目指し、幕府との対決姿勢を深めていきます。

1868年1月、薩摩や徴収を中心とする新政府軍と旧幕府軍とが京都郊外の鳥羽・伏見で激突!!鳥羽・伏見の戦いです。
新政府軍の勝利によって、明治という新時代が始まりました。
薩摩の西郷隆盛や、大久保利通、長州の木戸孝允といった倒幕の中心人物が新政府の政治を実質的に動かすこととなります。

1869年、伊藤は木戸の引き立てで大蔵少輔に就任します。
この時伊藤が立案したのが、大蔵省が中心となって産業を興すというプランです。
伊藤は、中央集権制の下で、強力に近代化を推進することを目指しました。
ところが、その前に立ちはだかったのが、大蔵卿・・・大久保利通でした。
旧薩摩藩との関係の深い大久保にとって、伊藤の改革案は保守的なをはじめ諸藩には到底受け入れられない過激なものに映ったのです。

この年の9月、伊藤は大蔵省から工部省へ・・・
伊藤はいつしか、大久保に西洋文明を理解させなくては日本の近代化は難しいと考えるようになっていきます。
絶好の機会がやってきました。

1871年、不平等条約改正のための使節団派遣が決定します。
使節団の中心は、外務卿・岩倉具視。
そこで伊藤は、政府の中からも・・・と、木戸・大久保の参加を推薦します。
そして実現したのが、薩摩と長州の主導者が共に洋行するという岩倉使節団です。
欧米を見れば、彼等も近代化の必要性を理解するはず・・・果たして伊藤の思惑は的中しました。
舗装された道路沿いに立ち並ぶ石造りの近代建築、電信や鉄道などの最新技術・・・
木戸はその衝撃を次のように書き残しています。
「今の日本が目指す開化と称する者の多くは、皮膚上のものに過ぎない」

大久保も・・・
「英米仏などの開化は、日本とは段違いではるかに及ばない」

帰国後にまとめられた使節団の報告書・「米欧回覧実記」によると、

「議会は必ず上下両院を分かつこと、一つの議会のみで一方局としている国はない」

大久保がたどり着いた結論・・・それは議会制でした。
西洋の進歩の源は、国民の力の結集にあると悟ったのです。
伊藤と大久保は、使節団を通じて急速に接近します。
2人は近代化に向け、方向性を共有したのです。

1873年9月、伊藤は2年近い視察を終え欧米より帰国しました。
待ち受けていたのは思わぬ事態でした。
長州の政治力が、大きく後退していたのです。
使節団不在の中、政権を握ったのが留守政府・・・
太政大臣・三条実美
参議・・・・・西郷隆盛(薩摩)
       板垣退助(土佐)
       後藤象二郎
       大隈重信(肥前)
       江藤新平
       大木喬任
でした。
しかも後藤象二郎・江藤新平・大木喬任の三人は、使節団外遊中に無断で参議に登用されていました。
使節団は、留守政府との間で約定書を交わしていました。

”内地の事務は大使帰国の上 
 大いに改正する目的なれば
 なるたけ新規の改正を要すべからず”

ところが、留守政府はその約束に反して、徴兵令の施行、学制の制定、全国への裁判所設置など大規模な改革を次々と打ち出していきます。
これらをすべて実行すれば、国の財政は破綻する・・・
長州出身の大蔵卿・井上馨は、江藤らの政争に敗れて辞任していました。
さらに、陸軍太輔・山形有朋は汚職事件に巻き込まれてしまい失脚・・・
長州の政治力は一気に低下してしまいました。
そのタイミングで勃発したのが”征韓論問題”です。
きっかけは国交を求める日本の現地高官に朝鮮側が張り出した掲示でした。

”近年日本人は、制度や衣服、風俗を西洋風に改め、昔からの法を変えようとしている
 さながら無法の国というべきである”

1873年8月、この問題を巡って、留守政府で閣議が開かれます。
閣議を主導したのは、参議・西郷隆盛でした。

「まず朝鮮に使節を派遣して談判すべきだ
 その任には、自ら当たる所存である」

これに、板垣、江藤ら土佐・肥前出身の参議が賛同・・・
閣議は西郷に大きく傾いて行きます

8月17日、三条実美は、岩倉達帰国後に再び評議することを条件に、西郷の朝鮮派遣を閣議決定。

一見、平和的に見える使節派遣・・・
しかし、後に西郷が提出した文書から、極めて危険な計画だったことが読み取れます。

”朝鮮側が暴挙に出た場合、初めてその罪を問うべきである”

緊張状態にある朝鮮に乗り込んだ西郷が殺されれば、開戦の絶好の口実になる・・・
使節派遣は対外戦争をも視野に入れた計画だったのです。
ひとたび開戦となれば、膨大な戦費がかさみ、国内の近代化どころではなくなってしまう・・・!!
伊藤は状況を打開する為に、密かに動き出しました。

”明治六年征韓論一件”にはこう書かれています。
明治6年9月27日の岩倉具視宛の手紙には・・・

「朝鮮問題の解決は、大久保さんでなければ成功は難しい・・・
 参議就任のこと、今一度ぐらいではなく百度でも御説諭すべきです」

征韓論阻止のためには、大久保を参議にして戦ってもらうしかない・・・伊藤はそのために岩倉を動かそうとしました。
2日後、岩倉は伊藤にこう返信しています。

「今朝、大久保のところに出向き、百方懇願した」

2人の策は功を奏し、岩倉に対し大久保はついにこう表明します。

「命がけで参議就任をお引き受けする」

岩倉、大久保、そして伊藤・・・西郷の派遣阻止に向け、三人の戦いが始まりました。

1873年10月14日・・・
岩倉使節団帰国後、初めての閣議が開かれました。
メンバーは、太政大臣・三条と右大臣・岩倉、留守政府側の参議には西郷を筆頭に土佐の板垣、後藤、肥前の江藤、大隈らが顔を連ねます。
使節団側の参議は大久保一人・・・木戸は帰国後体調がすぐれず欠席していました。
閣議の様子は・・・

岩倉と三条が、朝鮮の西郷を派遣するのは延期すべきだと主張。
ほとんどの参議は、これに同意しました。
8月の閣議で、西郷を派遣を決めた三条でしたが、岩倉に説得され考えを変えていました。
三条が意見を翻したことで、留守政府の参議も派遣延期で妥協しようとしましたが・・・
西郷が納得しません。
決まったことだとあくまで即時派遣に固執し、強硬に反論しました。
先の閣議で派遣を認めた手前、留守政府の参議も延期論を捨てざるを得ない・・・

10月15日、閣議が再び開かれ、そこで決着がつきます。
三条実美が、またもや考えを変え、西郷の即時派遣を決定。
この決定を受け、岩倉と大久保、木戸は辞意を表明。
慌てた三条は、西郷に派遣の撤回を求めるものの、西郷は、頑として受け入れませんでした。
板挟みとなって追いつめられた三条は、極度のストレスで卒倒し、一時意識不明に・・・!!

この間、閣議に参加できない伊藤は、この政局を不安と共に見守っていました。
留守政府と共に近代化??それとも岩倉と大久保を支える・・・??
このまま留守政府側が進める西郷の朝鮮の派遣を認めるのか?
それとも岩倉・大久保と共に、逆転への賭けに打って出るのか??

伊藤の選択は、あくまで岩倉と大久保を支えることでした。
しかし、そのためには既に、使節派遣の閣議決定を覆さなければなりません。
果たして、伊藤はどうする・・・??

「大久保利通日記」によると・・・
三条が倒れた2日後の10月19日には、
”他に挽回の策なしと言えど、ただ一の秘策あり”と書かれています。

ただ一の秘策とは・・・??
三条の倒れた今、岩倉が太政大臣の正式な代理となって太政大臣としての実権を握り、その権限で使節派遣をやめさせるというのです。

10月20日、明治天皇が岩倉邸を訪れ、岩倉に直々にこう伝えます。

”太政大臣に代わり朕が天職を輔けよ”

岩倉を太政大臣内裏にするという秘策・・・伊藤博文が動いていた・・・??
その根拠の一つが大久保の”一の秘策”の前日の日記です。
この日、大久保宅を訪問した伊藤は、さらにその後、岩倉邸にも回っています。
両者の間で秘策の根回しを行っていたのです。

10月23日、岩倉は、使節派遣、派遣延期、二案を上奏します。
天皇の答えは、既に決まっていました。

「国政を整え、民力を養い、つとめて成功を永遠に期すべし
 汝 具視が奏上 朕 これを嘉納す」

西郷の派遣は中止され、それを受けて征韓派の参議5人は辞職しました。
征韓論をめぐる対立は、使節団側の勝利に終わったのです。

政変後・・・
1873年10月25日、伊藤は工部卿に就任します。
産業を興し、民力を育てることに手腕を発揮します。
その一つが生野銀山です。
当時、生野銀山は、採掘技術の限界から産出量が激減していましたが、伊藤率いる工部省は、静養の技術を導入することで増産を図りました。
ここで、日本初の産業道路ができています。

政変から12年後の1885年、伊藤博文は初代内閣総理大臣に就任。
1890年には第1回帝国議会開会。
そこでは貴族院と衆議院という二院制が取られ、近代国家の枠組みが整えられました。

1900年には立憲政友会を結成。
国民の声を政治に反映させることに力を注ぎます。
岩倉使節団で育んだ夢を、伊藤は終生追い続けたのです。

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いよいよ終盤に入って盛り上がってくるところなんですが、感情移入できないせいか恥ずかしく、ながら見しちゃう西郷どんです。
西南戦争だというのに・・・

士族の窮状を政府に訴えるために、1万3000人を伴って東京に向かうこととなった西郷どん。

西郷さんがたったことが信じられない新政府人たち。
天子様にお願いするそうな。
「西郷討伐の詔を・・・!!」by大久保利通

え~~!!いきなり川尻まで到着です。
なんでか??あと2回しか放送がないからか・・・??

熊本城から火の手があがり・・・熊本城下からも火が・・・一気に燃えあがります。

自ら火を放つのはどういうつもりか??とか、熊本は自分たちを通さないつもりか?とか、あっちがその気ならこっちも・・・とか??
そういうつもりでやって来たんじゃないの??と思うんですよね・・・。
1万3000の兵でくれば、鎮圧されるだろ??ふつう!!
賊軍扱いされてビックリ!!の薩摩軍です。
賊軍になったから東京にのぼれなかったのではなく、熊本を攻め滅ぼせなかったから行き止まりになって東京にのぼれなかったんじゃないの??
ま、熊本鎮台は民兵(武士ではない)ので、なんとかなると高をくくっていたのは違いないです。
このドラマと同じように呑気だったのかもしれませんが、彼らは武士ですから・・・もっと、血気盛んだったのは間違いないでしょう。

「一蔵どん・・・そういうこっか。。。」by西郷どん

押し殺しているのか、薄笑いを浮かべているのなら大久保より西郷の方が二重人格でしょ??
戦してるのに何笑ってんねん・・・。
緊張感皆無!!

で・・・どうするか悩んでいるんですが・・・
それは、わかっていたことだろう??作戦立ててなかったんかい??と言いたくなる・・・。
そして相変らず笑っている西郷どんは、もはや進む道はただ一つ・・・!!
と、騒ぐみんな。

don2
















お・・・もう、田原坂の名前が・・・。
どこまで端折ってんねん??

で・・・西郷軍が刀で来るから政府もすぐに抜刀隊を結成!!
って、この政府の抜刀隊結成までにはいろいろお話があるんです。
遡ると、山縣有朋とのやり取り、西郷の下野にもつながるんです!!
山縣有朋、政府の公金を使って無利子でお金を貸したってことだけクローズアップされてたけど、陸軍TOPとしてこの戦いに参加しています。
もともと、徴兵制を敷くことに精力的だった山縣。
徴兵制ということは、武士だけではない=民兵です。
つまり、戦うという特権も武士から奪うことになるんですが・・・
西郷さんは性急だと考えていtました。
そこにあれやこれやで下野に繫がります。
ドラマでは簡単にここまで来たけど、戦いの素人・民兵で戦おうとする山縣と、武士たちで戦う西郷たちで戦いが泥沼化していくわけです。
で・・・圧倒的な物量で最後は明治政府が鎮圧するんですが、でも、そこには民兵で・・・と思っていたのにやっぱり抜刀隊を組まなければならなかったという山県の苦悩があるんですよ~~!!
ほんと、この大河、苦悩が全く書かれないのよね・・・。

もう、田原坂と吉次峠です・・・。
どうして田原坂が重要なのかも全くもってしてくれません。
圧倒的な政府の物量の前に熊本城への補給路を断つために田原坂なんですよ~~!!

この抜刀隊の多くは薩摩兵で・・・かつての同志たちの戦いとなったと、ナレしてますが・・・。
新政府軍の抜刀隊は、薩摩の外城士&負け組の東北諸藩の者たちでした。
西郷の私学校に行ったのは、城下士です。
つまり、外城士&負け組の東北諸藩の者は城下士を憎んでいました。
こう考えると、外城士&負け組の東北諸藩の者の方が虐げられていたわけで・・・。
私学校に帰ってきた者たちは、城下士だったがために”もっと優遇してくれるはずだった”という不満もあったでしょう。
でもね、私学校の生徒たちが政府の火薬庫を襲撃したのは、自分たちがお金を出した集成館で作ったものを横取りされる!!と思ったからだし、でも、そんな不平士族がたくさんいるところに武器弾薬は置いておけない・・・という政府にも正当性があります。
そんなこんなを全くしてくれていないので、沢山の命が失われていることの理由を見つけることができません。

圧倒的兵力の前に、田原坂を突破されてしまった西郷軍・・・。
この圧倒的兵力には、モールス信号や汽車、船舶での輸送による新政府軍のスピードがあるんですが・・・それもしてくれません。
ちなみにその輸送で大もうけしたのが岩崎弥太郎です。

高瀬河南の戦いで西郷の末弟・小兵衛が戦死!!
19歳も離れた弟の死でした。
そして、菊次郎も足を撃たれてしまいました。

久光が「シサツ」が、「刺殺」か「視察」かで、くどくど政府要人に迫ります。
個人的には、そんなこと、もうどうでもいいんだよなあ・・・。
だって、戦いは始まってしまったんだから。

don4















「最期は父上の手で・・・」と、懇願するとっても迫真の演技の菊次郎を、クララをせおうペーターのように、背負って歩き出す西郷どん・・・。

don5















ナレ死でなかったわ・・・木戸孝允!!
「西郷、いいかげんにせんか!」という言葉を残して・・・。

これも、西郷を止められるのは自分しかない!!と思っていた木戸ならではの言葉だと思います。
木戸は、西郷たちと大久保たちの板挟みにあってストレスMaxでした。
そして・・・彼もまた理想を実現することができずに政界から離れるわけです。
そんなこんながあっての、「西郷、いいかげんにせんか!!」なんですよね。
そこの下敷きをやってくれていれば、木戸孝允の悔しさが伝わるというのに・・・!!

大山綱良は、東京で投獄されていました。
ま・・・そうだろう・・・税金を使って私学校を建てたりしたんだから・・・。
おまけに、薩摩人が薩摩の県令だったり、薩摩はかなり優遇されていました。
だから、私学校の面々が立ち上がったのも、ほんと、あまちゃんに見えてしまう・・・。
東北の人々は、もっとつらかっただろうに・・・!!

なんで・・・山縣有朋出てこないんだろう・・・。

don3













従道の命令で、新政府の人間が保護しようとやってきましたが・・・
自分達は、西郷隆盛の家族なので、敵には世話にならん!!と、突っぱねる糸です。
そこには、戦に夫を送り出した妻たちの心意気があるそうです。
??そうか??あったか??
イチャコラしていただけでは・・・??

そこへやってきたのは、桂久武。
小兵衛が死んで、菊次郎が足を撃たれたことを伝えにやってきました。
戦場に行きたいという糸・・・
戦線を離れて延岡で治療をしていた菊次郎のもとへ・・・??
??戦線を離れて延岡って・・・みんな延岡に行ったんじゃないの??

2万いた兵が・・・もう・・・3,500人になってしまった・・・。
どうして・・・??なんでそんなに減ったんや~~!!

新政府から投降するようにビラが撒かれていました。
でも・・・スルー!!

なんと、世直しのためにみんな戦ってくれていると、食事を用意してくれた地元民・・・。
嘘だろ・・・??
なんでだ・・・。地元民にもひどいことしてたでしょ??西郷どん!!

「おはんら、ほんのこて、よう戦った。
 じゃっどんここまでじゃ。
 おいたちは、今、こん時をもって解散する。
 おいたちの行くところ、行くところが戦場となる。
 きりがなか・・・。
 おいたちは、今日いただいた握り飯の礼すらできん
 もう、東京へは行けん。
 皆、わかっちょっじゃろが。
 生きたか者は降伏してでん生きろ。
 死にたか者は死にやんせ。

 皆、自分の欲するところに従ってくいやい。」by西郷さん

??行くところ、行くところ、戦場になるって・・・毛利小五郎か・・・??
行くとこ、行くとこ、事件ばっかりやぞ~~!!
西郷どんは、戦をしてるんだから行くとこ、行くとこ戦場になるのは当たり前だろ??
おまけに、
「生きたか者は降伏してでん生きろ。
 死にたか者は死にやんせ。」
って、無責任やろ??
この降伏も、もっと、さっきのビラを主張していれば、投降もあるだろうけど、唐突に言葉に出されてもわからんやろ??

自分自身に区切りをつけるために、軍服を焼く西郷どん。
なんか、”俺、カッコいいだろ?感”満載~~!!って思っていたら、
と・・・そこへ、糸登場!!
「来てしまいました!!」
何でくんねん!!
って、菊次郎の介護にはやってきたようですから・・・本当かもしれません。
ああ・・・江の神君伊賀越えを思い出しちゃったよ・・・。
こういうのがあると、感情移入できないのよね・・・。

「私の望みは一つだけ・・・
 旦那さあが、西郷隆盛じゃなかったらどんなに良かったか。
 吉之助さあが、ただのお人じゃったらどんなに良かったか・・・。」by糸

don1















ああ・・・言ってしまった・・・。
本当に来たのかなあ・・・??なんてことを考えていて、ほんと頭に入んない・・・って思っていたら、””西郷隆盛じゃなかったら・・・””なんて、爆弾発言の糸!!

ま、実際、そう思っただろうけど、それは死にに行く西郷どんには言っちゃだめだろう・・・と思うのです。
賊軍として死んでいく西郷さんを”誇りに思う”と言ってあげてください!!
忍んで忍んで、遠くから思う・・・そういう思いもあってもいいと思います。
なんてったって、電車も普及しておらず、自動車もない時代に・・・今とは全く違う”思い方”があってもいいと思います。
個人的には、ダイレクトに会うよりも、会わない方が上品な表現のような気がして・・・。
そんなこんなな西郷どんも、最終回を残すのみとなりました!!

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いよいよ西南戦争突入ですか~~??

明治8年、隆盛が荒れる士族たちのために私学校を建てて1年・・・
その門をたたく者たちは後を絶えず、生徒の数は2000人を超え、更に増え続けておりました。

ああ・・・なんだかセットでこじんまりした畑で何を作るのか・・・「花燃ゆ」のセットを思い出してしまった。
鹿児島なんだから、あの桜島の見えるところで畑を耕してくれたら、農業で民を救おうって感じが出るのに、私学校の皆さんは軍事訓練ばっかりです。

で・・・庄内藩の子たちも、西郷どんに賛同してきました。
なんだか、戊辰の戦争の時に助けてくれたから・・・大恩を受けたから・・・という若者ですが、その大恩をしてくれていないので、何が何だか全くわかりません。

ああ・・・この45回も、2回も見て10分経ってみていたことを思い出した私たち夫婦です。
それって、インパクト皆無ってことだよね??

私学校にスパイを送り込んだ大久保です。

西郷どんの家に、菊次郎の妹・菊草がやってきました。
ということで、あんまり感情移入しないホームドラマパートですね。。。

薩摩にも、廃刀令のお達しがきました。
政府にも目をつけられているので、刀を手放す半次郎です。
いや・・・ホントはこんなに物分かり良く手放さないだろう・・・??
刀は武士の命なのよ??

その後、次々と反乱がおきた・・・神風連の乱、秋月の乱、萩の乱ですが・・・
帯刀できないことも不満の一つだったんだし、そんなに物分かり良く帯刀をやめての反乱ってのもなあ・・・
と、どんなことも否定的に取ってしまいます。
乱を大久保が力でねじ伏せたって、悪く書いてるけどね・・・力でねじ伏せる以外になにか方法があったのか??今でも乱になったら力でねじ伏せなければどうするのよ??あんまり悪く書かないでほしいのよ・・・大久保を!!

私学校のみんなも、不満爆発寸前!!
薩摩に密偵が入っていることもバレてしまいます。
って・・・実際、公費を使って私学校を作り、支配される・・・政府としては危険視するのが当たり前なんですよね。

あ・・・笑い出したよ・・・西郷どん・・・気が狂ったか??と思ったら
「このやっせんぼが・・・!!」と言い出しました。
密偵が居ても変わることはない、勉強して畑を耕して・・・と、変わりなく過ごしたらいいのだという西郷どんです。
そういえば・・・生徒数が2000人を超えているというのに、セットにいる人たちは数人・・・幹部なんでしょうか??
幹部ならもっと頭がよさそうでもいいのになあ・・・

と、ここで問題の電報が登場の川路・大久保のもとへ!!
そこには「シサツ」と書かれていました。

シサツ・・・視察・・・??刺殺・・・??

おお・・・大久保が悪者です。
そこへ従道が大久保さんは兄を信じていないのか??みたいなことを言い出します。
・・・個人的感情だけで動くのか??
政府が??
って、そこはそうだったのかもなあ・・・
今の政府もお友達だしなあ・・・。
で・・・感情に任せて結論の出ない明治政府・・・。

どうしてスパイ・・・密偵がバレたのか??
それは、友達を仲間に引き込もうとしてバレたんですが・・・いきなりそんな話になっても・・・引き入れを伺うようなシーンもあってもいかったんじゃないかとも思っちゃう・・・。
だって、殺されるの覚悟で密偵してんだよ・・・。
で・・・その往復もなく、すでにバレていた密偵・・・
って・・・話の展開が早すぎるというか・・・あんなに家族パートはくどいのに、この密偵がバレるかどうかのヒリヒリした話をこの一瞬で終わらせるだなんて・・・悲しい・・・。

で・・・またもやお風呂に入っている西郷どん・・・
そこへ、私学校の者が政府の武器庫を襲撃・・・後戻りのできない・・・と、ナレしてます。
ここ、覚えといてね!!

大久保は、討伐する用意を!!と、命じます。
遂に、西南の役か!!

袋叩きにあっている密偵・・・
生徒たちに怒りを拳で表す西郷どん
最早、国賊として討伐されるかもしれないんだぞ!!と、自分たちの立場が分かっているようです。

「お言葉ですが・・・先生はわかっちょりもはん!!
 こいが・・・お国の本心です!!」by半次郎

そこには”シサツ”の文字・・・西郷どんの暗殺命令だそうです。

密偵に
「中原・・・こんシサツちゅうのは、ほんごて刺し殺せちゅうのか・・・??」
と、聞いておきながら、
「よかよか・・・」と、西南の役です。

何も確認しないまま戊辰の戦争に突入しましたが、また、何にも確認しないまま西南の役に突入です。
どちらも西郷さんが助けたいであろう民の命がたくさん失われました。

え・・・みんなで東京へ行くらしいです。
それも、”思い、願い”を訴えるために・・・!!
”政”あり方を問いただすために・・・!!
そして、みんなで薩摩に帰ってくるそうです。

??
そんなにたくさんで行ったら、それはもう暴動だろう??
ナレの菊次郎が言ってしまっています。
「父が何を考えていたのかわからん!!」と!!

そんなナレしていいんかい??
家族会議が開かれてます。
菊次郎が行くかどうかで討論です。
ああ・・・ホント、今井悠貴くん、一番うまいよ!!演技!!
心に響くわ~~!!
ひいき目かな??これぐらいしてくれよ・・・みんな・・・って思っちゃった・・・
西郷どん、目が死んでるのよね・・・戦争とか、暴動とかなのに、笑ってるし。。。
大体、家に帰ってくるなんてあるんかな??とも思う・・・。
そして・・・その家族パートを見て思った・・・
みんなそうだよ・・・戦争に行かれるのは嫌だよ。だから、それ以上のドラマを見せてくれよ・・・。って。

いつも思うのよ・・・前も書いたと思うけど、年末時代劇の「白虎隊」で、白虎隊士に草色の服を用意した母を!!
隊士はみんな黒の衣装と決まっていました。
でも、貧乏だから用意してやれない・・・だから母は、自分の草色を着物を仕立て直して・・・
息子が怒るんです。
「みんな黒なのに、自分だけ草色なんて嫌だ!!」って。
そうすると母が泣いて言うんですよね。
「貧乏だから、黒は用意してやれないけど、この草色を選んだのは、草に紛れて敵陣に行って、少しでも手柄を立てられるように!!草に紛れて助かるように!!その母心が解らないのですか!!」と、息子を叱るんです。

ああ・・・書いていて、涙が出て来ました。
きっと、当時の人々はこんな精神だったんじゃないかな??って思うんです。
今なら、命を一番大切にすることを教えなければならないのはわかりますよ・・・。
でも、当時はこんな時代だったんだって思うんです。
だからこそ、あの飯盛山での悲劇があったんですよ・・・。

と、熱く語ってしまいました・・・

同行したいものがたくさん出て来ました。
なんと、いきなりポットでも桂久武も参加です。

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久光もものまねで応援です・・・。
ああ・・・なんて緊張感がないんや・・・
あ、そうか、戦争に行く気ないんだもんね??西郷どん!!
問いただしに行くんだった・・・。

don















妹・琴子も、子供たちを返してくれないと承知しないと怒っています。
そう・・・白虎隊・母とは大違いで、涙も出ません。
なんだか・・・ピクニックに行くみたいだよ・・・
ほんと、緊張感が・・・あ・・・そうか、問いただしに行くんだった。
そして歌いだす菊草・・・。
??もう、後戻りはできないってナレしてたのは・・・なぜ・・・??

don3
















自分が行って止めると言い出す大久保です。
??行かないんじゃなかったっけ??会わないんじゃなかったっけ??史実では・・・。
私のベストでは、二人は袂は分ったけど心では通じ合っていて、反乱不平士族を抑えるために西郷は立ち、大久保は泣いて馬謖を斬った・・・そう思っています。
そして・・・泣いて馬謖を斬るために、”会わなかった”がドラマチックだと思うんですけど??どうでしょう??

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副題が、「さらば、東京」ということで、遂に下野する西郷どんです。

「明治6年10月14日。
 帰国した岩倉を交えた最初の閣議が開かれました。」

またまた征韓論の議論がぶり返しました。
大久保と岩倉は、すでにズブズブの関係・・・
「西郷に勝ち、今の政府をぶっ潰したいのです。」by大久保
って・・・アホなヤンキーじゃあるまいし、ぶっ潰すなんて・・・もっと政治的にダメダメなことを理由にぶっ潰せよなあ・・・これじゃあ、まるでいじめられた大久保の私怨じゃん!!
それとも、恐れ多い内務卿・大久保利通がアホなのか・・・??

あくまでも西郷どんは遣韓論を通すみたいで・・・
その助けに行くのに余った士族を利用するんだそうだ。

「これも強兵を作る方法だ!!」by西郷どん

って言いますけど、外に目を向けることは・・・これって、よくある政治の常套手段で、最終的には明治政府も植民地化計画になるはずなんだけど、心優しい西郷どんは、あくまでも2000人の居留民のために派兵するんだそうだ。
その派兵のせいで、もっと死ぬことを考えていないんだろうか??と思うけど・・・。

「わかった!!西郷、望み通り朝鮮国へ行ってこい!!」by岩倉具視

って、結局行かすんかい!!と、突っ込んでしまいました。
だって、もともとイケイケの西郷さんなんだから、”韓国に行きたい”という史実はあるわけだから、行かさないといけないわけで・・・そうなると、平和、平和言っている西郷さんに無理が出てくるのは当たり前なのよ・・・。
で、売り言葉に買い言葉で言ってしまったことを大久保に怒られる岩倉具視は、子供のように切れちゃいました。

戦になっても知らん!!と政治を投げ出す大久保に、逃げる岩倉って・・・最悪だろ??
お札になった人だよ??岩倉具視って・・・!!
で・・・倒れてしまった三条実美なのでした。

ちなみに・・・どうして征韓論、征韓論、ってことになっているのかというと・・・??

明治になり、政府が李氏朝鮮に「将軍」が居なくなって王政復古した事を告げると、朝鮮は「今までと外交文書の形式が違う」と、国書の受理を拒否されてしまいます。
これを何とかし(武力で)朝鮮にいる居留民を救おう・・・という話が、板垣退助らが考えた「征韓論」なんです。

この居留民を救おう!!という、西郷さんが一生懸命言っている事・・・これが、征韓論の”大義名分”になっていることは間違いないんです。
もしかすると、2000人の居留民を助けるため・・・ではなく、それを理由に征韓したかったのかもしれません。
ま、西郷さんは遣韓論だったと言われてますけどね??
でも、どうしようもなければ攻め入る覚悟だったみたいよ。

で・・・またもや緊張感もなく薩摩の家族が出てきます。
三条実美は過労で倒れ・・・

don2















なんでか西郷さんに謝ります。
扇の要がなんだかんだと言ってますが、全く何を言いたいのかわからず・・・

「大久保が・・・大久保が・・・おとろしいことをたくらんどる・・・!!」by三条実美

ああ・・・こんなのやめてくれよなあ・・・。
おとろしいことって何やねん・・・。
こんなん、告げ口やんけ・・・。

don















で・・・やってきたのは岩倉具視。
太政大臣代理になったみたい。
ほくそ笑む岩倉具視・・・それも、大久保の策略のようです。
天子様に「西郷が命を落とすかも??」と言って、征韓論を阻止しようとします。
そして、朝鮮国派兵は、おじゃんとなるのでした。

ああ・・・おとろしいこととか、西郷が命を落とすかも??ってことが策略か??
もっと、策を弄じろよ・・・と思っていたら、
「三条はんに頼まれたわけやない!!
 天子様に任命されたんや!!」by岩倉具視
なんて、小学生が先生を楯にケンカしているみたいでわやくちゃで情けなかった・・・
「これがマロのやり方や!!」by岩倉具視
足を踏み鳴らして・・・ほんまに子供のケンカやわ・・・。

で・・・やっぱり居留民のことだけは心配する西郷どんですが・・・
それにあきれたのか・・・参議を辞める西郷どんたちでした。

怒る桐野達ですが・・・

「おはんらは、今や一人一人が政府の大切な人間じゃ。
 それぞれになすべきこどがあっどが。
 おいがどげんしようと関係なか。
 辞めるこつも、騒ぎ立てるこつも許さん。
 国づくりはの・・・一握りの政府のお偉方だけじゃできんとじゃ。
 おいからも、おはんらの力や民の力がいるようじゃっで。」by西郷どん

う~ん・・・自分に言えよ・・・!!

熊吉のラブラブも要らんわ・・・。

そして・・・政府に辞表を届けたと、ナレ!!

「こんままでは終わらんぞ!!」by江藤新平

大久保に捨て台詞を吐いて、江藤新平、後藤象二郎、板垣退助が辞職。
誰が誰だかわかんないんよ・・・新政府の人間なのにさ・・・。
八重の桜では、西郷どん(吉川晃司)や木戸孝允(及川光博)はともかく、板垣退助(加藤雅也)、大山巌(反町隆史)って・・・敵なのに今から思えば、恐ろしいほど豪華だわ・・・。

その頃、大久保利通は、新しい政治体制を作り、自ら内務卿となるのでした。

で・・・また遊郭か・・・。
嫌やわ~~!!
腐敗していることを表現したいのか??それとも、遊郭で政治をするのが普通だったのか??
それはわからないけど、「マロの頼みを聞いてくれ・・・」と、木戸孝允を説得しようとする岩倉具視ですが・・・
反対に怒らせてしまうのでした。

西郷どんの長屋にやってきた木戸孝允・・・。
そんなあんなこんなももうええわ・・・。
東京を去るって聞いた子供たちが悲しむ・・・子供達もほら、こんなに西郷どんにいて欲しいんだよ~~って言う表現なのか・・・??
それは別に西郷どんでなくてもええ!!
西郷どんは政治に必要だ!!と、説いてくれ!!
木戸さん・・・なんか言ってるけど、頭に入らん・・・
東京を去る西郷どんの代わりに木戸孝允が子供たちの面倒を見ようと言い出します。
そんな言葉は頭に入りました

家に帰ってきた大久保利通を待っていたのは、西郷どんでした。
怒ってい大久保なので、家にあげたことをおゆうに怒るのですが・・・おゆうは、子供の友達だと屁理屈をこねます。
この時代の女性はこんなんではない!!と思うし、大久保も、「詭弁を使うな!!」と怒っています。
おゆうは・・・フキと同様、助けてもらった身・・・ま、おゆうは売れっ子だったかもしれないけど・・・でも、旦那様の言うことは絶対だろ・・・??

テーブルについた二人・・・
一蔵どんに聞きたいことがあったと、西郷どんが言い出します。

「一蔵どんは、おいを政府から追い出したかったとな??
 じゃったら、ないごてそげんはっきり言うてくれんかった??
 おいと、一蔵どんの喧嘩なら、周りを巻き込むこつはなかった!!
 腹を割って、話せば済むこっじゃ!! ずっと、そげんしてきたどが・・・!!

 おいは、こげなまわりくどかやり方は好かんど!!
 おはんもしっちょっどが!!」by西郷どん

「卑怯者とでも何とでも言え!!
 憎め!!
 すべて覚悟の上だ・・・!!」by大久保

なんですが・・・

二人の喧嘩で済むのか??
政治の話だろ??
政治も二人でするつもりか??
と、言いたくなってしまった・・・。

この言葉では、ただの二人の痴話げんかで下野するみたいだ・・・
熊吉に彼女がいるから残ってもええよ??なんていいながら(そんなこんなもいらん!!)、結局下野・・・!!

私は、政治家は、清濁併せ飲んでOKだと思っています。
そりゃあ、汚職はダメだろうけど、汚職をするほど面の皮の厚い人間の方が、肝っ玉座っていていい政治をしたりして・・・。
明治政府の人たちが、ただの肝の小さい男に見えてきたわ・・・。
志はどこにいったんやろ・・・??
やっぱり、無かったんかなあ・・・??

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両雄対決って・・・もちろんあの二人何でしょうね・・・
東京に向かった菊次郎のお話しから始まりました。
長屋での生活のようです。
海外に留学するのがあーだこうだと心配する薩摩の話が盛り込まれて・・・もう・・・どうでもいいです。

やっぱり、みんなが腹いっぱい食べる生活を目指している西郷どんは、菊次郎に海外で農業を学ばせたいようで・・・
子供の菊次郎にまで「海外に行って農業を学ぶのか??」と、ダメだしされています。
そして、いよいよ菊次郎の洋行なのでした。

10か月の予定の大久保たちの使節団も、1年経っても帰ってきません。
気をもんで、10円禿ができたとかなんとかいう大久保からの手紙に微笑む西郷・・・
そんなんどうでもええから、留守の政治のことをあれこれしてください。
そうでないと全くわからないんだから・・・。

政治をやるかと思いきや、またまた長州の汚職の話です。
井上馨と江藤新平のやり取りも、何がどうなって対立しているのか、全く解りません。
それを、ナレで終わらせるって言うのがなあ・・・。
もっと、対立してケンカしているところをやって欲しいわけです。

ちゃんと吟味をせずに
「井上さ~、あんたはここを去らんといかん!!」by西郷
だそうです。

もう、使節団を待っていることはできないと、政府を一新すると言い出す西郷さんでした。

結果、後藤象二郎、江藤新平、大北喬任を参議に加えるのでした。

西郷さんは、またもや子供たちを散発しています。
散発せんでええから、仕事してくれよ・・・。
そして、どうでもいい長屋トーク・・・。
徴兵制の話でしたが、ビデオ飛ばしちゃいましょ。
長屋の人たちに決まった徴兵制の話をするよりも、徴兵制をするに至った政治の過程を話してほしいもんです。

徴兵制、学校教育制度、地租改正、鉄道、製糸場、太陽暦、裁判所・・・と、やったことをナレで羅列してくれていますが・・・汚職なんかやらずに、この一つ一つを丁寧に書いてくれたら・・・どんなに西郷さんが尊敬される男であるかわかったのにね・・・!!
それにしても、一人でやった感、半端ないよ・・・??

と思っていたら・・・
こんな勝手なことばかりやって・・・と、三条さんがやってきました。
岩倉が夢にまで出てきて寝られへん・・・と、三条実美がぼやいております。
そんな小さいことだけはやるんだな・・・あほくさ・・・。

で・・・明治6年の宮殿火災もナレで終了・・・。

疲れている西郷どんが倒れてしまいました。
2日たっても、長屋の家で療養です。
病院行かんの・・・??
心臓が弱っているんだそうだ・・・。

最近、熊吉に優しくしてくれる長屋の女性がいるんだけど、そんなんもどうでもええんだわ・・・。

西郷どんが休んでいても、留守政府は仕事をしていました。
って、当たり前ではないの??
それとも独裁か・・・??

そこへ、予定より8か月遅れて大久保利通が帰ってきました。
さしたる成果も揚げられずに・・・肩身の狭い帰国でした。
って・・・いくら成果がなくっても、その間、どんな成果をあげようとしていたのかもすっぽり抜けて・・・現代の議員の海外旅行のようになっています。

で・・・みんなと対立!!

その話も、まるで大久保さんにいけずをするいじめっ子のようで・・・なんかこんな対立見たくないって感じ。
大久保さんの席はないって・・・ほんと、いじめだわな・・・。
ちゃんと政治で対立しろよな~~!!

大久保が西郷どんを訪ねて長屋にやってきました。
諸外国で見たあれやこれやを話し、みんなにないがしろにされたことを西郷に訴え、みんなをやめさすように言う大久保・・・も、いじめメンバーと同じ・・・同じ穴の狢・・・
どうしてみんなを辞めさすのか??そこを、権力闘争なら、もっと権力闘争らしくしてくれよ~~!!

西郷さんは、当時過労ではなく、すでに病気でした。
同じ病気にするのに、過労なんてどうして嘘をつく必要があるの・・・??

don
















もしかして、これが激突なのか・・・??

いきなり、政府にの要らん!!薩摩に帰れ!!と大久保に言い出す西郷。。。
何で怒ってんの・・・??
そう・・・これが激突だったんか・・・??
げ~~!!

復帰した西郷どんの前に、いきなり朝鮮問題が・・・!!
なんだか朝鮮が日本の悪口やっているし、国交ないから棚上げにしてきたけど朝鮮国へ攻め込もう!!手放しになっていました。
??現代の話??棚上げ、棚あげ、現政権と変わんないじゃん??
と思っていても、「征韓論」に話がいくかと思いきや・・・
朝鮮に渡っている居留民2000人が心配だという話が唐突に出て来ました。
2000人って何??何の話なん??
2か月の話し合いの末、隆盛の朝鮮派遣で内定するのでした。
後は上奏を待つだけ・・・!!

あ・・・いきなりカステラです。
おにぎりでないんかい??誰が食べとんねん??と思っていたら、大久保の息子でした。
家長の許しもなく家にあげてええんかい??と思いつつ・・・。
もうな・・・そんなこんなどうでもよくなってしまったわ・・・。

「相変らず、真っ直ぐなお方ですね。西郷さんは・・・
 それに引き換えうちの人は・・・」byおゆう

もう・・・あげてもらわんでもええよ・・・。
自分の夫を何下げとんねん??

そして、予定より1年も遅れて岩倉使節団が帰ってきました。
仰々しい岩倉具視も、河内弁な岩倉具視ももう結構です。
明治天皇に残念がられ失意の中、なのに遊郭通いです。

そこにいたのは木戸孝允たち長州の面々でした。
政府に自分たちの居場所がないと、愚痴ってます。
そこへやってきたのは大久保利通でした。
ああ・・・大久保さんはこんな遊郭で仕事とは関係ない人でいてほしかった・・・。

西郷どんの朝鮮派遣はどうなっているのか???
詰め寄る西郷にアタフタする三条実美・・・逃げる!!

そして、決定されていた西郷の朝鮮派遣・・・大久保と岩倉の陰謀により、再考することとなりました。

don2















「大久保の目はもはや、これまで見交わした友の目ではありませんでした。
 今宵はここらでよかろかい。」byナレ

って・・・ええんかい・・・??

いや・・・この時代の人々は、もっと、日本の未来を考えていたはず・・・
生みの苦しみを味わっていたはず・・・
そんなこんなを書かずに、ただのいじめっ子が入れ替わってのいじめ合戦のような征韓論にもう、開いた口がふさがらないわ・・・。

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