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GWを挟んで久しぶりの「花燃ゆ」更新です。


お話は前半のクライマックス・・・いよいよ松陰が江戸に送致となります。。。



玄瑞が萩に帰ってきました。
ホッとしたものの、寅次郎の一件で文は気が動転していて・・・
書物を探し出しました。
「兄上を元の姿に戻す本が、このどっかに・・・きっとあるはずです!!
旦那様となら、きっと見つかります!!」
違和感大有りの発言・・・


手元にある本を読んであの頭になったのですよ・・・たぶん。。。


戻ったばかりの玄瑞は、優しく一緒に探してくれます。
ここも違和感・・・。


現代風な対等夫婦に書かれているようなところが、違和感なのかなあ。。。


当時の夫は、こんなに優しかったんだろうか・・・
それとも、文の気がきつかったのかしら・・・


”吉田寅次郎御吟味の筋、これあり!!”
江戸からの召喚状が、長井雅樂によってもたらされました。
小田村伊之助も、周布政之助も、高杉晋作も・・・みんないろいろ頭をよぎります。


寅次郎の命・・・藩の行方・・・
兄・梅太郎によってこの事は、寅次郎の耳にも入りました。
どちらかというと・・・寅次郎は清々しいような気持に見えます。
「江戸送りの段、謹んで承りました。
ありがとうあんした。」
ひとつだけお願いがあるんですが・・・」
自分の肖像画を描いて欲しいという寅次郎。
まるでお別れのようじゃね・・・
と、杉家の女たちはまたもやお目出度い。。。


叔父上や父上は・・・その意味が解っているようで・・・
じたばたする文・・・寅兄の方が見苦しいという文。。。
そうか・・・??


ここら辺の脚本が、浅はか・・・??
「われらは・・・われらを生きねばならん・・・
たとえ・・・寅次郎を亡くしたとしても・・・」by百合之助
そうだよね・・・その意見の方がまっとうなんだと思う。
当時の武士の世界では、理不尽な死に方をした人なんてたくさんいたと思うのです。
寅次郎のように、老中暗殺なんかを考えているなんて・・・本人はもとより、藩もお取り潰しなんじゃないの・・・??って思うのです。
文一人がどうすることもできないし、その”じたばた”よりも、”いさぎいい”のが武士なんじゃないのかな・・・??
そして・・・あの肖像画が描かれるのでした。

野山獄では・・・心も決まったのか、江戸で幕府の者たちを前に、自分の意見を・・・思うところの全てを言えることの喜びに打ち震えている寅次郎・・・。
草莽崛起・・・思う存分主張できる・・・!!
家族のもとへ一度返してほしいと伊之助のもとに頼みに行く梅太郎と文・・・
でも、許してはもらえず・・・
でも、主人公・文と、野山獄の番・福川犀之助のおかげで帰ってきました。
文目線で書かれていますが・・・この事については、長州藩もほんと、心配だったようです。
だって、江戸に行って寅次郎が何を主張するのか・・・ドキドキ・・・そこが心配だったからです。
最悪の場合は・・・藩のお取り潰し・・・
長州藩としては、このままひっそり野山獄につないでおくのが一番いいと思っていたかもしれませんね。


兄・寅次郎を迎えに来たのは、兄を憎んでいた寿でした。
「旦那様の言いつけでございます。
杉家には、すでに知らせが行っております。
皆、首を長うして待っております。
兄上の妹であることが嫌でした。
兄上を誇りに思えと迫る父上も母上も叔父上も文も・・・何もかも大嫌いでした!!
・・・小田村に嫁がせてくれたんは、兄上でした。」by寿
お・・・良いですね、このシーン。。。寿。。。
自分の子供を兄・寅次郎に見せ・・・ここで別れるという。。。
いつも思っていたのですが、この寿の感情が普通だと思うのです。
きかん坊な兄・・・どむならな兄なんですから。。。


杉家に帰ってきた寅次郎・・・
家族との何気ない時を過ごす寅次郎がそこにはいました。

「長崎から帰った時も、脱藩してこっそり萩に戻った時も、こうして流してあげましたね。
・・・
今度はどねえな話を聞かせてくれるんだろうねえ・・・
江戸で流行の芝居の話やろうか。。。
粋じゃという火消の話・・・そうそう、女子の話もそろそろ聞きたいもんじゃねえ・・・
聞かせてくれますね。。。」
「・・・・・・・・・・・・はい・・・必ず・・・必ずお聞かせいたします。
それまでどうぞ・・・末永く達者で。。。」
本当は、涙、涙のお別れ感動シーンなんですけどね。。。
なんで泣けないんだろうか・・・滝さんのせいなんだろうか。。。


でもって・・・

「お話があります。。。」と、寅次郎を逃がそうとする文。。。
そうなることで、杉家や福川殿、ひいては徳川幕府に対する長州藩の立場・・・何にも考えていない文なんです。


これは・・・ちょっとねえ・・・


今風過ぎるというか・・・
当時は個人というよりも、もっと主君や家を大事にしたと思うんですよね・・・。


私が少女漫画が嫌いなのは、タイタニックみたいに、自分や恋人が助かる為に全てを正当化しているようなところなんです・・・。


どちらかというとこの時代、少年漫画のように大義名分のために戦って・・・
女性はそれに従っていたと思うのですが・・・私が男尊女卑過ぎるんだろうか・・・。


で・・・けっこう蚊帳の外だった玄瑞


そして・・・塾生が寅次郎を囲んでの講義が始まるのでした。
不安だ・・・寅次郎がいなくなって・・・どうやってこの作品の芯が・・・ぐだぐだになっちゃいそう


野山獄へ戻って・・・高須久子との別れ・・・
私は私でいられるじゃろうか・・・
ここが弱い寅次郎なので、一番人間らしかったかもしれません。
高須久子の事は同志??とも言われています。
なので、心を許せる人だったのかもしれませんね。


1858年5月25日・・・寅次郎が萩を立つ日は雨となりました。
寅次郎が移送中の画像と共に・・・??楽しくお食事中の杉家が・・・
早くね??と思いつつ・・・そうだ・・・あの杉家の違和感はここだったんだ・・・と確信しました。
そう・・・だれも泣かないし、取り乱さない・・・”せわあない”とニコニコ精神がおかしいんだ・・・!!
普通、息子が江戸送致なんかになったら、顔で笑っていても苦しんでもがいている風がもっと書かれてもいいのに・・・。


いつも笑っている仮面家族っぽいところだったんだ・・・。


「帰らじと
思ひさだめし旅なれば
ひとしほぬるる 涙松かな」by吉田松陰
そして・・・いよいよ井伊と対決です!!
ほんと・・・寅次郎が死んじゃったらどうなるんだろう・・・このドラマ。。。


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