日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:片桐且元

決戦!大坂城 [ 葉室麟 ]

価格:1,728円
(2016/5/3 13:32時点)
感想(1件)



いよいよ大坂編突入です。
いえいえ、もっと早く突入してるんですが、私が遅いんです。

家太上において、真田勢は徳川の大軍に圧勝した。
世に言う第一次上田合戦である。
しかし、その戦の中、源次郎信繁は、最愛の妻、梅を亡くす。

ということで、徳川との戦いが終わり、ちょっと一息な回かしら??
時代は天正13年(1585年)秋・・・

上杉に・・・越後・春日山城に戻った信繁・・・。
景勝&兼次は、梅を亡くしてしまったとこ・・・戦いが見事であったこと・・・信繁の労をねぎらいます。
7000の兵を2000で追い返したのだから・・・!!

その頃・・・
「真田ごときに何をしておるのじゃ!!」by家康
鳥居本忠が家康に、こっぴどく怒られているのでした。
次は代わりに忠勝が戦う気満々です!!
そうそう・・・”追い返したというだけで真田の窮地は”全く変わってない”もんなあ・・・。

「今度こそ、真田を根絶やしにするのじゃっ!!」by家康

ということで、駿府城を作り直しているという家康に、戦の長期化を危ぶむ信幸・・・
しかし、昌幸は、徳川に囚われの身である信尹がなんとかしてくれるという・・・。
囚われの信尹が・・・??
「それでも何とかしてしまうのが、あのお方のすごいところでございます。」by内記

何とか・・・??

maru













でた~~~!!
石川教正です。

徳川に衝撃が・・・!!
長年仕えていた石川教正が出奔!!羽柴秀吉のもとへ寝返ったのです!!

お膳をひっくり返して怒り狂う家康!!

maru3












それもそのはず、徳川の機密を知り尽くした男・・・石川教正が出奔したのです。
不安のどん底に落とされた家康は・・・それどころではなくなって・・・信濃から撤退するのでした。
徳川大打撃・・・!!

ちなみに、この出奔、未だに謎です。
裏切り・・・というか、出奔・・・。
例えば、本能寺の変の光秀の家臣たちは、当たり前ですが、信長様についているわけではなくて光秀についています。
なので、光秀が「信長討つんだよ!!」っていえば、信長を討つんです。
つまり、直属の上司がいて、家臣がいる・・・。
そして寝返る場合は、一族郎党で領地ごと寝返るんですが・・・。
この教正・・・出奔・・・身一つで・・・家臣も領地もほったらかしで秀吉に寝返ったのです。
家臣(兵隊)もなく、領地もなく・・・秀吉は本当に教正の頭脳だけ欲しかったんでしょうかね・・・??
寝返ろうとしていたのがばれて、命からがら逃げたのかもしれません。。。
そして、秀吉にすると・・・もしかすると厄介者だったかもしれません。

maru4












そんな教正でも、家康は秀吉が攻めてくるのでは・・・??
と、気が気ではありません。

そこへ・・・マグニチュード7の天正大地震が!!

maru5













最も被害が大きかったのが近畿・・・。
秀吉は復興に力を入れなければならなくなって、それこそ家康を討つどころではなくなってしまったのです。
くぁあ・・・こんなの見ると、やっぱり天は家康に味方したのかなあ・・・??

そして・・・このドラマでは石川教正を後ろで糸ひいているのは真田信尹ですから・・・
信尹の才覚にほれ込んだ家康が自分の家臣にしようとします。
自分と同じ匂いがするのかしらね・・・??

「牢に居りながら、教正を調略し、わしを窮地に陥れるとは見上げた物じゃ・・・
 おぬしの才覚、是非ともわしのために使ってくれ。」by家康

「お断りすれば・・・?」by信尹

「むろん。」
首を掻っ切るようなしぐさをする正信

「拙者は真田安房守の弟でございます。」by信尹

「承知しておる」by家康

「殿にお仕えするふりをして、これから先も安房守と裏で通じあうやもしれませぬ。」by信尹

「それも承知」by家康

「では、お断りする理由はございませぬな。」by信尹

ということで、叔父上、徳川に召し抱えられることとなるのでした。

ああ・・・良いですね、策士!!策士!!
秀吉が言った「表裏比興の者」・・・これってやっぱり、この弟・信尹もまとめてのことだと思うんですよね。
ああ・・・なんてカッコいいんでしょう!!


そして大坂・・・羽柴秀吉です!!

賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破り、小牧長久手の戦いで家康と和睦・・・大坂に巨大な城を築き、関白となった秀吉。。。豊臣を名乗るようになります。
天下統一・・・各地の大名に上洛を求め、忠誠を誓わせます。

その書状は北条にも・・・真田にも届いていました。
「大名でもない父に・・・」どうして・・・??

しかし・・・信長の跡を継ぐのは本当に秀吉なのか・・・??

そして・・・その手紙は上杉にも届いていたのでした。
秀吉に会ってくるという景勝・・・しかし、上洛はするものの屈するわけではないという。。
そして、その上洛についていくことになった信繁・・・!!

しかし・・・上洛しなければ・・・屈しなければ・・・上杉のすべてが失われる・・・!!苦渋の決断だという兼次。。。
上杉家を守るための上洛なのでした。

「源次郎が大阪に行くらしいぞ!!」by昌幸
運が向いてきたと大喜びです。
秀吉の真意を探り、これから真田はどうすればいいのか・・・??
上杉に気に入られたと・・・役に立つ男と嬉しそうな父です。
が・・・兄・信幸は蚊帳の外だと・・・ちょっと嫉妬っ!!
ま、これは、長男と次男の違いだなあ・・・。
だって、長男を人質に出すわけにはいかないしね・・・。

そして・・・梅の忘れ形見・すえを育てようとしていたきりですが・・・やっぱり子育ては無理だったので・・・
父上・内記のたくらみによって上杉へ・・・!!

ビックリする信繁ですが・・・

大坂へ向かう景勝一行は、日本海にそって進み、加賀・倶利伽羅峠近くで・・・石田三成の迎えを受けます。
一応、信繁も紹介してもらいますが・・・三成に無視されちゃいました。
多分、今回に全く関係ない人物だと三成の脳が判断したのでしょう。

三成によると、京に泊まってから大阪に入るという。
景勝はまだ迷って結論が出ていないのか・・・食事を中座して信繁に話すことで結論を導き出そうとしています。
秀吉に会った方がいいのかどうか・・・??

秀吉に逆らえば大戦になる・・・戦えば上杉は滅びる・・・。
謙信公が築かれた土地、人を守らねばならない・・・。

「自分が嫌になるわ・・・。
 口では”義のために生きる”と言っておきながら、やってる事はどうだ。
 長いものに巻かれているだけではないか・・・。
 これほど世の中は、思い通りに生きられないものなのか・・・。

 源次郎・・・!!
 おぬしはわしのようにはなるな
 この世に義があることを己自身の生き方で示して見せよ
 わしが果たせなかったことを、お主が成し遂げるのだ。。。
 さすればわしは、安心して秀吉に頭を下げられる。。。」

おお!!いいですね。
上杉景勝からも生きる道を教えてもらっています。
本来、人質とはそういうもの・・・っていうか、人質=客分みたいなもんだからね。
大切に扱ってくれて、それが子供であればもちろん、お勉強も教えてもらいます。
秀吉の妻・おねは沢山の人質の子たちを育てましたし、家康も今川家重臣・太原雪斎に教育されてますしね。

そんなこんなでやっと京都まで来ました。
兼次が信繁に会いたがっている男がいる・・・と、紹介されたのは、裏切り者の石川教正!!
殿(家康)と関白殿下の仲を取り持っていた教正、しかし、殿が殿下と手を切り戦を始めた・・・。
その居場所がなくなった教正をそそのかしたのは、叔父上・信尹だったというのですが・・・??

「殿を裏切ってしまった・・・・・・」by教正
「とりあえず、前に進みましょう!!」と言った源次郎の目には涙が・・・
それは、梅を想ってのことだったのかもしれません。

いざ!!大坂へ!!

maru6












カチコチの景勝です。
が・・・殿下は忙しくて都合が合わないという・・・。
そして、景勝・兼次は大阪城内に泊まれることとなりましたが、信繁は、石田三成の屋敷・・・きりは物置で。。。

夜・・・信繁が書を読んでいると外から聞こえてきた声は・・・。
加藤清正&石田三成でした。

殿には偉くなってほしくないという清正。。。
殿にはいつまでも自分たちと一緒に野山を駆け回ってほしいというのに、自分の官位加藤主計清正は、気に入っていて返したくないらしい・・・。

酔っ払って廊下で寝てしまう清正に・・・
「ここで寝るな!!」と、怒る清正・・・こんなことはしょっちゅうらしい。。。
ああ・・・こんな楽しい幼馴染フレンドリーな関係が、あんなふうになるなんてね・・・。
ただ、近しい関係だったからこそ、生じた亀裂が修復できなかったのかもしれません。。。

そして、またもや殿下を待つ景勝&兼次・・・

控えに留め置かれる信繁・・・。
つくづく散々な大坂ですが・・・

maru8












茶々が会いに来てくれましたよ!!
「割と好きな顔・・・!!」by茶々

茶々の去ったあと、やってきたのは片桐且元がやってきました。
なんと・・・関白殿下が会ってくれるという・・・。
そこで見たのは、モンスター城・大坂。
それだけでもびっくりな信繁でしたが。。。
待つように・・・と言われた部屋にやってきたのは・・・??

maru9








 



ということで、この週も、あっという間に終わってしまいました。

今回は人物紹介的な回でしたが、それでもみんなキャラだっているのがすごい!!って思いました。
山本耕史さんも副長のイメージが強いし、秀吉なんて・・・ほら、「心・配・ご・無・用」な人じゃないと、許せなかったのにね。。。

本当に、いい俳優さんがたくさん出ていてくれて、本当に楽しいですね。


↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると励みになります。

にほんブログ村

戦国時代 ブログランキングへ

ビジュアル戦国1000人 応仁の乱から大坂城炎上まで乱世のドラマを読む【2500円以上送料無料】

価格:3,456円
(2016/5/3 13:32時点)
感想(0件)

大坂城 天下一の名城

価格:2,376円
(2016/5/3 13:32時点)
感想(0件)

賤ヶ岳七本槍―秀吉を支えた勇将たちの生涯

中古価格
¥1から
(2013/5/10 15:40時点)

山崎の合戦で明智光秀を討ち、織田信長亡き後発言力を増した羽柴秀吉。
古参の宿老たち・・・特に譜代の柴田勝家は反感をあらわにしていました。
1583年その二人がぶつかります。
賤ヶ岳の合戦です。
この秀吉と勝家の天下取りをかけた争いは、秀吉が勝利をおさめます。

戦功をあげ秀吉から賞を受けた小姓7人は「賤ヶ岳七本槍」として名をあげました。
その七人は・・・
福島正則・加藤清正・加藤嘉明・片桐且元・脇坂安治・平野長泰・糟屋武則です。
福島正則には5000石、それ以外の6人には3000石が与えられました。

2年後、秀吉が関白に任命され・・・
それに伴って、七本槍も官職についたり大名に取り立てられたり・・・出世していきます。
秀吉の死後の七本槍は・・・
関ケ原の合戦では糟屋が石田三成の西軍につき・・・没落。
それ以外は、東軍について家康に臣従します。
褒美として、福島は安芸49万8000石、清正は肥後52万石を与えられています。
徳川家に仕えながらも、豊臣家存続の為に力を注いだ結果、徳川政権初期に没することになります。
清正は、1611年徳川家と豊臣家の和平の為に、家康と秀頼を京都にある二条城で引き合わせ、会談を成功させています。
しかし、その直後に急死・・・
一説には、清正を危険人物とみる幕府によって、暗殺されたのではないか???と言われています。
大坂の陣で江戸残留を命じられた福島は、豊臣系大名を一掃しようとする幕府側の計略にかかり、信濃川中島4万5000石に流され蟄居、その後病没。。。跡継ぎもなく、福島家は断絶。
片桐も、豊臣家と徳川家の和平工作に奔走しますが・・・その行動を豊臣一派に疑われ、大坂城を退去。
家康のもと、大坂城攻めに加わりますが、自責の念から豊臣家滅亡20日後に自害しました。

残りの3人・・・加藤嘉明・脇坂・平野は、代々徳川家に仕えて、明治になるまで大名として存続しています。
加藤義昭は、家康と親しく、関ヶ原では東軍に・・・岐阜城・大垣城を攻め、伊予松山20万石を拝領。
大坂の陣でも徳川方に付き、会津若松城主・40万石に出世しました。
脇坂は、もともと西軍の小早川秀秋軍に属していました。
が・・・途中で小早川軍が寝返り、西軍に攻撃を仕掛けます。
これによって西軍の布陣が不利になり、東軍に勝利を導く結果となりました。
家康の命により、佐和山城陥落にも参加し、伊予大洲城主5万3000石に移封されます。
関ケ原の合戦に加わらなかった平野。三成から再三の呼び出しをされるもこれに応じず・・・
大坂冬の陣・夏の陣ではともに江戸残留を命ぜられ、後に二代将軍に仕えることになりました。

↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると嬉しいです。
にほんブログ村 歴史ブログ 歴史の豆知識へ
にほんブログ村

戦国時代 ブログランキングへ

賤ヶ岳(しずがたけ)七本槍 (PHP文芸文庫)

新品価格
¥820から
(2013/5/10 15:41時点)

このページのトップヘ