「志」が人と時代を動かす! 吉田松陰の人間山脈 (青春新書インテリジェンス) 新品価格 |
おお!!今回は、とってもカッコいい題です。
「放たれる寅」!!副題は・・・”今夜解明、日本一自由な塾の誕生秘話”でしたが・・・解明されていました??
なんとか寅次郎を野山獄から出してやりたいと思う文ですが・・・
今回のポイントは寅次郎が書いた「福堂策」。
これをきっかけに、寅次郎を獄から解放しようと考える文なのですが・・・。
この寅次郎の「福堂策」は、獄に関する意見書でした。
囚人が更生するための自治・教育・処遇など人材育成に役立ち・・・その矯正と将来の赦免をも視野に入れたような内容なのですが、罪人が意見するなど以ての外の・・・それこそ死罪です。
で・・・文は、この「福堂策」をまたもや伊之助に託すのでした。
??やっぱり、男の人が中心のこの世の中、主人公は寅次郎⇒伊之助で良かったんじゃないの??って思ってしまいます。
わざわざ文を絡ませるのも・・・って感じがします。
テンポも悪いしね。。。
この書が伊之助⇒小五郎⇒そうせい公(毛利敬親)へ・・・
なんだか梅太郎がそうせい公に呼ばれわけわかんないうちに家で蟄居なのですが、獄を出ないと言い張る我儘な寅次郎。
でもって、何回も獄に足を運ぶという梅太郎に、怒りだす亀。
その通りだ!!寅次郎に振り回されて・・・!!
寿でも毎回怒ってんのに、嫁の亀はもっと怒りたいやろ・・・!!
と思いきや、獄にいる久子に対する嫉妬なんて・・・
なんだこの茶番は・・・??
獄のみんなも、「吉田殿は渡さん!!」なんて・・・オカシイやろ・・・の連発。。。
個人的には、ほんわかした学びではなくって、もっと侃々諤々の学びが見たかったんですけど・・・。
でもって・・・宿敵と思われていた椋梨藤太もあっさり出獄を認めちゃうの・・・??
良い人に変わるんだろうか・・・??
伊之助に、寅次郎という刀の鞘になるように言いつけるのでした。
??もっと、悪役じゃなかったんだ・・・。それとも、なんか含みがある・・・??
でもって・・・寅次郎の追い出しコンパ・・・ならぬ句会が行われ・・・
ほんわかムードの中、句によって追い出される寅次郎なのでした。
なんて良いムードなんだ・・・。
これじゃあ、獄を出たくはないわな・・・。
でもって・・・二十一回・・・こんな出方すんの・・・??
訳分らんやろ・・・。
『二十一回猛士』・・・これは、吉田松陰の号なんですが、獄中から兄宛の手紙で記しています。
これは、21回スゴイことをやる!!という意味なんですが、①脱藩②殿様への意見書③密航・・・なので、あと18回やるよ!!と、兄宛に手紙を送って・・・
兄からは、あと18回もやったら死んじゃうから止めてくれと、獄に手紙が届くのですが・・・
つまり、タイミング的に出獄するときではおかしいんですよね。。。
獄に繋がれている時に、悶々と考え、考え・・・出獄したくってたまんない方が、あってるような気がする・・・。
ま、とりあえず、伊之助のおかげで文がしゃしゃり出すぎない構成になっていて・・・。
”江”みたいに「そんな馬鹿な!!」って感じがそんなにしないですが・・・。
それでも、しゃしゃり出てます。。。それは、主人公だから。
とりあえず、なんだかんだと出獄しましたが、出獄できた理由もあんまありわかんないですね。。。
松陰先生は突っ走るので、白か黒!!って感じなので、もっと突き進み感というか、はっきりしてほしいなあなんて思いはたくさんありまして・・・。
でも、今夜解明されませんでしたね。。。日本一自由な塾の誕生秘話
これってジャンプの「ズシャア!!」な影の引き延ばし作戦に似ている・・・。
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