日々徒然~歴史とニュース?社会科な時間~

大好きな歴史やニュースを紹介できたらいいなあ。 って、思っています。

タグ:周布政之助

長州の天皇征伐

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1864年6月・・・久坂玄瑞は長州藩の復権をかけて、兵を率いて京へ向かいました。
しかし・・・久坂たちも一枚岩ではなく・・・久坂VS来島の構図が出来てきていました。

その頃・・・周布政之助が野山獄によっぱらって侵入!!
晋作に恨み節~~~!!
これは史実です。

「お前だけは死なさん・・・
 吉田稔麿が死んだぞ・・・」by政之助

と、崩れ落ちるのでした。。。

で・・・稔麿の妹のもとへ、その事実を報告しに来たのは”文”でした。
なんで文やねん。。。と、思うのも、もう疲れてしまったような気もする・・・。

どうして兄上が殺されなければならなかったのか??
ふさや文にはわかんないみたい。。。
今で言えば政権にたてつくテロリストなわけで・・・。
この大河の文は、玄瑞から何も聞かされず、周りの人からいろいろ聞いて不信感を持つ・・・
みたいな展開のように思いますが、実際の文は、玄瑞からの手紙でいろんなことを知っていたようです。

なので・・・そんな風に描いてくれていたら、文も賢い女性に見られるし、もしこんな場面に立ち会っても説得力があると思うのですが、いつも情報は高杉雅や他の人からもらっているでしょう??
そこらへんが、賢い女には見えないんですよね。

「戦にはせん!!」と言った玄瑞を信じる文。。。

その頃玄瑞は・・・京にはいることすら敵わず・・・
来島隊は嵯峨・天龍寺、福原隊は伏見、そして玄瑞は山崎・宝積寺に足止めを食らっていました。

逸る来島に対して、鷹司の取次ぎを待って・・・あくまでも戦にしたくない玄瑞。。。

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長州とどうするのか?ことを、鷹司・近衛・西郷で話し合って・・・

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おお、近衛さん・・・悪そうで腹に一物有り??って感じに仕上がっていますが、その腹の内はいかに??

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西郷さんも対等に話してるんですが、一段下に座さなくていいのか??

いろいろ話して!!謀して!!なんて思っていたら、西郷さんは兵を薩摩に戻してしまっただとか言っているうちに・・・

場面は久坂玄瑞。
訪ねてきたのは幾松・・・。
なんで幾松??だし、そもそもみんな幾松って知ってる??
歴史ファン以外は知らないんじゃ・・・

知らない方は。。。
木戸孝允を命がけで支えた芸妓はこちら
ちなみに桂さんもこの大河では全く何者かさえも解らないので・・・こちら

歴史上はあげまんでカッコいい女、幾松。。。
でも、この大河では全く出てきていなかったのに・・・
あまり知らないというキャラを、ここで使うか・・・??
だって、そもそもこの幾松が来るってお話はフィクションのように思うのですが、間違ってます??

どうも辰路が身籠ったことを知らせにきたみたい。。。
いてもたってもいられず辰路に会いに行く玄瑞。
この場面みて思う・・・。
ご飯三杯の件、要らんやろう・・・。

おまけに、「京の町を・・・戦の炎で焼くことはせん」などと辰路に言う訳ですが・・・
文には帰ってくるといい、辰路には京の町を焼かないといい・・・
史実を見ると、このドラマの玄瑞はウソつきになっちゃうじゃないの・・・??
きっと女性が絡んできて、ラブラブっぽく約束するからこんなふうになるんだと思うの。。。
どんな場面でも、きっと女性は帰ってきて!!とか、死んだらアカンで!!というけれど、それを振り切って行くのが闘ういい漢(おとこ)だと思うのです。

で・・・話は萩へ・・・って、やっぱりこの大河、ブチブチ場面が変わってほんと、感情移入できなくなってきちゃいました。

なんと、この一大事に杉家でて、久坂家を構えると言い出した文。
きっと、何かしていないと・・・いてもたってもいられなかったのでしょう。
示唆するように割れる玄瑞の茶碗・・・。


入京のお許しの知らせは届きません。。。
陣中見舞いの米が来たと言っていますが・・・
これは事実、そんな京都の人もいたのです。
この頃・・・何が大変だったって、武器も武器ですが、兵を連れて行っているもんだから、兵糧の不足は深刻でした。
薩摩藩が帰ってしまった(↑)のも、いわゆる兵糧不足なのです。
文のおにぎりといい・・・米の事は詳しく書くのね。

でもって、文は椋梨様のお宅に・・・美鶴さまに家の紹介を乞いに行ったのですが・・・

「恥を知りなさい!!
 こんな状況で、よくもそんなずうずうしい頼みを・・・
 長州が今にも滅ぼうとしているこの時に、誰がその張本人たる久坂玄瑞に家など貸すものですか!?」by美鶴

「あの・・・それはどういう・・・」by文

「何も知らないのですか?
 哀れな・・・」by美鶴

で・・・いきなり伊之助の玄瑞への手紙を読む声で現在の状況・・・長州の立ち位置がわかるわけですが・・・

そうなんです。
この文さん、何も知らされていませんが、玄瑞は結構手紙を書いています。
”賢い女・文”を前面にださなければいけないのに、”何も知らされていない”では、本当に哀れでしかありません。


伊之助の手紙で分かったことは・・・
下関で久坂が砲撃したことで怒ったイギリス、フランス、アメリカ、オランダの四国連合艦隊が日本・・・長州に向かって海を進んでいたということ。
1か月ほどで、異国の軍艦が20隻も向かって来る!!というのです。
元徳様到着と共に、8千の武力を以って天子様への嘆願を!!
と考える玄瑞のことを、教えてくれる美鶴さま。。。
長州を絶体絶命に追い込んだ張本人は・・・久坂玄瑞である!!ということを親切に教えてくれるのです。

お・・・反論していますよ・・・文。
でも、この事実、今まで知らなかったんだよね??

さすがです、このシーン。
本当は、主人公をいじめる悪役なんでしょうが・・・美鶴さまは、”文菌”に侵されていないまっとうな人物であることが判明します。


家に帰ってくると、この椋梨家の全ての事を知っている杉家のみんななのでした。
もしかしてエスパー

美鶴さまに断られたものの・・・それでも久坂の家を決めてきた文。
もう、意固地になってるんでしょうね。

そんなこんなよりも・・・禁門の変に向けての覚悟をしてほしいと思うのは、私だけでしょうか・・・??

ついに・・・毛利元徳は京へと旅立ちます。
その頃京では・・・
長州が軍を以って天子様に嘆願を望むなどと・・・朝廷に対する不敬への至り・・・許せない!!
と、長州を討つという西郷がいました。
う~ん、ごもっとも!!
薩摩の兵・2万が京に登ってきました。

一橋慶喜は・・・長州兵を退去させなければ、征討令を発する!!との返事が返ってきました。
窮地に立たされる長州!!

そして・・・7月17日・長州軍の進退を決する軍議が、石清水八幡宮で行われたのです。
イケイケの来島又兵衛VS元徳&三条を待っての久坂玄瑞。

「何のために戦うんです??
 会津薩摩への私怨をはらす為か!?
 己の面目のためか!?
 我らが冤罪を解き、かつての勢力をとり返さんとするんは何のためか!?
 危機に瀕するこの国を守るためじゃ!
 ただひたすらに!!
 この国を一つにするために動くべきです!!」by玄瑞

「この卑怯者めが!!
 おまえに戦の何が解る!?医者坊主め!!
 そねに命が惜しければ、お前はここに残れ!!
 皆の者!!今こそ我らを愚弄する者を討ち取るぞ!!
 進撃じゃ~~~!!!」by又兵衛

う~ん、この期に及んで”何のために戦うんです??”って、カクンって、なったわ・・・
今まで政局を全くやって来ず、おにぎりにぎってきたもんだから、政治的な台詞・・・今更とってつけたように聞こえちゃうんですよ。。。
おまけに・・・ここでも文のカットが入って、来島又兵衛を止められなかったという勢いが衰える。。。


来島隊は嵯峨・天龍寺、福原隊は伏見、そして玄瑞は山崎・宝積寺・・・時間差で御所を目指すことになってしまった長州軍・・・。

玄瑞はまず鷹司邸をめざし・・・御所・蛤御門に最初に到着したのは来島隊だったのです。
お~~、会津の旗に萌えるわ
が・・・会津藩の人々も全く出てこないこの大河、何で戦っているのか全く解らず。。。
そう、八重の兄がいますよ。

ということで、禁門の変・前編が終わりました。
が・・・みなさんどうでしたか??

江戸時代の女の人は働く女性も多く、強かったといいます。
現代の女性のように。。。

歴史でクローズアップされるのは、戦国時代、幕末・・・
そんな戦う時代は、男性が強く輝く時代だと思います。
この時代はそんな戦う幕末なので、戦う男をカッコよく書いて欲しいなあ・・・命を賭けているんだから・・・
と思うのでした。


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なんと、”花燃ゆ”のTOPに、「英雄たちの選択~久坂玄瑞&禁門の変版~」の紹介が出ていますよ。。。
私、英雄たちの選択も、このブログで紹介していますが、あの番組・・・「幕末男子の育て方」を見る方は、カチコチ過ぎてみないような気がする。。。
私は歴史好きが集まっていて好きですけどね。

おまけに大奥編って・・・
長州藩なので”奥”というのが正しいのですが、”大奥”って付けば見るんじゃないか感が出ていて馬鹿にされているようです。。。

っと、余計なお話はここまでで・・・今回は何でこんな題なんでしょう?
「母になるために」です。

八月十八日の政変で・・・七卿落ち。
おまけに、玄瑞の浮気を告白されての今回です。

七卿のご飯を作るために女性たちはご飯を作っているので、奇兵隊のご飯を作ってほしいと女幹事・文に頼む前原一誠。

ちなみに、鳥羽伏見の戦いのときの兵糧は・・・
幕府軍はいわゆる昔からあるような煎った米や味噌、餅・・・忍者が袋から出してきそうなものでしたが、長州藩は最新の武器だったでしょう”パン”でした。
そんなパンを兵糧にした奇兵隊だったのですが・・・
おまけに、江戸じゃあるまいし、男女の比率はどこでも1対1じゃないの???
飯炊き女って・・・武家の女性がやるものではないでしょう??
文は必要でしょうか??


長州藩は。。。新発派と割拠派に分かれて喧嘩してます。
いきなり出てきたこの言葉・・・いつの間にそんな派に分かれたん・・・??
そこまでパカッと二つには分れてないと思うのですが・・・。

久米次郎を養子にもらいたいと、伊之助に申し出る玄瑞・・・。
そんな伊之助にまたもや愚痴る文。。。

新発か割拠か・・・そんなことを言っていたのかよく判んないんだけれども、晋作が「来島をどうにかしろ」と言われていたのは事実です。

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寿は久米次郎を養子に出すのは反対のよう・・・。

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お・・・なんと、文、三条実美と話してます・・・。
なんでも、お水か欲しかったのだとか・・・。
いや~、いくら緊急事態でも、この時代、公家が一般人と話すのは穢れだろう・・・??

で、京都で玄瑞が歩いていると・・・なんとも礼儀正しい沖田総司登場!!
名乗ってるよ・・・。


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で・・・ピンチに晋作&九一&稔麿登場!!まるで少年漫画のようです。
”ザシャア・・・”と、車田文字で紹介してください。

う~ん・・・何とも緊張感のない対峙です。
晋作さん、ホントなら、ピストルだした時点で、抜刀で総ちゃんに腕切り落とされてますよ。
っていうより、私の大好きな新選組は、名乗りもせずに暗闇で奇襲するはず・・・。
名乗ったからにはきっと晋作をほっとかなかったんじゃないかな・・・総ちゃん。
そんなショックの私を置いておいて、四天王はこれからの活躍に誓いを立てるのでした。


そして文は三条実美好物の八つ橋を作って披露するのだ。。。
そんなシーン・・・要らん。。。
そして、伊之助に玄瑞を愚痴るシーンも・・・

養子の事も、出してもらう伊之助に対して愚痴ることはないんじゃないの??
養子・・・死ぬかも??ってことを、文は心配しているのですが。。。
先日の入江九一も、自分が死んだ場合は弟が・・・とか、稔麿も妹に婿をとるように・・・とか、言いつけてましたよね。
武家としては、お家の存続が第一です。
そう、あの吉田家も、杉家から養子として寅次郎をもらって・・・そして先日は梅太郎の子にお家を復興させて喜んでいたじゃないの・・・??
それは、武家にとって普通の事だと思うんです。
なので、久米次郎を養子に・・・と考えるのは、普通の事だと思うのです。

そして・・・小田村夫妻に久米次郎をいただきたいとやってきた文・・・。
そこでもう一人の姉妹・艶についての話が・・・あくまで姉・千代については黙殺なんですね。。。
それとも知らないのか・・・??
ちなみに・・・この千代が松陰の手紙を大事にとっておいてくれていたのだそうです。
でもって、こちらの子も、吉田家の養子となっています。
そんなこんなもまったっく触れずの事なんですね・・・。

いろいろブーブーと書いてしまいましたが、だんだんと寿が良いキャラになってきましたね。
そう、古いかもしれませんが、それが江戸時代の・・・明治維新の女だと思うんですよね。

藩命で長崎に向かうことを言いつけられた伊之助。
それは高杉脱藩の責めを追っての事でした。
ちなみに晋作は、野山獄行き!!

そんな椋梨の考えを・・・また立ち聞きする文なのです。

立ち聞きあかんやろ・・・。
なんでそこにおるねん・・・。
ちなみに家族は、「そこはフィクションやから・・・」と言いますが、それではねえ・・・。

ほんと、NHKが出している”花燃ゆ”の人物相関図、よ~く見て見ました。
幕府側や朝廷側がすっぽり抜けています。
この時点で抜けているのはおかしいんじゃないの・・・??

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私のなかでの孝明天皇は、もちろん八重の桜のこの人のままです。


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「松陰、復活」??なんと、気になる副題ですが・・・。
こんなんでいいのか・・・??って思っちゃいますが、どうでしょう??

前回、長州藩を背負って立つ覚悟を見せた玄瑞・・・。
お蔭で、攘夷に方向転換しようとする長州藩なのですが・・・
ここら辺、今まで思想も分らないcheapな玄瑞とそんなに関わりのなさそうに見える周布様・・・
なんで藩存続の大事を、こんなにも簡単に変えてしまうのか・・・??
話が読めない私です。

実際の周布政之助は、財政再建、軍制改革、殖産興業・・・いろいろ改革派として頑張って、桂小五郎や高杉晋作を重用しています。
つまり・・・前回いきなり玄瑞が「長州藩を背負って立つ覚悟です!!」と、啖呵を切りましたが、そこに来るまでには、周布政之助とのパイプもしっかりしていたので・・・=いきなりの親密な関係ではないのです。

攘夷を殿に訴える周布政之助・・・そうせい候もそうせい候だし・・・破約攘夷へと舵を切ることになった長州藩なのでした。

でもって・・・久坂の謹慎も解かれます。
個人的にはこんなに簡単に、謹慎にしたり、解いたり・・・??ですが、そこらへんは藩が混乱していたからなのかなあ・・・。

晋作も上海から色んな意味で、お土産を持って帰ってきました。

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カバン・ハンカチ・鉄砲・・・
そう・・・藩に黙って軍艦一隻買って帰ってきたのです。

上海から帰ってきた晋作は、諸外国の脅威を感じているのか、攘夷!!攘夷!!攘夷!!と、そうせい候に進言しましたが・・・。
国内にいた玄瑞や稔麿とはちょっと考え方が違ってきたみたい。
足元を固めるべきか?攘夷を進めるべきか??
伊之助も攘夷に向けて発進したようです。

芸妓の辰路・・・長州藩士・久坂玄瑞が気になるようす・・・。

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辰路の仲立ちで三条実美に会えたようです。。。
三条実美の・・・口の中にあるおできを治してあげる玄瑞・・・。
さすが、医者・・・??

って、既にこんなふうに三条実美に接近できるなんて・・・それもまたなんでこうなったのか・・・。
ここら辺はごちゃごちゃして分りにくいので、もっと政治的に教えてほしいところです。
それとも、そんなこと気になるのはわたしだけ・・・??

伊之助は、玄瑞の”破約攘夷”を徹底させるために、長州領内・・・支藩を奔走中!!
しかし、なかなか受け入れてはもらえません。。。

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その頃・・・松下村塾では子供たちがお勉強をし始めていました。
そのお世話をする杉家の人々。。。
みんな、松陰の本を読みたいのだという。。。

兄の言葉をみんなに伝えることが。。。
兄が許されるということ・・・というけれど、そんな許されていない感、全くなかったんですけど。。。
伊之助も動いてくれたので、山鹿流吉田家再興が叶うことに。。。

藩士ひとりひとりに話し合いを設ける伊之助・・・

辰路・・・玄瑞に旦那様になってくれるように申し入れます・・・
勤王の志士のために!!と、名を挙げたいというのですが・・・。
甲斐性はないと断る玄瑞です・・・が、実際の玄瑞はモテモテです。

そんな辰路・・・芸妓ではなく普通の恰好をして、いつものお座敷へと・・・そこには長州を探る男がいました。
薩摩藩士かな・・・??
さすが京女、腹黒いわ~~~!!


おお・・・
もう、焼き討ちはじめようとしています。
さすがテロリスト!!
おまけに言いだしっぺは伊藤利助・・・そう、伊藤博文・・・初代内閣総理大臣なんですけど・・・。

計画が狂っているので気に入った晋作・・・。
賛成しかねると行かないという玄瑞に、絶対参加を強要する晋作です。

ここは、もっとカッコよくかけたんじゃないかと思っています。
少年漫画みたいにね。
だって、反発しあっていても心の底では信頼して繋がっている余韻を味わいたいのよ・・・。
なのに、叫んでばっかりのふたり。。。
もっと、ニヤッってしても良かったんじゃないかしら・・・??

本当はね・・・玄瑞は、無謀な計画を実行するよりも、同志団結し、藩を動かし、正々堂々と攘夷を実行したかったみたいで・・・
そこは危ないふたり・・・斬るか斬られるかの激論を交わしたのです。

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でも・・・そこはやっぱり絶対参加!!
玄瑞も寅次郎の亡霊に付きまとわれてるみたいで・・・結局参加。。。

ところで・・・井上門多は・・・??
この焼き討ち事件には、結構重要ポストとして居るはずなんですけど。。。
発案者は伊藤博文みたいな感じに描かれていましたが。
もしかして・・・松下村塾メンバーじゃないからドラマではハブられてんの・・・??

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遂に・・・藩命に反して・・・久坂玄瑞が江戸から京都にはいりました。
国家を論ずるために・・・!!

松下村塾も、激!激!!激!!ですが・・・よく考えると、彼等はやっぱり、テロリストです。
明治維新が、彼らの作った国なので、誤魔化されそうですが・・・
だって、当時の政府機関である江戸幕府を倒そうとしてるんだから・・・
国家転覆は、テロリストですよ。。。先生。。。

寅次郎のもとには、各国に散った塾生たちから手紙が・・・情報が送られていました。
安政5年8月・・・大老・井伊直弼は、勅許もなく日米修好通商条約を結んでしいました。
詳しくはこちら。

なんと、朝廷は、水戸藩にそれを咎める文を送ってしまったのです。
既に大混乱の幕府と朝廷。。。
ま、幕府が、ペリーがきた時に、諸藩にどうしたらいいのか意見を求めた時からこうなることは予想できたと思います。
今まで、トップダウンだった頂点の江戸幕府。
意見を求められた孝明天皇も、諸藩の大名も・・・
「え??意見、言っていいの??」と、意見し始めたんですよ。。。
つまり、幕府が他の者に意見を聞いた時点で、江戸幕府は終わりだったってこと。。。
反乱分子が止まらなくなってしまいました。

勅諚を水戸藩に送ったことで・・・ご政道に異議を唱えるものを一網打尽にし始めた幕府側。。。
それを実行に移す老中・間部詮勝。
安政の大獄の始まりでした。

間部詮勝・・・間部って、あの間部詮房から続いているんだって。。。
飛ばされても・・・幕府の中枢に返り咲いたのね。間部氏。

京都の梅田雲浜に会いに行った玄瑞達が襲われ・・・。
赤禰武人は雲浜とともに捕えられ、玄瑞の行方は解らなくなっていました。

「ことを成す時が来たということじゃ・・・!!」by寅次郎

なんか・・・OPだけで、いろいろやってほし事があっという間に終わっちゃいました。
で・・・おにぎり時間満載なんだろうか・・・??

すみの兄・入江九一・・・江戸に行っていた彼等もまた玄瑞の行方を知らず・・・
しかし、入り江に伝え聞いたその江戸の情勢に・・・藩を想って建白書を書きまくる寅次郎。
そして・・・伊之助もまた、幕府を正すべきだという意見書を書いていました。

登城するように命じられた百合之助と伊之助。。。
何かあれば・・・塾を閉める様に言い渡されたのでした。

江戸から戻った稔麿に、玄瑞の無事を聞き、安堵する文。
そんな文をよそに、捕まった雲浜先生を心配する玄瑞。

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寅次郎の建白書は、周布様によって握られ・・・殿の目には届いていませんでした。
今立たなくて、いつ立つのだ・・・!!
想いは同じ寅次郎と伊之助。。。
しかし、焦る寅次郎!!

塾生たちが集まって、稔麿の話を聞く中・・・
その話はエスカレート・・・!!江戸に行って来た組と、地元組ではちょっと温度差があるようです。

井伊を討つのは容易くない!!そう判断した寅次郎は・・・
遂に、井伊の命を受けて、京都にいる間部詮勝を暗殺しようと企てます!!
これってまさにテロだよね・・・。

「僕たちが動くしかない!!」by寅次郎

地元組は、間部詮勝の暗殺に一気に傾き・・・血判状を作成!!
志を同じくする者は・・・
無理強いはしません・・・
と言いつつも、反論できる雰囲気でもなく、次々に血判状に捺印していく塾生たち。。。
そこには・・・揺れ動いている吉田稔麿もいました。

藩の重役に血判状を出し、説得しようという稔麿。

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それを立ち聞きしてしまった文。。。
稔麿に口止めされてしまいますが・・・??

稔麿は・・・もともと身分が低く、子供のころから家計を支えて働いていました。
寅次郎の教えを受ける以前も、二度江戸での務めを経験していて、他の塾生達と比べて藩当局の組織事情に精通していたとおもわれます。
だからこそ、寅次郎の考えは甘い・・・と、悩んでいるのでしょう。

稔麿の妹・ふさ、九一の妹・すみ・・・兄たちの様子がおかしいと相談され・・・ますます悩む文。。。

重い重い血判状を懐に・・・周布を訪ねる稔麿。
死罪を覚悟で老中暗殺という血判状を差し出して・・・
裏切ることなく寅次郎に殉じようとする稔麿。

「もう・・・庇いきれん!!」by政之助。。。

周布の行動は当たり前で・・・お役御免となってしまった稔麿。
「これからどうやって母やふさを養って行けば・・・
 そんなこと・・・大義の前にはこんまいことか・・・」by稔麿

机上の空論を論じる寅次郎に、疑問を抱く稔麿がそこにはいました。
無茶な寅次郎を止められない塾生たち。。。

本当は・・・寅次郎自身が藩に対して・・・
「自ら同士達と共に脱藩上洛を敢行するから、暗殺のための大砲、鉄砲、弾薬爆弾等貸して!!」
と、申し出たようですがね・・・
良い感じに稔麿の揺れ動く心を表現してくれています。
もうついていけないから尊敬する師と袂を分かつ??と、稔麿が考えたのは本当です。


遂に・・・文の爆弾発言が・・・!!
父・兄・叔父の前で、間部暗殺計画を暴露してしまいました。

怒りに暴れ出す文之進!!
一家お取り潰しどころか、塾生たちの家族をも巻き込んで・・・
藩の存続にもかかわる大事件を起こそうとしていることに怒りますが・・・
言うことを聞かない寅次郎!!

そんな寅次郎を育てたのは自分だと、いつもは優しい父も、怒ります!!

「わしを殺してから行け!!
 許すことは出来ん!!
 寅次郎・・・!!
 父を殺せ・・・!!」by百合之助

刀を抜き・・・自分を殺せという父・・・。

その刀を素手で・・・梅兄・・・痛そう・・・。

「いっそ・・・いっそ・・・お前がおらんくなってくれたらと・・・
 そのようなことを、兄に思わせるな・・・!!」by梅太郎
 
おお!!梅兄、いい仕事してるわ・・・

「度重なる親不孝申しわけございません。
 じゃが・・・私には、親に背いても、主君に背いてでもやらねばならんことがあるんです!!」by寅次郎

なのに、寅次郎の心には響かないみたい・・・。

松下村塾は何をする場所なのか??
寅次郎に文が投げかけます。
「大事な学び舎じゃないんですか???」

寅次郎を一生懸命説得しようとする杉家の人たち・・・
そこへ伊之助も・・・

血判状を書かせたことで、弟子たちにどのような結果になるのか??
それを分らないようでは人の師たりえん!!
「お前は最早、先生と呼ばれるに値せん!」by伊之助

ということで、松下村塾の閉鎖を申し渡し、もう一つ・・・
「若者を先導した罪で、吉田寅次郎を今一度野山獄へつなぎます!!」

野山獄へつなごうと申し出たのは、なんと伊之助でした。
これも、走り続ける寅次郎を救うための、唯一の手段だったのでしょう。

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1858年・・・寅次郎の野山獄への投獄と共に・・・松下村塾は閉鎖されてしまったのです。
ここまで・・・1年足らずです。
この1年は、塾生たちには本当に密度の濃かった時間だったでしょう。
それは、これ以後、明治維新までを見れば歴然です。
が・・・このドラマでは、この1年間だけで明治維新を成し遂げるまでの布石になったのか??
なかなか寅次郎の思想というか、魅力が見えてこないのは私だけでしょうか・・・??

寅次郎の投獄に対して、顔を合わせることのできない稔麿・・・。
「僕は・・・先生の大義の為には死ねません。
 先生の大義はぼくには大きすぎます。
 もう・・・先生の教えを乞うことはありません。
 今まで・・・ありがとうございました。」by稔麿。。。

こんなことを言ってますが稔麿は・・・と、これは、瀬戸君に演じてもらいましょう。

松下村塾四天王・・・高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一・・・この4人のうち、この時萩にいたのは江戸から帰ってきていた稔麿と九一だけでした。
高杉と久坂は京都にいたのです。
稔麿は、本当に初期のころからの塾生で、寅次郎はすんごく可愛がっていました。
そんな稔麿に、全てがかかってしまった回でした。

ま、「井の中の蛙大海を知らず」と言っては、松陰先生に失礼ですが、杉家の一隅の小さな松下村塾からでは外でなにが起こっているのか・・・江戸や京都が見えていなかったのかもしれません。
ドラマでは、いきなりの投獄ですが、本当はそうではなく、藩では・・・
長井雅楽⇔周布政之助⇔吉田松陰・・・ということで、ふたりの間に挟まれたあ周布様は・・・とってもビミョーな立場にありました。

周布政之助も、玉木文之進も・・・みんなみんな、寅次郎が良い方向に進むように頑張ってくれた結果が、これなのです。

今回の大河ドラマ、あんまり視聴率良くないようですが・・・
最近は結構楽しく見られるようになってきました。

今までの幕末は男性目線だったので、斬って斬って斬りまくって!!
命を惜しむ姿なんか書かれていないわけですが・・・
当たり前ですが、今も昔も死ぬのは怖かったと思います。
女性目線で書かれているから結構現実的で・・・
「武士は食わねど高楊枝」的な考えはないですよね。
お腹を空かせた子供にご飯を食べさせたいだとか、将来が不安だとか・・・
女性目線だからこそ、この時代は結構怖い・・・そんな気がしてきました。

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椋梨藤太さん・・・”花燃ゆ”では内藤剛志さんが演じています。

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こんな人がいるの、みなさん知ってました??
私は完全な勉強不足でしたよ・・・。

内藤さんが演じているので、”重要な役”なんだなあ・・・って思いますが、ドラマでは今一つ対立構造が分りませんね。。。

で・・・対立しているのはこの人・周布政之助さんです。

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この二人が対立??って、その対立を最初っから見ていないのでよく判んないですが・・・。
幕末・維新と関係してくる対立です。
幕末の長州藩において、中川宇右衛門とともに保守佐幕派の代表的人物 ・・・
そう、松下村塾メンバーの前に、常に立ちはだかる椋梨藤太なのです。


戦国時代に遡ると・・・もともと椋梨家は、小早川氏庶流で・・・小早川隆景を小早川家の当主にするため、毛利元就に協力した小早川家重臣。隆景死後に毛利氏家臣となった椋梨氏の末裔になります。

1851年、46歳の時、密用方から政務座役に抜擢された椋梨藤太は、長州藩の重臣に加わり、幕末の長州藩において、中川宇右衛門とともに保守佐幕派の代表的人物です。

1553年にペリーが来航すると、わずか2年で職を罷免され・・・代わりに革新派の周布政之助が、長州藩の政務筆頭となります。
が、吉田松陰が密航に失敗して捕まると、その翌年1855年には周布政之助は罷免され、椋梨藤太が右筆に返り咲くのでした。
そう、こんな感じで政権交代・政権交代・・・殿が代わっていないので、お家騒動とまではいかないですが・・・。 
こんなバタバタしていた長州藩なのです。

よく考えると、バタバタと人が斃れていく長州藩にあって、最期まで保守佐幕派として貫き、頑固に生きる人です。

”花燃ゆ”も、主人公の杉文以外は、それこそバタバタと死んでいくので、この椋梨藤太を中心に長州藩を見てみるのも楽しいかもしれませんね。
あ・・・小田村伊之助も生きるか・・・??

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